山野本竜規の続・ナカトリモチ日記
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3人の職人魂会議。~宿命の能力、技術は教えられるものではない~

2014年03月12日

3人の職人魂会議。~宿命の能力、技術は教えられるものではない~ 3人の職人魂会議。~宿命の能力、技術は教えられるものではない~

昨日は、思いがけず、というより僕の勘違いで
ぽっかり空いた1日を利用して所用を済ませたあと、北部の心友のところへ。

同業者で仲良しのジョンと、同じくとても話がよく合う真紀さんご夫婦のお店で、
本部町にある、The British Wine and Tea Shopへ。

前回お店にお邪魔したのが1月だったので、約2ヶ月ぶりだったのですが
ちょうどブラジル、ポルトガルから帰国して、
「そろそろ会いに行きたいな。」と思っていたところ、
昨日、時間が出来たので、迷わず、車を走らせてお店へ向かいました。

相変わらず、お菓子職人の真紀さんが作る本場のスコーンは格別で
偶然、初めて訪れたと思われるアメリカ人のグループがスコーンを食べていて
「これまで食べた世界中のスコーンの中でも一番だよ!」と
大感激していたのを見て、「あぁ、外国人でも同じ感想なんだ。」と
僕もお客さんなのに、素直に嬉しくなりました。

僕は何度も戴いているスコーンなのですが、
特に3日前に断食が終了して、心と身体の状態がスッキリした感覚で
改めて戴いてみると、その美味しさが、より一層身に沁みます。

断食後の効果の1つに、味覚がより繊細になり
自分の心と身体にとって良い食べ物なのか、
それともあまり歓迎できない食べ物なのか、
1口それを身体に入れただけで、すぐに分かってしまうほど
食べ物自体や、それらに付随する愛情、エネルギーの有無などに敏感になるので、
僕はこの感覚をしっかり覚えておきたいな・・・と
いつも断食をする度に強く思います。

その感覚は、やがてまた普通の食生活に戻っていくと
少しずつ薄れていくので、毎回とは言いませんし、
全ての人にお勧めできるものではないのですが、
定期的に年に数回、3日間ほどのプチ断食を実行するのは、
そのような心と身体、全ての感覚のリセットのためにも
僕個人には、とても合っていたようです。

そのような感覚が新鮮な状態で、今回のスコーンを戴いてみると、
お菓子なのに、必要以上に甘くなく、とても素朴で優しい味で
身体が素直に受け入れているのが分かりました。
当たり前のことなのですが、一切、人工的な味がしないのです。

勿論、長年海外で経験を積んだ職人である真紀さんだからこそ、
この味なのでしょうけれど、それにプラスして
そこに込められる想いや愛情には、このように素直に身体が反応するんだな・・・と
改めて実感した次第です。

実は、僕はこの逆も経験していて、
去年2度目のプチ断食を実践したあと、復食期間を終えて
普通食が食べられる状態になったその日、
その辺のスーパーで市販されていた小さなケーキを買って食べたのですが
その後が、とても大変だったのです(汗)

十分な復食期間を取っていたはずなのに、お腹の調子も悪くなるし、
やたらと重くて気だるい感覚に襲われて、
車を運転すると、普段以上に遅い車にイライラしたり・・・と
心身の状態をリセットしたはずなのに、とんでもなく調子が悪くなってしまい
それが1日中続いたので、その日は早めに仕事を切り上げて
家で大人しく過ごすようにしたほど。

個人的に甘いものは好きなのですが、
霊視やお祓いなど、それらが集中して続く時は控えていて
普段はスムースに通信できる自分なりの霊的世界のスペースにも
極端に繋がりにくくなることがあり、
この仕事にとっては、あまりプラスにはならないため
仕事を集中して行う時は、一切それらを控えるようにしています。

仕事の時はそうしますが、普段の生活の時は
少しその規制を緩めてしまいがちで、実際、その断食後の際
市販されているケーキ(といっても、本当に小さなもの)を食べたら
全ての状態が悪くなってしまい、
「やはり、人工的に作られたケーキや砂糖類は想像以上に
僕自身の身体に悪影響を与えていたのだな・・・」と、
その時、痛い想いをして改めて痛感した・・・という苦い経験があります。

それ以来、同じ甘いものでも、
なるべくであれば、人工的な甘さがしないもの、
そして、しっかり職人の方が心を込めているのかどうかを感じられる
お菓子を戴くようになりました。

そうなると、おのずと簡単に手に入る市販のケーキ類には
手が伸びなくなり、手間や時間がかかっていたとしても
顔が見えるというか、心が見える、
信頼している人から直接作ってもらえるお菓子(食事も同じ)のほうが
断然、心と身体に良いと思えるようになりました。

100%、それを実践するのは難しいので
適度なバランスを取っていますが、
こうやって、信頼できる本物の職人が心を込めて愛情を込めて作るお菓子は
やっぱり、心と身体が喜ぶ味だったんだな・・・と
昨日、その嬉しさを噛みしめながら、真紀さんのスコーンを満喫しました。

何事も、自分の心と身体で経験するのが一番ですね(笑)

現在、お店は、真紀さんが作るお菓子類と、お茶の提供のみとなっていて
営業時間も、午前11時~午後4時半までと
お店のブログの情報とは少し時間帯が変わっていますので
お店に行かれる際は、しっかり時間を確認して行かれて下さいね。

スコーンに慣れ親しんでいる欧米人でさえ、
「今まで食べた世界中のスコーンの中で一番美味しかった!」と絶賛していたスコーンです。

僕も、真紀さんが作るスコーンの魅力、凄さに
このお店を訪れる度に驚かされています。

閑話休題。

昨日は、そんな職人魂のかたまりのようなプロフェッショナルの真紀さんと、
これまた霊能という側面において、同じく職人魂のかたまりのような
プロフェッショナルのジョン、そして僕の3人で、
色々なユンタクをしながら、やっぱり、ここ最近のそれぞれの
仕事の話を中心に大いに盛り上がりました。

ここ最近のブログでも、僕はよくポロっと本音が出てしまうのですが、
ジョンや僕がお役目として生きる、この業界、
霊能者やユタやカミンチュや宗教団体の教祖様、はたまた
スピリチュアル団体のマスター、ヒーリング、レイキなど
全て一緒くたに「スピリチュアル業界」と括られてしまいがちで
ジョンも僕も、この業界の9割が胡散臭くて曖昧で、
どうもこうも好きにはなれない・・・とお互いに感じています。

そして、そういうスピリチュアル業界の人たちは
どういう訳か、第三者に対して、自分の能力の一部を授けるだとか、
自分が通信している崇高な世界のエネルギーの一部を与えて
レイキやヒーリング、はたまた霊視などをする・・・とか、
この業界ではよく聞く話を、お互いうんざりしたように
「そんなこと、あり得ないよね。アホらしい。」と確認し合うのです(笑)

ちなみにジョンは、霊能先進国であるイギリスで
世界中の霊能者がその研鑽を積み、スピリチュアリズムを学ぶための組織で、
その霊能者たちを指導する立場にあった、
霊能者の先生だった人でもあり、世界中の霊能者が
その能力を認めるほど色々な技術を持っています。

でも、そんな立場も名誉も活動も全て捨てて、
自由気ままに、求められる人にその力を発揮しながら
自分らしい生き方を追求して生きている職人さんでもあります。

やはり、そこには霊能という力に憧れ、求め、依存してくる人たちが
あまりにも多いこと、そして、少しでもそれらの一部の技術が上達すると
途端に勘違いして変な方向に進む人などがあまりにも多い現実を目の当たりにして
「やっぱり、この業界はヘンだな。」と感じて
自分の道を進むように生きている人でもあります。

僕も同じようなスピリチュアル団体の組織内で
似たような経験があるため、その気持ちが痛いほどよく理解できて
だからこそ、こういう本物の職人気質の人と気が合うのだと感じています。

さて、そんな偏屈な!?職人気質の3人が揃って
色々なユンタクをしながら、大笑いして至った結論は、
ズバリ、「3人共、人に自分の技術を教える・・・という才能は
持ち合わせていないよね。」ということ。

つまりは、自分の体質、自分のお役目は、やはり他の誰でもない
自分だけの生き方であり、
他の誰かにそのまま全てを教えることも、伝えることも、
また全てを分かってもらうことも期待をしていない・・・ということなのです。

これこそ、究極の身の丈、分相応を知った
心豊かな生き方が出来ている仲間だな・・・と思います。

ジョンは、同業者として僕が専門外の色々な技術を持ち合わせています。
僕も、同業者ではありますが、ジョンとは違う分野の技術を持ち合わせています。

同じ仕事内容でも、お互い専門分野、得意分野が違っていて
それは、ほとんど生まれ持った体質のようなものなので、
いくらそれらの能力を心から望んだところで、
そう簡単に身に付くものではありません。

こういうのを宿命と呼ぶのでしょうけれど、
ジョンも僕も、こういう体質、お役目、仕事こそが自分の宿命であり、
それらに奢ることも、必要以上に否定することもせず、
素直に出来る限りのことをやり続けるのみなのです。

そして、世の中には、自分の体質とは違うものを
欲しがる人たちが、わんさかいます。

霊能業界というか、スピリチュアル業界の9割は、
このような人たちがひしめき合って生きていて、
それらを求める人と、与えていると勘違いしている人たちの
本当に下らない構図が成り立っているので、
やっぱり、いつまで経っても好きになれません。

冷静に考えれば分かることですが、
「僕は日本人に生まれたけれど、アメリカ人になりたいから
アメリカ国籍を取得したい!髪や瞳や肌の色も、体型も、
考え方も食べ物の好みも、全てひっくるめて変身して
今すぐにでもアメリカ人になりたい!」と言っているようなものです。

それを「ああそうか、じゃ、お金を払ってくれたら、
僕のおまじないでアメリカ人っぽくしてあげるよ。
さぁ、今日から君はアメリカ人だ。ほら、なんとなく英語が
聞き取れるような気分になってきただろ?
大袈裟な身振り手振りを交えて、ハグだって出来るようになってきただろう?
もう君は立派なアメリカ人だ。僕がおまじないをかけ続けている限りね。
だから、定期的に僕のところに通ってお金を払いなさい。
そうしたら、ずっと君が憧れていたアメリカ人でいられるから。」

極端なたとえですが、この世に存在する9割のスピリチュアル業界、
新興宗教団体、霊能者業界の共依存の仕組みは、こういうことです。

まさに魂のレイプ魔がひしめき合う業界であり、
それを望んでいる人たちと、お互い下らない妄想ごっこを続けているのが現状です。

ジョンが難しい専門用語の英語で、こういう状態を指す言葉を
話していたのですが、僕も真紀さんもその単語が分からず
未だにそれが何だったのか、知らないのですが、
「要するに、それらはすべて、マインドコントロールの一種だよね。」という
なんとも分かりやすい答えでまとまりました。

ジョンにしても、僕にしても、そして、
その業界では立派な肩書がある、お菓子職人の真紀さんにしても、
かなりの確率で、「その技術、能力を教えて下さい。」と申し出てくる人たちがいて、
これはイジワルをしている訳でもないのですが、
その答えに素直に「ハイ、分かりました。」とは言えないところがあるのです。

昨日の会話の中でも、
「こういう体質のような技術、能力は、やっぱり生まれ持った体質、宿命なのだから、
他人に与えられるものでも、全てを教えられるものでもないよね。
そして、それをやったとしても、完全に全ては伝わらないから、
そういう職人の技術を教えるって難しいし、ニガテだよね。」と
3人が全員一致して同じ意見で、とても可笑しくなりました。

でも、本当にその通りで、
コテコテの日本人が、いくらアメリカに憧れていたからといって
アメリカ人になれるはずがありませんし、その逆だって同じ。

それぞれに与えられた体質、宿命、環境、生きる方向性があって
その中で、いかに自分が心豊かに生きていけるのかを
自分の力で見出し、築き上げていくことに生きている意義があるので
他人の人生に憧れて、そっくりそのままになろうとは微塵も思いませんし、
そういうモノマネのようなことをされるのも、
正直、気持ちが悪くて嫌で仕方がありません。

これも、以前のブログで同じような人たちの心理についてご紹介しましたが
やはり、そういう生き方を無意識にする人たちは
自分の人生を生きているのではなく、弱さや本来の自分を認める勇気がないからこそ
そうやっていつまでも影響力のある人や、
憧れを抱く対象物に固執し過ぎるのだと思います。

憧れやモノマネの全てが悪いとは言いませんし、
最初の一歩はそれでもいいと思うのですが、
殊、ジョンや僕のような仕事に関して言えば、
その最初の一歩のお手本ですら、一切通用しない世界なのです。

だから、全てを教えることも、伝えることも出来ないのが当たり前で、
ましてや、その能力の一部を他人に授けたり、
他人を介して第三者にエネルギーヒーリングやレイキが出来ている・・・という
激しい思い込みや、勘違いすら起こりようがないのです。

何度でもお伝えするように、
日本人は日本人であり、アメリカ人ではありません。

他人は他人の体質、人生背景があり、
自分には自分の体質、人生背景がある。

皆違っているのですから、その当たり前のことが冷静に判断できれば
今、世の中にはびこっている怪しくて胡散臭いスピリチュアル業界のセオリーが
おのずと崩れていくのが普通だと思います。

「いやっ、そんなことはない。私のお師匠様、マスター様、レイキ、霊能者の先生は
他の人たちとは違うんです。ちゃんとした能力を持っていて、
その人たちからしっかりとエネルギーや能力を受け継いでいるんです。」

それでも、このように主張する人たちや、
頑なに魂がレイプされている状態から抜け出そうとしないのが、
この業界で活動している9割の人たちです。

僕は、その9割の人たちにスピリチュアリズムという
人生哲学をお伝えしているのではありません。

あくまで、残りの1割の「まっとうな」感覚を持った
普通で上等の感性で生きておられる人たちに向けて
いつも、このブログから情報発信をしています。

他人のセオリーや言動、能力、技術のモノマネをし続ける人生は、
やはり、本当の自分の人生とは言えません。

どんな人の人生であれ、最終的には自分で悩み、自分で決めて、自分で
次の一歩を踏み出して、自分なりの生き方を模索していく、その積み重ねなのです。

今回、ジョンや真紀さんという最強の職人魂、
いわゆる、本当のお役目を自覚してその道に進む人たちと
色々な話題を共有しながら、改めて自分が置かれている今の立場の
有難さを実感することが出来ました。

やっぱり僕は、本当に幸せだな・・・と思います。

今、ジョンも僕も、自分自身のお役目の方向性を更に明確にするため
今後、これまでの基盤に加えて、どのような活動をプラスしていくのか、
それぞれ次の段階の模索をしているところです。

ジョンはお店の料理担当を止めて、
霊視リーディングにしっかり専念できる環境作りと
リーディングの能力の精度を保つための訓練を日々
本人なりの方法で取り組んでいます。

そして、彼が沖縄の本部に住んでいるため、
実際にジョンのリーディングを受けたくても受けられない
県外や海外在住の人のために既に実施しているのが、
Skypeというパソコンや一部スマートフォンで使える
無料の通信機能が備わったツールを使ってのカウンセリング。

ジョンはロンドン出身で、当時のクライアントさんや知り合いたちが
どうしてもジョンにカウンセリングをお願いしたい時は、
このスカイプを使って行うようにしているそうです。

事前に予約を電話で受け付けて、お互いの都合の良い時間帯に合わせ、
そのリーディング用にエネルギーを整えて
スカイプをするようにしています。

スカイプは動画で相手の顔も見えますし、同時に複数の人が会話できるので、
英語が理解できない人の場合は、通訳の真紀さんがスカイプに同席して
その通訳をしてくれる・・・というシステムで、
実は既に日本国内でも、同じような方法でカウンセリングをしていたようです。

もし、どうしても沖縄までは行けないけど、
ジョンのカウンセリングを受けてみたい・・・と思う方がいらっしゃいましたら、
一度、お店に問い合わせをして、時間を予約、
お支払いは指定の銀行口座へお振込みしてもらい、
その確認が取れた後、実際のカウンセリング・・・という流れになるので
県外、海外問わず、関心のある方は、こちらの方法もお試し下さいね。

お問い合わせは、ジョンと真紀さんのお店までお願いします。

The BRITISH WINE and TEA SHOP
沖縄県本部町伊豆味2490番地
電話 0980-47-7133
営業時間 午前11時~午後4時半
定休日 木曜、金曜

霊視希望の場合は、「ジョンさんのカウンセリング希望です。」という旨を伝え、
希望日時をお知らせして、時間調整をされて下さい。
カウンセリング料 2万円(50分前後) *スカイプの場合も同じ。

尚、直接来店以外の方の希望者の方は、
スカイプ以外のツールの使用は、現在のところ受け付けていないようですので
必ずスカイプに接続できる状態でお願いします。



僕も、今後、自分なりのやり方で基本を守りながら
新たな活動の幅、お伝えの方法を模索していきたいと思います。

さっ、今日から本当の福岡出張(笑)。
福岡でお会いする予定の皆さん、どうぞ宜しくお願いします。

*お知らせ*
*3月16日(日)・福岡、ナカトリモチ勉強会参加者を募集しています。
*3月29日(土)・沖縄、ナカトリモチ勉強会参加者を募集しています。
*ジョンの霊視、随時、受付募集しています。
*土地・家屋のお祓い、随時受付募集しています。

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