山野本竜規の続・ナカトリモチ日記
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悩むより、動くこと、実践することが大切です。

2015年06月29日

悩むより、動くこと、実践することが大切です。今日で2日間続いた沖縄での霊視個人セッションが
無事に終了しました。今回のカウンセリングのために
わざわざ県内外からお越し下さった皆さん、
本当にありがとうございました。
あるクライアントさんから戴いたお花も
とても華やかで空間に彩を添えてくれましたよ。

全国各地で実施しているカウンセリングには、
本当に色々な人生背景をお持ちの方がお越しになるのですが、
カウンセリングのある瞬間から、急に顔の表情がパッと明るくなり、
それまで思考が停止していた状態から「あれもやってみたい。」「これもやってみたい。」と
自発的に色々な発展的な気持ちが出てくることがよくあります。

たとえるならば、光を遮る真っ黒のカーテンに全身がすっぽり覆われている
周囲が見えない、自分が何をやっていいのか分からない、何も考えられないような
エネルギーが停滞している状態から、
その真っ黒のカーテンがなくなって、視界良好、身軽に明るくなって
スイスイ前に進んでいけるような解放された状態に変わるような感覚でしょうか。

僕なりのイメージ、表現に変えれば、
その真っ黒のカーテンは、まるで重い重い漬物石のようなもので、
その漬物石を持ち上げ蓋を開けてあげれば、
簡単に中にある漬物本体を取り出せるシステムと良く似ているような気がします。

前に進むことを阻止する、または、全てを停滞、停止させてしまう
その真っ黒のカーテン、漬物石の正体は、他の何者でもない、
思考感情の「幽体」の部分でもあります。

僕たち人間は、肉体と魂が一緒になってこの世で生活出来ているのですが、
肉体の部分は、例えるならば車のボディのようなものです。

でも車は運転者がいない限り、決して動くことはありませんし、
しっかりと一般道や高速道路を走ることは出来ませんよね。

その運転者となる核の部分こそ、魂であり、
魂と肉体が一緒になってこそ、僕たちは自由に動き、喋り、考え、
日々の生活を送ることが出来るのです。

そしてまた、この肉体のお役目が終わり死を迎えたら、
運転者の部分、つまりは魂の部分だけ、あの世に戻っていく・・・という繰り返しでもあります。

もっと詳しくお伝えすれば、その魂にも「幽体」と「霊体」の2つがミックスされており、
幽体というのは、表面的な好き嫌いや思考感情などを司る、
あくまで表面的な部分。

そして、魂の本質、物事を冷静に見つめる力を兼ね備えているのは、
幽体ではなく、霊体の部分であり、
これは人によって、幽体が優位な人なのか、それとも霊体が主体で生きている人なのか、
その人の生き方を観ていれば一目瞭然なほど明確に違ってきます。

幽体、霊体の違いについては、もう何度も過去のブログでしつこいくらいに
ご紹介しているので、知識上ではそれを理解していたとしても、
一体、どこまでの考え方、思考感情の部分が幽体で、
どこからが霊体なのか、そもそも幽体と霊体の感覚の違いは何なのか・・・
ということを、体感として理解出来る人たちは、
またそれを見極め伝えられる人たちはあまり存在しないので
この見極めは、とても難しい部分だと感じています。

*「心は詐欺師と同じです。~時には自分の心を疑いましょう~」
*「魂を整える作業の大切さ。」
*「100%自信がある人なんているのでしょうか。」
*「人との別れの意味。~勇気を出して別れても大丈夫です~」
*「下世話なお金とビジネスの話。~人に利用されないためには~」

ただこれをお伝えすると元も子もない話なのですが、
普段、僕たち人間の多くの人たちは日常生活の8割方、幽体主体で生きています。

だから、ほとんど魂の本質から物事を感じて、見つめていく
霊体というものが、どんなものなのか理解出来る人はとても少ないのも
当たり前のことでもあるのです。

少なくとも、常日頃からウジウジ悩み、グルグル迷い続け、
立ち止まったり、その逆で必要以上に迷走して空回りばかりするような言動、生活を
送っているような人たちは、特に幽体主体で生きている残念な生活パターンを
繰り返しているケースが多いような気がします。

幽体主体で生きているのか、はたまた幽体に支配されて生きているのか、
それとも霊体主体で生きているのか、霊体を基盤にして生きているのか。

それは、ほぼ何も語らずとも、その人の生き様全てに表れています。

ある方は、「前に進まなければいけないと分かってはいるけれど、
どうしても、私の心の中にある何かが、前に進むことをストップさせて、
その心の中にある何かが、何であるのか、ずっと考えて立ち止まっているんです。」と
今、これから進むべき、やるべきことに思い切って踏み込めず、
迷い続けている心境をお話して下さいました。

実は、もうこの時点で魂の本質で動く霊体ではなく、
完全に幽体主体の生活、思考感情パターンに陥っている状態で、
これこそが、まさに真っ黒のカーテンに全身覆われた状態、
はたまた自分の頭の上に自ら重い重い漬物石を置いて
身動きを自ら狭めているような状態でもあるのです。

何も考えず、ただ闇雲に動いたり、空回りする必要は全くないのですが、
立ち止まっているだけでは、そして考えているだけでは、
時間もどんどん過ぎていき、目の前にあるチャンスを
自らどんどん遠ざけて逃しているようなものです。

悩みながらも、考えながらも、なるべく今という時間に集中して動いていく、
前に進んでいく行動力、実践力がなければ、
物事はいつまでたっても進展することはなく、ますます動けなくなってしまう状況を
自ら作り出してしまっている悪循環に気づかなければいけません。

スピリチュアル業界、ヒーリング業界、治療業界などに興味関心がある人たちに
よく見られることなのですが、
上手くいかない理由や、物事がストップしている原因、思考感情が停止している原因を
その理由が分からないにも関わらず、
自分自身の内面の問題や過去世、トラウマなどに求めてしまい、
そのような自分を見つめる心の旅を一生涯中途半端に繰り返してしまう人たちが存在します。

何か上手くいかなくなると、また動けなくなると、
「これは私の心のどこかに何かしらのブロックやトラウマ、
心の詰まりや硬さがあるからこそ、動けないのであって、
まずは、それを見つめることが先。」と思い込んで、
ずっとその理由が分からない原因探しだけに時間を費やして
いつまで経っても動かない、前に進めない状況を作り出してしまっている人は
とても多いものです。

しかし、霊的世界は、こういう状況と向き合っている人たちに
「原因を見つめることも大切。動けない何かを感じるのも大切だけれど、
先ずは動きましょう。先ずは実践しましょう。先ずは足元ではなく前を向いて進んでいきましょう。
そうすれば、動いていく中でその原因に気づくこともあるし、
ある瞬間、ハッとして、いかに自分が無駄なことをやっていたのか理解出来るものですから。」と
とにかく真剣に、そのことを伝えてくることがよくあります。

僕は以前、海外のエネルギーワーク団体で、
そのような過去のトラウマや魂の記憶から現世の生き癖の元になっている
原因などを見極めて、その人の人生をもっと生きやすくしていくための
プロのカウンセラーの資格を持っていたのですが、
それらの肩書を全て捨ててしまったのは、まさに、こういう理由からです。

いくら自分の内面にあるトラウマや、過去世の記憶、上手くいかないパターンなどを
エネルギーワークで見つめたとしても、
現実社会で、しっかり仕事をし、しっかり自分なりのお役目を果たし、
それぞれの人生を、自分で心豊かに築き上げていけないことには、
何の意味もありません。

むしろ、何か上手くいかない理由を全て内面の責任にしたり、
「これは私の心の中に何かしらの詰まりがあって・・・。」と
勝手に思い込んで、前に進めない状況を自ら作り出しているような人たちが
そこから先に進んで、発展的に生きていけるようなことは絶対になく、
だからこそ、動く、進む、前を見据える・・・という行為を止めてはいけないのです。

今、自分自身が幽体主体で生きているのか、
それとも霊体主体で生きているのか・・・。

こういう状態を冷静に自分自身で分析、自覚することは
その渦中にいる時はとても難しいとは思うのですが、
僕自身、そのような方が霊視にお越しになると、
まずエネルギーの観点から、目の前にいらっしゃる方が、
今、現在、幽体寄りの生き方をしているのか、それとも霊体寄りの生き方をしているのか
しっかりと、あるエネルギーの器官を霊視して見極めて
その都度、違った視点からメッセージをお届けするようにしています。

そのような意味で、先ずは自分の人生の立ち位置が、どこにあるのかを
しっかりと知る、しっかりと示して差し上げるということは、とても大切だと思います。

例えば、あなたがクルーズ船に乗っていて、その船が遭難してしまい、
1人、小さなゴムボートで脱出することが出来、海の上を漂流することになったとします。

ですが周りは全て海だらけ、自分が太平洋にいるのか、それとも大西洋にいるのか、
北に進んでいるのか、南に進んでいるのか、その立ち位置が分からず漂流するのと、
とりあえず、今どのあたりを漂流していて、どの方角を目指せば陸にたどり着けるのか
なんとなく頭でイメージ出来ているのとでは、
同じ「漂流」している事実には変わりありませんが、そのプレッシャーや不安、
ストレスの度合いなどは全く変わってくるものだと思うのです。

幽体主体で生きるというのは、真っ暗な状態で、
まさに地図も自分の立ち位置も何もわからないまま彷徨い続け、
迷い続け、悩み続けているエンドレスの負のスパイラルにハマってしまったような状態です。

その逆で、霊体主体で生きている人たちは、
ぼんやりとしながらも、ある程度の自分が目指すべき方向性、
どちらに進んでいけば陸が見えてくるのか想定しながら、
とても冷静に海の上で全体図を想像しながら過ごしていける状態でもあります。

自分自身の立ち位置を冷静に見極め、判断することが出来なければ、
人は必要以上に迷い、悩み、自分の軸がブレて
余計なことに手を出したり、周囲を巻き込んでブレ始めたり、
自分自身の霊体の信頼も、周囲の心ある人たちからの信頼も、
全て失ってしまうことになりかねません。

一度、大きく人の信頼を失えば、それを取り戻すことはほぼ不可能で、
そのためにどれだけの労力と努力と実践を、
またゼロから積み上げていかなければいけないのか、
その大変さ、深刻さを本当の意味で理解している人たちは、
やはり中途半端にブレるような生き方、つまりは幽体主体で生きるようなことは
絶対に絶対にしないものです。

これを「人間は失敗して成長するものだから。」と自分自身の失敗の免罪符にして
言い訳をしたり、自らの責任の重さを誤魔化そうとする
卑怯で情けない人たちも多いのですが、
そのような卑怯さや残念さが、益々、人の信用、霊体のエネルギーの信用を失い、
ますます自分の立場をダメにしてしまっていることに気づかなければ、
いつまで経っても同じことを繰り返していくことでしょう。

霊視個人セッションにお越しになった方で、
何か前に進めない、何かヤル気が起こらない・・・と立ち止まっておられる方には、
その方が分かりやすいように、具体的な例えを用いて、
今、幽体主体で生きているのか、それとも霊体寄りの感覚で生きているのか、
その立ち位置をしっかりと示して差し上げるようにしています。

すると、自分の今の立ち位置が分かった途端、
「あぁ、いかにさっきまでの自分が自分で重い重い漬物石を頭の上にのせて
自らの発想を狭めていたのか・・・。」ということが、
言葉で説明しなくても、感覚で理解できる人もいらっしゃって、
その瞬間、全ての表情も、エネルギーも本当に見事なまでに
柔らかく明るいものに一瞬にして変化していく瞬間を
これまで何度も目の当たりにしてきました。

自分の立ち位置を知る、自分が今、どこにいて、どこを目指しているのかを
グルグル考え、悩むのではなく、
冷静に見つめて感じて、前に進んでいけるようにするためには、
どんなことがあったとしても、やりたいと感じたこと、良いと感じることの動きは
絶対に絶対に止めてはいけません。

僕がこのブログで口癖のように、
スピリチュアリズムの本質は、毎日、毎日、地味なくらい毎日、
コツコツと、淡々と1つのことに向き合っていく積み重ねであり、
その結果が全て、その人の生き様に表れるものですよ・・・とお伝えしているのは、
まさに、こういうことです。

動きを止めた時点で、そして上手くいかない理由を
自分の内面に求め、自分探しや内観の旅に現実逃避してしまった時点で、
全ての物事は停止してしまいます。

折角積み上げてきたものも、見えないエネルギーと築き上げてきた信頼関係も、
はたまた日々の生活で積み上げてきた人やモノとの信頼関係も
一気に崩れてしまう恐れもあるのです。

毎日、毎日、毎日、本当に毎日、毎日、毎日、
しっかりと動きを止めずに淡々と何かしらのことと向き合う、
そこに心を込めて命を注いでいく覚悟がなければ、
それがどのような道であれ、どのような生活、人生であれ、
実を結ぶことは絶対にないと思うのです。

悩んでいる暇があったら、立ち止まっている暇があったら、
自分の内面を旅したり、自分探しをする時間があるのであれば、
先ずは目の前でやるべきことに集中する、
今という時間だけに限定して、今、出来ることをしっかりとやる、
何より心と身体をしっかり発動させて、動いていくこと、実践することが大切なのです。

本当のスピリチュアリズムの本質は、
とにかく実践が伴っていることが大前提であり、
それが出来ていなければ、いくらスピリチュアルの知識があろうが、
興味関心があろうが、それらは全て中途半端な偽者の中で
自己満足しているような残念な状態と言えるでしょう。

毎日、毎日、コツコツと淡々と丁寧に心を込めて動いて生きていく・・・。

シンプルなようでいて、こんな簡単なことすら実践出来ない人も多くて、
それこそが、幽体主体なのか、霊体主体で生きる人なのかの
大きな大きな違いでもあります。

6月も残りわずか。

そして残り半年、これまでの時間を無駄にしないためにも、
一歩一歩、動いて実践して前に進んでいければ理想的ですね。


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