山野本竜規の続・ナカトリモチ日記
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世の中、甘い話はないということ。~テキシア詐欺事件を受けて~

2019年02月14日

世の中、甘い話はないということ。~テキシア詐欺事件を受けて~

今日はバレンタインデーで男女問わずチョコレートを食べる人も多いことかと思います。

確かにチョコレートは口に含むと一気に甘さが広がりますが、
世の中というものは、このチョコレートのような一時的な甘さを味わうだけで
都合の良い甘い話、ラクして稼ぐ、ラクしてお金儲けが出来るということは一切ないということは、
良識のある人であれば、誰もが理解できるものです。

ところが、心が弱っていたり、日々の淡々と向き合うべき生活や仕事から目を背けて
自分探しの旅をしよう、一旗揚げよう、特別な存在になりたい・・・と現実逃避して
心の安定感を失った時の隙をついて、ありもしない与太話に洗脳されて
その詐欺の片棒を担いでしまう・・・という人たちが時代、場所関係なく、
必ず一定数存在するのも、これまた事実。

昨日、僕が2016年7月頃から注意喚起をしていた投資詐欺組織、
テキシアジャパンの元代表・銅子正人と、その関係者10人が愛知県警に
詐欺容疑で逮捕されました。

*「ついに逮捕!沖縄で大流行した投資詐欺組織の関係者。」

会長(キングと自称していた)は、シンガポール在住の大金持ちで、
日本を元気にしたい、大震災や不況などで心が沈んでいる人たちを助けて
世界平和を祈って全ての人を幸せにあげたいと活動している素晴らしい人格者で、
その人にお金を預ければ人助けにも繋がる。

1口100万円、元本は保証して月3%、年36%の配当があり、
あなたも潤うし、日本の困っている人たちも潤い、みんながwin-win。

要するに、ただの金儲けだけに興味関心がある連中に加えて、
平々凡々なつらまない生活を送って何もとりえのない自分、
色々な仕事や人生の壁にぶち当たって、道を見失いそうな自分でも、
お金を出すだけで世のため、人のための役に立てる、
その上、元本まで保証されて、それが上乗せして返ってくる良いこと尽くめ・・・という
幻想を抱かせて、心が弱っている連中をも投資詐欺に巻き込むという
怪しい新興宗教と似たような手口で多くの「信者」を獲得していった汚い団体でもあります。

詐欺師ですから口は上手いし、演出力もあるため、
時には歌手、時には鎮魂などを神妙な面持ちで語る神主、時にはエンターテイナーとして
馬鹿なイベントで、浮足立っている参加者たちに現金を手渡しでバラまいて信用させて
各地でどんちゃん騒ぎをしていました。

世の中、甘い話はないということ。~テキシア詐欺事件を受けて~

これは2016年当時、沖縄で最もテキシアの感染力があり
多くの金や名誉、遣り甲斐、生き甲斐、自己承認欲に目がくらんだ馬鹿な人たちが洗脳され、
新たな信者獲得のために沖縄県内各地でイベントを行う際に使用していた「キング団扇」、笑。

この顔だけ見ても、どこからどう見ても詐欺師やんっ、笑。

このキングを崇拝して、普段キングが愛用している白ぶち眼鏡を真似て
熱狂的な信者の中には3年経った今でも似合わない
「白ぶち眼鏡」や「白ぶちサングラス」をかけている連中がいます。
もともと白ぶちの眼鏡やサングラスが好きだった人たちからすると、本当にいい迷惑ですよね。

あっ、ちなみに僕、2016年7月に地元沖縄でテキシアジャパンの存在と、
そのグループに洗脳され、なりふり構わず他の人たちを勧誘していた連中の存在を知り、
そこから個人的にコツコツと情報収集をして今、2019年の2月ですが、
この3年間で集めた「証拠画像」は全て証拠保全のために保存しております。

沖縄でどんちゃん騒ぎをして集まっていたテキシアに洗脳されていた沖縄県民がどんな連中で、
どんな職業で、どんな繋がりなのか、ある程度調べ上げているので、
今更、「テキシアのことなんて知りません。」と白を切ったとしても通用しませんから。

これから大事な選挙を控えているであろう沖縄の政治関係者、
はたまた医者、病院経営者、不動産の営業、鍼灸院やその他の治療院の治療家、
個人事業主や会社経営者、保険会社の営業、市議会議、仏教関係者など、
おおよそのメンバーは、そのテキシアの集まりの証拠写真と一緒に全て保管しております。

別にそれを公にするつもりも、実名を公表するつもりも今のところは一切ありませんが、
本来であれば然るべき良識をもって対応するべき職業、立場の人たちが、
こうも見事なまでに怪しい与太話にひっかかり、あれだけ怪しいと
当時から周りの良識ある人たちに注意喚起されていたにも関わらず聞く耳を持たずに暴走し、
新たなターゲットを見つけて勧誘していたという由々しき事実は絶対に消えることはありません。

また沖縄本島以外のとある離島では一時期、このテキシアに騙されていた人が
自らが所有していた海沿いの土地をテキシアに提供しようとして、
そこに大不尽魂神社という怪しい神社を建立しようと目論んでいた
神社建立未遂事件が3年前にありましたが、
その時は、このブログでの注意喚起を知った、その土地の所有者の身内の方が
勇気を出して身内を引き留めて、結局、事なきを得ました。

その時も頻繁に沖縄県内のテキシア信者と銅子容疑者は、その土地に通いつめ、
ビーチパーティーを開き、参加者に手渡しで現金をバラまいていたという話を、
その身内の方から伺うことが出来ました。

神社はその後、関東郊外にある経営が成り立たない宗教法人と神社を買収して
そこに大不尽魂神社を作り、陳腐な鎮魂行事をたまにやっていたようです。

ちなみに本職からすると、笏の持ち方や行事内容(外国の歌を歌う)など
全てデタラメで神主の勉強を一切していないのがバレバレでっせ。

沖縄で何故、これだけ多くの被害が3年前から出ているにも関わらず、
あまり被害者の声が出てこない、また地元マスコミも取り上げないのかと言えば、
それは「ゆいまーる精神」があり、他の地方に比べて独特のコミュニティ文化があるからです。

自分の家族や親せき、信頼している医者や治療家、仕事の取引先の人が
テキシアに洗脳され、勧誘をしてきた場合、信頼している人たちだけに、
また身近な人達だけに、怪しいと感じても、面と向かって「それは詐欺ですよ。」と
直接伝えられない独特の雰囲気があります。

そして実際、自分の身内や親戚、友人、知人、仕事関係の人などが
その詐欺に加担していたとしても、モアイと呼ばれる飲み会グループや
商工会会議所、青年会議所などの横の繋がりもあって、
自らの仕事や立場に影響を及ぼしかねないので、見て見ぬふりをする卑怯な人も多い。

ゆいまーる精神を否定しているのではありませんし、
僕自身も沖縄県民で横との繋がりや、日々支えて下さる人たちの存在、
安心感、有難味は十分に理解しているつもりですが、
いざという時、馴れ合いで悪いことをしている人に声を上げない人たちは
やはり腐ったゆいまーるにどっぷり浸かっている人たちだと思うのです。

周りの身近にいる人たちが悪いことをしたら、必要以上に自分のこと、家族のことを心配し、
そのうわさが広がらないためにも、見て見ぬふりをする、声をあえて上げずにスルーする。

そこに本当の愛情とか思いやりはなく、ただの卑怯な現実逃避であり、
こういう独特の文化も相まって、沖縄では被害者が多いはずなのに、
未だに声を上げて、その被害を訴える人が少ないのです。本当に困ったものです。

既にメディアなどでも取り上げられていますが、
このテキシアには数々の失言などで失速した久間元防衛大臣も頻繁に
テキシアのイベントに出席したり、海外視察などの名目でロシアなどのテキシア旅行に
同行したりしていたのですが、マスコミの追及には、
「テキシアがそんな団体とは知らなかった。」と、あくまで白を切り通すつもりでいるようです。

まぁ、テキシア側もその知名度を利用する目的で久間元防衛大臣に近づいたのでしょうけれど、
どちらも狐と狸の関係であったということは紛れもない事実です。

きっと今、全国各地で似たような現象が起こっており、
「自分はテキシアがそんなヤバい団体だとは知らなかった。」と被害者ヅラをして
逃げ回る人と、それを追及する本当の被害者たちとの間で民事の訴訟問題が
あちこちで発生することでしょう。

また全国ニュースや全国紙に「約460億円の巨額詐欺事件」として報道されており、
これから後追い取材や報道で、
テキシアの詐欺の実態が各放送局などで特集などで取り上げられていくと思うのですが、
健全な生活、良識がある人であれば、絶対に洗脳もされないし、ひっかからない
荒唐無稽な与太話に、約1万3千人もの人間が騙されていたと思うと、本当に情けなくなります。

関係者の逮捕が囁かれていた去年、2018年の夏頃には、
ネットなどの情報を知ることができない情報弱者である高齢者などにターゲットを変えて
引き続き投資話や、怪しい仮想通貨などの話をしてお金を巻き上げていたようで、
高齢者に関しては本当に可哀想だとは思いますが、
それ以外の連中に関しては一切同情の余地はありません。

健全な良識さえ持っていれば、投資の素人でも普通に眉唾だと理解できる内容の
詐欺話を信用して、自分だけではなく周りの家族や友人、仕事関係の人たちにまで
勧誘をしていた人たちは、今頃、どのような気持ちで、この詐欺連中逮捕のニュースを
ご覧になっているのでしょうかね・・・。

「私も組織に洗脳され、騙された被害者なんです。」

被害者ヅラすると一部の人たちからの同情は得られますが、
ラクして儲かる詐欺話や、その詐欺師どもに感化して洗脳されてしまうだけでなく、
周りの人たちを巻き込んでお金や信用などを失う経験をさせてしまった罪は
たとえ今の日本の法律上で問われなかったとしても、とても重いものだということは変わりありません。

世の中、甘い話はないということ。~テキシア詐欺事件を受けて~

これは去年2018年11月にツイッターに投稿した内容。
既に愛知県警や岡山県警などが捜査に乗り出しており、
あとは警察の捜査次第というところまで来ていたんですよね。

勿論、今の日本の法律や警察の捜査などに、それなりの時間がかかるのは十分承知していますが、
既に沖縄では2016年の時点でかなりの被害が出ており、
それを地元の警察や各関係機関に通報した人たちも多くいたのに、
結局、それから3年も経って、被害額が460億円の巨額詐欺事件にまで発展してからでないと
関係者を逮捕できない今の在り方には、もどかしい気持ちもあります。

この3年間に騙されて大金を失った人たちも多いのですから・・・。

だから最終的には自分自身の良識と健全な生活を積み重ねていく姿勢が大切だということで、
ラクして儲かる話には絶対に乗らない、
ラクして社会貢献、世のため、人のためになることなんて絶対にない、
ラクして皆が幸せになる方法に安易に飛びつかない・・・という当たり前のことを
日々の生活の中で居住まいを正して理解しておくべきだと思います。

今回、残念だったのが、まだ知識や経験が足りない若者や
情報弱者である高齢者であれば同情の余地があったはずなのに、
沖縄に限って言えば一番、良識をもっているはずであろう医者や病院経営者、
不動産の営業、市議会議員、政治関係者、
身体のケアをする鍼灸院やその他の治療院の治療家などが安易に騙されて、
その肩書や職業を悪用する形で、多くの善良な人たちを勧誘し詐欺に加担していたということです。

この連中、もう1回、小学校から学び直せ・・・と心の底から思います。

そして当たり前のことなのですが、あれだけ「キング最高!お金最高!(テキシアの)仲間最高!」と
沖縄県内の各所のパーティーで馬鹿騒ぎをした集合写真などをアップして
その醜態を晒していたはずなのに、
今では皆、詐欺だとバレているのか、誰1人として謝罪もしない、
遠い過去のこととしてダンマリを決め込み、あわよくば、自分も被害者だと訴えて
自分の罪をなかったことにしようとしています。

またある人物は、自身のSNSの投稿で「悪い噂は人の人生を殺す。」
「悪い噂を流すほうが悪。」というような動画をシェアしていたのですが、
結局、テキシア関係者だということが人口に膾炙して、社会的な信用を失ってしまった責任は
自分自身にあるにも関わらず、それでも根も葉もない噂を流された自分は被害者だ・・・という
厚かましい発想でいることに、本当に呆れてしまいました。

僕は噂だけでは情報を一般公開することはありません。
これでも元・報道記者ですから。

自分で情報収集をして、その真偽から確信に変わるまで取材を重ねた上で、
注意喚起が必要な情報は、その都度お伝えしていくスタンスを持っていますが、
どうも自分たちが悪いことをして追及された側の人間というのは、
自身が巻いた種、言動を全て忘れて、すぐに被害者ヅラをして、
「自分は悪い噂を流された。」と卑怯な現実逃避に走る・・・。

人間、素直に謝ることが出来なければ、それだけで信用を失うだけでなく、
本当に大切にすべき人たちからも距離を置かれるということは、
今回の詐欺事件でも、またその他のことでも共通しているということですね。

テキシアの詐欺事件に関しては沖縄だけに留まらず全国各地で被害が出ており、
陰で泣いている人たちが沢山いる訳です。

コツコツと一生懸命汗水垂らして貯めてきたお金を、
信頼している家族や仕事先、医者や治療家であれば患者という関係性を利用されて
お金を巻き上げられる、断るにも断れない・・・という状況を作られてしまう・・・。

こういう人たちに対し、一時期でも「キング最高!テキシア最高!お金最高!仲間最高!」と
馬鹿騒ぎをしていた連中が何の謝罪もなく、ただダンマリを決め込み、
白を切り通し、時間が経つのを待って逃げ続けようとする卑怯な姿が、
他人事ながら3年間の長期的な取材を通して
個人的には本当に腹立たしくて仕方ないのです。

事件はこれから解決に向けて真相解明が進められていきますが、
ほとんどのお金は反社会勢力に流れていたり、詐欺師たちが豪遊のために使ったり、
シンガポールなど海外に金を隠しているため戻ってくることはありません。

もしこのブログの文章に触れている詐欺師の片棒担いだ連中がいるのであれば、
どんな形でもいいので、しっかりと自らの償いをし、迷惑をかけた人には直接謝罪をし、
周りが納得する形で、人生の軌道修正をしていただきたいと思います。

何度でもお伝えしますが、念のため、沖縄のテキシア関係者は証拠保全のため
主要人物全て、証拠画像を保存していますからね。

何事も悪いことは出来ないものです。

そして世の中、甘い話もなければ、上手い話もなく、
しっかりと地に足つけて、日々の生活を積み重ねていくことがベストだということ。

ふと、甘いバレンタインの日に、世の中の甘くない現実を
良い意味で自分なりに見つめる機会になりました。

ラクして儲かる、ラクして幸せになれる、ラクして社会貢献が出来るなどの
上手い話、甘い話には必ず罠があるということをお忘れなく!


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Posted by 山野本竜規 at 18:43 │日常