山野本竜規の続・ナカトリモチ日記
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とても残念なホテルと出会い、学ぶ。

2014年10月19日

とても残念なホテルと出会い、学ぶ。昨日から僕の心の故郷・三重県伊勢市に来ていますが、
風邪の症状が続いているため、昨日はほぼ何もせず
ただじっとホテルの部屋に留まって
ひたすらゆっくり休む・・・という1日を過ごしました。

僕が大好きな心の故郷の聖域で思いっきり
デトックスするのも、たまには良いかも知れません(笑)


昔、僕が神社神職の資格を取得するために生活していた伊勢へは、
沖縄で生活している今でも、年に数回、必ず訪れる
僕にとっては、日々の生活のリセット、リフレッシュの場所でもあります。

いつものように伊勢市駅で下車して、近くにある馴染みのレンタカー屋さんに行って
「今年も沖縄からお越しになったんですね。」と笑顔でお迎えしてくれる
心優しいレンタカー屋さんのおじさんと最近の伊勢事情!?についてお話し、
それから馴染みのビジネスホテルにチェックインするか、
近辺の神社にご挨拶をする・・・というのが、
伊勢到着初日の僕の中のスタイルなのですが、
今回はちょっとイレギュラーでした。

レンタカーを借りるまでは一緒でしたが、
僕がいつも常宿にしている駅近で、値段もお得な居心地の良いビジネスホテルが
かなり早い時期から満室になっていて、
仕方なく線路を挟んで隣にある、
2~3千円ほど値段が高くて上等なビジネスホテルに予約を入れました。

ちょうど昨日に限って言えば、生憎、今回宿泊したビジネスホテル以外、
目ぼしいところは全て早い段階で満室になっていて、
まだまだ続く、伊勢のご遷宮ブームは健在のようです。

実は僕、伊勢で生活していたこともありますし、
伊勢を離れてからも何度も伊勢に訪れているのですが、
このちょっと小綺麗で周囲のビジネスホテルに比べて2~3千円高い
ビジネスホテルには全くご縁がなく、初めての利用だったのです。

地元では名前がそこそこ知れた、
ビジネスホテルにしてはちょっと高い(ここをしつこく強調、笑)ホテル。

いつも僕が常宿としている安くて居心地の良いホテルの部屋からは
本当に線路を挟んで隣にあるので、いつも建物だけは眺めていたのですが
今回、これだけ慣れ親しんでいる伊勢で初めての利用となるので、
「どんなところなんだろう。」と、ほんの少しドキドキしてしまいました。

その日も風邪の症状が相変わらず続いており、
何もする気力も起こらなかったのでホテルで休もうと
件のホテルにチェックインしたのが、ちょうど14時35分頃。

フロントの年配男性スタッフが、普通にチェックインの手続きをしてくれたので
そのまま部屋に入れるのかと思いきや、
「チェックインは15時からですので、どこかで時間を潰して来てください。」と
なんともぶっきらぼうな対応で面食らってしまいました。

その他にインターネットのこととか、あれこれ尋ねてみるのですが、
どの受け答えも最低最悪のぶっきらぼうさで、
あまりの慇懃無礼な態度に、久しぶりに
その場でぶち切れてしまいました(汗)

予約時、15時チェックインという項目を失念していた
僕自身が悪いのは確かなのですが、
普通、そういう場合、色々な手続きを始める前に
「チェックインは15時からになりますので手続きだけ先にお願いします。」と
その旨を説明して了解を得てからチェックインの手続きをするものです。

そういう事前の説明も何もない中、無言で手続きを一方的にした上で
それらが終わった後、
「まだチェックイン時間じゃないから、どこかで時間を潰してきて下さい。」と
なんとも失礼な表現をするホテルマンなんて、これまで会ったことがありません。

体調も良くないし、出来れば一刻も早くゆっくり休みたかったのですが、
そのぶっきらぼうな対応の年配男性は、
何の機転も利かそうともせず、「早く時間を潰してこいよ。」というような態度で
あまりにもひどかったので、体調の悪さを押して、唸り倒しました。

勿論、僕の場合、プロ意識に欠けているスタッフと
接する機会があると、ある程度の場合は、「残念だな。」と感じて見過ごし、
もうそれっきりご縁はなく、そのお店やホテルなどは二度と再訪しません。

ですが、その限度を超えてあまりにも最悪な場合というのは、
唸り倒す・・・怒鳴るのではなく、その逆で、とても冷静に丁寧に
ゆっくりと、だけど、とても厳しい口調で、どこがプロらしくないのか
どこが残念なのか、ハッキリとその場で本人に伝えるようにしています。

ただ、そういう人たちというのは、最初から物分りが良い人たちではない場合が多く、
(理解していれば、失礼な態度にはならないはずですから。)
何故自分が諌められているのか理解出来ていない場合も多いので
直接、近くにいる上司かスタッフも一緒に聞いてもらって
何故、ここまで初対面の人に僕が怒っているのか、残念に感じているのかを
とりあえず、お伝えするようにしています。

誰のためかと言えば、他人のためというよりは、自分のためです。

他人は基本的に変えられませんし、
残念な人は、人生の中でよっぽどなことがない限り、
そう簡単に改心するものではありませんが、
そのことによって、他の誰でもない自分自身が
伝えたいことも伝えられずに泣き寝入りしたり
自分を押し殺して残念な想いを伝えられずに後悔することが、
僕にとっては何より自分で自分の魂を傷つける行為だということを
しっかりと自覚しているので、自分のためにハッキリと伝えました。

残念なことは続くもので、その後、時間通りにチェックインして、
色々な調べ物をするためインターネットに接続しようとWifiを調べてみるのですが
部屋にはパスワードの案内すらなく
、こちらからフロントに電話をかけて尋ねると
そこでようやく教えてくれる・・・という有様。

まだ、この範囲なら大丈夫なのですが、実際、Wifiに繋いだら
ほとんど通信が途切れて使えないのです。

もう一度、フロントに電話をすると、
「もう随分前からこの状態で、同じような苦情がくるのですが、
どうしようもないんですよ。」と一言。

もう、完全にビジネスホテルとしては失格です。

これだったら、
「インターネット接続出来ます。」という案内は載せるべきではなく、
このホテルの部屋でパソコンを使って仕事などをしたい人は、
その時点で全てがストップしてしまう訳です。

あまりにも残念なことが続いて、同じタイミングで
伊勢に住んでいる昔からの友人と電話で話す機会があったので
怒り心頭でこの件を話すと(大人げないですが。)、
「あぁ、そこはホンマに良い噂聞かへんで。」とさらっと返されたほど
地元では、ただ高くて小綺麗なだけのビジネスホテルとして有名だったそうです。

友人によると、実際、このホテルを利用した
多くのビジネスマンが、同じようなことを経験して仕事が出来なかった、
年配男性のフロントスタッフの対応が最悪だった・・・と
僕と全く同じ経験をしていることが分かりました。

僕のようにまっとうだと感じているクレームを出している人たちが
随分前から相当数いるにも関わらず、
改善の余地も努力も見られず全くやる気のない、
ただ高くて小綺麗なだけのビジネスホテル。

いくら伊勢という大勢の観光客が訪れる地域だとは言え、
こういう殿様商売をやっているだけでは、
伊勢の印象も、そのホテル自体の印象も悪くなる一方だと感じました。

今回、周辺のビジネスホテルは全て満室で、ここだけ空いていたのは
周囲に比べて2~3千円ほど高い値段だからかな・・・と単純に思っていたのですが、
どうやら、それだけが理由ではなく、
ハード面より、ソフト面、つまりは人間的な部分でかなりの問題があり
そういう噂や評判というのは、
自然と広がり形として表れていくものなんだな・・・ということを改めて実感した次第です。

そして勿論、僕はこういうところは一度切りで
もう二度とご縁はないことでしょう。

こういう経験は、僕にとってはあまり良い気持ちにはなりませんが、
それでも、とても貴重な経験でもあります。

飲食店にしても、ホテルや民宿にしても、その他の組織にしても、
はたまた人そのものにしても、
本当に良い出会いを引き寄せるためには、
自らの意識を高く持ち、その上でしっかり動いていく、
つまりは、ある程度、数を打たなければいけないと思います。

要するに現場の空気を肌で感じるためには、
良い経験も、悪い経験も両方必要であり、
だからこそ、とても良い空間、人、組織やお店、ホテル、民宿などに出会えた時は
心の底から嬉しくて、この上ない幸せを感じると同時に、
そういう良い空間作りに励む、そこに携わる人たちから
学ぶべきエッセンスや生きる姿勢が必ずあるものです。

一昨日、初めて宿泊した志摩の漁師宿にしても、
僕がとても気に入っている、幸せになれる宿(和歌山県)にしても、
こういう良い出会いに辿り着くためには、あまり表に出さないだけで
その陰でかなりの数の失敗、残念な経験をしています。

最初からラクして良いものだけを得よう、
良い出会いだけを求めようと良いとこどりをしようとしても、それは無理な話で
自らの足でしっかりと現場へ向い、体当たりする勇気と行動力が絶対に必要で、
良いも悪いもしっかり感じることによって、
自分にとって良いもの、悪いものの区別が出来てくるものです。

*「最初は誰でもゼロからのスタートです。」
*「エネルギーを停滞させないために。」
*「自らの足で稼ぐ。」
*「心と身体が元気になるハーブ料理。~良いお店発見!~」

自ら動いて得た経験というのは、それが良いものであろうが、
今回のようにとても残念な経験であろうが、
そのような意味でその人の良い感性、価値観をさらに磨き上げて
見る目を養ってくれるものです。

良いものからは素直な愛情と喜び、幸せを、
悪いものからは(反面教師として)自らの崇高な信念を。

どちらからも学べるものがあります。

そういう訳で、今朝は色々な意味で居心地の悪かった
件のビジネスホテルを足早に離れて、(1泊のみの滞在予定でしたから。)
このブログは、wifiが繋がる近くの喫茶店で更新しています。

そして今日は、これから愉快な仲間たちが伊勢に集合し、
皆で海沿いの旅館に泊まって賑やかに楽しく過ごす予定です。

良いも、悪いも、全てのことから学び、気づき、
人生の糧にして心豊かに生きることが出来る
スピリチュアリズムという叡智は、本当に素晴しいと思います。

人生の中で起こる全てのことに意味があり、
その意味を理解して、モノにしていくのか、無駄にするのかは
その人の捉え方、生き方次第です。

これからも体当たりしながら良いも悪いも感じながら
自分なりに充実した人生を歩んでいけるように
1つ1つのことと、しっかり向き合っていきたいと感じた貴重な出来事でした。

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Posted by 山野本竜規 at 07:41 │心の在り方 (2,645)▼