山野本竜規の続・ナカトリモチ日記

もちろん、僕が生活している沖縄県も那覇空港から
ゆいレールを使えば、市内中心部までとても近いので物理的な距離に関しては
福岡空港⇔博多駅と、さほど変わりないと思うのですが、
陸続きの新幹線や鉄道が各地へ繋がっている便利さって、
島暮らしだからこそ、県外へ出ると余計に実感するものでもあります。

　

空港から、たった５分、地下鉄に乗るだけで要の駅である博多駅だなんて、
本当に今さらながらですが、とにかく便利な街だなと。

閑話休題。

今日、これから仕事で向かう熊本県も駅前から路面電車が各地へ向けて走っているので
車を使わないアクセスとしては、それなりに機能的な街作りなのではないでしょうか。

元々、車の運転がそこまで得意ではない僕の場合、
主要駅から電車やバス、路面電車など様々な交通機関を使ってアクセスできる地域に
益々、魅力を感じるようになり、乗り鉄というのもあって、
国内外問わず、電車や路面電車が生活の細部まで行き届くレベルで
走っている地域が、とにかく大好き。

今の時代、日本は残念ながら１９５０年～６０年代のモータリゼーションの影響で
全国各地で走っていた便利な路面電車などを廃止して道路を拡張した経緯がありますが、
その頃、現役バリバリで時代の流れを享受して車を運転していた世代は、
既にこの世を去っているか、はたまた車の運転なんてままならなくなり、
気づけば電車や路面電車もなくなり、不便さを強いられるという皮肉のような状況です。

高齢者の暴走運転による事故も問題になっていますし、
ここまで自動車至上主義で突っ走ってきたツケが今の世の中に反映されているようで
とにかく残念というか、何というか。

沖縄でも同じような問題は起こっていて、
ある程度身体が動く６０代くらいまでであれば、車が必要な郊外の地域で生活していても
何ら不便さなんて感じなかったはずなのに、
いざその年齢を超えていくと、徒歩範囲内、または公共交通機関が発達したエリア内に
病院やスーパーがないと困ることも出てくるため、郊外からわざわざ中心部の引っ越しを選ぶ
というご家庭を相当数見てきました。

僕自身にも全く同じことが当てはまり、
ある程度の年齢になったら車の運転はきっぱり辞めて、
徒歩か公共交通機関がすぐ近くで利用できる利便性の良い地域で生活する道を
迷いなく選択することでしょう。

沖縄であれば、那覇市内中心部一択でしょうか。
（家賃は悪質なぼったくり価格のように高いけれど、汗）
本当は沖縄にもLRTなどのシステムが整備されると良いのですが、
僕が生きている間に、その利便性を享受できるとは思えないほど遠い先の話でしょうから、
ここはきっぱり諦めています。

これから高齢者が益々増える一方、労働の要となる若い人たちは激減し、
それがどのような状況を招くのか、僕のような素人が考えても
ある程度、明るい未来は容易に想像しにくいのですが、
少なくとも機能的な街作り、住環境を今一度見つめ直すという点においては
僕自身、良い教訓になっているのかもな・・・と常々感じています。

年齢を重ねて高齢者と呼ばれるゾーンに片足を突っ込み始めてきた今、
生活の細部まで張り巡らされているような公共交通機関が整っている地域というのは
とても魅力的だと思います。

歩いてスーパー、コンビニに行ける。何かあった時の病院が比較的近くにある。
また、そこまでのアクセスが容易な交通システムが存在する。

これから先、これらを網羅してくれる地域選びも視野に入れながら、
年齢と生活環境に合わせた柔軟な変化を取り入れていけたら理想的です。

でも、一番言いたかったのは、
「地下鉄、電車、新幹線、路面電車が繋がっている地域は（年を重ねると）便利で最強だ！」
ということ。

・・・という訳で、今から博多駅に向かい、新幹線に乗って熊本、熊本から
路面電車かバスというルートで、今日の仕事先に出かけています。
乗り物、乗り鉄、最高、笑。