山野本竜規の続・ナカトリモチ日記
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あるおばあさんが生きた証。~人として大切なこと~

2016年05月14日

あるおばあさんが生きた証。~人として大切なこと~昨日から愛知県東海市での霊視個人セッションが始まり、
今日はこれから2日目の個人セッション、
そして明日は東海市でのナカトリモチ勉強会の講演
引き続き、こちらでの仕事に集中しています。

ちなみに昨日のカウンセリングでは大きな山あり谷あり、
まるでジェットコースターのような感じでした(笑)。

毎回、カウンセリングではお越しになった方の状態によって
霊的世界から伝えられるメッセージが変わってくるものですし、
いつも大なり小なりその違い(穏やかなものと、そうではないもの)があるものなのですが、
特に昨日のカウンセリングではその差が激しく、
全てのカウンセリングを終えた後は、僕も改めて
「世の中、本当に色々な価値観、考え方、生きるセンスの違いがある人たちがいるものだな。」と
実感した次第です。

要するに1を伝えて10を理解できる聡明な方もいらっしゃれば、
10を伝えても1も理解できない根本的な生きるセンス、想像力に欠けている人もいて、
(僕の言葉に言い換えると、いくら年齢や経験を重ねても聡明さがないバカな人。)
こればかりは僕にもどうしようも出来ないため、
霊的世界から伝えられるメッセージをお伝えすることと、
あとは、1人の人間として、心から良いと感じることも、そうではないと感じることも
包み隠さずしっかりとした意思表示と共に相手にお伝えすることのみ。

ちなみに本当に上から目線で申し訳ないですし、
僕自身も自分が賢い人間だとは微塵も感じていませんが、
やっぱり、個人的に生きるセンスがないバカは大嫌いなので、
今回のセッションでも、霊的世界ではなく、1人の感情をもった人間として、
そのことを相手にハッキリと、かなり厳しくお伝えしました。

一般常識で考えれば、カウンセラーがこのような言動を取ること自体、
既に失格の烙印を押されてしまうものですし、
「良い人像を売り物にするはずの客商売としてどうよ。」と自らのイメージダウンになることを
このようにブログで正々堂々と告白している時点で常識外れなのかも知れませんが、
やはりこれは、僕の信念、信条から捉えて自己責任で行なっていることなので
周囲がどう判断しようが、それはあくまで部外者の表面的な価値観であり、
僕には一切関係ありません。

そして伝えるべきことをしっかりお伝えしたら、
僕のナカトリモチとしてのお役目、仕事はここまでで、
そこから先、そのメッセージなり、想いなりをどのように解釈し受け止めるのかは
全て相手側の作業、責任でもあるため、そこから先は一切手出しできません。

そのような境界線がしっかりしているため、
それこそジェットコースターのような山あり谷ありの激しい起伏のある
カウンセリングだったとしても、必要以上に疲れることはありません。

そしていつも感じるのは、「だからカウンセリングは奥が深い。」ということ。

たとえ同じ人物だったとしても、その時の状況、心境によって
全くメッセージも変わってくるものですし、
この仕事には慣れやマニュアルというものが一切通用しないため、
常に1つ1つの仕事、1人1人と向き合う時の心構えは新鮮な状態で臨む繰り返しです。

「きっとこの仕事を続けていく限り、ずっとこの経験の繰り返し、積み重ねだろうな・・・」と
良い意味でカウンセラーとしての自覚、
仕事に取り組む姿勢を意識する機会にもなりました。

これぞ、まさに「物事の状況はどうであれ、
とりあえず今の一瞬一瞬をしっかり生きているな。」と僕が実感している感覚でもあります。

閑話休題。

そんな山あり谷ありのカウンセリングが多かった昨日ですが、
それとは逆に、いつも通り穏やかに話が進んでいく人たちも勿論いらっしゃって、
東海地方でのカウンセリングや勉強会などに定期的にお越しになる
Tさんという方から、今回、素敵なものをお借りしました。

それがこちら。

あるおばあさんが生きた証。~人として大切なこと~

かなり厚手のアルバムのようなものだったのですが、
中身は1ページ、1ページ、丁寧に手書きで描かれた心温まる絵と
その時の心情を綴った分かりやすい文章がセットで添付されていました。

まるで絵本を読んでいるような感覚でしょうか。

その内容は、ご自身が大好きだったおばあさんが亡くなられて、
その生前のおばあさんの姿、日常生活の中で何気なく発した言葉など
Tさんが心に残っているものを物語形式でまとめたものでした。

これが素直に心が温かくなる、素敵な仕上がりだったのです。

掲載する写真は、アルバムの中のほんの一部、ストーリーなのですが、
僕はTさんのおばあさんに直接お会いした事はないにもかかわらず
おばあさんのお人柄、そしてTさんのおばあさんに対する想いが
しっかりと伝わってくるようで、読み進めていくうちに自然と心が温かくなりました。

あるおばあさんが生きた証。~人として大切なこと~

あるおばあさんが生きた証。~人として大切なこと~

あるおばあさんが生きた証。~人として大切なこと~

あるおばあさんが生きた証。~人として大切なこと~

あるおばあさんが生きた証。~人として大切なこと~

あるおばあさんが生きた証。~人として大切なこと~

あるおばあさんが生きた証。~人として大切なこと~

確かにTさんのおばあさんは、この世にはもういません。

日本のとある地域で、名も知れず何か特別なことをやっていた訳でも何でもない
どこにでもいそうな優しいおばあさんだったと思いますが、
そのおばあさんが直向きに懸命に生きた証が、このアルバムに全て詰まっていました。

人はどうしても、上を見過ぎて「何か特別なことをやらなければいけない。」
「自分らしい生き方、仕事を模索しなければいけない。」
「もっともっと誰かの役に立てるような人物、仕事、生き方をしなければいけない。」と
ついつい自らの身の丈を忘れて、本当に大切にしなければいけない、
日常生活の中にある風景や、誰かと交わす言葉、生きる作業を
おろそかにしてしまいがちでもあります。

カウンセリングでも、いかに自分の人生に欲求不満で右往左往
贅沢なことで悩んでおられる人が多いことか、
当たり前の日常を丁寧に生き抜くことだけで素晴しいはずなのに
その大切さ、有難さに意識を向けられない人たちが多いことに対して
少なからず残念に感じることがあるのも事実です。

ですが、しっかり自分の人生に根を下ろし、直向きに人知れず、
誰かに認められる訳でも、誰かに賞賛される訳でも、理解される訳でもない
当たり前の日常を当たり前のように丁寧に生き抜いてこられたおばあさんの一生を
このような形で触れることによって、
やはり、人がこの世を生きる上で、本当に大切なものは何なのか
改めて思い起こさせてくれる温かい気持ちになるのです。

人知れず直向きに生きてこられたおばあさんの人生は本当に素晴しいものですし、
そのことを他の誰でもないお孫さんのTさんや、
霊的世界が何よりもよく理解していますから、その生きた証が、
後々、色々な人たちの生きる希望に繋がっていくものだと思うのです。

そして、おばあさんは、Tさんの心の中でいつまでも生き続けています。

これぞ、まさにスピリチュアリズムの本質である「生きた証」であり、
直向きに人生をまっとうされた方の素晴しいお手本でもあるな・・・と
その愛情たっぷりの絵本のようなアルバムを拝見しながら感じました。

勿論、僕は、人としての器が大きくて誰にでも優しいTさんのおばあさんのような人生は、
もともとの性格、生きる方向性が違うため歩むことは出来ません。

むしろ、このブログでも、そしてカウンセリングのような仕事でも、
包み隠さず物事を伝えるため敵は増えていく一方ですし(笑)、
そのような意味での優しさは皆無なのですが、
これも僕が一瞬一瞬を自分なりに懸命に生きた証そのものだな・・・と
素直に自分の人生を受け入れられる気持ちになります。

人生において大切にすることは、人の数だけあって良いと思うのですが、
ブレてはいけない根本的な生き方、普遍的なものがあるということだけは
絶対に忘れてはいけないと思います。

ふと昨日のジェットコースターのようなカウンセリングを終えて
ホテルに戻り、Tさんとおばあさんが共に歩んだ大切な歴史を感じながら
そのようなことを考えていました。


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Posted by 山野本竜規 at 07:23 │心の在り方 (2,645)▼