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霊能者、なろうと思ってなる仕事ではありません。
2013年06月25日
ここ数日、土地・家屋のお祓いの仕事が続いており、
昨日一段落して、お祓いが終わったあと、
最後の締めに、ホッと一息、スタバに立ち寄り
リフレッシュ&リラックスタイムを満喫しました。
仕事の後の1杯(アルコールではありませんが。)、
本当に至福の時ですよね。
僕はナカトリモチという、
一見すると何をしているのかよく分からない職業なのですが、
基本的には、「見えない世界」と向き合う機会が多い仕事です。
たとえば霊視のカウンセリングや、土地・家屋のお祓い、
はたまた勉強会の講演にしても、
全て見えない世界と通信しながら、それを形や表現に変えて
この世の人たちに分かりやすい形でお伝えしていく仕事です。
だから、一見すると、やっぱり何をしているのか、よく分かりません。
ただ、その日々の仕事をしっかりまっとうするためには、
見えないところで、仕事の準備期間というか、
心と身体のコンディション作りを徹底しなければならず、
意外なほど、陰での見えない準備が必要な仕事でもあります。
一番分かりやすいたとえが、
霊視カウンセリング、お祓いの仕事、勉強会の講演の仕事がある前日は
大好きなスウィーツはなるべく(ほとんど)手を付けない・・・ということ。
砂糖を毛嫌いする訳ではないのですが、
見えない世界と通信するにあたって、この砂糖の影響は大きく
控えていたほうが、よりクリアに深く、見えない世界と通信することが出来ます。
そして、これまた大好きなお肉も、なるべく控えるようにしています。
ベジタリアンを推奨する訳ではないのですが、
見えない世界とスムーズに通信しやすい体質、心の状態、環境が作りやすく
控えていたほうが、これまたクリアになるのです。
そして、なるべく外の刺激を受け過ぎず、
賑やかな場所は避け、心を静かに1人でいる時間を設け
内面に、内面に向く環境を自ら作り上げます。
何故、僕があまりやりたくないお肉やスウィーツの我慢、
はたまた外出を控えるということをやるのかと言えば、
それは、そういうことをやるのも仕事の一環だからです。
これは、どんなお仕事でも共通していることだと思います。
僕が局アナウンサーだった頃、
テレビやラジオに出演するのは全体の仕事の3割だとすれば、
その3割の見える部分に費やす陰の労力、仕事が7割。
声を通すための発声練習から始まり、原稿の下読み、
取材先のリサーチや、
インタビュー相手に関する資料や情報の下調べとまとめなど
目には見えませんが、表には出ませんが、
3割の表に見える部分のために、膨大な準備と労力を費やすのが仕事でした。
ですから、どんな仕事でも表に見える部分、分かりやすい部分というのは
ほんの一部だということを理解できれば、
ナカトリモチ、もとい、霊能者だって全く同じ準備をしなければ
仕事として成り立たない・・・という理由をご理解頂けることかと思います。
勿論、こんなことを年がら年中長期間続けてやっていたら
僕の身が持ちませんし、そんな修行僧のようなこと、
オーストラリア生活で経験したものだけで十分過ぎるくらい十分なので
ライフワークにするつもりもありません。
ただ、これを仕事としてやる場合、
このように、たとえ砂糖が入った甘いスウィーツが大好きだったとしても、
体力がつくステーキや焼肉が食べたかったとしても、
外へ出て、賑やかに過ごしたかったとしても、
徹底して、このルールを守るようにしています。
そして、それらが一段落し、
また元の生活リズムに戻す時、ご覧のように
ご褒美として好きなものを戴く・・・というリラックスタイムと機会を設けるのです。
しかし、元来僕は、こんなことを徹底する生活ほど
つまらなく、味気ない生き方はない・・・と感じるほど、
あまり好きではないやり方だと思っていますが、
やっぱり、これは大切な仕事の一部だからこそ、続いているのでしょうね。
誤解のないようにお伝えしますが、
ベジタリアンになったところで、砂糖抜きの生活を送ったところで、
または神社の忌籠り(いみごもり)のように、
誰とも接触せず1人で静かに過ごす生活をしたところで、
霊視能力が身についたり、見えない世界と通信できたりすることは
まずありませんから、どうぞ、そのあたりのことを、ご注意下さい。
(少し健康には、なるかも知れませんが。)
このブログをご覧になる方の中には、
まるで僕のコピー、モノマネをすれば、同じような人生、仕事をすることが出来ると
勘違いなさって、そっくりそのまま実践する方もいらっしゃるのですが、
これは、大きな間違いです。
あくまで僕は僕。
皆さんは皆さんお1人お1人の人生、生き方がありますので、
そこを間違ってしまうと、本当の自分を生きている意味がなくなってしまいます。
オーストラリアで生活していた時、
僕の周りに、僕となるべく同じような言動を無意識にとることで
安心感を得ようとする、ちょっと困った生き方をする人がいました。
何が一番困ったのかと言うと、
その本人が無意識でそれをやってしまっているという点です。
自分の信念、指針、生き方が定まっていないから、
他の誰かの生き方をずっと真似していないと不安になり、
その負のスパイラルにいつまで経っても気づかないので、
それを直接伝えたとしても、本人にはその意味が理解できないのです。
最初はモノマネでも構わないのですが、
いつかは、そこから脱して自分なりの生き方を模索しなければいけないのに、
無意識のうちにそれをやってしまい、
いつまで経っても自分の小さな殻を破れず、小さくまとまって
他の誰かの目を気にして生きていくような人で
僕は「あぁ、これは本人が本当の意味で気づかない限り、
どんなにメッセージを伝えたところで、その真意は伝わらないだろうな。」と感じ、
ある時期から、しっかり距離を置いて接するようにしたことがあります。
日々、このブログは、全国各地、時には海外から
色々な方がご覧下さっています。
それは、本当に有難いことなのですが、
だからと言って、このブログが全てという訳ではありません。
あくまで、このブログは自分自身の考えを自分で整理するための
ライフワークの一環でもあるので、
それを全て真に受けて、実践して、僕の生き方のコピーのような真似をするのは
やっぱり正直、気持ち悪いと感じます。
おおよそこのブログは、スピリチュアルな生き方に関心がある方が
ご覧になっている場合が多く、中には、
自らが霊能者になりたい、スピリチュアリストになって
世のため、人のために役立てたい・・・と感じて
僕が日々、ブログで発信している内容通りに
それを実践しておられる方もいらっしゃると思いますし、
実際、オーストラリアで接することになった人も
同じようなタイプだと感じたのですが、
霊能者やスピリチュアリストは、なろうと思ってなる職業ではありません。
(キッパリ。)
そういう能力に憧れる気持ちや、生き方を目指したいと感じる気持ちは
関心のある分野の勉強をしている人であれば、誰だってあるものですが、
殊、この職業に関して言えば、
なりたいから目指す、やりたいからやる・・・という意志だけで
務まる仕事ではないのです。
僕はこのブログでいつも正直に包み隠さずお伝えしていますが、
僕自身、サラリーマンだった頃は、
局アナウンサーの仕事、放送の仕事が大好きだったので
それを一生辞めるつもりは全くありませんでした。
子供の頃から霊媒体質で、見える、聞こえる、感じるは日常茶飯事。
しかも実家は神社で、父も周囲の家族も霊能者が多いという
周囲から見れば、怪しいことだらけのオンパレード。
そして、いつでも、その気になれば、
怪しい霊能者に簡単になることが出来てしまう環境でした(笑)
ですが、だからと言って、怪しい霊能者や宗教家になるのは絶対に嫌で
しっかり現実社会に身を置いて生きていきたいと強く願い、
それを通して、とても充実した社会人生活を送ってきたのですが、
ある種の宿命、運命、元来持ち合わせている体質からは逃れられず、
色々な出来事が重なって、本当に嫌々ながら、
あれほど絶対に辞めるもんか、と思っていた
大好きな大好きな会社を離れた経緯があります。
実家の神社経営をしていた父が亡くなったり、
その直前に母が重病で倒れて看病が必要になったり、
父が抱えていた神社運営に関する揉め事や整理などを
一気に引き受けなければいけなかったり・・・と、
僕の力では、どうしようも出来ない外的要因、ハプニングが
同じ時期に一気に起こってしまい、
本当に不本意ではあったのですが、それらを全て引き受けるために
会社を辞めなければいけなかったのです。
「こんなに充実した、大好きな仕事をやっていたとしても、
自分の運命、体質、生き方から目を逸らすことは出来ないんだな。」
僕のナカトリモチとしてのスタートは、
残念ながら、希望に燃えて・・・というよりは、
本当に嫌々ながら、諦めきれない気持ちを抑えながらの始まりだったのです。
ただ、これは、今だからこそ理解できることなのですが、
そこまで見えない世界が強引に方向転換させないと、
意志が強すぎる頑固者の僕は、なかなか会社を辞めなかったことでしょうし、
今の道に進むようなことはしなかったことでしょうから、
ある意味、それらのハプニングは
今ある幸せな道に進むためのキッカケに過ぎなかったということです。
霊能者は、なろうと思ってなる仕事ではありません。
また、なりたいと思ってできる仕事でもありません。
おまけに、「なりたい」と思う人がいらっしゃるのであれば、
僕は絶対にお勧めは出来ません。
何故なら、こんな怪しい曖昧な職業を選ぶより、
もっと目に見える形での社会的立場、仕事を持ったほうが
断然、有利で誤解や批判も生じにくく、
この世を生きやすいですから(笑)
それでも僕は、今のナカトリモチという生き方が本当に大好きです。
こればかりは運命というか、体質というか、
見えない人生の大きな流れが決めること。
そういうことが起こる時、
最初、その人個人の自由意志なんて存在せず、
ほとんど一方的に完全無視されて、
物事がどんどん別のベクトルに向かっていく状態なのですが、
じゃ、今、それが不幸だったかどうかと言えば、
むしろ、今ならそれが幸せだったと思えるのです。
最初の頃こそ、何度大好きなアナウンサーという仕事に戻っても
まっとうしようとしても、必ず、こういう道に戻されてしまう自分の宿命、運命を
忌み嫌いましたが、
そのうち、それを受け入れられるようになると、
ナカトリモチという仕事でしか出会えない大切な人たちや
貴重な経験と巡り合うことが出来、
今では、「あぁ、この仕事、本当に担当させてもらえてよかったな。」と
自信をもって公言することが出来るくらい、本当に大好きです。
時々、「何故、今のナカトリモチの仕事をされているのですか?」と
質問して下さる方がいらっしゃるのですが、
やはり、「どういう訳か、こういう仕事になってしまった。」としか
お答えのしようがないのが現状です。
霊能者やスピリチュアリストは、なりたいと思ってなる職業ではなく、
やりたいから出来る仕事ではなく、
自然とそのような流れになっていく人たちが
そのお役目を担っている割合が圧倒的に多いと感じています。
今、また日本に帰国して、
ナカトリモチの活動を再開し、色々な方に支えられながら
日々の人生を謳歌できる幸せを噛みしめながら
自分が出来る限りの仕事をさせてもらっています。
仕事が一段落して、ふとカフェに立ち寄り、
それまで我慢していたスウィーツと美味しい飲み物を戴く瞬間、
それこそ至福の時、今ある幸せを実感しながら
僕が今、この仕事をさせてもらえている
感謝の気持ちが湧き上がってきました。
どんな仕事でも、どんな生き方でも、どんな人生でも、
自分が「いいな。」と思えれば、それだけで合格点だと思います。
この合格点を積み重ねながら、
これからの人生を謳歌できればいいな・・・と感じた
幸せなスウィーツタイムでした。
*お知らせ*
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Posted by 山野本竜規 at 10:55
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