山野本竜規の続・ナカトリモチ日記
てぃーだブログ › 山野本竜規の続・ナカトリモチ日記 › 日常 › 海外の病院食と入院の振り返り。
*県内、県外の土地家屋の鑑定、お祓い随時受付中です。
                    

海外の病院食と入院の振り返り。

2023年12月14日

海外の病院食と入院の振り返り。

今日は朝から言霊の書下ろし作業に取り掛かる前に、少しだけ頭の休憩を。
SNSって個人によってその用途は全く違うものだと思うのですが、
僕の場合、インスタグラムやフェイスブックは、あくまで写真や動画付きの
個人のための日記用という位置づけが強くて、一般公開はしておりません。

実際に面識があって、それなりの人となりを知っている少数単位の人たちのみと
繋がっているだけであり、海外在住の友人知人たちとの近況報告や連絡用も
兼ねているため、特に周りに発信する必要がないのです。

唯一、このブログとツイッターは外へ向けて何かしらのことを発信するツールにしていますが、
それでも基本的には「過去の自分の出来事を振り返るための日記」という目的が主です。

ブログもそうなのですが、インスタの何が良いのかと言えば、
写真が残っているので、それと共に当時の心境や環境、情景までもが
一気に鮮明に蘇ってくるという点です。

過去の自身のインスタを見ていたら、海外出張中、まだ世の中には出ていなかった
コロナウィルスに感染して緊急入院した時の記録が残っていて、
何に一番、気を取られたのかというと、入院した病院の食事が美味しそうだったということ、笑。

まだ当時(2019年7月末~8月)は、
世の中にコロナ流行の報道はされていませんでしたが、
僕が2ヶ月ちょっとの海外出張で滞在していた国・地域では、
既に「謎の肺炎重症化を伴うインフルエンザのような症状」が流行していて、
入国早々、仕事を依頼して下さった企業の方から
「謎のインフルエンザみたいな病気が流行っているので、すぐに病院で
予防接種を受けて下さい。」と強制的に病院に行かされたほどでした。

東南アジアの観光都市で、当時、中国各地(武漢も含む)との直行便も
頻繁に飛んでいて、観光客も多かったので、今思えば、既にこの時、
新型コロナウィルスは各地に広がっていたのだろうなと思っています。

そしてその「謎の重症肺炎化を伴うインフルエンザみたいな病気」は
入国して仕事を開始し、2週間くらいで僕も罹患してしまいました。

それが今まで経験したことのない熱の乱高下で呼吸も苦しくなり
海外保険会社が提携していた病院に駆け込むと、即入院が決定し、
そこから2週間ほどの入院生活となった訳です。

数日間は意識がほぼなくなり、緊急手術を含め、色々な治療が施されましたが、
「現地で流行していた謎の肺炎重症化」としか診断されず、原因不明のままでした。

それはさておき、まさに這う這うの体というか瀕死の状態の時でも、
入院した病院(感染症の疑いがあったので個室を用意してくれました)では
朝昼晩と3食きっちり、しっかりとした食事が提供され続けたのです。

瀕死の状態ですから食事なんて喉を通らず、入院中、ほとんど食べられなかったのですが
記録だけは残しておきたくて、インスタグラムに食事の写真をアップしており、
今、改めてその写真の数々を見てみると、ヨダレが出てくるくらい、美味しそうでして、笑。

海外の病院食と入院の振り返り。 海外の病院食と入院の振り返り。

入院患者の摂取カロリー度外視の病院食ばかりで驚きました。
今なら迷わず喜んで完食できるものばかり・・・。

海外の病院食と入院の振り返り。 海外の病院食と入院の振り返り。

海外の病院食と入院の振り返り。 海外の病院食と入院の振り返り。

がっつり牛肉のステーキを瀕死の状態、息も絶え絶えの入院患者に
当たり前のように提供する東南アジアの病院、素敵です、笑。

海外の病院食と入院の振り返り。 海外の病院食と入院の振り返り。

海外の病院食と入院の振り返り。 海外の病院食と入院の振り返り。

当時はほとんど固形物を受け付けない状態だったので、
お肉も一切れ食べられたら十分で、すぐに吐き気を催して戻してしまう有様。
一番美味しく感じたのが、沖縄でもよくあるシブイ(冬瓜)のスープでした。
これが瀕死の状態の身体には一番染みて、少し口に含むだけでも
とにかく生きる力が湧いてくるような美味しさに感じました。

海外の病院食と入院の振り返り。 海外の病院食と入院の振り返り。

朝は油ぎっとりのスパムとコンビーフに食パンやバナナ。
しつこいようですが、瀕死の状態の入院患者に当たり前のように提供されるのです、笑。
もともと普段の生活でもスパムやコンビーフを好んで食べることがないため、
息も絶え絶えの状態で、この油まみれの食事を目の前にした時は、
それだけで吐き気をもよおして、案の定、何も食べていないのに戻してしまいました。

海外の病院食と入院の振り返り。 海外の病院食と入院の振り返り。

海外の病院食と入院の振り返り。 海外の病院食と入院の振り返り。

無駄に広い病院の個室で15日間ほどお世話になりましたが、
海外保険に加入していたので、全ての入院、手術、薬、治療代は無料となりました。
(退院直前に20枚くらい様々な書類に署名をしなければいけませんでしたが、汗)

数日間、意識不明の状態が続いて、目が覚めて、薄ら薄ら記憶が残っている時、
個室で深夜なのに、やたらと個室前の廊下をバタバタと走る複数の子供たちの声や
ドタバタの振動がベットまで響いてくることが続いたので、
堪りかねて深夜の担当看護師が巡回の時に、「外で子供たちが騒いで遊んでいるから
静かにさせてもらえませんか?」とお願いすると、看護師もビックリ。

「ここ特別病棟で部外者は入れないし、子供も入院していないから。」と
鳥肌が立つジェスチャーをされて驚かれたことがありました。

海外の病院食と入院の振り返り。

それからピタリと子供たちの騒音は収まり、僕の症状も瀕死状態から、
ほんの少しだけ元気になって動けるようになったのですが、
あれ、振り返ってみたら、山形の座敷わらしちゃんたちだったのだろうな・・・と
本能的に感じています。

頭の休憩がてら、過去の自身のインスタ写真を振り返りながら、
色々な当時の思い出が蘇ってきましたが、
あれから4年半、今は写真の食事がとても美味しそうに見えますし、
何なら過去に戻って、あの食事を代わりに平らげてあげたいと思うくらい元気ですし、
何より今、このようにナカトリモチの仕事をさせてもらいながら、
また今年も年末を迎えようとしていることが、それだけで有難いことなのだなということを
しみじみ噛み締めています。

SNSの使い方も様々ですが、僕の場合は、過去を振り返り、
今の生活がどれだけ周りの人たちの協力の元、成り立っているのか、
それを改めて実感することが出来るツールの1つだと感じています。

さぁ、頭の休憩も終わったので、しっかり言霊の書下ろしモードに切り替えて
今日も1日、やるべきことに専念したいと思います。



同じカテゴリー(日常)の記事
Posted by 山野本竜規 at 06:41 │日常