山野本竜規の続・ナカトリモチ日記
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見て見ぬふりをする人が一番卑怯ですよ。

2016年07月14日

見て見ぬふりをする人が一番卑怯ですよ。ここ3日間ほど投資詐欺関連のことを
集中して調べ上げたり、検証したりする時間が多かったため、
沖縄特有の外の空の青さ、緑のイキイキした自然に触れると
思いっ切りリフレッシュできて、気持ちもスッキリ。

誰でも同じだと思うのですが、例え一定期間であったとしても
ネガティブな事象に関わるということは気が重くなるものです。

僕の場合、4日前の月曜日に沖縄の友人たちから、
以前、一定期間付き合いがあった人物が、怪しい投資詐欺に加担している事実を知らされ、
そこから徹底的にその投資を呼び掛けている組織が健全なものなのか、
それとも違法行為をしている団体なのかなどを調査、検証してみると、
「このままでは、横のつながりが濃密な沖縄ではもっと被害が拡大しそうだな。」と判断。

だからこそ、この3日間は、かなり重い内容だったかも知れませんが、
この投資詐欺グループの勧誘の手口などについてや、
ずっと投資詐欺に加担するということが、どのような罪、社会的制裁を受けることになるのか・・・
などについて重点的にブログでお伝えする流れになりました。

*「詐欺が犯罪である所以。~沖縄で流行している投資詐欺の続き~」
*「沖縄の皆さん、投資詐欺にご用心!」
*「落ちるところまで落ちてしまう人生にならないために。」

ちなみに僕は基本的にアホですが、
今のところ投資詐欺話にまんまとひっかかり洗脳され、その詐欺の片棒を担ぎ
周囲の人たちに迷惑をかけるような救いようのない馬鹿ではないと自負しているので(笑)、
自分が実名で、公のブログを通してこの投資詐欺について注意喚起をしているということが
何を意味するのか、どのようなリスクがあるのかも十分承知の上で
そのブログ更新をしております。

そもそも詐欺行為を働く集団というものは、まっとうな感覚を持ち合わせていない人間が多いため、
もし、その詐欺集団の幹部や関係者がこのブログを読んだとしたら、
何かしらの嫌がらせや、圧力をかけてくることだって十分有り得ることです。

だから多くの人たちは、このような詐欺行為を身近で見聞きしたとしても、
自分自身が嫌われるのを恐れて、自分や周囲の人たちに害が及ぶのを恐れて、
はたまた、それらのリスク自体を恐れて
自ら動いて警察や金融庁、国民生活センターなどに通報するようなことはせず、
「放っておこう」と、ただ見て見ぬふりをするだけで終わる人たちがほとんどだと思います。

ですが、その見て見ぬふりをする行為そのものが、
次の詐欺被害者を増やすキッカケになっていることも事実であり、
これはイジメられている人を「自分もイジメられるかも知れないから」と見過ごし、
結果的に、日和見主義でイジメに加担している側にまわるのと全く同じ行為だということを
忘れてはいけないと思います。

特に横の人間関係の繋がりが強すぎる沖縄という狭いコミュニティでは、
噂は悪ければ悪いほどすぐに広まるものですし、
悪い意味で、「あの人とあの人は知り合い」という道を歩けば知り合いだらけ・・・という
独特な社会が構成されているため、
たとえ自分の知り合いが怪しい詐欺に加担していると分かっていたとしても、
見て見ぬふりをして本人に何も言わない、然るべき機関に通報する手間を省く、
また何かしらのアクションを起こさないほうが無難・・・と判断して、
馴れ合いで終わらせる場合がほとんど。

離婚の原因が旦那の度重なる浮気なのに、
その旦那の家族たちは元嫁に対し、「周囲の世間体、親戚付き合いもあるから、
どうか、この子の浮気が原因で離婚したとは言わないでくれ。」と頼み込む
馬鹿親、馬鹿家族が多く、これはまさに、このようないびつな形の
横社会がまかり通っているが故の弊害でもあります。

だからこそ、いつまで経っても毒キノコのように次から次へと生えてくる
今回の投資詐欺のような勧誘や、怪しい新興宗教、子宮教のような陳腐な思想が
あちこちで蔓延しても、周囲を気にして「NO!」を強く発する人が表れず、
あちこちでその被害が出てしまうのです。

毒キノコの存在自体はとても悪いのですが、だからと言って、
それだけが悪いのではなく、それを見過ごす狡賢い1人1人の心、社会が悪いのも事実です。

もう一度、このブログをご覧になっている皆さんに問いかけたいのですが、
子供の頃に、しっかりと習いませんでしたか?

「間違ったこと、人を騙すような真似はしてはいけません。」と。

それを「自分にも何かしらのリスク、影響があるかも知れないから。」と
見て見ぬふりをするのは、間違ったこと、人を騙すような行為に加担しているのと
全く同じだということを理解している人たちはどのくらい存在するのでしょうか。

勿論、とても強面で今にでも暴力を振るいそうな集団がいた場合、
そこに1人で立ち向かえば、すぐにボコボコにされて命を落としてしまうことだってありますから、
これはただの無鉄砲ですが、
こっそり遠くから警察に通報するとか、こっそり周囲の人たちの助けを呼ぶとか、
その証拠映像、音声を録音するとか、
それらを目撃した人たちが、自分なりに出来る行動が必ずあるはずなのです。

集団でイジメられている人を、その場で直接救う勇気、
イジメっ子たちに立ち向かう勇気や腕力がなければ、
こっそり動画を撮影する、録音する証拠を取ることくらいは出来ますし、
匿名だったとしても周囲の大人を呼ぶことくらい誰でも出来ます。

またいくら訴えても理解ある大人が周囲にいないのであれば、
気がふれた演技をして、警察署前で1人でわめき散らせば、
必ず警察の人が保護してくれるはずです。

その時に「実はこれこれこういうことがありまして。」とイジメの相談をすることだって
出来るはずであり、
いかようにでも、自分なりに出来る「正」との向き合い方があるはずなのです。

何度でもお伝えするように、一番卑怯なのは、
そうやって自分なりの「正」を示す行動が出来るはずなのに、
面倒だから、関わりたくないから、リスクを背負いたくないから・・・と
見て見ぬふりをする行為です。

今回の投資詐欺に関わっている連中のことに関しても、
もし周囲でそのような輩がいたとしたら、直接本人に言わなかったとしても、
こっそり警察や国民生活センターに通報することは出来ます。

また、「○○が、こういう怪しい投資詐欺に関わっているから声かけられても
絶対にその話に乗っちゃダメだよ。」と
自ら付き合いがある大切な人たちに、その事実を伝え注意喚起をするることだって出来ます。

ただ見て見ぬふりをするのが一番厄介で、
自ら危ういリスクを負う必要もありませんが、せめてもう一歩の行動、
自分なりに出来る被害拡大阻止の方法が必ずあるはずなのです。

だから、あなたなりに出来る、もう一歩、もう一声が、
どれだけ次の被害者を出させないために素晴らしい行動なのか、
「自分なんかが1人動いたところで何も変わらない。」と諦めるのではなく、
その1人の勇気ある小さな一歩、もう一声、行動こそが、
多くの心ある人たちを救うキッカケになることだけは絶対に忘れてはいけないと思うのです。

悪いことをしている人たちに面と向かって、「それは間違っています。」と言っても
相手はそれが正しいと思ってやっていることなので聞き入れてはくれませんし、
逆ギレされたり、時には復讐されてしまうような世知辛さもありますが、これが普通だと思います。

怪しい新興宗教やネットワークビジネスにハマっている人や、
今回のように本当に怪しい投資詐欺の片棒を担いでいる馬鹿などは
完全にマインドコントロールされているために、
「自分は世のため、人のため、自分の子供や家族のために、
とても正しいことをやっているのに何故、批判されなければいけないんだ。」程度にしか思っておらず、
本人が相当痛い目に遭うか、ほとぼりが冷めるまで周囲の聞く耳は一切持ちません。

だからと言って最初から何の衝突もしない、穏便に過ごしたい・・・とするのは
本当に意気地なしの卑怯者がすることで、
あなたなりの相手との向き合い方、誠意の示し方、「正」の在り方、行動の移し方が
必ずあるということを忘れてはいけません。

僕も今回の投資詐欺の件に関しては、僕自身にその投資話が持ちかけられた訳でもありませんから
その詐欺の片棒を担いでいる馬鹿野郎に関しては
別にそのまま「へぇ~馬鹿だね。そのうち痛い目に遭って反省でもしやがれ。」程度しか思いません。

全て自業自得ですから。

ですが、ここで見過ごすことによって、もっと多くの被害者が出てしまう恐れがあり、
「それだったら、ある一定数の方がブログを毎日ご覧下さっているので、
その注意喚起をする目的で、自分なりの正の示し方が出来れば。」と思い、
報道記者時代の取材経験を活かして、このように数日間のブログにまとめた次第です。

別にこれが仕事になる訳でもないし、重い内容ばかりなので気分も滅入りますし、
腹も立ちますし、これが僕の仕事に繋がる訳でもなく、
むしろ詐欺集団から何かしらの圧力をかけられる恐れもある、
そのリスクを負ってまで骨折り損のようなことをするのも馬鹿らしいとさえ思いますが、
1人の心ある人間として、
これが僕なりの、僕に出来る正の示し方であり、労力のかかるもう一歩、
次の行動でもあるのです。

何故、自らのプライベートな時間を費やしてまで、仕事にもならない
ネガティブな投資詐欺集団とその馬鹿どもについてリサーチしなければいけないのか、
普通に考えればただの骨折り損、
「そんなこと見て見ぬふりをしてりゃいいじゃない。」と思うのが
この世の7割の日和見主義の卑怯な人たちの意見かも知れませんが、
僕にはこれが出来ませんし、これが僕なりの生き方そのものです。

今、投資詐欺の片棒を担いでいる馬鹿は、これを「執着」と解釈しているようですが、
僕は自ら絶縁した馬鹿に対して執着することは一切ありませんし、
むしろ、その馬鹿が色々な人たちに迷惑をかけていること、
そしてそこで被害が拡大することは、全てにおいてよくないな・・・と自ら判断したので
このように3日間、詐欺に対して注意喚起をするブログを更新してきました。

僕が出来るのはここまでで、あとは皆さんの勇気あるもう一歩の行動、
判断に全てお任せ致します。

沖縄では良くも悪くも馴れ合いが多く、見て見ぬふりをする人たちが多いのも事実です。

ですが、ダメなものはダメ、間違っていることは間違っている。
その逆で良いものは良いし、正しいことは正しい。

心ある人として、まっとうにそのことを周囲に示していける勇気ある人たちは
少ないものですが、僕はどこにいようが、このような人たちが大好きですし、
これからも、この基本的な部分を大切に、自分自身の人生を歩んでいきたいと思っています。

投資詐欺が正しいという人なんて誰一人存在しません。
間違っていることに気付いているのであれば、それをやっている人が周囲にいるのであれば、
あなたなりの「正」の示し方、勇気ある次の一歩の行動を起こして下さい。

その行動に結果が伴うのか、それとも別の流れになるのかは
次にどうなるのか時間が経たないことには分かりませんが、
少なくとも自分の正しさを裏切らない、自分自身の生き方をしっかり守り通した・・・という
立派な経験の履歴書は、あなたの心にしっかりと刻み込まれているものです。

投資詐欺の片棒を担いでいる馬鹿は、確か沖縄のご先祖様信仰が大好きで
常に沖縄の心を守り、後世に受け継いでいく・・・的な発想が好きだったと記憶していますが、
今、本人がやっていることは、その全てを裏切っている生き方でもあります。

ご先祖様はきっと怒り狂っていることでしょうし、
自らが詐欺の片棒を担いだ経歴を持てば周囲の信頼も失っていく一方ですし、
子供や関わる家族にも迷惑がかかる。

本人だけならまだしも、何の罪もない子供や次の世代の人たちが、
「あんたの親は、洗脳されて人を騙したんだよ。」と必ずどこかからその情報は入ってきますし、
自分の事ではない親や先祖が悪いことをしたために、後世にまで迷惑をかける行為を
自ら行っているようなものなのです。

表面的な言葉と、実際の生き様が全く真逆の人間が多いのがこの世の常ですが、
その嘘やギャップは、本当の意味で、必ず心ある人たちに見抜かれて
財産よりも大切な信頼や宝を失っていくのみです。

これもその人物が選んだ自業自得の道ですから、あとは周囲で関わる人たちが
馴れ合いで見過ごしていくのか、その馴れ合いに甘えて共依存で生きていくのか、
全て周囲で関わる人と、本人の関わり方次第だと思います。

何はともあれ、詐欺、詐欺って、僕自身、普段は全くご縁がない言葉や
ネガティブな事象と数日間徹底的に向き合ってみて、
改めてこの世の闇というか、人の心に潜む弱さ、醜さ、
金を目の前にして目がくらむ浅ましさなどを、しっかり垣間見る良い機会になりました。

この世で良いことだけ、素敵なことだけ、心躍ることだけと触れ合うのが
幸せと呼ぶのではなく、
正も負も、光も闇も両方と真正面からしっかり向き合い、
自分自身で考え、受け止め、それらを糧にして生きていくことで
その人なりの心豊かな幸せな人生を築き上げていけるものだと思います。

そのような意味で、僕自身もあまり触れたくはありませんが、
たまにはこのような毒キノコのような連中、事象と一定期間向き合うことがあるのも普通だし、
だからと言って、それに流されない自分の信念をより強く刺激してくれる側面もあり、
この世というものは、本当に酸いも甘いも定期的に両方あるものだな・・・と
改めて実感した次第です。

あなたが毒キノコ側に回るのか、それとも穏やかな人生側に回るのか、
それも全て本人の普段からの生き方次第だということで、
全ては自己責任、自らの意志でいかようにでも
良い人生、毒人生を築き上げていけるものなのでしょう。

僕は毒に偏る人生、絶対にムリですから、そうならないように逆の生き方を楽しんでいきますね。


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Posted by 山野本竜規 at 16:56 │心の在り方 (2,645)▼