山野本竜規の続・ナカトリモチ日記
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火災報知器と思い込みの激しさと妄想と。

2016年05月29日

火災報知器と思い込みの激しさと妄想と。 火災報知器と思い込みの激しさと妄想と。

昨日は盛岡→東京→羽田空港→沖縄と、新幹線やリムジンバス、飛行機を乗り継いで
無事に岩手県出張から沖縄の自宅に戻りました。

松葉杖&ギプス姿での県外出張も、多分これが最後になり、
明日、月曜日に病院の診察があり、そこで大丈夫であれば足のギプスが外れる予定です。

今回の岩手出張は、行きが沖縄から仙台空港までの直行便を利用し、
そこから在来線と新幹線で岩手へ向かうルート、そして帰りは、
仙台から沖縄行きの直行便が午前中だったため、盛岡からは間に合わず、
新幹線で東京まで出て、東京駅でリムジンバスに乗り換え、
羽田空港に向かい、沖縄に戻ってくる・・・というルートになりました。

さすがに松葉杖&ギプス姿での県外出張も5月の間に3回行っているため、
おおよその公共交通機関での移動などは慣れてきたつもりだったのですが、
多くの人が行き交う東京駅構内だけは全く勝手が違っていて、
人にぶつからないかどうか、ヒヤヒヤしながらゆっくり歩いてバス乗り場まで向かったほどです。

何はともあれ、無事に全ての移動を終えて沖縄の自宅に戻って出張の荷解きをし、
心地良い疲れが出て来たので、そのまま夢の中・・・のはずだったのですが、
確か今日に日付が変わった午前0時10分頃、
突然、僕が住んでいるマンションの火災報知器がけたたましく鳴り始めたのです。

そろそろ熟睡しようかという時間帯だったため、一気に現実の世界に引き戻された感覚で、
とりあえず火災報知器が鳴っているということは、火事の可能性がある訳で、
まだ原因は分からないけれど、今、必要なものだけを持って外に出ようと、その準備を始めました。

まぁ、結果から先にお伝えすると、一夜明けた今、この朝の時間帯に
普通にブログを更新しているということは、何事もなかった・・・ということですが、
そのプロセスは、本当にマンションの住人それぞれ違ったリアクションで面白いものでした。

僕が住んでいるマンションの部屋は最上階、
そして今はギプスに松葉杖でまだ体が不自由な状態だから落ち着きながらも
早めに外へ出ようと思い、財布と預金通帳、印鑑、携帯電話とその電源コード、
家の鍵と車の鍵をいつも買い物に使っている黒いエコバッグに素早く入れて、先ずは廊下に出ました。

火災報知器と思い込みの激しさと妄想と。 火災報知器と思い込みの激しさと妄想と。

人にもよるかと思いますが、僕の場合、自分でこういう非常事態!?に遭遇したら、
一瞬で、とりあえず何と何だけ持っていけばよいのか、
自分にとって必要最低限のものが何なのかを、
それこそけたたましい音が鳴り響いているマンションの中でも冷静に考えて
焦らずに動くことが出来るものなんだな・・・と、改めて自分で自分を観察出来たような気がします。

こういう非日常、イレギュラー、普通ではない状態の時にこそ、
本当の意味でのその人の真価が問われる・・・ということを
僕はこのブログで事あるごとにお伝えし続けていますが、
ここでパニックに陥ってしまう人たちは、正直お伝えすると、火事のような現場だけではなく、
人生のありとあらゆる局面において、ある程度落ち着いて行動出来ない人たちでもあるため、
そこで冷静な判断を見失ったり、必要以上に右往左往して
心と身体のエネルギーを消耗してしまう結果になるので、
普段から日常が当たり前ではない・・・という意識で生活する必要があると思います。

それが難しいことも十分承知の上ですが、最終的に自分の身は自分で守るものなので、
そこでパニックに陥ったり、右往左往したり、ブレてしまったりしてしまえば、
命に係わることであれば、まだもっと長く生きながらえたはずなのに、
自らの過ちでその寿命を縮めてしまう結果になることだって有り得るのです。

だから、いざという時の冷静さ、落ち着きって本当に大切です。

話をマンションの火災報知器に戻すと、
音が鳴り始めて布団から飛び起きて、とりあえず身の周りにある大切なものを
エコバッグに詰めて部屋を出るまでに約2~3分。

廊下に出ると、既に隣に住んでいる世話好きのおばあがパニックになっていて、
「火事かね!?音が止まらんよ。エレベーターも停まっている。
おじ~は飲みに行ってて、今、いないし、部屋には荷物が沢山あって運べないさ~」と
半分涙目になって廊下をウロウロしていました。

僕が住んでいる部屋は最上階で、最上階だけ2世帯の構造になっており、
僕の部屋と、隣の気が優しいおじい、おばあの夫婦2人が入居しています。
(*数ヶ月前に引っ越してきた人たちなのですが、前回の住人と違ってとても良い人たちです、笑)

*「待てば海路の日和あり。~大嫌いな隣人が引っ越します♪~」

その隣のおじいは飲みに出かけて外出中で、おばあ1人が家に残されていたため、
よっぽど不安だったのでしょう。

普段は留守がちな僕の家の中の灯りが珍しくついていたので、
火災報知器が鳴って僕が玄関を出ようとすると同時にチャイムが鳴り、
隣のおばあが、パニックになりながら駆け込んできました。

とりあえず、自分たちの判断で、それが火事なのか誤作動なのかを見極めることはせず、
エレベーターも停まっているため、僕は非常階段を下りることが出来ないので
消防車が来る前に、不動産会社に連絡、夜間の場合は、
緊急の警備会社にその電話が転送されるシステムだったため、その状況を伝えて
とりあえず廊下の外で待つことにしました。

明らかに煙の匂いや火が出ている場合は、とにかく非常階段を使って
一刻も早く建物の外に出るべきですが、どうやら、そうではなさそうな雰囲気だったため、
これも自己責任で、その場に留まる決断をしました。

火災報知機のサイレンが鳴り響いてから10分も経たないうちに、消防車がマンション前に到着。

そこから色々な点検が始まりましたが、報知器が鳴り止む気配もなく、
エレベーターもずっと停止したままで、結局、20分位、夜の静かな町に、その音が響き渡りました。

消防車が到着した頃には、階下の住人たちも続々と非常階段を使って建物の外に出て、
建物から離れた場所でその様子を見守っていましたが、
とある若い夫婦はやはり着の身着のまま出てきた感じで、どちらも半分パニックになっているし、
中には消防隊との連絡係を引き受けている肝の据わった若い女性がいて、
最終的に身動きが取れずにいた僕たち最上階までその状況を伝えにきて下さったり・・・と
このマンションの住人の中でも、本当に色々なタイプの人たちがいることを実感。

火災報知器と思い込みの激しさと妄想と。 火災報知器と思い込みの激しさと妄想と。

結局、火災報知器が鳴り始めて20分くらいで報知器が鳴りやみ、
消防車も1時間くらいでまた戻って行き、
結果的には、火災報知器の誤作動か、住人以外の誰かのイタズラだろう・・・という
見解だったので、事なきを得て、その騒動は収まりました。

もしかしたら、今後、皆さんがお住まいのマンションや家で火災報知器が鳴ることも有り得るので
改めてその手順をお伝えすると、
あのけたたましい音が鳴り始めると、とたんにパニックに陥ってしまう人も多いため、
先ずは冷静になるように深呼吸をしてから、次の行動を考えて下さい。

とりあえず必要最低限の電話、財布など持ち運びが出来るものがあれば、
さっと手に取り、部屋から出て、
そのけたたましい音を早く止めたい気持ちがあるかも知れませんが、
まずはそれが火災なのか、どうかの素人判断は絶対にせず、不動産会社や消防署に通報します。
(もしかしたら火災報知器が鳴っている時点で、
自動的に近くの消防署に通報されているかも知れません。)

あとはなるべく早めにその建物から離れること。

僕のマンションの場合は、火災報知器がなると同時に、それに連動する形で
エレベーターも停まるシステムだったようなので、非常階段を使って地上まで降りる
心の準備をしておく必要があります。

今回はギプスをしているため、自ら1階まで降りることはしませんでしたが、
これがもっと緊急事態だったとすれば、なんとか自力で降りるか、
力のありそうな住人にお願いして背負ってもらうか、とにかく、外へ出るように努めていると思います。

・・・ということを、つらつら考えながら、階下の様子を見守っていましたが、
火事ではないということが徐々に分かってくると、
隣で不安いっぱいになっていたおばあも、少しずつ落ち着きを取り戻しました。

僕も普段、外出ばかりでなかなかゆっくり会話をする機会もなかったため、
おばあが安心して、今度は色々なインタビューという名の
根掘り葉掘りの質問責めに遭う羽目に(笑)。

「あんたっ、結婚しているの?」「子供は何人ねっ!?」
「1人で住んでいるの?」「内地の人ねっ!?」
「部屋にはほとんどいないことが多いけど、何の仕事してるの?」
「奥さんの姿、見かけないけど部屋に住んでいるの?」など
そりゃもう、矢継ぎ早にあれこれ踏み込んで質問してこられました。

まさに、悪気はないけれど隣の人に興味津々な典型的な沖縄のおば~という感じです。

まさか、僕の仕事がナカトリモチだと伝えたところで、ちんぷんかんぷんか、
もっとややこしいことになりそうだったので、「まぁ、県外出張が多い仕事です。」と答えると、
おばあは、「はっさ、やっぱりあんたパイロットだね!」と
驚いた顔をしながら一方的におばあの見解を話し始める始末(笑)。

どうやら、何度か挨拶は交わしたことがあるけれど、ほとんど家にいないし、
いつも僕が旅行鞄を引きずりながら部屋を出ていくことから、
おじいと一緒に、「隣の人は出張ばかりしている飛行機のパイロットじゃないか。」と
勝手に妄想されていたようでした。

「あの~、パイロットではないんですけど・・・。」と、とりあえず自己主張を試みたのですが、
もうおばあの頭の中では完全にそうなってしまっており、
「あいっ、恥じかさ~しなくていいさぁ。(恥ずかしがらなくていい)大変な仕事だね。」と
もう完全に勘違いされている模様。

また家族構成についても、一生懸命自己主張して「ここでは独り暮らしですよ。」と
僕もしつこいくらいにおばあに伝えるのですが、
全く聞く耳を持ってもらえず、「あぃ、奥さんと子供は別のところに住んでるんだね。」と
僕の家庭の事情が訳アリのような感じでユンタクを進めていく展開に・・・。

おばあの思い込みの激しさにちょっと驚きながら、僕はまるで志村けんさんがコントで扮する、
全く会話がかみ合わず、面白い展開になるヒトミ婆さん(僕が大好きなキャラクター)に見えてきて
僕の中では、完全に隣のおばあが「ヒトミ婆さん」になってしまいました(笑)。

とは言え、時間も時間でしたし、今日はこれから沖縄市と那覇市で
土地家屋の鑑定、お祓いの仕事が入っているため、
あまりズルズル話に引き込まれるのも難儀に感じたので、
頃合いを見計らって、家に戻るタイミングを考えていたのですが、
最後にふと、そのおばあが、「そういえば最近・・・」と、とある気になることを話し始めました。

どうやら、そのおばあの話しによると、
ここ最近、マンションの住人ではないヘンな女の人がオートロック形式の玄関前を
ウロウロすることが増えてきて、
おばあとおじいが、玄関前に立っている女の人に話しかけると、
そのヘンな女が妙なことを言っていたらしいのです。

「私はこのマンションの住人で、最上階に住む人の妻なんだけれど、
旦那がいつも家を留守にしていて、締め出されて家に入れない。」と。

何度もお伝えするように、僕が住んでいるマンションの最上階の住人は、
おじい、おばあ夫婦の部屋と、僕の部屋の2世帯の構造。

・・・となると、その旦那というのは、もしかして僕のこと!?

それで、おじいとおばあは、僕が訳アリの家庭事情を抱えていて、
県外出張が多いパイロットだと思い込んでいた節があるのです。

僕のナカトリモチという職業上、まだ会ったこともない会話もしたこともない人たちから
こういうホラーみたいな一方的なストーカーのような行為、
はたまた、それに労力をつぎ込んでいる暇人には定期的に遭遇するのですが、
もし、今回の火災報知器と、そのことが関連しているのであれば、
やっぱり迷惑行為には変わりないので、証拠が取れたら然るべきところに通報します。

*「「珍」客騒動。~ストーカー行為は犯罪です~」

これが女性の立場だったら、どれだけ不安になることだろう・・・と思うのですが、
幸い僕の場合、男なので女性のストーカー被害者ほど危険な想いをすることはありませんし、
たとえそういう人たちがいたとしても、然るべきところにしっかり相談して
証拠を取って毅然とした態度で抗議すると思います。

まぁ、とりあえず火災ではなかったですし、あまりゆっくり会話が出来なかった
お節介だけど心優しい隣人とゆっくり交流することも出来たし、
いざという時、自分が冷静な判断で行動出来ることも再確認出来たので、
結果的にはオーライです。

あとは定期的に現れる妄想タイプの人たちと、これまた定期的に毅然とした態度で対峙して、
「僕はそんな妄想タイプで一方的に迷惑をかける人たちは大嫌いです。」と
その意志を示し続けるのみでしょうか。

さっ、それでは気持ちを切り替えて、
これから沖縄市と那覇市での土地家屋の鑑定、お祓いの仕事に出かけてきますね。


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