山野本竜規の続・ナカトリモチ日記
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「平成最後の〇〇!」を使うのは恥ずかしい。~新元号発表に想うこと~

2019年04月01日

「平成最後の〇〇!」を使うのは恥ずかしい。~新元号発表に想うこと~

今日から4月、新年度の始まりですが、ここ最近、マスコミを中心に騒がしい
新元号発表も昼前に行なわれる予定ですよね。

僕の意見は冒頭の呟きに全て集約されておりますが、新元号発表で
あれこれ予想を立てたり、発表より前に情報をすっぱ抜いて世間に公表することに
命を懸けている一部のマスコミ連中もいますが、あんなの全部、自己満足の範囲内だと
個人的には、とても冷めた目で見ております。

だって新元号なんて、我々個人ではなくお上、国が決めることであり、
今日の午前11時30分を過ぎれば、普通に発表される訳なので、
それまで静かに見守って待っていればいいだけの話であり、
何故にこうも賑やかなお祭りのような馬鹿騒ぎをしているのか、よほど暇人というか、
頭の中が平和ボケしている人が多いのだと思います。

あと、こちらもニュースになっている通り、
SNSを中心に「平成最後の〇〇!」と勘違いしている投稿をしている人たちも
かなり多く見受けられたのですが、今日は新元号の発表の日であり、
実際に元号が変わるのは5月1日だという事実を分からずに、
ただのお祭り騒ぎに便乗して「平成最後の〇〇!」を使いたがるのも
本当に恥ずかしいというか、
それらのフレーズが既に食傷気味でウンザリする気持ちになります。

僕たち神社神職は、年賀状やその他の手紙などで日付を添える際、
絶対に西暦を用いることはありません。(ブログでは使いますが)

何故なら日本という国は元号で成り立っており、神道ではその日本という国が
大きな基盤でもあるため、そこだけはしっかりと守るように教えられているからです。

ですが気軽に何かのブームのように「平成最後の〇〇!」と言い放つ人たちのほとんどは、
普段は西暦を使い、敢えて元号で日付を認めることはないと思います。
それは単なる時代のブームであり、流行であり、周りの人たちが使っているから、
「平成最後の〇〇!」を使いたいだけだからだと思います。

かなりイジワルな意見で気分を悪くされる方がいらっしゃるのも十分承知なのですが、
新元号の発表で馬鹿騒ぎをするよりも、
それは時間が経てば誰もが周知の事実となるからこそ、浮かれたり騒ぎ過ぎず、
いつも通りの日常と向き合うほうが、より聡明な生き方のような気がしてなりません。

勿論、昭和から平成への改元と、今回の改元では色々な事情が違うのも
十分承知しているつもりですが、
僕はやはり何かのお祭り馬鹿騒ぎのように「平成最後の〇〇!」を使いたがる
今のブームというか浅はかな人たちが恥ずかしいというか、正直言えば、
「何も考えていない馬鹿な人たちだな。」と思えて仕方ないのです。

えぇ、これでまた何も考えていない馬鹿な人たちのアンチが一気に増えてしまうのも
覚悟の上での発言ですが、やっぱり単なるブームに乗じて何の考えもなく
「平成最後の〇〇!」を使いたがるのは、ただの馬鹿だと思いますし、
やっぱり恥ずかしい発言だという自覚がない時点でダメだと感じております。

閑話休題。

一部の流行(洗脳とも言う)に左右されやすい人たちというのは、
今回の新元号発表だけではなく、何かと世の中が騒ぎ出すと、それに乗じて
そのブームに乗ることがカッコいい、周りがやっているから自分も・・・という意志薄弱さというか、
自分主体ではない無意識のうちの共依存の中で生きていくことを
良しとする人が多いような気がしてなりません。

流行の全てが悪いという訳ではなく、本当に良いと感じるものなら、
それが流行していようが、何の話題にもならなかろうが、それらを取り入れ、
ずっと好きでいられるはずなのですが、多くの人たちの「ミーハー」は俄かなもので、
ブームが去れば、また次の新しい何かにすぐ飛びつく節操のない生き方を繰り返します。

少し前のブログで、最近、ツイッターで「ほんと、それ。」「それな!」などの女子高校生の間で
流行っていた言葉を、良い年をした大人が真似をして使っているのが恥ずかしいというか、
馬鹿らしいということをご紹介しました。

*「若者に寄せようとする幼稚な思考の大人が増えたと感じる件。」

関西地方の一部エリアでは昔から使っている言い回しのようですが、
だからと言ってツイッターやその他のSNSでこれらの発言を多く見受けられるようになったのは
ここ1年以内のこと。

要するに明らかにブームに乗じて使っている若者ではない、
良い年をした大人がいるという訳で、それってやっぱり全ての人ではありませんが、
知性を感じられないというか、
「あぁ、この人は自分なりの信念とか、感性とか、そういった核になるものを
大人になっても築き上げてこなかった中身がすっからかんな人なんだな。」と疑ってしまいます。

ブームや流行が悪いのではなく、
若い人たちは特にその流れから新しいものを生み出していく力があるので、
そのことを否定するつもりは毛頭ありません。

ただそれに便乗して節操もなく同じようなフレーズ、似たような行動を取ろうとする
良い年をした大人は、やはり幼稚に見えて仕方ないし、
そういう行為、生き方が恥ずかしいという自覚を持てない時点で
個人的にはお友達にはなれないと感じています。

例えば今、食べることで精一杯、仕事することで精一杯、
生きることで精一杯の人たちがいたとしたら、
新元号発表のニュースがあったとしても、それは1つの情報として入って来るかも知れませんが、
必要以上に馬鹿騒ぎをするようなことは絶対にしないと思います。

何故なら目の前の生活のことで一杯一杯であり、
浮かれた気持ちで「平成最後の〇〇!」なんて
いかにも平和ボケしたような発言をする余裕もありませんから。

あくまで情報は情報として冷静に取り入れ、だけど目の前にある自身の生活に
しっかりと向き合い心を注ぐ姿勢のほうが大切であり、
何故にここまで浮かれて新元号を予想したり、いち早く情報を知ろうとしたり、
「平成最後の〇〇!」を使ってブームに便乗しようとするのか。

それよりも、多くの人たちには今、向き合うべき目の前の生活があり、
やるべきことがあり、考えなければいけないことなんて山ほどありますよ。

こういう色々な切り替わりの時に浮かれてお祭り騒ぎになるのは
どんな時代でも場所でも似たような傾向にあります。

個人的な経験で言えば、
20世紀から21世紀(本当は2001年らしい)に切り替わるミレニアムの時も
僕は、それどころではなく、
お祭り騒ぎとは無縁のカウントダウンを過ごした思い出があります。

当時、勤めていた放送局から派遣されて大晦日から正月の時期は
日本テレビ系列で放送される全国高校サッカー選手権の試合に決勝戦まで毎日、
テレビ中継のベンチリポーターを務めなければならず、
昼は関東各地のサッカー場に通ってベンチリポート、夜は日テレのアナウンス部や
系列局のアナウンサーが宿泊しているホテルの会議室で資料集めなど
とにかく一杯一杯の緊張の日々を過ごしていました。

これが本当に胃が痛くなるほど緊張して辛い仕事だったのを今でも覚えています。

まだ入社して1年目のペーペーだったので、中堅やベテランアナウンサーの人たちほど
要領がよくなく、大晦日からお正月にかけてもアナウンス部で資料整理をしていたら、
気づいたら既にミレニアムのカウントダウンも終わり、新しい年を迎えていたという、汗。

目の前にやらなければいけないこと、切羽詰まった向き合うべきことがある時は、
世間のお祭り騒ぎもカウントダウンもへったくれもなく、
やはりやるべきことだけに集中して専念せざるを得ないので、
それはそれで個人的には良い思い出になりました。

別にミレニアムのカウントダウンで馬鹿騒ぎしたところで、
自分の人生が好転する訳でもありませんし、
何よりも目の前にある仕事、生活、人と向き合っていく積み重ねの先にこそ、
その人なりの心豊かさや、色々な糧を得られるチャンスが生まれてくるものですから、
やはり世間の流行や馬鹿騒ぎにいちいち左右されている暇も余裕もないのです。

新元号発表、そして1か月後に迫る改元、天皇即位式も
日本人にとっては確かに1つの節目、区切りになり、
そこに自分なりの何かしらの想い、気持ちをもって過ごす姿勢は大切ですが、
だからと言って度が過ぎた
馬鹿騒ぎ、お祭り騒ぎ、情報合戦は筋が違うのではないかな・・・と普通に思う訳です。

何はともあれ、今日は色々な出来事が重なる4月1日、新年度の始まりです。

それぞれが与えられた環境、向き合う生活の中で何を想い、何に心を注ぐのか、
人それぞれ違っていいと思うのですが、あまりにも世間の流行や情報に左右されて
生活するのは、とても勿体ないことでもあります。

「平成最後の〇〇!」を使ったとしても、あなたの人生は寿命の限り、
一生涯続く訳ですし、今目の前にある生活の積み重ねの先に繋がる結果があるのですから、
無理やりそれらを使わなくても
もっと心を注ぐべき生き方があるのではないでしょうか。

若者ならいざ知らず、良い年をした大人が「平成最後の〇〇!」と馬鹿騒ぎしている様子は
本当に幼稚で恥ずかしく、あまり良い印象にはなりません。

皆様にとって、それぞれに見合った気持ちや
生活の切り替えが出来る4月の始まりとなるといいですね。


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