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骨折り損の人生から卒業しましょう。
2015年11月09日

ナカトリモチ勉強会の講演会場までの道すがら、
僕は滞在先のウィークリーマンションから会場まで
ゆっくり歩いて30分ほどの距離を散歩を兼ねて
札幌の街の景色を満喫しながら向いました。
紅葉していた街路樹の葉も地面に落ち始め、
いよいよ本格的な冬が始まるのだな・・・と感じました。
この季節の移り変わりを肌で感じていると、
僕は自然と、その変化が人の心や魂の変化(成長)にも、
そっくりそのまま当てはまるような気がして不思議な気持ちになります。
ここ最近、霊視個人セッションやプライベートでお会いする人たちの
優しい眼差しというか、純粋な心が一気にフラッシュバックしてくるように
そのお1人、お1人の魂の成長、ステップアップしていく瞬間の姿が
僕の頭を駆け巡っていくのです。(勿論、良い意味で。)
どういうことかと言えば、ここ最近お会いする方の多くは、
それが仕事にしても、プライベートにしても、
良い意味でお人好しで、何かしら周囲の人に頼られて、
その結果、気づいてみれば、いつの間にか骨折り損をしている・・・という、
やはりお人好しな人生を歩んでこられており、
そろそろ、そういう人生から卒業して、本当に自分らしい生き方を
追求していけるステップアップの時期に差し掛かっておられるような、
人生の大きな変化と向き合っておられる方が多かったのです。
僕は、一方的に骨折り損をさせられる、基本的にお人柄の良い純粋な人たちは
理屈抜きに大好きで、「純粋で良い人たちだな。」と素直に感じます。
僕が一番やるせないというか、「理不尽だな・・・。」と感じるのは、
基本的に、このお人好しタイプの人たちは、やっぱり純粋で良い人たちが多くて、
本来であれば、その優しさであったり、人柄の良さなどが
良い意味で周囲の人たちの手助けになれば理想的なのですが、
これまた本当に残念なことに、この世の中には、そういう純粋な善意を、
故意に悪用したり、利用したりする輩が多いということ。
でも、これがこの世の常でもあります。
「お金に困っているので、ほんの少しサポートしたら、そのままドロンされた。」
「良かれと思って助けてあげた人が、のちのち勘違いを起こすようになって
一方的に悪意を向けられるようになった。」
「ボランティアのつもりで頼まれごとをやっていたら、いつの間にか
他の人たちに全ての仕事、厄介ごとを押し付けられるようになってしまった。」など、
このお人好しタイプの人たちの、骨折り損エピソードというものは
枚挙にいとまがないほど、同じような骨折り損をしているケースがよくあります。
本来であれば心の底から同情すべきことなのですが、
霊的世界では、毅然とした態度でそれらの出来事を「良し」とせず、
このような純粋なお人好しタイプの人たちのことを「骨折り損体質」と表現して、
「本当に相手に対する優しさがあるのであれば、思い遣りがあるのであれば、
時には相手のためを思って厳しく接することも必要です。」と、
無理難題を伝えてくることが多いのも事実。
基本的に心根が優しい、純粋に良い人柄の人たちに、
この事実をお伝えするのは、普段は言いたい放題で辛口のこの僕でさえも、
ほんの少し、心がチクリと痛むものです。
そして、これまた霊的世界が伝えてくる本質を見事に突いたメッセージも
僕には十分理解できるので、やはり正直に
そのことをお伝えする他ありません。
おまけに僕自身、自分の人生の過去の失敗の1つとして、
全く同じ経験をしているので、そのお人好し人生から卒業しなければ
いつまで経っても本当の自分の心豊かな生き方には到達できない・・・ということを
自らの体験で知っているために、余計に霊的世界の真実を突いたメッセージも、
はたまた、お人好しタイプの人の行動も、両方理解できるのです。
過去の僕の場合は、純粋な動機とは言えませんが、
単なる世の中に対する甘い考え方で、
骨折り損をする人生ばかりを歩んできた経緯があって、
頼られたら、助けを求められたら、なるべくその助けに全力で応えることが全て、
でも思ったほど相手はその労力や行為に対して感謝の気持ちすらなく
むしろ、やってもらうのが当たり前、吸い取るだけ吸い取って、
美味しい蜜だけを搾り取る吸血鬼のような人たちも意外に多くて、
そのことで他の誰でもない自分自身が傷つくことも少なからずありました。
これは勿論、吸血鬼タイプの人間が一番悪いのですが、
そういうお人好し人生からとっくに卒業してしまった今の僕なら
はっきり自覚できるのは、そのような吸血鬼たちに
ヘンに利用、悪用されてしまう骨折り損オーラを出していた自分自身が
一番の原因だったということです。
相手に見返りを求める訳ではありませんが、
特に吸血鬼タイプの厚かましい依存心の塊のような輩は、
「やってもらうのが当たり前。」「サービスしてもらうのが当たり前。」
「助けてもらうのは当たり前。」
「だけど自分は何もしたくない、ラクして何かを手に入れたい。」のであって、
ずっと人生の中で「頂戴!」「頂戴!」「もっと頂戴!」を繰り返し続け、
際限なく、そこには終わりというものが存在しません。
要するに、吸血鬼タイプは一生、その強烈な依存心から発せられる
厚かましさだったり、図々しさだったり、
受け取る一方の残念な生き方、人生の流れは一切変わらないということです。
そしてそういう輩は、これまた頼れる人、自分の「一方的な頂戴!」を実現してくれる人、
強く押して断れない人たちを、見事な嗅覚で見つけ出して、
搾り取るだけ搾り取ることを得意としています。
おまけに、そこから搾り取れるものがなくなったら、
簡単に鞍替えをして、また次のターゲットを見つける繰り返し。
言葉は本当に悪いのですが、こういう輩は
「本当に一度死んで、霊的世界や来世で思いっきり苦労しやがれ!」と一喝したくなります。
これは本人たちが無意識の場合も多いので本当に厄介なのですが、
こういう厚かましい人たちを依存させてしまうのも、
基本的に心根が優しい、骨折り損体質の人たちの特徴でもあります。
だからこそ、霊的世界は、その負のスパイラルを
自らの意志で断ち切り、しっかりと距離を置いて、
その労力であったり、思い遣りを、先ずは自分自身に向けて
地に足つけることを求めてきます。
ちなみに、その吸血鬼の相手が、
血が繋がった親兄弟、子供など家族、親戚である場合もありますし、
全く血のつながりのない第三者である場合もありますが、
どちらの吸血鬼の見分けがつきにくいかといえば、
他人よりは家族や親戚の中に本当の吸血鬼がいた・・・というケースです。
血の繋がりのある家族や親戚を吸血鬼扱いするのは、
この世においては本当に非常識なことかも知れませんが、
その吸血鬼に搾り取られるだけ搾り取られ、
他の誰でもない自分自身の人生を台無しにしている
お人好しの骨折り損体質の人も、意外なほど多いものです。
勿論、僕自身にも過去に同じような失敗の経験があります。
実家の神社を経営していた父が亡くなり、
それまで勤めていた会社を辞めて、全ての建て直しをするために
僕自身がその矢面に立つことになりましたが、
他の家族たちのやっていることと比べれば、
結果から言えば、一番労力を使い負担が大きかったのは僕自身でした。
その時は「病気の後遺症がある母のため。」
「家族のため。」「神社を残すため。」「残された人たちのため。」と
自分で自分を言い聞かせて乗り切っていましたが、
これこそ、周囲の家族だったり、他の人たちを無意識に強烈に依存させてしまう
一番やってはいけないことだった・・・ということに、後から気づいたのです。
会社を辞めて自営業者の経験もなかったのに、
いきなりその道に放り出されているにも関わらず、
自分の生活だけでも精一杯なのに、
実家の神社の手伝いを全てボランティアで行ない、
その神社の収入源のほとんどは僕自身が霊能者としてやる仕事で入ってくるもの。
完全に滅私奉公という名のボランティアです。
しかも、そんなボランティアをやる前に、
自営業者として自分の生活を成り立たせなければいけないにも関わらず・・・です。
それもこれも家族のため、神社を慕ってくれる人のため・・・と
今から考えれば本当に甘ったるい動機、浅はかな正義感や
甘い世の中に対する考え方でやってきたことが、
多くの吸血鬼を増やしていく結果になっていたことに気づいた時は、
本当にショックというか、情けない気持ちで一杯になりました。
しかし、そこに気づけば、僕の行動は早いので、
全て自分1人で負担を背負うような、骨折り損のような生き方はリセットして、
「出来ることは出来る。」「出来ないことは出来ない。」
「他に心の底からやりたい人がいるのであれば、その人にお任せする。」という
本当の意味での助け合い、協力体制を整えて、今の生活が成り立っています。
僕が本当の意味で他人の吸血鬼からも、身内の吸血鬼からも、
そしてそんな中途半端な同情心や正義感から来る、
甘っちょろい世間に対する価値観からも、骨折り損体質の惨めな人生からも
全て卒業できた瞬間です。
これがフリーランスになって3年目の出来事で、
そこから本当の意味で、今のようなナカトリモチの活動が出来るようになりました。
だから余計に理解できるのは、
吸血鬼は意外なほど身近に存在していて、
骨折り損オーラを少しでも出せば、一気におんぶにだっこで
強烈に依存してくる輩が、この世には必ずいるということ。
それを血が繋がった身内だから、同級生だから、
昔仲が良かった友人だから・・・と、中途半端な同情心で依存させてしまっては、
結局のところ、相手にとっても、自分にとってもマイナスにしかならない・・・という事実を
それらの経験からしっかり学ぶことが出来たからこそ、
基本的に心根の優しい人たちには一刻も早く、
その骨折り損体質から卒業して欲しいと願う気持ちがあるのです。
そして、そこでまだ良心の呵責が見え隠れするのであれば、
霊的世界は更に止めを刺すような言葉を伝えてくると思います。
「吸血鬼のような人たちは、依存する対象が
別に「あなた」でなくても誰でもいいんです。
でも、あなたは、本当の意味であなたを必要としてくれる、
そして大切に思ってくれる人たちのために力を発揮する生き方を選ぶべきです。」と。
そのためにも、吸血鬼に労力を吸い取られるのは本当に勿体ないということに
しっかりと自覚を持たなければいけません。
だからこそ、霊的世界は、「本当に相手のためを思うのであれば、
時には毅然とした態度で厳しく物事を伝えることも必要ですよ。」と伝えてこられるのです。
僕は無意識の依存オーラ、吸血鬼オーラを放つ人の言動が、
これまた敏感なほどすぐに理解出来てしまいます。
(過去に何度も同じ失敗をしていますからね、笑)
でも、今、そのような人たちと出会ったとしても、
ご存知の通り、今の僕は完全にスルーするような生き方ですから、
一切、残念な人たちとのご縁がありません。
出会ったとしても、すぐに切れるか、フェイドアウトするか、
必要以上に近づき過ぎることなく、僕自身には一切負担はありません。
このような人生の下地が出来てこそ、
ようやく本来持てる自分自身の技術や能力、お役目というものが
明確になってくるものではないかな・・・と感じています。
もし、あなたが今、お人好しの骨折り損体質の人生を繰り返しているのであれば、
そろそろ、そのような骨折り損の人生と綺麗さっぱりお別れして、
本来、進むべき道、お役目に邁進できる下地作りをする勇気を持ちませんか?
骨折り損の人生から、自分の意志と行動力で卒業できた時、
ようやく霊的世界は、本当の意味でのあなたにとっての幸せな人生の道しるべを
ありとあらゆる形で示してくださるようになります。
基本的に純粋で、心根が優しくて、人柄が良い人たちだからこそ、
もっともっと幸せになって欲しいと願うのが、霊的世界の本当の愛情でもあります。
そのためにも一時的な心の痛み、良心の呵責はあるかも知れませんが、
ばっさりと周囲にいる吸血鬼たちとの
負のスパイラルを断ち切る努力をしなければいけません。
季節が変わるごとに、人の心、魂も確実に良い方向に変化する人と、
ずっと変わらずそのままの人がいます。
あとは、やるのか、やらないのか、意識して動くのか、動かないのか、
たったそれだけの違いです。
1人でも多くの心優しい骨折り損タイプの人たちが、
より自分らしい生き方を目指せるようになるといいですね。
*お知らせ*
*11月22日(日)・神戸ナカトリモチ勉強会、参加者募集中です。
*12月6日(日)・福岡ナカトリモチ勉強会、参加者募集中です。
*県内、県外の土地家屋の鑑定、お祓い随時受付しております。
Posted by 山野本竜規 at 07:13
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