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死んだ後の、その先を考えてみる。
2014年09月14日
8月の終わりに、シークワーサーが有名な大宜味村に出かけて
今年2度目となるシークワーサー狩りを楽しみ、
その翌日、自宅に戻ってきてから、瑞々しい大量の青切りシークワーサーを
はちみつ漬けにして、保存していました。
ふと、何の前触れもなく旅先で(今日まで青森にいます。)
「自宅に戻る頃には食べごろになっているかな。」と
沖縄の自宅に保管してあるシークワーサーの
はちみつ漬けのことを思い出しました。
はちみつ漬けにしてから2週間が過ぎ、そろそろ食べごろだと思うのです。
明日の朝一便で青森から大阪を経由して沖縄に戻る予定ですが、
あの瓶のふたを開けて、1つ味見をする時のことを想像すると
それだけで、なんだか嬉しくなります。
今回は約2週間の県外出張(+数日個人旅行)で
沖縄の自宅を離れていたので、
そろそろ沖縄が恋しくなってきているのでしょうか。
たとえば、ここでヘンな妄想力を働かせて
「もし今日、沖縄に戻る前に僕自身がポックリこの世を去ってしまったら・・・。」と仮定して
思いを馳せてみると、
それで後悔するのか、それとも悔いはないのか、
自分なりに感じてみました。
やはり僕はたとえ今日、ポックリあの世に行ってしまったとしても、
沖縄の自宅に楽しみにしていたシークワーサーのはちみつ漬けに
ご対面できなかったとしても、
もっと言えば、家族や心友にしっかり挨拶できずに死んでしまったとしても、
心の底から悔いがなく、あっさりとあの世に旅立ってしまうことでしょう。
その位、毎日、1日単位、もっと言えば、1時間、10分、1分1秒単位の
瞬間、瞬間の色々な選択の連続の中で、
「自分が後悔しなか、どうか。」を意識しながら生きています。
「今日は楽しみにしていた大切な食事会があるけれど、
心と身体が疲れている。お断りするのも申し訳ないが、
無理して参加するのと、心と身体を休めるのとどちらが幸せで
どちらが良いと感じるのか。」とか、
「おととい、昨日とずっと魚ばかり食べ続けているけれど、
やっぱり好きだから今日も魚にするのか、
それとも、そろそろお肉にするのか、どちらが心と身体が喜び、
どちらが幸せに感じるのか。」などの
本当に些細な日常の選択から、
「これでもう二度と会う機会がないかも知れない。」と感じる人たちと
しっかり悔いがないように、その日、その瞬間を大切にするのかなど
人は、毎日、何かしらの選択肢の中から、
自分なりのベストを自らの意志で選んで悔いがないように
生きていかなければいけません。
「もし今日明日までの命だとしたら!?」と発展的に捉えて
今に集中して生き抜く大切さについては、
随分昔からここ最近のブログに至るまでも何度もご紹介しているので
今回は、その先の話について触れたいと思います。
*「今日で死ぬと思えば。~有限を意識する生き方。~」
*「今の時間は、今だけではありません。」
*「明日が、ない。」
僕は基本的に、明日が普通に訪れるとは限らない・・・という意識で
毎日を生きています。
勿論、命は有限であって、人は必ず時期が来たら
然るべきタイミングであの世に旅立つものなので
誰もが、ほんの少しだけ、そのことを意識していたとしても、
「自分はまだ先のことだから。」とか「死を意識するなんて縁起でもない!」と
真っ向からそこと向き合うことを避けてしまう人たちが
まだまだ多いような気がします。
その一方、「終活」という言葉が取り沙汰されるようになり
随分、自分の死後のこと、たとえばお墓が必要かどうかとか、
お葬式のスタイルやその有無、
はたまた預金通帳のパスワードや、その後のお金の流れのことなどの
現実問題を、生前のうちにある程度やっておく人たちが
増えてきているのも事実で
これはこれで、とても喜ばしいことだと感じています。
身内の死や、そのお葬式の経験がある人なら
理解できることかと思いますが、
故人のためのその後の事務的な処理や、遺品整理は
何もやってこなかった人であればあるほど、
それを処理していく遺族たちが大変な苦労をすることになります。
僕自身も父がそのタイプで、
負の遺産ばかりを置いて、あの世に旅立ってしまったので、
それはそれはもう、事務的な手続きや処理、
どこにあるのか分からない色々な書類と遺品の整理で
心身共に疲れ果てて、ようやくその処理に目処がついたのが
半年を過ぎたあたりでした。
このとき、「僕は絶対、父のように、残された人たちに迷惑をかけるような
亡くなり方だけはしないように生きよう。」と
これまで以上に強く感じて、現在に至っています。
僕は現在38歳。
世間的には、死を意識するのはまだ早い年齢と言われていますが、
僕だって、いつ、どこで、どのようなあの世への旅立ち方をするのかなんて
自分自身でも分かりませんから、
既に自分が死んだ後、残された人たちが同じような苦労をしないために
全て亡くなったあとのリストを作成しています。
「葬式、仏壇、位牌は必要ない。
葬儀が必要なら、お金も時間も手間もかからない直葬で。」
「預金通帳は、○○に保管。パスワードはこれ。
その使い方の内訳は○○。」
「クレジットカードや保険会社は、ここに連絡を。」
「亡くなった後に連絡する人たちの名簿は、これ。」
とりあえず最低限、考えられる限りの現時点での終活は、
リストを作成して保管しているので大丈夫です。
そして、自宅の家のものについては、
誰もが簡単に後始末できるように、
そこまで物は多くないのですが、いつでも死ぬための準備は万端なほどシンプル。
思い出の品も、ほとんどありませんし、死んだら捨ててもらって構いません。
こういう本人の意思確認、リストがあるのとないのとでは
やはり、残された側の負担が全く違ってきます。
たとえ、遺族側が、そのリスト通りに行なわなかったとしても、
僕としては、生前出来る限りのことをやって旅立っているので
その後のことは、その後の人たちに任せて、
気にすることなく、さっさとあの世に旅立つことだと思います。
死んだあとのために、生きているうちから
なるべく物を残さない、手続きを簡素にしておく・・・。
こういう生き方をしている人は、
いつ、どこで、どんな亡くなり方をしたとしても、
やはり魂の浄化はスムーズです。
その逆で、そういうことを全く考えず、
生きたいように刹那的に生きて、亡くなった後も
色々な負の遺産で、周囲の人たちに迷惑をかけてしまう人というのは、
いつ、どこで、どんな亡くなり方をしたとしても、
やはり魂の浄化はスムーズではありません。
生前の生き方そのものが、
死後の世界にそっくりそのまま反映されるからです。
要するに成仏したけりゃ、浄化したけりゃ、
死後、霊的世界に歓迎されたければ、
今のうちから、若いうちから、常にあの世にお邪魔してもいいような
日常生活を心がけておかなければいけませんし、
そういう生き方を示しているだけで、
既に亡くなっている故人の魂の浄化を促す一番の特効薬でもあります。
「あぁ、この人たちは、まだ生きているにも関わらず、
しっかりとあの世に向う準備をして、
しかも、今という時間だけをしっかり意識して
キラキラ輝いて生きている。
それに比べて、自分は過去に負の遺産を残し、
周囲に迷惑をかけて、なんて情けない生き方をしているんだ。
早く魂の浄化のための勉強をしていかないと・・・。」
この世に後悔や未練や執着、
膨大な負の遺産などを残した中途半端な状態で、
まだ完全に浄化しきれていない魂たちは、
この世で常に清々しい生き方をする人たちの姿、エネルギーに
触発され、励まされる側面が大きいのです。
だからこそ、この世で生きている側は、
命が続く限り、前を向いて、一瞬一瞬を大切に生きていかなければいけません。
そこに仏壇位牌を守るとか、葬式は豪華に・・・とか、
そういったこの世的なちっぽけな習慣、ちっぽけな枠なんてどうでもよくて、
そんなことを大切にするよりも、
もっと日常生活の意識の持ち方、捉え方、生き方を変えていったほうが
よっぽど、残念な亡くなり方をした故人や、
常日頃から見守って下さる霊的世界のエネルギーたちは
喜んで下さるものです。
仏壇位牌は必要ない・・・と表現する度に、
特に沖縄の一部のアンチたちが大暴れして
「そんなデタラメなことは言うな!」とヒステリックになるのですが、
こういう人たちも、やがて寿命が来て、
死ねば、その真実が全て理解できることでしょう。
この世で、悔いがないように生き抜く、終活が出来ている人と、
そうではない人では、あの世に旅立った後でも
大きな差が出てくるということを、
ほんの少しでも、今のうちから意識しておけば、
今、生きているうちに、後悔のしない言動、立ち居振る舞い、
仕事の仕方、人付き合い、人生そのものを実践しておくことが
いかに本人にとっての幸せに繋がっていくのか
それさえ感じることが出来れば、あとは寿命の限り、
与えられた環境の中で、しっかり、
その瞬間瞬間を生きていく積み重ねだけで十分です。
投げやりな気持ちや、勘違い、逃げの気持ちから来る
「もう、いつ死んでもいい。」という残念な生き方ではなく、
心の底から清々しく、やれることは毎日、悔いなくやっているからこそ、
「もう、いつ死んでも大丈夫。」という発展的な生き方では、
その後の世界でも雲泥の差が出てくるものです。
どちらを選んで生きているのか、
はたまた選びたいのかは、全て本人次第です。
旅先で、ふと、そのようなことを考えながら、
今という時間に向き合えた、貴重な経験でした。
もし、明日という時間があれば、
僕は沖縄の自宅に戻ってシークワーサーのはちみつ漬けを
美味しそうに味見していることでしょう(笑)
その瞬間を楽しみに、今の時間も全力で楽しみたいと思っています。
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Posted by 山野本竜規 at 08:12
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