山野本竜規の続・ナカトリモチ日記
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身の程知らずと良識ある後悔のない生き方の違い。

2024年04月11日

身の程知らずと良識ある後悔のない生き方の違い。 身の程知らずと良識ある後悔のない生き方の違い。

もう5年ほど前になりますが、コロナ禍が始まる少し前、
まだコロナがこの世で認知される以前に、どういう訳か心境の変化があって
一時期、二拠点生活を実践してみたことがあります。

「どうせ沖縄で住んでいる高い家賃を払うのであれば、同じ額でも
ランクを下げて2拠点生活の家賃に充てて違う地域で生活するのもありかな。」と。

結局、その半年後の2020年5月頃にはコロナが本格的に流行し始め、
各地で緊急事態宣言が出されて沖縄から県外への往復も自粛するようになったため、
二拠点生活は1年半くらいで終わりましたが、これはこれで良い経験になりました。

メインは沖縄の自宅なので、そこはある程度しっかりとした物件を。
もう1つの地域はサブ的な役割なので、学生が住むような
ロフト付き1K、築28年くらいの木造アパートで
テレビや冷蔵庫などの家電もついて月額3万円台という破格の安さでした。
(問題になったレオパレスではなく、普通の木造アパートです。)

古い木造アパートと言っても、室内は壁紙、トイレ、お風呂含め綺麗に
リフォームされていたので、古さは一切感じることなく快適な空間だったのも
好印象です。

あとは寝具と衣類、日用品などを持ち込めば、
すぐにでも生活できる気軽さも良かったなと感じています。

身の程知らずと良識ある後悔のない生き方の違い。 身の程知らずと良識ある後悔のない生き方の違い。

駅から徒歩5分、周りは閑静な住宅街でスーパーやコンビニも徒歩5分、
あと面倒臭がりの僕が一番重要視しているガス衣類乾燥機がある
コインランドリーまでは徒歩3分とアクセス、ロケーションも良かったので、
とても気に入っていました。

湿度が高く比較的賃貸物件でもガス衣類乾燥機が普及している沖縄ならまだしも、
本土の賃貸物件でガス衣類乾燥機が備わっている部屋なんてほぼ皆無で、
せいぜい超高級賃貸物件くらいかと思われます。

そうなると洗濯後の乾燥は、ほぼコインランドリー一択の僕の場合、
近くに歩いて行けるコインランドリーがあるというのは
大切な生活の条件の1つでもあったのです。

サブの拠点では車なしの生活で、全て公共交通機関か徒歩だったので
車社会の沖縄での生活が長かったためか、良い刺激になりましたよ。

電車やバスの時間を考えて行動する、買い物の量を考える・・・など。

これらが個人的にはとても新鮮で、学生時代に戻ったかのような気持ちになり、
ほんの1年半の二拠点生活でしたが、長い人生の中で
実現してみたかったことの1つだったので大満足。

ただ、人ってプライベート空間に慣れてしまうと、さすがに古い木造アパートの
1Kは隣の住人の振動や音まで全部伝わってしまうくらいだったので、
今のうちは、それなりに長く住むことは難しいだろうな・・・と感じたのも事実です。

せいぜい学生や20代前半の若いうちか、老後、色々な断捨離をして
余生を過ごすくらいの時に利用する物件だろうな・・・と。

まぁ、賃貸の場合、60代になると途端に審査が通らなくなり、
借りられる物件も少なくなるので、それは仕方ないこととして、
僕がもし後期高齢者くらいの年齢になった頃には、さらに高齢化が進んで
物件も余りまくっていることでしょうから、そのハードルは下がることでしょうし、
それから先の要介護になった場合のことは、今、考えすぎても予測不可能ですので
とりあえず直近10年くらいのことを、おぼろげながら考えておけばいいのかなぁと。

人の人生って、本当に予測不可能で、その直近10年と考えている時間でさえ、
本当にあるのかどうかすらも分からないくらいです。

だからこそ、一瞬一瞬、今目の前にある生活を大切にする気持ちが大切だと思いますし、
同時に、少しでも悔いを残さない生き方を実践していければいいなと
個人的に感じています。

特に僕自身、50代を目前に控えて、まだまだ気持ちだけは若いつもりでいたのに、
既に色々なことが出来なくなってくる、はたまた気力体力が伴わなくなって
実践しようと思っても、そこまで気持ちや体力が追い付かない・・・というのを
自らの身体で感じているくらいなので、若ければ若いうちに、
やりたいこと、実践しておきたいことは、可能な限りやっておくのは大切だなと思うのです。

とりあえず40代までに「二拠点生活を経験してみる。」は実現できたので、
個人的には大満足です。

たった5年前のことでも、今、同じことを実践してみましょう・・・と言われたら、
確実に心も身体も難色を示すと思います。

世の中の情勢も然り、物価高も然り、個人的な気力体力も然りで、
たった5年前のことでも、今では無理だろうなと感じることなんて沢山あるので、
本当に実現したいこと、挑戦してみたいことがあるのであれば、
時期尚早と言われたとしても、気力体力がある若いうち、そして一瞬一瞬の
想いを大切に動いていく積み重ねで、
その人の心豊かさが決まっていくものだと感じています。

どこからどう見ても実力不足、失敗しか予測できないような無謀な挑戦に関しては
「やめておけばいいのに。」と遠巻きに眺めることしか出来ませんし、
それはそれで本当に無駄な時間だと感じる、レリゴーブスどもも大勢います。

他人に迷惑をかけ、自身の身の程も知らず、「自分がやりたいから」だけで
その日の気分で自分勝手なことばかりを「挑戦」とか「自由」などと勘違いする馬鹿は
本当に論外で、失敗して益々落ちぶれる他、道はありませんが、
こういう輩は周りの人たちの忠告を無視して突き進むでしょうから、
放っておくしかありません。

せいぜいその言動や生き方によって、自身に被害が及ばないようにするのみ。

ですが、他人に迷惑をかけ過ぎず、自分で責任が負える範囲内の挑戦や、
やらなければ絶対に後々後悔するであろう事象に関しては、
常識、良識の範囲で思う存分、実践したほうが良いに決まっています。

自分勝手で身の程知らずなレリゴーブスの新しいことへの挑戦、
新しい環境に飛び込みます宣言は、ほぼ上手くいかないので
遠巻きに眺めながら放っておくしかありませんが、
それ以外の発展的な挑戦、実践に関しては絶対に無駄な経験にはなりません。

日々の生活の中で、大きな挑戦、新しいことを始めることがなかったとしても、
少数単位で1週間のうちに、「これだけはやっておきたい。」という事象があれば
可能であれば遂行する。

もしできなかったとしても、「これだけはやっておきたい。後悔するだろうな。」という
想いに考えが至る時点で立派だと自身を鼓舞しながら
1日、1日を大切に積み重ねていけたらいいですね。




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