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さくらんぼと奉納ダンスと座敷わらし。~2019年初夏のタガマヤ村滞在・2~
2019年06月18日

今日は昨日ブログ更新した座敷わらしの宿・山形県にあるタガマヤ村滞在記の続きです。
*「座敷わらしちゃんも人を選びます。~2019年初夏のタガマヤ村滞在記~」
1年の中で6月中旬あたりの時期は、山形のサクランボ農家は一番忙しい時期で
約2週間のうちに佐藤錦を収穫しなければならないほど大変なんだそうです。
さくらんぼにも色々な品種があり、佐藤錦はこの時期が一番のピーク。
今回、座敷わらしの宿に宿泊した沖縄で生活している僕たちは、
皆、スーパーでしかさくらんぼを見たことがなく、おまけに普通に手が届く値段ではないので
まさに高嶺の花というか、淡い憧れのようなものがあり、
そのさくらんぼの収穫が最盛期を迎える時期に山形を訪問できたことも
とてもラッキーだったと感じています。
そしてタガマヤ村のオーナー半助さんが、
さくらんぼにあまり馴染みがない沖縄メンバーに配慮して下さり、
なんとほんの少しだけ、さくらんぼ農園を案内して収穫体験をさせてもらうことが出来ました。
もうこれには皆、本当にテンションMAX!

タガマヤ村自体、色々な畑に囲まれたとても広い敷地なのですが、
半助さんはタガマヤ村の管理だけでなく、農業もされているので
さくらんぼの収穫時期は朝5時に収穫を開始しなければならないほど
多忙を極める時期でもあります。
そんなお忙しい中、沖縄から宿泊しにきた僕たちのために
わざわざご自身の農園に案内して下さったのですから、本当に恐縮すると同時に
こんな機会、滅多にないので皆、大喜びでした。




6月の時期の山形は朝晩は13℃前後とかなり冷え込み、
日中は25℃、場合によっては30℃を超える暑さで、その寒暖差が激しく、
これには沖縄組も皆、ビックリ。
しかし、その寒暖差こそが、サクランボが甘く瑞々しく育つのに適した環境らしく、
朝の寒い時間帯に収穫するのが普通なんだそうです。
実際に木に実っているさくらんぼを間近で見る機会もありませんし、
ましてやそれを収穫させてもらえるだなんて夢のような体験だったので、
皆、半助さんから収穫のコツを教えてもらいながら、それぞれ腰に巻いたかごに
摘み取ったさくらんぼの実を入れていきました。
収穫したさくらんぼは、おばあちゃんたちが手作業で選別し、
それぞれの大きさや色などに分けて出荷される流れなので、
ほぼ手作業、マンパワーのみで丹精込めて作られているのだな・・・と
その現場を見ながら感心するばかりでした。
時々、収穫の合間につまみ食いをしたのですが、
摘みたてのさくらんぼの弾力、甘さ、瑞々しさがこれまた格別で、
このような貴重な体験を提供して下さった半助さんには本当に感謝しています。
約40分ほどの収穫体験でしたが、これも一生、思い出に残る楽しいイベントになりました。



それにしても初夏の山形の風景は、キラキラ輝いて本当に美しかったです。
田んぼや畑の緑と、澄んだ青空の風景に溶け込むだけで
自然と大きく深呼吸をしてしまうような、伸び伸びとしたおおらかさがあります。
何度見ても飽きず、何度訪れても、気持ちが穏やかになるお気に入りの地域です。
さくらんぼ収穫体験が午前中だったので、その後、お昼ご飯を食べに行った後は
夕方まで皆、フリータイム。
タガマヤ村の建物の中でお昼寝をする人、ちょっとドライブで出かける人、
僕のように大きな湯舟に浸かって(タガマヤ村のお風呂がまた上等なんです)
お風呂タイムを満喫する人など、それぞれ自由な時間を過ごすことが出来ました。
特に今回、沖縄からやってきたメンバーは、
皆、それぞれ宿泊の直前まで仕事でバタバタと忙しくしており、
まとまった睡眠時間を確保することが出来ないほどの生活だった人が多く、
まさにタガマヤ村での休日は、心と身体をゆっくり休める最高のリラックスタイムでもあったのです。

これは弥生さんが撮影した写真ですが、
タガマヤ村の建物の横にある大きなご神木の下にはハンモックがあって、
僕は真冬以外の季節は、ここでよく昼寝をしています。
ちょうど木陰になっていて、吹いてくる風が本当に心地良く、
適度にゆらゆら揺れているので、とにかく気持ち良くて・・・。
そして木の上は秘密基地になっているので、
ここでのんびり読書などをして過ごす人たちも多いのです。


木の上の秘密基地からは、遠く蔵王の山々を見渡すことが出来て、
ここも密かな癒しスポットとして人気となっています。

タガマヤ村滞在の素敵なところは、たとえグループで宿泊したとしても、
敷地が広いために、時にはそれぞれが思い思いの好きな時間、空間を確保して
自由にリフレッシュできるという点です。
僕たちもお昼ごはんを食べた後は、夕方まで自由行動で、
こういう気兼ねない過ごし方が出来て、これは1棟貸し切りでなければ出来ない
贅沢な時間の使い方だと思っています。




特に6月はさくらんぼのシーズンなので、本物のさくらんぼにプラスして
山形で市販されているさくらんぼジュースなどで喉を潤して
またのんびり昼寝をして・・・。
もうこのまま日常生活に戻るのが名残惜しく感じるほど、
非日常の穏やかでゆっくりした空気、空間に身を委ねる感覚が
とても心地良かったです。
夜は皆で近くにあるお勧めの焼き肉店で美味しい焼き肉をば。
その後、夜8時過ぎにタガマヤ村に戻ってきて、
そこからはもう1つのメインイベントである、座敷わらしの間での歌披露&ダンス奉納。
宮城姉妹のお2人はプロの歌手でもあり、
また近いうちに新曲がリリースされるので、その新曲の数々を
一足早く座敷わらしちゃんたちに感謝の意味を込めて奉納し、
そこに踊り好きのメンバーがヘンテコなダンスを踊って皆で大盛り上がり。

宮城姉妹のお2人のタガマヤ村訪問は今回で2回目でしたが、
2回共、夜に座敷わらしの間で楽曲披露や奉納ダンスをして
皆でワイワイ賑やか、華やかな時間を過ごしています。
そしてこういう楽しい雰囲気、音楽が大好きなのか、必ずその後、
この座敷わらしの間で不思議な現象が頻発するので本当に面白いのです。
今回は新曲披露する中で、とある楽曲になると、
いつもはどんなに激しく動いて振動が伝わったとしてもクルクル回ることがない風車が、
その曲を歌った時だけリズムに合わせるかのように左右に揺れ動き、
また試しに別の曲を歌うと、ピタリと止まるという。
それで皆、「あぁ、ザッシーちゃんはこの曲が好きなんだね。」と
おおよそザッシーちゃんたちの曲の好みまで分かってしまうほど
見事なまでの不思議現象に一同微笑ましい気持ちになりました。
その宮城姉妹の新曲の数々が、多くの人たちの応援歌のような歌詞、メロディーなので
そういう部分にも座敷わらしちゃんたちが歓迎の意味を込めて
色々な反応をしてくれたのだろうな・・・と思いました。

本当にあっという間の初夏のタガマヤ村滞在でしたが、
とにかく何度訪れても、どの季節に訪れても、
「また、ここに遊びに来たいな。」と思える素敵な空間です。
写真だけで座敷わらしの間を見れば、お供えの人形やぬいぐるみなどが多くて
少しだけ怖いのかな・・・と思ってしまいますが、百聞は一見に如かず。
実際にこの建物の中に足を踏み入れると、
それだけで清々しい清浄な空間であることが、そこかしこから感じられます。
これも毎日、この建物を管理し、宿泊する人たちを温かくお迎えして下さる
オーナーの半助さんの優しさと日々の努力の賜物だと思っていますし、
だからこそ、これだけ人気で多くの人たちが殺到していたとしても、
変わらず座敷わらしちゃんたちが住み続けているのだろうな・・・と感じました。
僕自身、有難いことにこの6月のタガマヤ村宿泊が決まった後に、
予定していなかった長期の県外出張が決定し、7月上旬から約1ヶ月、
沖縄を離れることになる等、
益々、ナカトリモチの仕事が忙しくなってしましました。
そしてもっと振り返ってみると、初めてタガマヤ村に滞在する日まで、
沖縄で生活していた僕が定期的に東北地方や山形県で仕事をする機会なんてなく、
このタガマヤ村に宿泊して、不思議な体験をしてから、
当たり前のように1年のうち2~3回は東北、山形を公私共に訪問するようになるという
これまででは考えられなかった土地とのご縁を頂いています。
他力本願ではなく、ただのご利益主義でもなく、
日々の仕事や周りにいる人たちを大切にしながら、それらの毎日を淡々と積み重ねてさえいれば、
必ず何かしらの恩恵が受けられるものだと思いますし、もちろん、その逆も然り。
これからも定期的に山形のタガマヤ村で良い時間を過ごせるように、
日々の仕事、生活と向き合っていきたいと思います。
本当に本当に楽しい初夏のタガマヤ村滞在になりました。
オーナーの半助さん、そして一緒に楽しい時間を共有してくれた沖縄のお友達の皆さん、
ありがとうございました。またタガマヤ村で再会しましょうね!
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Posted by 山野本竜規 at 14:38
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