山野本竜規の続・ナカトリモチ日記
てぃーだブログ › 山野本竜規の続・ナカトリモチ日記 › 日常 › 船とスーパーと味噌カレー牛乳。
2024年6月9日(日)、5年ぶりの福岡ナカトリモチ勉強会を開催します。
*県内、県外の土地家屋の鑑定、お祓い随時受付中です。                     

船とスーパーと味噌カレー牛乳。

2014年09月13日

船とスーパーと味噌カレー牛乳。丸1日フリータイムだった昨日は、
ほんのちょっとだけ青森市内を観光しました。
観光というより、出かけたのは2ヶ所のみだったのですが
もう、それだけで大満足でした。
特に今回は青森駅から徒歩5分圏内にある観光名所を
散策するだけでも、十分楽しむことが出来ましたよ。


僕が青森を訪れるのは、
3年前初めての訪問がキッカケで、
その後、今年1月、そして今回で3回目となります。

もともと僕が尊敬しているアナウンサーの先輩でもある心友が青森出身で、
3年前に色々な人生の転機を迎え、東京からUターンして
グッドタイミングで地元の放送局に再就職したのをキッカケに
「折角だったら、皆で青森に集合しよう!」と
仲良しのメンバーで集まったのが最初の訪問でした。

*「青森での思い出。」
*「青森での思い出・その2。」
*「何が自分にとっての幸せなのか。」

そのような理由から過去2回は、完全なプライベートでの訪問で、
そして今回は、下北半島で生活しておられるブログ読者の方からの
土地家屋のお祓いの依頼のための訪問だったのですが、
折角、遠い沖縄から青森までやって来たのですから
お祓い後は、自分の休日も兼ねて連泊して青森を楽しむことにしました。

基本的に、主な青森市内の観光名所は
過去2回の訪問の際に、地元出身で旅行ガイド並みに
詳しい知識を持ち合わせている先輩が丁寧に案内してくれて
ほとんど全ての場所に立ち寄っているため、
毎回、プライベートとなると完全に計画性をなくしてしまう僕の場合、
今回もノープランで、特にどこかへ行きたい・・・ということもなく、
とても安易な考えで、青森駅周辺を散策することにしました。

青森駅から徒歩2~3分のすぐ近くのところに港があり、
このベイエリアに、地元の名産品を取り揃えた
お洒落なお土産屋さんや、ワラッセという朱色の近代的な建物が目を引く、
ねぶた祭りをテーマにした観光施設など
観光客にとっては、とても便利な場所に
青森を感じられる施設が集中しています。

船とスーパーと味噌カレー牛乳。

元来、せっかちな僕の性格上、ゆっくりのんびり
美術館や博物館などの観光施設を見て回る・・・という
旅の習慣が身に付いておらず、特に関心がないものには
日本であろうが、海外であろうが、
1人だと尚更、駆け足で済ませてしまうのですが
今回、そんな僕の駆け足病すら発症しないほど、
じっくり、のんびり居座ってしまった観光施設がありました。

僕が1つの観光施設に滞在するのは、
1人の場合、平均して10分前後、長くて20~30分ほど。

ところが、今回、その観光施設には約2時間、居座ってしまいました。
それが、こちら。

船とスーパーと味噌カレー牛乳。 船とスーパーと味噌カレー牛乳。

一見すると、どこにでも存在する大きな船ですが、
この船は、もう航海をすることがない、
半永久的に同じ場所に係留されている船の博物館になっているのです。

その名も、青函連絡船メモリアルシップ「八甲田丸」

今から26年ほど前、
本州と北海道を結ぶ青函トンネルが完成する1988年まで
青森と函館の主要交通手段として活躍したのが、この青函連絡船でした。

しかも、列車に乗った乗客や貨物などを
直接、そのまま船に積んで津軽海峡を渡り、
また北海道や本州の鉄道に繋ぐという世界的にも珍しい
まさに連絡船の役割を果たしていた船でもあります。

ちなみに青函連絡船が就航したのが、1908年(明治41年)で
そこから80年間、青森・函館間を往復していたことになります。

僕も、テレビなどではその存在を知っていましたが、
このように間近で見るのは初めて。

そして、この施設は、とにかく見所満載で、
乗り物好きのみならず、乗り物にそこまで関心がない人でも
十分に楽しむことが出来ます。

船とスーパーと味噌カレー牛乳。 船とスーパーと味噌カレー牛乳。

入場料500円(安い)を支払って、船内に入ると、
当たり前のことですが、当時の船内がそのまま再活用されていて
客室だったであろう通路を歩いていくと、
青函ワールドと呼ばれる、昔の青森の様子を再現した
青函連絡船を利用する人たちの生活感溢れる人形、商店などが
展示されているコーナーが続きます。

ただ展示されているだけでなく、
「りんご安いよ~!」とか「青森駅はあっちだよ!」など
その情景に合った青森弁で会話する人の声や
街の雑踏などが録音された音声が流れてきて
まるで、昔の青森にタイムスリップして、
その中に自分がいるような感覚になる、色々な工夫がされています。

船とスーパーと味噌カレー牛乳。 船とスーパーと味噌カレー牛乳。

船とスーパーと味噌カレー牛乳。 船とスーパーと味噌カレー牛乳。

船は4階と地下1階の合わせて5階の構造になっていて、
船内ブジッジ(操舵室)や煙突部分を改装した展望台など
なかなか入ることが出来ない場所まで、
自由に出入りできるようになっています。

そして、僕が一番長居してしまったエリアが、こちら。
約1時間ほど、同じ場所に居座ってしまいました(笑)

船とスーパーと味噌カレー牛乳。 船とスーパーと味噌カレー牛乳。

船とスーパーと味噌カレー牛乳。 船とスーパーと味噌カレー牛乳。

ただの当時の古い客席なのですが、
実際、この椅子に座ることが出来る上、
椅子の前に設置されているテレビ画面から流れてくる
青函連絡船の歴史や、青森、函館の当時の様子、
連絡船で働く人たちの仕事ぶりや、
どのように陸上の列車を、船内の車両甲板に移動させるのか等を
詳しく説明した2時間ドキュメンタリー番組のような
超大作の説明VTRが、とにかく素晴しかったのです。

最初から最後まで2時間丸ごと観ていたいと感じたほどでしたが、
今回は半分の1時間で断念。

この説明VTR、DVDなどで販売されていたら
絶対に買うだろうな・・と思いましたが、
どうやら売店で販売されていなかったので、完全なオリジナルなのでしょう。

ほんの少し後ろ髪をひかれる想いで、
(それでも、そのVTR内容に十分に満喫しましたが)
いよいよメインとなる1階部分の車両甲板へ。

船とスーパーと味噌カレー牛乳。 船とスーパーと味噌カレー牛乳。

船とスーパーと味噌カレー牛乳。 船とスーパーと味噌カレー牛乳。

八甲田丸のメインである車両甲板は、もう圧巻でした。

世界的にも珍しい車両甲板、そして日本では、
この八甲田丸でしか見ることが出来ない鉄道車両を輸送するための空間で
実際に当時使われていた本物の鉄道車両が展示されています。

僕は筋金入りの鉄っちゃん(鉄道ファン)ではないものの、
基本的に乗り物であれば何でも大好きなので
船プラス鉄道の組み合わせは、個人的にテンションが上がります。

しかも、1階部分は船の揺れを直接感じやすいので、
波に揺られている感覚もしっかりと伝わってきて
そのあたりも、当時の青函連絡船に
実際に乗っているかのような気分にさせてくれて
このあたりも僕の中では、嬉しいポイントでした。

船とスーパーと味噌カレー牛乳。 船とスーパーと味噌カレー牛乳。

当時の桟橋付近に係留展示されている八甲田丸。

僕の予想に反して、約2時間も滞在してしまった
個人的にはお勧めの観光施設で、
青森駅からも徒歩5分以内とアクセス抜群ですので
もし青森を訪れる機会があれば一度体感されてみて下さいね。

昨日は午前10時過ぎに、この八甲田丸を見学し、
船を出たのがちょうど正午過ぎ。

実は僕にはもう1つ目的があって、その後、
青森駅から100円のシャトルバスに乗って約15分のところにある
地元のショッピングモール、マエダガーラモールに向いました。

船とスーパーと味噌カレー牛乳。 船とスーパーと味噌カレー牛乳。

お目当ては、青森出張の前に
全国版のテレビ番組でたまたま紹介していた、ご当地調味料。

沖縄で言えば、このショッピングモールは、
サンエーのような感覚でしょうか。

購入したのは、青森の家庭には必ずあると言われているほど人気の
みそチャップという、味噌版のケチャップのようなものと
パラミソと呼ばれる、ふりかけのような乾燥した粒の味噌、
地元青森のりんごをベースにしたリンゴカレーのルーなど。

まだ、どの商品も味を試していませんが、
これは沖縄に戻ってから、自宅で料理を作るときに
色々使ってみたいと思っています。

このガーラモールで1時間ほどブラブラ買い物をしていたら、
どことなく鼻の奥あたりがムズムズし始めて
身体がだるくなってきたので、早々とホテルに戻りました。

どうやら、福岡からの出張続きで
昨日、ようやく青森での仕事が一段落しホッとしたのと、
あまりの気温の差に身体がビックリしたのか、
風邪までいかないけれど、それに似た初期の初期症状が
出始めていたらしく、とりあえずホテルに戻ることにしました。

ホテルに到着して近くの薬局で葛根湯を購入し、
またホテルに戻ろうとしたら、なんとなく目に飛び込んできたのがこちら。

船とスーパーと味噌カレー牛乳。

「んっ???味噌カレー牛乳???」

なんとも馴染みのない言葉の組み合わせに興味があったのと、
ちょうど肌寒くて、風邪の初期の初期症状が出ていたので
「身体を温めるには、ちょうどいいかな。」と
その文字が書いてある旗のある店内へ入っていくと、
そこは、普通のラーメン屋さんでした。

船とスーパーと味噌カレー牛乳。 船とスーパーと味噌カレー牛乳。

「味の札幌 大西」というラーメン屋さんですが、
青森発祥のお店で、その人気ナンバーワンメニューが
味噌カレー牛乳ラーメン(バター入り)。

恐る恐る、その味噌カレー牛乳ラーメンを注文して戴きましたが、
これが、予想外に美味しかったのです。

ほんのりカレー風味、味噌ラーメンほどの味の刺激の強さもなく
それがバターと牛乳でマイルドに中和されていて
とにかく、食べやすくてやっぱり予想外に美味しい。

風邪気味だったのもあるのか、身体も温まり
じんわり汗が出てきて、お腹も満たされ、
あとはホテルに戻り、葛根湯を飲んで、ひたすら眠るだけ。

実質3時間ちょっとの青森市内観光、
しかも、八甲田丸と地元ショッピングセンターの2ヶ所のみで、
最後の締めが味噌カレー牛乳ラーメンという、
なんとも計画性のない僕らしい観光でしたが、
それでも十分に青森の良さを満喫することが出来ました。

何度訪れても新しい発見があり、
心の底から満喫できる青森、やっぱりいいな・・・と感じています。

お陰で翌朝(つまり今日)は、目覚めもすっきり、
体調も元通りになり、これから1泊2日で
青森在住の心友と温泉旅行に出かけてきますね。


*お知らせ*
*9月27日(土)沖縄でのナカトリモチ勉強会参加者募集中です。
*10月東京でのナカトリモチ勉強会、土地家屋のお祓い受付中です。
*土地・家屋のお祓い、随時受付募集しています。

同じカテゴリー(日常)の記事
Posted by 山野本竜規 at 08:33 │日常