山野本竜規の続・ナカトリモチ日記

僕がナカトリモチとして執り行う土地家屋、建物の鑑定、お祓いは、
一般の住居だけではなく、一般企業の建物やクリニック、
県庁や役場などの公的な施設、デイサービス施設などの福祉関連施設、
はたまた保育園や幼稚園、小、中、高校などの学校関連施設、個人事務所など、
土地だけ、または土地と建物がある場所であれば、
どこでも伺うことができ、これまでも数多くの住居以外の場所で
その場所の鑑定、お祓いの仕事をさせてもらう機会がありました。

おおよそ企業であれば、その会社の社長さんであったり、
クリニックであれば院長であったり、学校であれば校長先生であったり・・・と、
その組織、建物の中で要となる人たちからの依頼が多く、
これは、僕にとっては、「お祓い、その場のエネルギーを整える」という側面において、
とても好都合でもあります。

何故なら、企業にしても、学校にしても、クリニックにしても、
その他の施設にしても、そこで働くトップの立場の人たちの
普段からの心持ちや立ち居振る舞い、仕事への取り組み方というものは、
見えないエネルギーとなって、良くも悪くも、その組織内で働く人たちに波及するものなので
その土地や建物、または組織のエネルギー、はたまた霊的世界が、
その人物に、どのようなことを求め、どのような姿勢で
仕事やスタッフやその他の物事と向き合っていくと、更に良い流れになっていくのか・・・などの情報を
より具体的に伝えてこられるケースが多いからです。

これを専門用語で、MEME（ミーム）と呼びますが、
その土地や家には、その土地や家のエネルギーの流れが、
その家族、家系には、その家族や家系のエネルギーの流れが、
その学校や会社、グループなどには、それぞれのエネルギーの流れが、
もっと言えば、日本には日本の、外国には外国の、
それぞれ異なった独特のエネルギーの系統というものが確実に存在し、
そのトップに立つ人の生き様、エネルギーが、
そっくりそのまま、関係する人たちにまで影響している
エネルギーの相互作用を意味した言葉でもあります。

誰もが簡単に理解できることなのですが、
たとえ同じ職業、同じことをやる会社であったとしても、
その土地、建物、地域、トップに立つ人が違えば、
その善し悪しに関係なく、必ずそれぞれの特色が出てくるものです。

僕がサラリーマン生活を送っていた放送局でも、同じことが当てはまり、
特にアナウンサー採用試験の際、実力云々の前に、
「あなたは日テレ系の雰囲気だよね。」「あなたはNHK」
「あなたはTBS系」「あなたはフジテレビ系」「あなたはテレ朝系」など、
その道のエキスパートである大先輩のアナウンサーの恩師は、
アナウンサー受験前の学生の雰囲気をすぐに感じ取って、
本人が何系列のアナウンサーに向いているのかを伝えて下さったことがあります。

僕たち学生は、当時は何のことやらさっぱり理解出来ませんでしたが、
やはり、現役でその仕事に携わるようになると、
なんとなく、分かってくるものなのです。

「あぁ、この学生さんは、○○系列の放送局を受験したら合格しやすいんじゃないかな。」という感覚が。

そして、僕の恩師はまさに見事に僕の系列を言い当てて下さいました。

学生時代、僕はその恩師に
「あなたは日テレ系列かTBS系列の雰囲気だね。」と言われていたのですが、
正直、アナウンサー試験に合格できれば、どこの系列局でもよい・・・と考えるのが
普通のアナウンサー受験を志す学生の考え方だと思います。

ですが、結果的に最終面接や試験が上手くいく局というのは、
僕の場合、全国各地の放送局の中でも
どういう訳か日テレ系列とTBS系列に偏りすぎるくらい、偏っていました。

そして面白いことに、大学を卒業してすぐに就職したテレビ局は日テレ系列、
中途採用で入社した琉球放送はTBS系列（笑）。

もう、本当にお見事としか言いようがないくらい、
その系列局のエネルギーとマッチしていたのでしょう。

これは、ある程度の経験を積んでいる局アナであれば、
おおよそ、学生さんが志望する系列局が合っているのか、
そうではないのかの区別が、本当に「なんとなく」ですが
直観や感覚で理解できるようになります。

それは、その人が無意識のうちにでも、
その系列局のMEME（ミーム）に染まっているからであり、
また自分の系列局と、それ以外の系列局のカラーというか、雰囲気というか、
これまた何とも説明の仕方が難しいエネルギーの違いを、
無自覚、無意識のうちに感じ取っている証拠でもあります。

その位、組織のMEME、企業のMEMEというものは
同じような仕事、会社、組織であったとしても全く変わってくるものなのです。

閑話休題。

話を今回の小学校の土地、建物の鑑定、お祓いに戻すと、
今回依頼をして下さったのは、その小学校にお勤めになっておられる校長先生で、
そのお人柄の良さが、会話の中や立ち居振る舞いの中に
全て滲み出ておられるような、まさにそれが天職のような方でもあります。

小学校に通っている子供たちが、より健やかに、
そして、その子供たちを見守る先生たちが、より働きやすい環境にするため
わざわざ、その学校の土地、建物の鑑定、お祓いを依頼して下さいました。

こういう校長先生がいらっしゃる学校というのは、本当に幸せというか、
それだけで子供たちにも、自然とその安心感が伝わっていくものですよね。

とりあえず、施設の要となる校長室でお話を伺いながら、
その校長室から建物全体のエネルギーを読み取り、
１つ１つ、その教室や空間、土地や建物、
はたまた霊的世界から伝えられるメッセージ、改良点などをお伝えしていきました。

また人の想念などが強く付着していたであろう、
エネルギークリーニングが必要な箇所は、
重点的にしっかりとお祓いをさせてもらい、こちらも完了。

最終的に、その小学校のMEME、土地や建物や、
歴代の校長先生方が抱いておられた崇高な信念などが
次から次へと色々なメッセージを伝えてこられたのですが、
その中心であるべき今の校長先生の優しさやや思い遣り、
仕事に対する姿勢などは１２０％以上の取り組み方だったようで、
「もう少し、力を抜いて、どっしり構えて過ごしてもいいんですよ・・・。」という
メッセージがご本人に届けられました。

ある部署で起こるスタッフの入れ替わりの激しさも、
ある教室で抱えている課題点も、
全て、その校長先生が赴任してこられたからこその良い流れであり、
学校全体がより良いエネルギーに変わっていくために必要な入れ替え、
エネルギーの新陳代謝のような作用、出来事だったので、
やはり、その組織のトップに立つ人の影響力というものは、
そこに関係する人たちにおおいに波及するものなんだな・・・ということを
僕自身、改めて気付かせてもらったような気がします。

これからの学校全体の雰囲気の変化、本当に楽しみですね。

ちなみに、これまで数多くの学校関連施設の鑑定、お祓いを
させてもらう機会がありましたが、
一般企業や、その他の組織に比べて、ある意味、とてもラクなところがあります。

特に小さなお子さんがいる、保育園、幼稚園、小学校は、
子供たちの純粋で、有り余るほどの元気なエネルギーで満ち溢れているので、
実はその時点で既にお祓いの効果は出ており、
小学校以下の施設周辺で生活する人たちは、少々賑やかかも知れませんが、
そのお陰で、子供たちの純粋なエネルギーの
お福分けを戴いている得な部分があるのです。

子供（小学生くらいまで）が集まる場所というのは、
それだけでパワースポットのようなものでもあります。

よく夏休みになると、学校の怪談など、
学校での怪奇現象を面白おかしく取り上げた番組などが紹介されますが、
特に小学生までの子供が多く集まる場所に限って言えば、
その純粋で元気過ぎるくらいのエネルギーが常に入れ替わっていますから、
ネガティブな要素を持った未浄化霊は近寄ることは出来ませんから、
そこまで怖がる心配はありません。

むしろ、学校の土地、建物、エネルギーが心配しているのは、
子供たちのことよりも、僕たち大人のほうで、
過保護すぎるモンスターペアレンツや、その逆のネグレクト、
はたまた、教育現場で子供たちの成長を見守るべき先生や職員の人たちが
大きなストレスを抱え、何かしらの心の問題を抱え、
右往左往している場合が多いような気がします。

ですが、学校の、特に小学校までのお子さんがいる施設のエネルギーというものは、
本来であれば、それだけで浄化作用があるほどの素晴しいパワースポットでもあります。

その純粋さ、快活なエネルギーに感応できる人と、
そうではない人の差がとても激しくなっているのが今の教育現場であり、
実際、そのような相談でカウンセリングにお越しになる
当事者の方が多いのも、今の時代の課題の１つだと言えそうです。

お子さんの教育、しかも自分の子供ではない多くのお子さんを預かることになる
学校という場所に携わる人たちは、
確かにとても大変な側面もあることかと思うのですが、
他の一般企業の組織の建物、土地などに比べれば、
とても恵まれていて、パワースポットで仕事をさせてもらっているんだ・・・ということに
なんとなく気づくことが出来れば、ただ目の前にある忙しさ、
大変な職場同士の人間関係、保護者との向き合い方、お子さんとの接し方も
少しずつですが良い流れに変わっていくものだと感じました。

特に今回伺った小学校の校長先生は、
そのような意味では、本当に純粋に子供たちのことを想い、
先生たちのことを想い、その他の職員の方のことを想い、
そのような優しさ、気配りのエネルギーがそこかしこに感じるほど
良い影響が、そっくりそのまま学校の雰囲気として表れていたので
僕自身、とても清々しい気持ちで仕事をさせてもらうことが出来ました。

そして、組織のトップに立つ人だけが同じような心持ちでいるのではなく、
どのような立場、立ち位置であろうが、仕事や、それぞれの人生に向き合っている人は
誰でも同じように、自分以外に関わる人やその他の何かに
何かしらの影響を与えている・・・という自覚が必要です。

良い影響を与える人なのか、その逆なのかは、
全てその人の人生の生き様であったり、住環境であったり、
仕事の善し悪しであったりに見事なまでに反映されるものです。

今回のお祓いの仕事で、自分自身の立ち位置、
何かに取り組む姿勢をしっかり確立させていくことの大切さを
改めて実感することが出来ました。

さっ、明日からは引き続き福岡で霊視個人セッションと、
ナカトリモチ勉強会の講演などの活動があります。

僕は僕なりの立ち位置、姿勢で、
お１人、お１人と、そして色々な仕事と心を込めて向き合っていきたいと思っています。


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