*6月15日(日)仙台ナカトリモチ勉強会、参加者募集中。
*県内、県外の土地家屋の鑑定、お祓い随時受付中です。
ラップ音や未浄化霊、滅多に遭遇するものではありません。
2013年11月12日
その足で空港に向かい、沖縄に戻ってきました。
写真は、空港へ向かうリムジンバスの窓から見えた
以前!?の東京のシンボル、東京タワー。
スカイツリーも大好きなのですが、個人的には、
やはり東京タワーのほうが愛着があって
親しみを感じてしまいます。
それにしても、昨日のお祓いの後、
最寄りの駅から、空港行きのリムジンバスを待っている間は
とても強い北風が吹き荒れていて、
道行く人たちも皆、「寒い!寒い!」「完全に冬だよね!」などと
言い合いながら歩いていたので、
そろそろ秋から冬へと季節が変わり始めているのだな・・・と
しみじみ感じていました。
昨日は北風が冷たくて、身震いするほどの寒さだったのですが、
実は、心の中は、ほんわり温かい気持ちで一杯でした。
今回、土地・家屋のお祓いの依頼をされた方は
僕のブログをご覧になっている方ではなく
以前、霊視個人セッションを受けられた方のご紹介という形で
お祓いをさせてもらうことになりました。
所謂、僕が一体、どんな人間なのか、
どんな活動をしているのかなど一切の先入観がない状態で、
「それでも、なんとか家の様々な問題を一新して前に進んでいきたい。」という想いが強く
お申込みをされた経緯があります。
僕が住んでいる沖縄以外の単発でのお祓いの依頼の場合は、
お祓いの料金だけではなく、
それに付随する現地までの交通費や宿泊費を負担して戴く形になるので
金銭的にはお祓いで戴く料金の倍になることがあります。
僕も自分自身の仕事なのですが、
「料金が高くなりますから、もう一度、お考えください。
年に数回は東京出張がありますから、その時であれば
交通費や宿泊費はかかりませんので。」と
必ず一度は、しっかり考えて頂くようにお願いしています。
今回の東京出張にしても、来週控えている海外出張にしても、
全てそれらの経緯を含めてやり取りした結果、
「それでも依頼したい。」ということだったので
これは、僕自身にとっても本当に有難いことであり、
それと同時に、
「そこまで真剣に、何かと向き合っておられるのだな。」という
相手側の熱意というか、本気度を感じられて
僕も普段通り、居住まいを正して心を込めて
出来る限りのことをさせてもらおう・・・と思いました。
昨日、現場へ到着して最初に感じたのは、
「あぁ、なんて穏やかな土地と家なんだろう。」ということ。
東京でありながら、とても閑静な住宅街で
とても整った、穏やかなエネルギーが流れているエリアでした。
ただ、依頼された方によると、
25年ほど住んでいる自宅の居心地が悪く、
ラップ音(霊的反応を示す自然音)や、
以前住んでいたご家族の1人が、落ち武者のような霊を頻繁に見たり・・・と
色々なことが重なって、
「そろそろ、この家と本気に向き合って、次の新しい一歩を踏み出したい。」と
とにかくその熱意と想いを感じられたので、
今回、土地・家屋のお祓いをお引き受けすることにしました。
ただ、事前の情報では、
居心地が悪く、ラップ音も激しく、人によっては未浄化霊まで見えてしまう・・・という
マイナスのオンパレードだったのですが、
やっぱり、現場に到着してみて、僕自身、
一切、そういった不穏なエネルギーを感じることはありませんでした。
本当に自分の感覚が鈍っているのかな・・・と思ったほど
とても穏やかで整った、上品なエネルギーだったのです。
土地にしても、家にしても、その現場に一歩踏み込めば、
そこに宿っている、おおよそのエネルギーの特質が
瞬時にして伝わってくるので、
これは、先ず初対面の人と会った時の
外見だけではない中身から溢れ出てくる第一印象に似ています。
その人の本質の部分というか、主軸になっているエネルギーとでも言いましょうか。
土地や家屋の場合も、全くこれと同じです。
ただ、人の心は複雑なもので、主軸となるエネルギーだけではなく
その裏にある枝葉のような細かい感情や表情、思いなどは
じっくり向き合って、深く付き合っていくうちに徐々に分かってくるものですよね。
土地・家屋のお祓いの場合、そこと向き合う基本的な姿勢は
人とのお付き合いと同じだということです。
さて、今回のお祓いでは
最初に土地・家屋、そしてそこに住んでおられる
ご家族の皆さんにご挨拶を済ませ、
一通りの事情を伺ったあと、色々な作業を開始したのですが
やっぱり、何度調べても、霊的な反応が一切出ませんでした。
ラップ音は、よく見えない霊が自分たちの存在を知らせるために鳴らす音・・・という説が
一般的に普及しているらしいですが、
実は、それはほんの一部。
しつこいようですが、何度でも言います。
本当に、未浄化霊の影響があるラップ音なんて、ほんのほんの一部なのです。
100件あれば、1件くらいの割合です。
しかも、たとえそれが未浄化霊が原因のラップ音だったとしても
相手は、人の心を持った元・人間です。
必要以上に怖がることも、忌み嫌うこともしなくて大丈夫です。
そして、その逆で、
ほとんどのラップ音の正体、原因は、他の誰でもない僕たち人間が
自ら発するエネルギーに感応して鳴っている場合が多いのです。
そう、未浄化霊でも、悪魔でも、何でもなく、その場にいる人たち自身。
勿論、一概に全てのケースが当てはまる訳ではありませんが、
物事が煮詰まって、人生の中でもどかしさや、モヤモヤを抱えている場合や
気分が高揚、または落ち込み過ぎてエネルギーのバランスが崩れた時など
出口を失った、見えないエネルギーのはけ口のように
パチン、パチンと破裂して建物などに感応し、音が出る・・・という現象なので
正直、お伝えすれば、そのこと自体で
怖がることも、不幸になることも、命をとられることも、おかしくなることもあり得ません。
今回の家の場合は、それぞれの建物や部屋に存在する
見えない気の流れの入り口と、出口の通り道が
うまく機能出来ていない状態で、
ご家族が更に個人的なことで悩んだり、考え過ぎたりした時に
その2つの原因が重なり、ラップ音が鳴っていたようだったので
そのことをすぐにお伝えして、
気の流れ、通り道の確保をして頂くよう家具の配置や移動、
整理整頓をお願いしました。
やはり、ここでも気の流れをせき止める物があると、
それだけで息苦しさを感じてしまうものなんだな・・・と
改めて実感した次第です。
「いつか使えそうだから。」「念のために。」と
普段は使わない物を大切にとっておきたい気持ちは理解できないでもないのですが、
その物によって、気の流れをせきとめ、息苦しさを感じ
心と身体に影響が出るのであれば、それは本末転倒な話です。
人間の身体で言えば、食べるだけ食べて、
排泄は一切しないのと全く同じことで、
しかも、その排泄口が物でせき止められている状態ですから
心も身体も、家の居心地も、頭の中の考えがまとまらず
人生自体もスッキリしないのは、ある意味、当然なのです。
常日頃からの整理整頓、とても大切なのですが、
片付けられないほとんどの人が口を揃えてこう言います。
「どれを捨てていいのか、分からない。」
「ついつい溜めてしまって。」
そこで、ようやくその方の生き方、人生背景の
エネルギーを読み取っていく作業に入るのです。
表面的には、片付けられない、捨てられない、迷ってしまう、ついつい溜めてしまう・・・という
気持ちしか考えられないと思われがちなのですが、
必ず、そこには捨てられない、手放したくない、
手放すと不安になる理由、心の傷、原因が存在するものです。
その原因を見ていくのは、僕にとってはそう難しくないことなのですが、
それを直接ご本人にお伝えするか、どうかは別問題で
本人自身で気づいたほうがいいと判断すれば、そのことはお伝えしませんし、
少しヒントをお伝えしてご本人で気づけるようであれば、
全てではなく、少しお伝えしていく・・・というように
臨機応変に、時と場合と人に応じて、伝え方を変えるようにしています。
今回は、その家で生活されているお母様が、
「なかなか捨てられない」タイプだったのですが
その言葉から、深く深く、どこが本当の発信源なのかを読み取ると
すぐに、その情報が出てきたのに加えて、
「このタイミングでお伝えしても大丈夫だな。」と判断したので
少しずつ、分かりやすい言葉でお伝えしていきました。
詳細は割愛しますが、その発信源は、
その方がまだ10歳にも満たない
少女時代のご両親との関係性にありました。
勿論、ご本人の中ではそんな遠い記憶のことと
今の生活、人生が結びついているなんて
想像も出来ないことかも知れませんが、
そこに気づいて、ご自身の不安の原因、捨てられない発信源が
常に少女時代から来ている・・・と、ご自身で感じることが出来れば
少しずつですが、物を溜めてしまう頻度、
片付けに取り組む頻度が増えてくると感じました。
これらは、お祓い中のほんの1コマであって、
基本的に、お祓いとは言えども、
やはり、そこで生活される方の人生の奥深くに関わっていくことが多い
現場でもあるので、
そのような意味で、とても遣り甲斐を感じています。
また、落ち武者のような未浄化霊の存在ですが、
今はこの家に住んでいない別の身内の方自身の
心の弱さや現実逃避から引き寄せたものだったので
その家にいるのではなく、あくまで一時的で
何よりも、その方自身の心の問題が一番の原因であることを
包み隠さず、他のご家族の皆さんにお伝えしました。
たとえ家族と言えども、他の家族はもう十分に愛情を注ぎ、
向き合うべきことと向き合えば、あとは、見守ることしか出来ず
その後の人生は、全てその本人の問題であり、課題であり、
見据えて前に進んでいく領域の部分です。
同席されたご家族の皆さんも、しっかり十分、
そのお役目を果たされていたので、そのことについても
霊的世界から、しっかりとメッセージが伝えられました。
このように僕の活動なんて一切知らない、霊的世界の知識も情報も
一切伝わってこない環境の中で生活されている方に
お祓いを通して、今後の色々な方向性、人生の道案内の
お手伝いをさせてもらうのは、
ある意味、至難の業でもあるのですが
それでも、しっかり霊的世界のメッセージの真意が届き
それらを素直に受け止め、今後の実践に変えていけるような方々が
いらっしゃるということに、僕自身、とても勇気づけられた貴重な経験でした。
霊査の結果、今回のご自宅もシロ。
未浄化霊も存在しませんでしたし、霊的反応も出ずに
あとは、そこで生活される皆さんお1人お1人の心がけ次第で
とても良いエネルギーに変化する素晴らしいご自宅でした。
だから、仕事を終えたあとは、とても温かく幸せな気持ちだったのです。
お祓いは、ただ邪気や汚れたエネルギーを清浄にするだけの仕事ではありません。
とても奥深く、遣り甲斐があり、また難しくもあり、
色々なことを学ばせてもらえる仕事だな・・・と感じています。
これからも、このような貴重な経験を1つ1つ積み重ねながら
自分なりのお役目をまっとうしていきたいなと思っています。
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Posted by 山野本竜規 at 12:24
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