山野本竜規の続・ナカトリモチ日記
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理不尽さ。

2010年08月29日

理不尽さ。連日、沖縄の空の画像ばかりUPしていますが、
それだけ、毎日、違った表情を見せてくれます。

夕方の買い物を終えて、店の外に出ると、
ご覧のような茜色、いやっ、桃色に近い空が広がっていて
同じように、外へ出てきた人たちは、皆、
「うわぁ~!」という歓声を上げていましたよ。

沖縄で生活するようになってから、
これまでの人生では感じることがなかった
心の平静というか、充実感というか、
全てが穏やかで満たされた気持ちになり、
毎日のように違った表情を見せる
素晴らしい空を眺めているだけでも、十分。

ちょうど10年ほど前、
歯を食いしばって
ガツガツ前だけを見据えて走り続けていた
20代前半の頃の僕からは、
考えられないほどの穏やかな気持ちです。

逆に言えば、人の人生も、たった10年で
ここまで良い心境の変化、環境の変化があるのですから、
本当に面白いものですし、
誰にだって、大変で心苦しい状況から
心穏やかに過ごせる人生を送るチャンスは
平等にあるものだと確信しています。

先日、普段はなかなか会うことが出来ない
遠く離れた場所で生活している
友人とのメールのやりとりの中で、
「この世の中、理不尽なことも多いよね。」という
返事が書かれてありました。

いつも笑顔の印象しかない、明るい方なので、
「あぁ、いつも笑顔で明るく振舞っている人でも、
 やはり、色々な理不尽な経験と
 しっかり、向き合っておられるのだな。」と
心から応援したい気持ちになりました。

メールのやりとりだけだったので、
勿論、その内容の詳細は一切分かりませんでしたが、
少なくとも、ほんの少しばかりのやるせなさを感じながらも
明るく前を向いて、笑顔で頑張っている姿が
目に浮かぶようでした。

理不尽な経験は、僕自身も人の子なので、
出来れば、避けて通りたいな・・・と感じます。

でも、全ての物事、出来事には、
裏と表、陰と陽、光と闇が存在するように
時々、人は、理不尽な人や出来事と
向き合わなければいけないようになっています。

それは、耐えに耐え抜いて
無理な我慢をするためではなく、
今ある環境、周囲にいてくれる人、大自然や
視えない、感じないけれど、確かに存在する
守ってお導き下さっている、
崇高な「何か」に感謝できるようになるため、
もっと言えば、
自分がいかに、今でも十分、恵まれた
環境で生活させて頂いているのかを
改めて確認するためなのです。

理不尽な経験は、確かに理不尽です。
腹も立つし、相手を責めたい気持ちになります。

でも、僕は、それを我慢することは絶対にしません。

・・・というより、出来るはずがありません。
だって、人間ですから。

やっぱり、理不尽なことは、理不尽ですし、
間違いだと感じることは、
やっぱり、間違いだと感じるから。

一通り、怒りに怒って、
「やっぱり、○○って、駄目だよね!」「ありえんよね!」と
ごく親しい仲間内だけに聞いてもらった後は、
それで、おしまいですが、
これだけで、本当にスッキリします。

でも、ここで終わりではありません。
その先があります。

理不尽さを目の当たりにして、
感情に荒波が立ち、それが収まったら、
自然と、見えてくるものがあるのです。

「あぁ、自分って、あのような理不尽で
 ネガティブな人や出来事とは
 ほとんど無縁なのだから、
 それだけでも、本当に幸せだな。」と。

理不尽な人や出来事、嫌いな人、出来事、
あまり関わりたくないような人、出来事・・・。

それら全ては、
「あなたは、今、十分に幸せなのですよ。」と
気付かせてくれる、反面教師であり、
また、次の一歩を元気良く進んでいける
良い起爆剤、スパイスでもあるのです。

だから、僕は、出来ることならば、
あまり向こうからやって来て欲しくないけれど、
幸せボケしないためにも、時々は、
ピリッと辛いスパイスが必要かな・・・と感じていますので、
「ほら、ほら、また来よった!」と
ここ最近は、たまに起こる理不尽な出来事を
怒り心頭になりながらも、
心のどこかで、楽しんでいる節があるのです。

でも、全ての人が同じように捉え、
実践するのは、難しいと感じています。

何故なら、その大切な
人生のスパイスである理不尽さを、
「全て悪いもの」としか捉えられない人も
意外に多いからです。

多分、20代前半の僕も、
このタイプだったのでしょう。

とても閉塞感があり、先が見えなくて
常にイライラしていたような気がします。

理不尽さの本当の意味に
気付くタイミングって、人それぞれなので
それが比較的、早いうちに気付くのか、遅い時期に気付くのか、
それとも、一生、気付かずに生きるのかで
心の穏やかさ、人生の充実度、幸せの度合いは
大きく変わってくるのではないでしょうか・・・。

そのことに、気付く方法・・・。

正直、ありません。

ただ、ひたすら色々な経験を重ねて
自ら悩み、壁を乗り越えて、気付かない限り、
いくら、言葉でお伝えしたところで
心の底には、響かないものですから、
この文章も、本当に気付かれている方にしか、
その真意は、伝わらないものだ・・・と
当然のように思っています。

「経験に勝るものはない。」

本当に言い得て妙ですね。

心苦しくも、素晴らしい経験を
1つ1つ重ねて、
心豊かで、幸せ気付き上手を
一緒に目指していきましょうね!

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Posted by 山野本竜規 at 06:04 │心の在り方 (2,645)▼