山野本竜規の続・ナカトリモチ日記
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待てば海路の日和あり。~大嫌いな隣人が引っ越します♪~

2015年09月16日

待てば海路の日和あり。~大嫌いな隣人が引っ越します♪~昨日の沖縄地方は曇りがちの天気でしたが夕暮れ時になり
仕事先から帰宅する時間帯になると一時的に空の色が
綺麗な色に染まっていたので、写真を撮ろうと急いで
1Fのマンションの入り口から、僕が住んでいる最上階まで
エレベーターで向かおうとしたのですが、
こういう時に限って、各階で利用者がいるようで
なかなか1Fまでエレベーターが下りてきませんでした。

何故急いでいたのかと言えば、この夕暮れ時の茜色は、
ほんの30秒でも1分でも時間が経つと、その華を失ってしまうくらい
見事なまでに色が変わってしまうもので、
案の定、1分位グズグズエレベーターが下りてこない間に
空の色は微妙な茜色に変わってしまっていました・・・(涙)。

このように、もう二度と見られない今日という1日の夕日のハイライト、
華となる瞬間は、このタイミングを逃せば過去も未来もなく二度と訪れない訳で、
そのような意味からも、瞬間、瞬間、今という時間を大切に後悔のないように
生きていくことの大切さを身に染みて実感せざるを得ません。

僕はその時、大きな荷物を抱えていた上、またエレベーターのある玄関から一旦外に出て、
外にあるオートロックの扉付きの非常階段を使って
最上階まで向かったとしても、結局は同じことだったと思うので、
昨日のような場合は、「これも時の運」と諦めがつきますし、
大した出来事でもないので後悔もありませんが、
やはり、瞬間、瞬間の今という時間の判断、行動力の積み重ねは大切にしていきたいものですね。

そして、そんなことをつらつら考えながら、微妙な色になった夕暮れ時の空を写真に収め、
自分の部屋に戻ろうとした時、「今という瞬間、瞬間を大切に。」とは
全く違った真逆の出来事が、待っていました。

それは、いくらこちら側が動いたとしても、努力したとしても、
自分の力だけではどうしようも出来ないくらい「時を待つ」ということが求められる
ある出来事でした。

まさに、「待てば海路の日和あり」的な心境でしょうか(笑)。

本当に下らない、程度の低い大喜びの仕方で恐縮なのですが、
僕が住んでいるマンションは最上階だけ、ワンフロア2世帯のゆとりある造りになっており、
兼ねてから大嫌いだった同じフロア唯一の隣人家族が、どうやら引っ越しの準備を始めたようで、
ある引っ越し業者の未使用の段ボールが、
その隣の住人の家の玄関前に大量に置かれていたのです。

隣の住人が何故大嫌いだったのかは、過去のブログでもご紹介した通りです。

*「隣人のたばこ問題から感じること。~良識の基準がない時代だからこそ~」

この家族は40代後半の夫婦と20代前半の引きこもりと思われる息子の3人暮らしで、
この3人全員が、どこからどう見てもお世辞にも素行が良いとは言えない堕落した人たちで、
すれ違っても挨拶すらしない、夜中に酒に酔って大声で夫婦喧嘩をする、
3人全員がヘビースモーカーで、おまけに家族揃って、マンションのベランダだけではなく、
マンション下にある共用駐車場でもたばこを吸って、その吸い殻が駐車場に散乱している始末。

もともと部屋の中は禁煙というマンションのルールがあったため、
この件に関しては僕だけではなく、色々な住人たちが不動産会社に何度も苦情を入れていたのですが
あまり効果はなく、不動産会社も高い家賃を払ってくれる住人には
あまり強くは物事が言えないようで、本当にやりたい放題のダメ家族だったのです。

今時、家族全員がニートのようなダメ家族に成り下がるケースって
本当にあるのだな・・・と、今の現実問題を改めて直視せざるを得ないほど
非常識な隣人たちでもありました。

ちなみに僕が住んでいるマンションは、
その地域のその他の同じような物件の家賃に比べれば少し割高で
セキュリティもしっかりしているため、ある程度、しっかりと働かなければ
毎月の支払いも難しいのではないかな・・・と感じる位、
ほんの少しだけ沖縄の平均的な物件の相場からも、
その地域の同タイプの物件の相場からも高めの家賃設定になっています。

勿論、大都市の家賃に比べれば、沖縄自体、全体的に家賃の相場が低いので
そこまでべらぼうに高いという訳ではありません。

ただ沖縄の相場で、
「少しだけ家賃が高くて、セキュリティがしっかりしている物件=常識人が集う」という図式が
必ずしも成立するとは限らず、どこからどう見てもその非常識な隣人家族は、
全員仕事をしていない恰好で1日中家にいるような状態だったので、
これも沖縄七不思議の1つでもあります。

よくあるパターンでは、実家がお金持ちとか、アメリカ軍に敷地を提供しているために
働かなくても毎年、軍用地のお金があり得ないほど多く入ってくる
一部の裕福層と、それにたかる血縁者たちが沖縄には存在しており、
勿論、全ての人たちがそうではないのですが、そういう人たちは成金みたいなものなので
あまり品が良いとは言えない非常識な言動を繰り返して、
多くの人たちから煙たがられている・・・という話を沖縄ではよく聞きます。

まぁ、僕のマンションの隣人がそれに該当するのかどうかは別にして、
一切働かずに、このマンションの毎月の家賃を払っていけるくらいの収入があったのは事実で、
どうせなら、その家賃に見合った品格というか、中身をしっかり身に付けて欲しいものだな・・・と
その嫌な家族と廊下ですれ違う度に老婆心ながら思っていたものです。

そんなこんなで、
隣人のたばこ問題、その他の素行の悪さ問題に頭を悩ませ始めたのが
彼らが引っ越してきた、ちょうど2年前から。
そして今度は2年を区切りにして、今月中にも引っ越しをする様子・・・。

あまりにも幼稚で下らない出来事かも知れませんが、
僕にとっては、あの大嫌いで下品な素行しか取れない3人家族が隣からいなくなると思うだけで
大喜びしてしまうほど昨日の夕方は嬉しい出来事だったのです(笑)。

まさに「待てば海路の日和あり」という心境で、
こういうことって僕がどうこう動いたところで限界がありますし、
賃貸マンションなので隣人を選べる訳でもありませんし、
あとは、僕が耐えかねてそのマンションを出ていくのか、相手が出ていくのを待つのか、
いつ物事が動くのか分からない毎日と、とにかく向き合いながら
その突破口が出来るのを待つしか方法がありません。

今のマンションは、僕にとっては理想の間取り、立地条件で大変気に入っているので
ダメ隣人家族の素行の悪さのために、自ら出ていくなんてあまりにも悔しいし
勿体ないことだと感じていましたので、
自分から出ていく選択肢は一切ありませんでした。

だから、たとえ毎日のようにベランダからたばこの煙と嫌な匂いが漂ってこようが、
夜中に酒に酔って大喧嘩する声が聞こえてこようが、
はたまた駐車場で大量のたばこの吸い殻を見つけようが、
「嫌だな。」とは思いつつ、やるべきことは全てやり尽くしていたので
あとは、あまりそこに気持ちをもっていかれないように(僕が損しますからね。)
相手が出ていくタイミングを待つのみだったのです。

もうねっ、そんな経緯があったからこそ、本当に嬉しくて、嬉しくて。

そんな僕も今日から福岡出張で日曜日まで沖縄の自宅を留守にするのですが、
もうこれから、あの隣人たちの姿を見なくて済むと思うだけで
天高い秋空と秋風のような清々しい気持ちで一杯なのです。

ただ僕が恵まれているのは、自由に身動きが取れる、
いざとなったら引っ越しをしてしまうことも出来る、
「賃貸」というスタイルを貫き通していることです。

これが分譲とか、自ら一軒家を購入してしまうと、そうはいきません。
こちらも隣人やご近所さんは選べませんし、
賃貸のように周囲が嫌だからとか、仕事のために転勤しなければいけないからと言って、
すぐにその家を手放したり、環境を変える訳にはいきませんからね。

僕くらいの年齢になると、周囲は世帯持ちで
夫婦頑張ってローンを組んで一軒家を購入する人たちも多くいます。

賃貸にするのか、持ち家にするのかは、
どちらが良い、悪い、どちらが得で、どちらが損というような単純なものではなく、
あくまでその人や周囲で関わる家族の
人生背景、価値観によって決めていけばいいだけの話だと思います。

あくまで超個人的な独断と偏見で判断すると、
僕自身は、1つの場所、1つのエリアだけに縛られて生きていくのは
とても窮屈で、ローンのために地域に縛られ、仕事に縛られ、人生に縛られてしまうのは
まっぴら御免・・・というタイプなので、持ち家はこれからも一生涯、持つことはないでしょう。

それは「宵越しの銭は持たねえよ。」という昔の江戸っ子のような、
その日暮らし、刹那主義を優先するというのではなく、
ある程度の蓄えはしっかり蓄える努力をしながら、
家のローンに使う分を、毎月の家賃やその他のこと、老後のことに使っていくほうが
僕の人生にはピッタリ合っている・・・という意味です。

そして人の人生は、いつ、どこで終わるのか分かりません。

これから20年、30年ローンを組んで家を建てたり、購入したりして
もし途中で一家の稼ぎ頭である家主が突然あの世に逝ってしまったら、
一体、誰がその引継ぎをするのでしょうか・・・。

多分、その他の身内に余計な苦労をかけてしまう結果になりますから、
僕の人生の場合は家を建てる、購入するという選択肢は始めから一切なく、
おまけに今の部屋に飽きたり、どうしても同じ沖縄県内の別の場所に
引っ越ししなければいけない理由が出来た時、賃貸の場合だと、
何の後ろ髪を引かれることもなく身軽に次の場所に移ることが出来ます。

人の人生、1年先でもどのようになるのか分からないのに、
10年先、20年先がいつまでも全く変わらず同じライフスタイル、同じ価値観で
安泰で保障されているということなんて全くなく、
そういうリスクを考えた上で、おまけに自分自身のライフスタイルを加味すると
今の賃貸という選択肢は、僕にとってはベスト中のベストなのです。

ちなみに先週、韓国出張に出かけた時、ソウルの僕の家族たちから、
「タツノリの年齢だと持ち家はあるのが当然でしょう?家は買わないの?」と
家に関する質問攻めに遭いました(汗)。

物質主義的価値観が強い韓国では、
「家を持つことがステータスであり、男として大人として一人前であり、
その相手を判断する良し悪しの基準の1つ」という昔ながらの価値観が根強く残っているので、
彼らに一切悪気はないのですが、このような人たちに、
僕自身の今の価値観、ライフスタイルを説明するのはとても厄介で
理解出来るものではありませんから、適当に受け流しながら
「う~ん。なかなか良い土地が見つからないから、まだまだ家を建てられないんだ。」と
軽く流しておきました(笑)。

*「韓国の家族と再会。~毒舌おばあと愉快な家族たち~」
*「自分にとってベストの環境、人生は自分で選ぶことが出来ます。」

賃貸にするのか、持ち家にするのかは、その人のライフスタイル、
価値観によって決めていけばいいだけの話です。

しかし、どちらの選択をするにしても、絶対に後悔のないように
自分自身の生きる方向性、価値観を慎重に吟味しながら決めないと
必ずどこかで弊害が出てくるものだと思います。

こちらは、「今、この瞬間、瞬間の選択、気持ち、行動力を
後悔のないように大切に積み重ねていく。」という大切さ。

その積み重ねは、やがて人事を尽くして天命を待つ・・・という、
自分たちの力だけではどうしようも出来ない出来事に対して、
やるべきことはしっかりとやって、あとは自然の流れに委ねる生き方に繋がります。

「待てば海路の日和あり」という心境も、まさにこれではないでしょうか。

ただ何もせず物事の流れが変わるのを待ち続けるのではなくて、
毎日、毎日、自分が出来ることを納得するまで積み重ねて、
やるべきことはしっかりとやり尽くした上で、
その後、自分の力だけではどうしようも出来ない・・・という位までのことをやっていれば、
全ての物事とは言いませんが、あとは然るべきタイミングで、
おおよその目の上のタンコブのような、心にひっかかる厄介な問題は、
やがて解消されていくものだということを、僕は自分自身の実生活の中で
これまで幾度となく体験しています。

それは家族問題にしても然り、その他の対人関係にしても然り、
仕事問題、組織の問題にしても然り。

そして、「いつになったら理想のパートナーに巡り合うのか。」
「いつになったら結婚出来るのか。」とそのことだけに心を囚われて
悩み続けているような不細工な姿では、
いつまで経っても「待てば海路の日和あり」の流れにはならないと思います。

全ての物事において、その瞬間、瞬間、自分が出来るベストを尽くした上で
それでもどうにも、こうにも打開策が見つからない、
自分の力だけでは立ち行かない問題は、大自然の流れに委ねてみる・・・。

時間はかかるかも知れませんが、
たとえどんなに深刻な問題であったとしても、目の上のタンコブ程度の問題と捉えて
なるべくそこに気持ちをもっていかれないように過ごしていれば、
やはり然るべきタイミングで、その突破口が見えてくるものなのです。

待てば海路の日和あり・・・。

期待し過ぎず、積極的に時を待つ・・・という心境、生き方は、
とても心豊かで時にサプライズ的な感動も伴って良いものですよ。

本当に下らない、程度の低い日常生活での喜びで申し訳ありませんが、
僕は今回のダメ隣人家族の引っ越しも、
まさにこの心境そのもの、この自然の流れそのものだと感じています。

逆に言えば、たった2年で目の上のタンコブが取れたのは、
僕にとっては予想外に早い展開でもあります。

積極的に時を待つ、今という時間、瞬間を大切に積み重ねながら
明るい未来を想像し、期待し過ぎず、自然の流れの変化を待ってみる・・・。

人のささやかな幸せというものは、そういう姿勢の中から
生まれてくるものではないかな・・・と、まさにリアルな実体験から気づいた
とてもとても嬉しい出来事でした。

贅沢は言いませんが、せめて次の隣人は非喫煙者で酒乱以外の人がいいな・・・(笑)。


*お知らせ*
*9月20日(日)・福岡ナカトリモチ勉強会、参加者募集中です。
*9月23日(水)・沖縄ナカトリモチ勉強会、参加者募集中です。
*10月11日(日)・東京ナカトリモチ勉強会、参加者募集中です。
*県内、県外の土地家屋の鑑定、お祓い随時受付しております。



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Posted by 山野本竜規 at 07:04 │心の在り方 (2,645)▼