山野本竜規の続・ナカトリモチ日記
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老眼とSNSの加工お化け。

2024年10月03日

老眼とSNSの加工お化け。

ここ数年、老眼の症状が顕著になってきまして、
夕方から夜になると、目がぼやけて小さな文字が見づらくなってしまいました。

眼科で定期的に検査をしているのですが、他の不具合は見当たらず、
まさに、正真正銘の老眼の症状なんだそう、笑。

遠くの景色などは、それなりにしっかり見えるのに、
近くにある書籍の文字などに視線を落とすと、もうそれだけで
ピントが合わず、小さな文字がとにかく読みづらい。

今日も夕方4時頃、辞書で調べものをしていたのですが、
この時間になると、もう老眼鏡がないとショボショボして全く使い物にならないほど。


学生時代って、あんなに難なくスラスラと辞書が引けたのに、
アラフィフになって同じ行動を取ると、こんなに時間がかかるだなんて、
自身の身体機能が衰えていることに苦笑する反面、
「まぁ、これもしっかり身体機能を駆使して生きてきた証かな。」と、
それなりに納得している自分がいるのも驚きです。

殊、40代を超えてから周りでもアンチエイジングの話題が増えてきまして、
勿論、加齢に抗いながら、中年男性であれば、周りに不快感を与えない程度に
少しでも清潔感のあるよう身なりを整えておくことは大切だと思います。

ただ必要以上に若々し過ぎるというか、
年齢にそぐわない無理をしすぎた若作りに関しては、
あくまで個人的な感想として違和感があって不自然に感じるのも事実です。

このバランスが本当に難しいところなのですが、
人が生きていく上で必ず通らなければいけない加齢という現象を
どのように受け止め、年齢に応じた適度な身体機能を維持していくのかは
本当に人それぞれだと思います。

僕も自分なりに出来る「中年らしい清潔感の保ち方」を模索しつつ、
それは過度にのめり込むものでも、ズボラに放置するものでもなく、
程良い塩梅で取り入れていければいいなと、自らの老眼と向き合いながら思いました。

閑話休題。

ただ、これはもうエンターテイメント程度の観察なのですが、
インスタグラムを始めとするSNS界隈には、加工お化けというか、
思いっきり実物の本人の姿とはかけ離れているのに、
加工アプリの力を借りて別人に化けながら、怪しいビジネスを展開している界隈があり、
そこはもう魑魅魍魎が跋扈していると言いますか、
とにかく遠くから観察している分には荒唐無稽すぎて逆に面白くなってしまうのです。

例えは随分古くなりますが、昔、ガングロのギャルが流行した時代に、
そのガングロヤマンバのアンチテーゼかのごとく同時期に有名になった美白のカリスマ、
鈴木その子女史のような、ライティングばっちりの加工なら、まだ許容範囲。
局アナウンサーの紹介写真なども、この手の技法が使われますから。

老眼とSNSの加工お化け。
(お気に入りのGIF)

ただ今の加工アプリを使っている美容系インフルエンサーの問題は、
全ての人とは言いませんが、ほとんどが実物の本人の面影をほとんど無くして
別人になる上、それを実名だったり、活動名で正々堂々と表に出てくるという点。

普通の感覚なら、必要以上に詐欺加工写真をアップし続ければ、
実際に対面する人がいたら「あっ、別人だ。」と気づくはずで、
そうなった時、相手に嫌な思いをさせるかも知れない・・・という配慮があるはずで、
そこが一切抜けて「写真で盛れたら問題なし。」という人たちの思考回路は、
やはりどこかおかしいというか、病院で脳の検査をしてもらったほうがいいのではないかと
老婆心ながら感じるのです。

厚顔無恥だとか、そのようなレベルではなく、
完全に頭がおかしいからこそ、やれることなのだろうなと脳の病気を疑うくらいのレベルです。

整形を否定している訳ではなく、整形することによって
本人が時間も労力も苦痛も伴いながら、努力で明るく前向きになれるのであれば
それはそれで素晴らしいことだと思いますが、
SNS上の自称・美容系インフルエンサーって、時間もお金も努力も費やさず、
簡単にスマホの加工アプリで変身して、偉そうに「内面の美」などを語っている点に
どうにもこうにも合点がいかないというか、
男女共に心底、性格ブスなのだろうなと感じています。

アムウェイやニュースキンなどのネットワークビジネス化粧品だか何だかを売りつけるために
自らアプリで加工をしまくって、誰も周りは言っていないのに、
自ら「美のカリスマ」みたいな肩書きまでつけちゃって、
必死に商品と共に自撮り写真を撮りまくる・・・。

「こんな詐欺加工みたいな顔写真と商品を紹介する人間を信じるカモなんて
100人いたら1人くらいだろうな。」と嘲笑気味に観察しているのですが、
逆に言えば、このような厚顔無恥な活動をしている詐欺加工のインフルエンサーもどきは
数打てば当たるを狙って、100人いるうちの1人の情弱をターゲットにしているのでしょう。

人は心身共に弱っていると、時として普段は霞んで見向きもしないような
表だけはキラキラを装った詐欺のような怪しい人に惹かれてしまうものです。

その心の隙を常に虎視眈々と狙っているのが詐欺師なのですが、
SNS上に跋扈している魑魅魍魎たち、もといキラキラを装い、
加工アプリを使って別人のような容姿になり、煌びやかな生活を送っているように
偽装する眉唾物の連中と、根本は何ら変わりないと思っています。

自分自身の加齢や時間の流れを受け止めるというのは、
時として受け入れがたい、とても残酷な現実かも知れません。

多くの良識のある人たちは、それを少しずつ少しずつ受け止めながら、
妥協点を見出し、今ある生活の中でできることを実践しようとするものですが、
一部、そうではない人たちが、
加工お化けたちの偽装キラキラ生活に共鳴して、なけなしのお金を
詐欺師たちに渡してしまう・・・。

芸能界だとか表向きの仕事の人たちが自らの表現の場所としてSNSを
活用するのは普通のことかも知れませんが、
そこに、なまじっか自意識だけは過剰な素人たちが
境界線もなく入り込んでいるからこそ、今のようなカオス状態になっているのでしょう。

キラキラし過ぎているもの、輝きすぎているものには何かしらの罠が仕掛けてある・・・・。

それは言葉にしても、生活の有り様にしても、その他のことにしても。

僕自身、老眼と向き合う年齢になり、それなりに加齢、老いという現象を
自らの実体験として感じるようになりましたが、
少なくとも、偽装されたものと、そうではない素直なものを見極める脳と心だけは
これからもしっかりと維持していきたいものです。








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