山野本竜規の続・ナカトリモチ日記
てぃーだブログ › 山野本竜規の続・ナカトリモチ日記 › 心の在り方 (2,645)▼ › 思い出のへんば餅。~僕のラッキーフード~
*6月15日(日)仙台ナカトリモチ勉強会、参加者募集中。
*県内、県外の土地家屋の鑑定、お祓い随時受付中です。                     

思い出のへんば餅。~僕のラッキーフード~

2013年10月30日

思い出のへんば餅。~僕のラッキーフード~ 思い出のへんば餅。~僕のラッキーフード~

昨日は朝から発熱し(と言っても微熱ですが)、1日ゆっくり休んだお蔭で
今日は、いつも通りの体調に戻っていました。
風邪ではなく、単なる心と身体のリセット、疲れを取るための発熱だったようなので
寒暖の差が激しくなるこれからの時期、気を付けて過ごさないといけませんね。

心と身体の疲れ、リセットも完了し、
いよいよ明日から愛知県東海市への出張が始まるのですが
愛知県での仕事が終わったら、土地・家屋のお祓いの仕事のため
その足で以前僕が住んでいた伊勢を訪問予定で
伊勢在住の友人に連絡をとっていました。

その時に話題になったのが、冒頭の写真と、ちょっと変わった名前のお餅。

伊勢のお餅、日本を代表するお土産として全国的に知られているのは赤福餅。

赤福の本店は伊勢神宮・内宮前にある、おかげ横丁という
江戸時代の伊勢のおかげ参りを再現した街並みの中心にあり、
お伊勢参りのついでには、必ず赤福餅を戴く・・・という人が多いほど
定番中の定番です。

僕も勿論、赤福餅は大好きなのですが、
実は地元・伊勢っ子、伊勢のお隣・松阪エリアの松阪っ子の間では
赤福餅よりも、冒頭の写真にある
「へんば餅」というお餅のほうが人気が高く、
(あくまで僕が知っている限りの人たちの間での話)
僕が伊勢で生活していた当時は、
ちょっとした知り合いへのお祝い、贈り物には
このへんば餅を渡すと大変喜ばれていた記憶があります。

実際、あまり日持ちしないお餅で(製造日含めて2日間のみ。)
長時間の移動や遠方へのお土産用には適さないのですが、
製造されたお餅が店頭(特に市内の大型スーパーの贈り物コーナーなど)に並ぶと
その日のうちの比較的早い時間帯に全て売れてしまい、
夕方前に買い求めても、かなりの確率で既に完売している・・・というほど
地元の人の間では人気があるお餅なのです。

それは、一口戴けば、すぐに納得できるのですが、
とにかく、上品な甘さで、上品なモチモチ感、中の餡も
半生のような、クリームのような、ほんのり甘くて香ばしい
上品なみたらし団子のタレのような味で、病みつきになるのです。

食べた後に、癖がなく、重くなく、あくまで上品なので
甘過ぎる食べ物が苦手な繊細な日本人の味覚にはピッタリの和菓子です。

僕の場合、赤福餅はその逆で、餡が重くて、ちょっと甘すぎて
一度戴けば、もう十分かな・・・と感じるほどで、
当時は、伊勢を訪れる観光客を案内する時に
お付き合いとして戴くことが多かったのに対し、
このへんば餅は、ついつい何個も手が伸びてしまいそうなほど
自ら買い求めたい・・・と感じる逸品でした。

もし伊勢出身の人が身近にいらっしゃったら、
「へんば餅ご存知ですか?」と尋ねてみて下さい。
赤福の話題でも勿論喜ばれますが、
へんば餅の話題のほうが絶対に反応が良いと思いますから(笑)

それはさておき、このへんば餅、僕にとっては
どういう訳か縁起が良いというか、個人的に相性がピッタリ合うほど
何かしらの幸せの種を運んでくれる、ラッキーフードでもあります。

伊勢で生活していた頃、神社神職として
そのまま伊勢に残るのか、
それとも、当時神職の勉強の傍ら在籍していた
地元のケーブルテレビ局のキャスターとして
伊勢神宮関連の仕事に関わっていくのか、
はたまた、全く別の道を考えるのか、
ある意味、自分の方向性を決めなければいけない時期でもありました。

ただ、
「こんなに素晴らしいエネルギーが流れている伊勢神宮と関わって
生活させてもらっているのだから、きっと、全てが良い方向に流れるだろう。」と
直観的に、本能的に何かを感じ取っていたので
そこまで無理して急いで人生の選択肢を急ぐようなことはしなかったのです。

またちょうどその頃、伊勢在住の友人は
今後の人生の方向性について迷っていた頃で
色々な話をしている時に、へんば餅の話題になったのです。

ふと、友人が
「あんな~、これは自分の家のゲン担ぎなんやけど、
へんば餅知っとるやろ?
子供の頃から、ここ一番って時にへんば餅食べたあとは
必ずいい結果になるって祖父さんや祖母さんに言われて
受験の時とか、大切な人に会う時とか、その前に必ず、へんば餅やってん。
今、自分悩んでるやんか。そやからへんば餅買いに行かへん?」と
へんば餅を食べに行くことを提案してきたのです。

僕は既にへんば餅の存在は知っていて
個人的に大好物だったので断る理由もなく
「へぇ、家庭によって、そんなゲン担ぎの方法もあるんやな~。」と
その時は、軽く受け止めて美味しいへんば餅を食べながら
他愛もない話で盛り上がり、解散したのですが・・・。

ところが、この友人の家庭に代々伝わっていたゲン担ぎの効果、
このあと僕にも波及することになったのです。

へんば餅を食べて1週間後くらいに、
僕がその後生活の拠点を変えることになる沖縄の放送局、
琉球放送の中途採用試験の募集を知ったのです。

もうテレビ局での仕事は地元の伊勢でも、
山陰地方でも十分にやっているし、
その十分という気持ちから、ただのアナウンサー、喋り手だけの仕事というものには
当時は関心がなくて、正直、どうでも良かったのが本音です(笑)

ようやくこれまで誰にも公言してこなかった自分の霊的な体質、
生き方に合ったスピリチュアリズムに沿った
ナカトリモチという生き方が出来始めていた頃だったので
その生き方を変えてまでも、またアナウンサーに戻ろうとは思わなかったのです。

ただ、個人的に沖縄は大好きで何度も通っているところだし、
その琉球放送には、随分前から
知り合いだった同年代のアナウンサーの友達がいる。

実は、その時の中途採用の募集は、
その友達が海外留学をするために会社を辞める決断をして
欠員が出たための募集だったことを、後から知った次第です。

それでも、ナカトリモチという生き方だけは変えたくなかったので
学生時代の時のようなアナウンサー受験の気合は全くなく
当時は、本当に言いたい放題、伝えたい放題の
非常識な受験者だったと思っています。

面「スポーツ実況には関心がありますか?」
僕「申し訳ありませんが、全く関心がありません。
もし、今回実況分野での募集であるのであれば、
私は不適格だと思いますので、
ご迷惑おかけしないように先に正直にお伝えしておきます。
やりたいことは、今、神社神職という立場ですので、
もっと人の心が明るくなるような、元気になるような、
そんな内容の情報番組やニュース、話題作りに関わる仕事を
させてもらえれば有難いです。」

実際、留学のためにその会社を辞めた僕の友人は、
スポーツ実況をこなすスポーツ専門のアナウンサー。

どう考えても、中途採用でその欠員を補うということは
常識的に考えて、会社側はスポーツアナが欲しいということで、
最終面接に残っている人たちも、いかにもそれっぽい人たちばかりでしたから、
試験の面接で、「スポーツ実況はやりたくない。」と
非常識なことを明言するような人間は、確実に不採用です。

ところがどっこい、当時、採用試験を担当されていた
琉球放送のお偉いさんや、現場のアナウンサーの上司たちは
どういう訳か、スポーツ実況のキャリアをバリバリ積んでいた
他の経験者たちではなく、何のスキルもない、怪しいだけの
非常識な発言をしまくった僕を採用して下さったのです。

僕のナカトリモチとしてのスタート、基本の生き方は
伊勢から始まり、そのまま沖縄へと移行し、現在に至っています。

いつでも、どこでもバカ正直に生きるのは、
とても不利なことかも知れませんし、
常識的に考えれば、あまりよくないことだと思います。

ただ、この時から「あぁ、もう僕自身は自分の生き方に嘘をつけないし、
自分の感性に従って生きていきたいし、
そういう生き方だからこそ、こうやってご縁があったのだろうな。」と
本当の意味で自分の人生を生きる覚悟が出来たと感じています。

その後のことは、
琉球放送時代や現在のブログをご覧の皆さんであれば
ご存知の通り、
周囲の目線や周囲の価値観ではない、自分自身が感じたことを
日々、色々な形で情報発信している積み重ねが続いています。

そう、話は長くなりましたが、
伊勢時代、へんば餅を戴いた1週間後に沖縄にご縁があるキッカケが出来て、
実は、へんば餅のゲン担ぎの話をしてくれたその友人も、
その直後、自らが希望していた道に進むことが出来たので、
僕たちにとっては、色々な思い出が詰まったラッキーフードなのです。

その、へんば餅の懐かしい話題になったのが先週の話。

来週の伊勢訪問の時に是非食べたいな・・・と、
ヨダレが垂れそうなのを我慢しながら、ワクワクしていると
僕にとって嬉しい出来事の数々が舞い込んできました。

1つは、前回の神戸出張の際、
最終日に合流した心友の明美さん親子のこと。

明美さんの娘さんが、神戸の大学の受験のために
2人で沖縄から初めての神戸にやって来ていたのですが、
先日、その合格通知が届いたそうです。
Yちゃん、本当におめでとう!

試験前日に明美さんと娘さんと3人で神戸で食事をして
とても楽しかったので、「この街で暮らせるといいね。」と話していたことが
来春から現実のものとなります。

そしてもう1つは、個人的なこと。

11月下旬に海外在住の方からの土地・家屋のお祓いの依頼で
出張することになるのですが、
その目的地に向かうまでの直行便の予約が取れなかったそうで
実は数日間、乗り継ぎとなる別の国に滞在できることになりました。

仕事がメインではありますが、かなり贅沢なご褒美を戴いたようで
あちこち動き回る僕にとっては嬉しい限り。

どこまで、へんば餅の効果かは定かではありませんが(笑)
とにかく僕と友人、友人の家で先祖代々から続くゲン担ぎは
確実に伝わる人に伝わっているようです。

明日からの愛知県の出張、その後の伊勢、とても楽しみです。

仕事を、今の人生を心から楽しめるって本当に素晴らしいな・・・と
再確認した清々しい1日の始まりでした&早くへんば餅、食べたいな~。


*お知らせ*    
*11月3日(日)・愛知県東海市・ナカトリモチ勉強会参加者募集中です。
*沖縄県内・土地、家屋のお祓い随時受付中です。

*霊視個人セッションのお申込み方法については、こちらから

同じカテゴリー(心の在り方 (2,645)▼)の記事
Posted by 山野本竜規 at 14:42 │心の在り方 (2,645)▼