山野本竜規の続・ナカトリモチ日記
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子供を怒ってしまい悲しむ親の姿は・・・。~人間は人間らしく生きましょう~

2015年03月29日

子供を怒ってしまい悲しむ親の姿は・・・。~人間は人間らしく生きましょう~今日から2日間、沖縄での霊視個人セッションが始まりました。

セッションにお越しになる方が向き合っておられる課題は
人によって本当に様々なのですが、
昨日の勉強会の講演でも、今日のカウンセリングでも
同じようなことで葛藤されている方がいらっしゃいました。


その内容というのは、子育てについてのことなのですが、
ついつい自分自身の余裕がなくなってしまうと
子供を一方的に怒りつけてしまったり、イライラをぶつけてしまい、
その直後に「こんなことでイライラしてしまうなんて、自分は本当に情けない。」と
激しく後悔をしてしまう・・・というものでした。

勉強会の講演で質問をされた方は、
「そのイライラをどうしたら抑えられるのか。」という霊的世界から捉えた対処方法を、
そして、霊視個人セッションにお越しになった方は、
「子供を感情で怒ってしまったあとの自己嫌悪からなかなか抜け出せずに苦しんでいます。」と
心の内を吐露して下さいました。

僕は子育ての経験はありませんから、こういう情報は、
やはり霊的世界に尋ねるしか方法がありませんし、
そこで伝えられる情報は、しっかりそのままお伝えするようにしています。

皆さんだったら、このような状況に遭遇した際、
どのように受け止め、次につなげていこうと思われますでしょうか。

とても変化球な答えだったので、僕自身も驚いてしまいましたが、
まず、「イライラをどのように抑えていくべきか。」という質問に対して、
霊的世界は、「イライラを抑える、その回数を減らすことが良いことでしょうか?」という
何とも突拍子もない逆質問をしてきました。

一般常識で考えて、子育て中、イライラして子供に理不尽な怒り方をするのは
とても良くないこと、理想の母親像からは離れている子育て方法・・・という
当たり前の価値観、それが大前提だからこそ、
「イライラは抑えなければいけない、なるべく怒らないようにしなければいけない。」という
無意識のうちの制限や自責の念が生じている点を指摘されたのです。

よっぽどの薄情なダメ親ではない限り、おおよその多くのお母さん、お父さんは
その子のためを想って、自分なりに出来ることを一生懸命にやろうと思うものです。

その愛情表現が理に適ったものなのか、そうではないのかは別にして、
右往左往しながらも、お子さんを育てるために必死になって
その時、その時出来る限りのことを尽くしているはずです。

特にお子さんと接する機会が多いお母さんというのは、
同時進行で色々なことをやらなければならず、
そこで子供が言うことを聞かなかったり、泣きわめいたり、
ぐずりだしたりしたら、それこそ頭の中はパンク状態、
いつでも笑顔でニコニコ、優しく接してなんか、絶対にいられないと思うのです。

むしろ、そんな神様、仏様のようなことが出来るのであれば、
この世で未熟な人間なんてやっている意味はなく、さっさとあの世に戻っていることでしょう。

一生懸命だからこそ、感情的にもなるし、
時には理不尽な叱り方をすることもあります。

そして何より、そのようなことをやってしまったあとに
自責の念にかられて心を痛める、まっとうな精神状態が備わっているのですから、
何も無理して人間離れするように、イライラしない、いつでもどこでも笑顔で、
優しく聖人君主のようにパーフェクトに接するようにする・・・という
完璧を求めなくてもいいのではないでしょうか・・・と
霊的世界は、その方に対して伝えていたのだと思います。

何度もお伝えするように、これはケースバイケースで、
しっかりとまっとうな生き方をするお母さんに対して、このようなメッセージが届けられただけであり、
そうではない人には、また違ったメッセージになっていたのかも知れません。

しかし、おおよそのお母さん、お父さんというのは、
そのような理不尽な間違いを一方的に子供に押し付けて、
そのあと、胸を引き裂かれるような激しい後悔と痛い想いをしながら、
少しずつ少しずつ、本当の親へと成長していくものではないかな・・・と感じています。

何よりも先ず、自信を持って子育てをして頂きたいのは、
ほとんどのお子さんはこの世に生まれた瞬間から、あの世でのことは覚えていませんが、
必ず、この世で生まれる両親、家族、兄弟、親戚、性別、健康なのか、
身体に障害を持つのかなどを全て「自分の魂の学びになる。」と
自らの意志で選んで、生まれてきているということです。

お子さん自身があの世にいる時に、
「自分の親として子育てをしてもらい、成長してからも学び合いの相手になる。」と
自らの意志で、あなたを選んだのです。

だから子育てに不安を感じたり、
足らない部分に自責の念を感じたりする必要なんて全くないと思います。

そして、大切なことをもう1つ。

もし、ご自身がいっぱいいっぱいになって一方的に子供を怒ってしまった時、
「本当に悪かったな・・・。」と感じたら、オーラマーキングが有効です。

その日の料理を作る時に、
「今日は一方的に怒ってしまったけれど、それでも、あなたを愛しているからね。」と
しっかり想いを込めて料理を作れば、そのエネルギーは
確実にそのお子さんにダイレクトに届きます。

お子さんは感受性が豊かなので、そういう見えない優しい想いを取り込むことで
少しずつ安心感とゆとりを取り戻し、
怒られたことも忘れて、またいつものように笑顔になることでしょう。

そして、お子さんが眠ったあと、「今日はゴメンね。」という気持ちと共に、
おへそのあたりをあなたの手で優しく撫でてあげると、
その想いは、温かい愛情エネルギーとなって、その子の丹田を中心に
しっかりと傷ついた心や寂しさなどを包み込んで癒してくれることでしょう。

普段、仕事などで日中なかなかお子さんの相手をしてあげられない
お母さん、お父さんも、この夜のオーラマーキングは、とても有効です。

丹田は身体の中でも、特に大切なエネルギーを感知する大切な器官でもあります。

親であるあなたが、しっかり想いを込めてお子さんの丹田を撫でることで
確実に、その良い想いは丹田を通して、そのお子さんに届くようになりますから。

人は他の誰かと接することによって魂が成長するものです。

成長するためには、色々なもどかしさや葛藤、迷いも経験し、
そこから何かを学び取って前に進む必要があります。

だから、一生懸命であればあるほど立ち止まることもありますし、
自分を責めてしまうこともありますし、想い通りにいかないことも沢山あるのです。

もう、それだけで十分じゃないでしょうか・・・。

別に育児放棄をしているとか、薄情で自分のことだけを優先している訳ではないのですから。

でも、ここからが本当に難しいバランス感覚で、
あまりにも子供のことに意識を向けすぎると、これはこれで子供にとっても大迷惑、
それが過保護になったり、過干渉になったり・・・と、
お子さんの健全な魂の成長を妨げる危険性も孕んでいるので、
自ら、そのバランス感覚を養っていくほかありません。

その1つの基準となるのは、
お子さんと向き合っていて、もう、本当にいっぱいいっぱい、
これ以上関わると頭がおかしくなって、感情のコントロールが出来なくなる・・・という
限界ギリギリのことまで来たら、
たとえどんなことがあったとしても、ほんの少しだけでもお子さんと距離を取る必要があります。

それが10分でも1時間でも構いません。

ほんの少しゆっくり深呼吸をして、自分を整える時間を設けるようにしないと、
必ず心と体が悲鳴を上げて、子育てすら出来ないような状態になることもありますから、
自分なりの限界というものを、ある程度知っておく必要があるのではないでしょうか。

そのような意味で、お子さんというのは、
親側が全く想像もつかないような突拍子もないことをしでかしてくれます(笑)。

そのことによって、時には一方的に感情を出して怒ったり、
または親として他人に頭を下げたりしなければいけないこともあるのですが、
こういう自分ではどうしようもできない、または自分のことでは上手くやってきたことでも、
敢えて不可抗力のように、感情をむき出しにするようなことをやってくれる子供の存在というものは、
やはり、親の魂の幅をおのずと広げてくれる貴重な魂の学び相手でもあると
霊的世界は捉えています。

勿論、立派な大人が、いつでもどこでも感情をあらわにして、
まだ物事の道理もわからない子供にわめき散らしているのはみっともないですし、
親の資格はないと思いますが、
そういう薄情なダメ親は、この世の中でほんの一握りです。

おおよそのお母さん、お父さんと呼ばれる立場の人は、
「これで良かったのだろうか。」と、その都度自分自身を振り返りながら
今、出来る限りのことをお子さんに対してされているはずです。

そこに時々、予期せぬ感情が伴ったり、理不尽な怒り方をしてしまったりして
自分自身を責めてしまうようなことなんてしなくてよいと思いますし、
そんな傷ついて悲しむ親の姿を見たい子供なんて絶対にいませんから。

親である自分自身が、なるべく幸せに元気で笑顔にいるために、
何を優先させて、どのようにしたら心のゆとりが生まれるのか・・・。

子育て期間中は、お子さんが最優先かと思いますが、
時々でいいので、お子さん主体の毎日から、あなた主体の時間を作り出して
ご自身を最優先させる何かを見つけていくと心も体も
必要以上にエネルギー切れすることはないものですよ。

今回は子育てにフォーカスしてお伝えしましたが、
実はこれ、子育てだけではなく、全ての人間関係において通ずることなのです。

人と人が向き合うということは、綺麗ごとだけでは片づけられず、
時には感情が表に出て相手にぶつけてしまうこともあるでしょうし、
むしろ、それが人間としてまっとうな精神状態だと感じています。

このブログをご覧になっている方であればお分かりかもしれませんが、
僕自身、そのような意味で、必要以上に自分の感情を押し殺したり、制限したりすることはなく、
必要な時には、強く厳しい姿勢で「ダメなものはダメ。」「間違っていることは、間違っている。」
「不細工は不細工な生き方だし、そういうものは大嫌い。」とハッキリと
自分の感情を表に出しています。

これは感情の垂れ流しなのではなく、感情を適度に出した上で、
その奥にある本当の自分の想い、崇高な信念を冷静に感じ取るために必要なプロセスなのです。

いつでも、どこでもポーカーフェイス、笑顔でニコニコ、
誰に対しても優しくて、何をやっても怒らない・・・。

そんな不気味な人がこの世にいたら、
僕は真っ先に「こいつ、詐欺師!?」と疑ってしまうことでしょう。

自己啓発系のメンターとか、中途半端なスピリチュアリストやカウンセラーなどは
本当に無理して、こういう聖人君主像を演じようとするのですが、
僕たちはあくまで喜怒哀楽という感情を持った人間であり、
それ以上の存在になろうとするのはただの傲慢、憧れのみで
益々、その胡散臭さが際立ってしまっていることに、当の本人たちは
全く気付いていない痛々しい状態でもあります。

人間は人間らしく、素直に嘘をつかずにいきていったほうが幸せです。

だからと言って、いつでもどこでも感情に流され、感情を剥き出しにして生きるような
とても幼稚な生き方は、もっと不細工だと感じています。

そのバランス感覚を自分の中で身につける意識を保って
毎日の生活と向き合っていけば、必ず自分なりの真ん中が見つかるものです。

人間は人間らしく、素直に嘘をつかず、
それでいて、少しでも感情だけに左右されない自分作りをしていく
明るく発展的な人生を送ることが出来るよう、
周囲で関わる色々な人たちと接し、ぶつかり、傷つき、傷つけられて
魂を磨いていける喜びを、しっかりと感じていければ理想的ですね。

やはり僕は人間は人間らしく、背伸びし過ぎずに生きるのが一番幸せだと思いますよ。


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