山野本竜規の続・ナカトリモチ日記
てぃーだブログ › 山野本竜規の続・ナカトリモチ日記 › 心の在り方 (2,645)▼ › 何度も同じ曲にストーカーされた札幌出張。~究極のシンクロニシティ~
2024年6月9日(日)、5年ぶりの福岡ナカトリモチ勉強会を開催します。
*県内、県外の土地家屋の鑑定、お祓い随時受付中です。                     

何度も同じ曲にストーカーされた札幌出張。~究極のシンクロニシティ~

2015年06月11日

何度も同じ曲にストーカーされた札幌出張。~究極のシンクロニシティ~ 何度も同じ曲にストーカーされた札幌出張。~究極のシンクロニシティ~

昨日で全ての北海道での仕事を終えて、今日、これから沖縄へ戻ります。

昨夜は気温12℃ほどまで下がって、かなり冷え込んでいたのですが
今回の札幌出張最後の夜ということで、
近くの藻岩山のロープウェイに乗って、札幌市内の夜景を眺めてきました。

ロープウェイの最終時間が夜9時30分で頂上からの
帰りが夜10時だったので、実質頂上にいる時間は5分程度だったのですが、
その時間に合わせて受付まで行くと、なんと最終は乗客が僕1人だけ。
お陰で、ほんの短い時間でしたが、
札幌市内の夜景を1人占めすることが出来ましたよ。

頂上の気温は更に低くて、10℃を下回っていましたが、
5分程度の滞在だったので、なんとか我慢して綺麗な夜景を眺め、
またロープウェイで麓まで戻ってきました。

実は今回の北海道滞在中、何度も何度もしつこいくらいに
行く先々で同じ楽曲が流れていて、
「これも何かしらのシンクロニシティ、共時性のメッセージなのだろうな。」と
あまり深くは考えずに過ごしていたのですが、
その答えは、一昨日の函館出張で全て解けました。

その楽曲というのは、今井美樹の「Peace of my wish」という曲。

今から25年前、僕がまだ14歳そこそこの中学生の頃に
流行した曲でもあるのですが、
正直、「あぁ、そういえば、この曲、当時は流行っていたな。」位の記憶しかなく、
その曲に特別な想い入れがある訳でも、懐かしさを感じるほどでもない、
僕にとっては、あまり関係のない曲でもありました。

ただ、どういう訳かしつこい位にこの曲に一方的に
ストーカーされてしまうほどの出来事が札幌出張初日から始まりました(笑)。

札幌出張の到着初日の夜、大幅な遅延や航空機トラブルのため
新千歳空港から市内まで航空会社がチャーターしてくれたタクシーで
市内に向っていると、車内のラジオから聞こえてきたのを皮切りに、
翌朝、仕事用の買出しのためスーパーに出かけると、
またPeace of my wish、そして同じ日の夕方、
シャツをクリーニングに出そうと思って立ち寄ったクリーニング店のBGMで再びこの曲。

その次の日、滞在していたタワーマンションの管理人室からも
この曲が流れて、「一体、どれだけ今井美樹押しやねん!」と
霊的世界に1人ツッコミを入れながら、
半分、呆れてスーパーに立ち寄ると、これまた本当にしつこいほどに
またまたPeace of my wish・・・。

札幌滞在3日間で、5回も同じ曲を全く違う状況、場所、時間帯で
聴く羽目になるのですから、いい加減、鈍感な僕でも
「歌詞に何かしらの意味があるのか、それとも今回の札幌出張で
それにまつわる何かがあるのだろうか。」と
否が応でも意識せざるを得ない状況になりました。

特に偶然耳に入ってくるのが、この曲のサビの部分だったのです。

「どうしてもっと 自分に 素直に生きれないの
そんな思い 問いかけながら
あきらめないで すべてが 崩れそうになっても
信じていて あなたのことを」

https://youtu.be/f0QrSQB7vBs
(音が出ますのでお気をつけ下さい。)

一応、Youtubeの動画リンクを貼っていますので
どんな曲だったのかお知りになりたい方はリンク先をクリックして下さい。
最初、別のCM曲が流れますので、ご注意下さい。

さて、このサビの歌詞の部分、僕自身に向けて
霊的世界が何か伝えたがっているのかな・・・と一瞬考えてみたり、
大通公園で出会ったセーラー服オジサンのことを指しているのかな・・・と
これまた見当違いの考え方をしてみたりしたのですが、
どれも自分の中ではしっくりこず、おまけに僕自身、
正直過ぎる位、自分の人生には素直に生きているので
その意図するところが分からず、そのまま保留にしていました。

そして、そのこともすっかり忘れて一昨日、昨日は
教会や修道院などの宗教施設に所属している神父さんたちのために
1泊2日の函館出張を迎えた訳ですが、
久しぶりに再会した仕事の依頼主でもある神父統括役のYさん、
とてもおおらかな方で基本的に陽気なので
僕がお祓いについての実技の講義を担当していた合間、合間の時間に
よくハミングというか、小声で何かを歌っている場面を見かけました。

そしてそのハミングが、今回、札幌滞在中にしつこいくらい流れて
ストーカーされ続けてきた、件のPeace of my wishだったのです。

「原因はYさんだったのか!!!」

いやっ、別に全然悪いことではないのですけれど、
札幌出張が始まってから、あまりにもしつこいくらい
こちらの意志とは関係なく、この曲が耳に入ってくるものだから、
何とも、もどかしいというか、鬱陶しいというか、
その意図が分からず悶々としていたところがあったので
それが全て解けた途端、とてもスッキリしました。

そして、僕が札幌出張が始まってからずっと、この曲を
しつこいくらい耳にしていたことをYさんにお伝えすると、
とても嬉しそうに、その曲の思い出を語って下さいました。

この曲が流行ったのは今から25年ほど前のこと。

Yさんは30歳になったばかりでしたが、
当時はバブル全盛の時代で、Yさんは東京で
不動産関係の仕事をされていたことから、
それはもう、本人が動かなくても勝手に儲かってしまうほど儲かったそうで、
そういう経済的な側面では何不自由のない生活を送っておられたそうです。

周囲からも一目置かれ、同世代の別の職業の人たちからも羨望の眼差しで見られ、
表面的にはとても恵まれている順風満帆の人生だったはずなのですが、
Yさんの心は常に満たされず、不幸だったそうなのです。

「自分と友達になりたがる人たちは、
ほぼ自分のお金や地位、職業などのステータスが目当てであって、
本当の友達と呼べる人はほとんどいない。
お金がある人生は確かに生活に困ることはないけれど、
お金があるからと言って、心から幸せになれる訳でもないんだな・・・。」

そういう想いを常に抱えつつも、
やはりお金が儲かって経済的に豊かな生活を送ることを手放すことが出来ず、
そのジレンマでずっと苦しんでいる時に、
たまたまテレビから流れてきた曲が、Peace of my wishで、
特にサビの部分、「どうしてもっと 自分に~」のところが
痛いほど、その当時のYさんの魂に突き刺さって、
当時住んでおられた広い広いマンションの部屋で1人、大号泣されたそうです。

その翌日、儲かっていた不動産業の仕事をきっぱり辞めて、
Yさんが選んだ道が、昔、彼が通っていた幼稚園で馴染みがあった
カトリックだったのです。

Yさん、30歳の人生の転機のキッカケがPeace of my wishで、
その後、数年かけてカトリック系の大学の神学部を受験、入学、卒業されて
そこからようやく神父としての人生が始まった・・・ということを
その当時を振り返りながら懐かしそうにお話して下さいました。

確かに前回、教会のお祓いでお会いした時は、
Yさんご自身が何故神父の道を歩まれたのか・・・など
ご本人のことについては、そこまで詳しく尋ねる機会がありませんでしたから、
今回、改めてそのような人生の転機の話を聞かせてもらうことが出来、
「あぁ、人の人生というものは、本当に人それぞれだけれど、
このように神に仕える人たちも、何かしらの大きな志があってこそ、
こういう道に導かれているものなんだな。」と感じました。

僕自身、西洋の宗教であるカトリックについてはほぼ無知なので、
神父さんという職業は、どのようにしてなるのかあまり理解できていなかったのですが、
神社神職と同じように、専門の大学を出て、そこからカトリックの協会に所属して
晴れて神父になれるそうで、
色々な人生経験を重ねていたほうが、よりその仕事のお役目を果たせるそうなのです。

以来、25年間、ずっと神父としての人生を歩まれて、
気づけば、今ではその神父さんたちの統括役という立場になられ、
今でも質素で心穏やかな生活を、淡々と毎日のように繰り返しながら
その道を歩まれているそうです。

そして、そのYさんが別れ際に僕に伝えて下さったことがあります。

「山野本さん、私は、ブログで一方的に山野本さんのことを知って
実際にこのようにお会いすることが出来たんですけどね、
あくまで一方的にですが、年齢も人生経験も職業も全く違っているけれど、
何となく人生の流れが似ているような気がしてならなかったんです。
宗教とか、宗派とか、所属している団体とか、そのような枠を超えて
1人の人として生きる道、志が同じような気がして、それが嬉しかったんですよ。」

こういう言葉をストレートに下さる方と出会うと
僕自身、とても照れくさいのと、恐縮してしまうのと、
色々な感情が入り混じって、気の利いたお礼の言葉が返せないのですが、
やはり素直に嬉しく、そして心強く感じました。

「こんな言いたい放題の辛口、毒舌、独断と偏見ブログ、
自分自身の内面の整理のために勝手に書いているのが主な目的なので、
そこまでしっかり読み込まれなくてもいいはずなのに、
こういう心ある人たちが、その真意を受け止めて下さっているからこそ、
僕のナカトリモチとしての活動は成り立っているのだな。」と。

そういう温かい気持ちを維持したまま、
昨夜、今回の北海道出張を振り返るために藻岩山の頂上まで向ったのですが、
もう、本当にここまで来れば、笑うしかありませんでした。

・・・というのも、夜景を5分ほど見終えて最終のロープウェイで麓まで降り、
その館内からたまたま流れていたオルゴールのBGMが
これまたPeace of my wishだったのですから。

今回の札幌出張は、この曲で始まり、この曲で締めくくられた・・・という
とても一貫性のある出張で、
霊的世界もヘンテコというか、本当に面白い、粋な演出を
時々して下さるものなんだな・・・と改めて実感した次第です。

さっ、今日札幌から沖縄に戻れば、
今度は今週末に控えているブラジルサンバダンスコンサートの影アナの仕事に向けて
その準備をすぐに開始します。

お陰様で、とても大人気のコンサートのため、
前売り券は全て売り切れてしまったそうで、
あとは当日、直接会場で当日券を購入されてのご案内となるそうです。

その当日券も残りあと少しだそうですので、
まだチケットをお持ちでない入場ご希望の方は早めに会場にお越しくださいね。

人には人の数だけの人生背景が、
そして同じ人の人生でも、バランスよく色々な方面の仕事、
色々なことに取り組みながら、その人なりの輝き方があるものだ・・・ということを
今回の札幌出張でも、そして今週末に実施される
ブラジルサンバダンスコンサートでも、
心ある人たちと関わりながら、そのことをひしひしと実感しています。

札幌出張でのしつこいくらいのシンクロニシティを
しっかり心に刻み込んで、これから先の人生も1つ1つ丁寧に
積み上げていきたいな・・・と素直に感じた北海道滞在でした。


*お知らせ*
*6月21日(日)・福岡ナカトリモチ勉強会参加者募集中です。
*6月27日(土)・沖縄ナカトリモチ勉強会参加者募集中です。
土地・家屋のお祓い、随時受付募集しています。
ジョンのリーディング、スカイプ鑑定、随時受付募集しています。




同じカテゴリー(心の在り方 (2,645)▼)の記事
Posted by 山野本竜規 at 07:31 │心の在り方 (2,645)▼