山野本竜規の続・ナカトリモチ日記
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旅は人生そのもの。人生は旅そのもの。

2014年02月27日

旅は人生そのもの。人生は旅そのもの。昨日、ブラジルからポルトガルの首都・リスボンに
再び戻ってきて丸1日が経ちました。

あれだけ目まぐるしくて、アドレナリンを放出しまくって
気を張りながら過ごしていたブラジル滞在が
遠い昔のように、穏やかで落ち着いた時間と空間の中で
今回の旅の振り返りをしている自分がいます。

極端な例えかも知れませんが、僕が8日間、特別な用事のため
普段は足が向かないであろう日本一の繁華街、
新宿・歌舞伎町のど真ん中で過ごして、そこで暮らす人たちと交流を持ったあと、
僕が大好きな静かで落ち着く伊勢や奈良の街、
また沖縄の南部あたりに戻ってきて
心からリラックスして過ごすような感覚でしょうか。

そのくらい、時間の流れ方も、感覚も、全てが正反対で
まさに静と動と表現したくなるほど全く違います。

人間には思いきり脳みそをフル稼働させて
とにかく動いて前に進む活動的な部分と、
じっくり立ち止まって、ゆっくり考え、感じて
物事を客観的に見つめるような非活動的な部分の両方を
誰もが兼ね備えているもので、
それは、人によっても、年齢によっても、人生のそれぞれの時期によっても、
どちら側に傾倒するのかは変わってくるものです。

僕の場合、基本的な性格、人生の方向性は
完全に後者のほうで、あまり激し過ぎない、
穏やかなものや雰囲気、エネルギーを好む傾向にありますし、
それが一番、自分にしっくり、ぴったり合っているので
こういう基本的な下地というか、素材というか、身の丈を分かっていれば
無理をし過ぎずに、色々なものを楽しめると思います。

今回の旅で言えば、僕のエネルギー、人生と
ピッタリマッチしているのはポルトガル。

そして、僕の普段の行動範囲、常識の範疇を超える
予想外のことばかりが起こるような、
人生の活性剤のような役割になっているのが、ブラジル。

僕にとっては、どちらの雰囲気、
エネルギーも過不足なく必要な部分です。

人と人は常にお互いに足りないところ、専門分野外のところを
補い合いながら、刺激し合いながら、
この世で与えられた寿命の限り、成長し続けることが出来るものだと思います。

だから、僕には、その両方の経験が必要です。

そして有り難いことに、僕が自分なりにそういう意識を持って
日々の生活を送っている心の基礎、日々の生活の目印、
人生の基準が明確にあるからこそ、
僕の周囲には、根本にある心の方向性は同じだけれど、
不思議と、過不足なく、それぞれの分野、それぞれの人生で
全く素材の違った人たちがいてくれて、僕の人生を支えて下さっています。

だから、旅というのは、ただ観光をして、土地のものを食べて、
「楽しかった、嬉しかった。」で終わりではなく、
普段は意識しづらい、内面の深い深い部分に
自分の意識が向くチャンスが多い、心の旅、人生の旅でもあるということを、
旅をすることの大切さ、面白さ、喜びを、
理解してもらえる人に、しっかりとお伝えしていきたいな・・・と思っています。

旅は人生そのもの。人生は旅そのもの。 旅は人生そのもの。人生は旅そのもの。

ポルトガルは、ヨーロッパの中でも屈指の治安の良さと物価の安さ、
人の穏やかさと食べ物の美味しさが何よりの魅力で
一度、ポルトガルを訪れた人は、その良さにハマってしまう・・・と
ポルトガルを旅した知り合いの何人かから聞いたことがありましたが、
僕の場合は、まさに、その1人となりました。

今回、2回目のブラジル行きにあたって、乗り継ぎ国をどこにするのか決める時点で、
「まだ行ったことがない国に行ってみよう・・・」ということで
初めてのポルトガル訪問となりましたが、
ここまで全ての感覚がピッタリ合う国には、
そう滅多に出会えるものではありません。

次回、またブラジルに行く機会があるときは、迷わず、
このポルトガル→ブラジルルートを選ぶと思います。

旅は人生そのもの。人生は旅そのもの。

現地時間の昨日の昼前にリスボン空港に到着して、
ブラジル訪問直前に宿泊していたホテルの感じが良かったので
また同じところを予約し、とりあえずホテルまで向いました。

チェックイン時間までは、まだ4時間ほどあったので荷物だけ預けようとしたら
感じの良いフロントマンが、
「あっ、あなたこの前泊まっていた人ですよね。ようこそ、お帰りなさい。」と
快く出迎えてくれて、なんと午前11時前にも関わらず、
「部屋は用意出来ています。こっそり、お入り下さいね。」と
とびっきりの笑顔で鍵を渡してくれて、すぐにチェックインさせてもらえたのです。

このホテル、とてもこじんまりとした小さなホテルで、
フロントの受付スタッフも4人くらいが交代で行なっていますが
1人は無愛想で横柄で意地悪そうな太った親父、
あとのスタッフは若手で、皆、愛想が良くて抜群に接客が良かったので
「あの無愛想な親父に当たりませんように。」と思っていたら、
本当に運良く、その時間帯は、若手スタッフだったので、
今回、このようにかなり早めのチェックインをさせてもらえた・・・という次第です。

1人の親父だけを除けば、全てが快適で値段も安いホテルなので
次回のポルトガル訪問の際も、この宿のリピート決定です。

いつも感じることなのですが、タクシーの運転手にしても、
宿のフロントにしても、食堂の接客や味の善し悪しにしても、
こればかりは、こちらがいくら身構えていたところで、
その時のタイミングというか、運というか、
こちら側の意思では、どうすることも出来ない
一期一会があるように感じています。

勿論、人生と同じように、こういったちょっとした出会いも
良いときも、悪いときも、どちらも、まんべんなく用意されています。

特に旅では、それが顕著に表れてきやすいのですが、
こういった見えない流れを、なすがまま全て受け止めながら、
自分なりの楽しみや喜びを見出していく過程は、
やはり、人生そのもの、その縮図のように思えてなりません。

去年9月のヨーロッパ滞在では、そういった意味で
悪い流れが立て続けに起きた旅で、それはそれで良し、
心の中に残る旅となりましたし、
今回の場合は、ポルトガル、ブラジル、その両方で
恐ろしいくらい、良い流れ、出会いばかりなので
「ほんっと、人生って、良い時も、悪い時もあるものなんだな。
だから、良い時はしっかり喜びを味わい、感謝の気持ちを忘れず、
悪い時は、淡々とそこと向き合いながら、そこから出来る限りの楽しみや
喜び、学びを見出していこう。」と旅を重ねる度に、毎回、素直にそう思えるのです。

旅は人生そのもの。人生は旅そのもの。 旅は人生そのもの。人生は旅そのもの。

チェックイン後、すぐに街に繰り出し、ちょうどお昼時だったので
ぷらぷら歩いて、人が賑わっていそうなお店にふらりと入りました。

ブラジルの食文化は基本はお肉、そして味付けは
激甘か激濃の塩っけたっぷりの食事なので
(気候や風土の関係で、自然とそのような食習慣になります。)
僕たち日本人は、慣れるまで時間がかかるのですが、
ポルトガルでは、そのような無理は一切しなくて済みます。

ブラジルから、再びリスボンに戻ってきて、
その辺の食堂にふらっと立ち寄って注文したのは、
やはり、「とりあえず、SOPA(ソッパ)」でした。

SOPA、すなわち何の変哲もないスープなのですが、
どこで食べても、格段に美味しくて、繊細で、どこまでも身体に優しい味なのです。
今回戴いたSOPAは、約130円。

野菜スープで、白菜、にんじん、ひよこまめなど、
野菜の甘さだけで出汁をとっているのですが、味がしっかりしていて、ついつい、
2杯目を注文しそうになったほどの美味しさでした。

そして、ポルトガルの国民食と言っても過言ではない、バカリャウ(塩干ししたタラ)料理。

小さな食堂だったので、「バカリャウ料理のお任せで。」とお願いしたら、
バカリャウがたっぷり入ったチーズリゾットのようなものが出てきました。

これが、また絶妙な味付けで、塩辛いか脂っこいかと思いきや、
とてもあっさりしていて、魚の旨みが全体に染みていて
最高に美味しかったのです。
まさに、心と身体が両方喜ぶような美味しさでした。

写真では小さく見えますが、お皿も大きくて女性だったら2人前の量です。
これで約600円。ランチ代は全部で約730円ほど。

これだけの量で、味付けも繊細で美味しくて、この値段ですから
今後、僕がポルトガルのリピーターになることは必至ですね。

旅は人生そのもの。人生は旅そのもの。 旅は人生そのもの。人生は旅そのもの。

旅は人生そのもの。人生は旅そのもの。 旅は人生そのもの。人生は旅そのもの。

ちなみに、ポルトガルはエッグタルトや金平糖、カステラの原点となるものなど
スウィーツ大国としても知られています。

しかも、この甘さの塩梅も、日本人とピッタリ合う、程よい甘さなのです。

ブラジルで、一度だけ怖いもの見たさのような感覚で
見た目はそれほど甘そうではないケーキを皆で食べてみたのですが、
どれも本当に激甘で、ただでさえ甘いケーキに、
更にはちみつと白砂糖をたっぷりかけたような
とても食べられたものではないほどの甘さだったので、
僕はブラジルでケーキやスウィーツは、今後、あまり食べないと思います。
(ブラジル人は平気で美味しそうに食べていました。)

これも良い思い出になり、あれほど口の中と脳みそまでが
甘くなってしまうような甘さは、なかなか体験できないので
経験としては良かったと思います。

まっ、その他の欧米でも似たり寄ったりの激甘なのですが、
ポルトガルのスウィーツは、とても上質で品の良い甘さですので
スウィーツ大好きな人であれば、それを目的に訪れても楽しい国だと思います。

ポルトガルの食文化の1つで、食事はランチにしても、ディナーにしても
ゆっくり時間をかけて戴き、食べ終わると、
必ずコーヒーか紅茶、そして1口サイズのスウィーツを注文する人が多くて
僕も、この流れに乗ってみることにしました。

ちなみにコーヒーや紅茶は1杯60円ほど、
スウィーツもエッグタルト1つで80円ほどなので、気軽に注文することが出来ます。

写真は、多分、ヨーロッパ中で展開しているチェーン店だと思いますが、
ポルトガル人にも人気なジェラートやクレープが有名なお店。

面白いのが、アイスクリームは、許容範囲であれば
何種類の味でもコーンやカップの上に載せることが出来て
僕も4種類の味をお願いしたのですが、
(日本人の感覚だと多いほうだと思いますが。)
「たった4種類でいいんですか?」と逆に店員さんに驚かれたほど
ここでは、一度に数多くの種類を楽しむのが流儀のようです。

甘さもちょうど良く、食事のあとにピッタリの美味しさでした。

旅は人生そのもの。人生は旅そのもの。 旅は人生そのもの。人生は旅そのもの。

リスボン名物のトラムには、地元の悪ガキ、
いやいやっ、活発な子供たちが車外にしがみついて無銭乗車をしているのを
時々見かけますが、とてもおおらかな国なので、
運転手も、何も注意はしませんし、乗客たちも皆、微笑ましくその光景を眺めていました。

しかも、この子供たち、マナーが抜群に良くて、
乗客が降りる時は、律儀に出口をしっかりあけて
降りる人たちに「さようなら。」と笑顔で挨拶をして、
またトラムが発車すると、ピョンと飛び乗って目的地まで向う・・・という
なんとも、ほのぼのとした感じでした。

このような感じで、現在、リスボンで間逆の生活だった
ブラジルとのバランスを整えている段階です。

明日には、いよいよ日本に帰国しますが、
リスボン滞在最終日に、偶然の一致というか、
とても素晴らしいエネルギーの流れを持つスポットを発見したので
明日、詳しくその場所をご紹介したいと思っています。

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Posted by 山野本竜規 at 08:05 │旅行