山野本竜規の続・ナカトリモチ日記
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エネルギーを停滞させないために。

2013年06月20日

エネルギーを停滞させないために。オーストラリアから日本に帰国する際、
現地の生活で気に入った調味料などを少しだけ
持ち帰ってきたのですが、その中の1つが、これ。

オーストラリア人が、このパッケージを見れば
必ず笑顔で、「Oh~,VEGEMITE!」とつぶやくほど
定番中の定番のペーストです。

以前、このブログでもご紹介しましたが、
このベジマイトは、ほとんど朝の食卓に並ぶペースト。

色とりどりのジャムや、濃厚なバター、チーズなどと一緒に
さりげなく、だけど、必ず並べられる1品で、
本来は、写真のように、料理の調味料として使う発想はなく、
バターやチーズのようにパンに塗って戴くもの。

中身は、チョコレートペーストと見間違うほど真っ黒で
このベジマイトを知らない人が、朝の食卓に並べられているのを見ると
「あぁ、チョコレートをパンに塗って食べるんだ。」と
完全に思い込まされてしまう、ある意味、厄介な奴でもあります(汗)

まぁ、僕自身も、その1人だったのですが、
食べてみてビックリ、まるで、納豆と味噌と塩辛を
同時に口に入れたような、発酵食品+塩味の衝撃的なお味なのです。

さすがに、日本に帰国してまでも
朝食のパンに、これを直接塗って戴く・・・というほど
オーストラリア生活に慣れた訳ではありませんが、
この衝撃的な味がするベジマイト、
意外に料理の調味料としては万能で
野菜炒めや、その他の料理の隠し味として重宝しています。
(あくまで、日本人的な発想ですが。)

逆にオーストラリア人が、ベジマイトを調味料として使うことはほとんどなく、
僕が料理中にベジマイトを投入しているのを見て、
「えぇ?ベジマイトを料理に使うの?」と驚いていたほど。

「ベジマイト=朝食のトーストに塗るもの」という
完全な固定観念が出来上がってしまっているオーストラリアの人からすれば、
奇想天外な思いつきもしない発想だったようですが、
これが、現地で長年暮らすだけでは気づくことが出来ない
柔軟な発想、チャレンジ精神なのかも知れないな・・・と
料理を作りながら、よく感じていました。

エネルギーを停滞させないために。 エネルギーを停滞させないために。

・・・という訳で、我が家のキッチンには、
今、ベジマイトやらぬちまーすなどお気に入りの調味料などが
産地の区別なく並べられていますが、このように外へ出ると、
その分、色々な「「良い選択肢」が増えるものなんですね。

日本で生活していた頃は、ベジマイトの存在なんて知りませんでしたから、
調味料は、おのずと日本のもの、限られたものしか使わなくなります。

ところが、ほんの少しでも日本から出て、海外で生活するようになると
色々な国の食文化を体験でき、
日本の味付けの良さを再確認すると同時に、
海外で使われている調味料などに出会うと
「これと、これを合わせれば、もっと美味しく戴けるかも。」と
更なる発展的な選択肢の幅が広がる連続だったので
僕は、そのような点でも、勇気を出して、外へ出てよかったな・・・と感じています。

この料理のことは、あくまでたとえの1つなのですが、
要するに、これは、人生においても、全く同じことに繋がると
常日頃から感じています。

人生で迷った時、悩んだ時、落ち込んだ時、
ただ、その中でもがき苦しみ、ただ辛い状況に浸る生き方もありますが、
料理のように、調味料の選択肢、もとい、
これまでの生活だけでは得られない外での経験や新しい発見、
意外な発想の数が多ければ多いほど、
すっと、そこから抜け出して、
新しい方法、生き方、道を見出していける確率が高くなるものです。

人生にマンネリを感じ始めると、人のエネルギーは必ず停滞し始めます。
エネルギーの老化現象とでも表現しましょうか。
どことなく覇気がなくなり、顔の表情も疲れて、全てが億劫に感じてしまいます。

誰だって、そんな人生を送るよりは、
もっとイキイキと、明るく発展的な人生を楽しんでいきたい・・・と願うもの。

だからこそ、時には自らのエネルギーを活性化させるために、
いつもとは違う場所、いつもとは違う人付き合い、いつもとは違う非日常を
意識的に作っていく必要があるのだと思います。

このブログでは何度もご紹介している、方違え(かたたがえ)という方法です。

旅行でも結構、留学でも結構、引っ越しでも結構。

勿論、それらは時間もお金もかかるので
頻繁に出来るものではありませんが、
時間とお金がなくても、発想次第、努力次第で簡単に出来てしまうのが
方違えの素晴らしいところです。

いつもの通勤、通学までのルートを少し変えてみる。
いつも乗る電車やバスの座席、車両の位置を少し変えてみる。
いつもの散歩やジョギングのルートを少し変えてみる。
いつも注文する食堂のメニューを少し変えてみる。
いつも料理で使っている調味料を少し変えてみる。

たった、これだけです。

ですが、このたったこれだけを意識するのか、しないのか、
実践するのか、しないのかで、
その積み重ねは、必ず、のちのち、その人の人生に
大きな明暗というか、影響を与える大切な部分になってくるのです。

この「ほんのちょっと」の変化と、それに伴う行動は、
ほんのちょっとのことなのですが、なかなか、実践できない人が多いように思えます。

何故なら、エネルギーにしても、日頃の生活習慣にしても、
慣れ親しんだ安心ゾーン、定位置から抜け出すことは、
基本的に、誰でも不安になったり、億劫になったり、
ともすれば、リスクを負う可能性がある・・・ということを
無意識に感じているからです。

慣れ親しんだ自分のスタイルを変える・・・というのは、
ある意味、とても難しいことで、
逆に、そこから抜け出すのは、ある種の勢いと勇気、
「もっと発展的に生きていきたい。」という自らの意志と行動力がないと
絶対に抜け出せないゾーンでもあるのです。

サラリーマン時代、
食堂へ行けば、必ず同じメニューだけを注文する人がいました。

勿論、そのメニューが好きで好きでたまらない、
また他のメニューを注文して、がっかりするかも知れないリスクから逃れられる
安心感があるのかも知れませんが、
それだけでは、生きる感性は、ストップしたまま、成長はしません。

一概に「こうだ!」とは断定できないのですが、
僕のサラリーマン時代の経験から学んだことは、
おおよそ、同じ食堂、同じメニューばかり注文していた人というのは、
どことなく頑固で、一緒に仕事がやり辛く、おまけに
あまり仕事の能率が良くなかった人がほとんどだったような気がします。

その人の生き方と、仕事の能率が関係しているかどうかということは
僕は専門家ではないので分かりませんが、
ただ、確実に、その本人のエネルギーは停滞していて、
それ以上、発展的に物事を考えられなかったり、
改善する見込みがなかったり・・・と、残念な状態であることは明確でした。

だからと言って、周囲の人が出来ることなんて、何もありません。

結局は、自らそこに気づかない限り、改善できない部分でもあるのです。

地域に関しても然りで、
ずっと、その場所が大好きで、ずっと同じ地域で生活することは
「地域に根を張って、ひたむきに生きている」と判断されがちですが、
これも2パターンに分かれます。

本当にひたむきに地域に根を張って、その場を離れずに生きている人は、
その日々の生活の中でも、必ず自分なりの変化、
エネルギーと人生のマンネリ防止の術を心得て
人生を楽しんでおられる方が多かったような気がします。

逆に、ただの依存、「離れたくない」という理由だけで
依存の安心ゾーンから抜け出すことをせずに、
ずっとその場に居座り続けるのであれば、
これは、立派な執着であって、
それ以上の発展的な何かを見出せる状態ではありません。

外へ出る、外へ向く・・・というのは、
全ての意味において、次の発展的な人生を歩む上で
必要なエネルギー、生きるための起爆剤でもあるのです。

誰でも見知らぬところへ行くのは、ワクワクすると同時に不安もあります。

新しい調味料を使うことで、味が変わってしまわないか、不安になります。

メニューを変えることで、好みではない料理が出てきたらどうしようかと、不安になります。

外へ向くには、ある意味、リスクも当然あるのですが、
そこを無意識のうちに恐れて、ずっと、そのままでいるのは、
とても勿体ない生き方だと思うのです。

リスクを負うことで、本当に不安が的中して、
「あぁ、残念だったな。」と感じる経験も沢山することになると思うのですが、
その経験があるからこそ、次に繋がる何かがあるもの。

動かなければ、外へ目を向けなければ、何も変わりません。

僕自身、よくこのブログで美味しい料理やお店の紹介をすることがありますが、
その裏で、新規開拓するつもりで入ったお店や料理が
とても残念だった経験なんて山ほどありますし、(ブログではご紹介しませんが。)
そういう経験をせずに、避けて通ってばかり、美味しいとこどりだけする人生なんて、
僕には、とても味気なくて、信じられません。

やっぱり、基本は自らが動いて、感じて、得られた経験こそが、
その後の人生の選択肢の幅を広げてくれるものだと思いますし、
それでこそ、心豊かに生きる感性が、養われていくものだと感じています。

外へ向くのか、向かないのか、動くのか、動かないのか。
それも全て、その人次第。

エネルギーの、人生の安心ゾーンを抜け出す先には、
様々な冒険が待っています。

その冒険すら楽しめる「生きる感性」を養うべく
日々の生活を満喫できれば理想的ですね。

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