山野本竜規の続・ナカトリモチ日記
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枠を超える勇気を持つ。

2010年04月05日

枠を超える勇気を持つ。勉強会の翌日から、那覇での
霊視個人セッションが続いています。

現在、お昼の休憩中ですが、
人には、人の数だけの様々な人生背景が
あるのだな・・・と実感しながら
メッセージをお届けしています。

霊視の相談内容にも、
地域性というものがありますが、
やはり、沖縄の場合は、
先祖崇拝のこと、仏壇・位牌のこと、
家族のしがらみについての内容が
圧倒的に多いです。

普段、口に出そうものなら、
周囲の人から「親不孝!」とか
「仏壇を大切にしないなんて、
 ご先祖様を大切にしていない証拠!」など
どれだけ非難を浴びるのか分からない・・・。

だけど、自分が信じた道を歩くために
本土や海外へ行ったり、
仕事に集中したり、自分の守るべき家庭を優先したり・・・と
仏壇・位牌崇拝や、
色々な行事の負担を軽減したい・・・と考えている
若い世代のうちな~んちゅが
多くなっています。

これは、悲しむべきことでしょうか、
それとも、歓迎すべきことでしょうか。

少なくとも、霊的世界の
正しい知識から判断すれば
とても喜ばしいことだと言えるでしょう。

時代は、着実に変わっていきます。

時代が変わるということは、
文化も習慣も、少しずつ変わっていく・・・
ということですし、
むしろ、その時代に合わせて変えていかなければ
それは、良い習慣から、
時代にマッチしない、悪習に変わっていくことだって
十分、あるのです。

沖縄の仏壇、位牌を守り続けていく習慣に関しては、
僕自身も、自分の意見だけでは
判断がつかないので、
霊視の際、必ず亡くなったご先祖様たち、
そして霊的世界のエネルギーのメッセージを
聞くようにしていますが、
おおよそ、「物質は必要ない。」と
きっぱりとおっしゃいます。

物質に縛られて生きることが
どれだけ辛いことなのか、本当は、皆、
分かっているはず。

だけど、
「先人も、皆、やってきたから。」
「親は、やってきたから。」
「私たちも、同じようにやってきたのだから、
 あなたたちも、やらないのは不公平でしょ。」という
本音を持ちつつ、
「ご先祖様を大切にしなさい。」という口実をつける。
本当に厄介だ・・・。

今日の午前中、霊視に来られた方の
亡くなったご先祖様たちが、
そのようにおっしゃって
ご結婚を機に、本土へ行こうとする1人娘に
「仏壇・位牌は、誰が守るんだ!本土行きなんて許さない!」と
必死に止める両親や親戚に対して
真剣に怒っておられました。

第一、「子供には、子供の人生がある。」という
適度な礼節が保てず、
そのように子供を私物化している時点で
親としては間違った愛情表現の仕方だと
感じるのですが、
ここ、沖縄では、まだまだ、
そのようなご両親、親戚付き合いに悩み、
自分自身を責めてしまわれる
若い世代の方が、男女共に多いのも事実です。

ご先祖様たちも、霊的世界の方々も
今の沖縄の中途半端な先祖崇拝、
仏壇・位牌崇拝の現状を
とても危惧され、悲しんでおられます。

もし、仏壇・位牌を崇拝しなかったら、
ご先祖様は浄化されないのでしょうか。

では、仏壇・位牌を崇拝する文化がない
外国のご先祖様たちは、皆、
浄化されていないのでしょうか。

冷静に考えれば、すぐに分かることですが、
子供の頃からの風習が
良くも悪くも刷り込まれていると
その域から脱却することが
なかなか出来ませんし、
これこそ、一種のマインドコントロールですよね。

良い「想い」だけを受け継いで
人の人生を縛りつけるような「悪習」は
どこかで、勇気を持って
お別れしなければいけません。

今、沖縄の仏壇・位牌崇拝文化も
その転換期に差し掛かっているのではないかな・・・
と感じています。

きっと、この文章を読まれる
沖縄の40、50代以上の方の多くは、
「なんて、非常識で薄情で、罰当たりなことを
 書いているのだ!」と
怒り心頭になられていることかと思います。

そのことも、しっかり理解している上で
この文章を書いている・・・ということは、
どういうことかというと、
やはり、僕には、霊的世界から伝えられる
正しい知識を、しっかりと過不足なく伝える
お役目があるからです。

たとえ、誤解されようが、非難されようが、
事実は、事実ですから、
分かって下さる方に、しっかり届けば良い・・・
と思っています。

でも、
相談に来られる多くのうちな~んちゅが
「長男の嫁は、出来るだけ避けたい。」
「長男だけど、仏壇・位牌にこだわらない。」という方が
圧倒的に多いのも、事実なんですよ。

そういった認めたくない事実に
目を背けて
「それは、若い世代が我侭だから。」
「ご先祖様に対する感謝の気持ちが足りないから。」と
一方的に批判なさるのは、
あまりにも、短絡的というか、
見識が狭い、ものの考え方だと思いませんか。

これまでの時代を作ってこられた
人生の先輩にあたる方々に敬意を表しつつも、
僕は、ある意味、
これからの時代を背負っていく
若い世代のうちな~んちゅのほうが
よっぽど、霊的世界に対する
正しい理解力があり、
実践していく勇気がある聡明な魂が
確実に多いような気がしてなりません。

仏壇・位牌・先祖崇拝・・・。

すべて物質ではなく、形ではなく、
心、「想い」が大切です。

たとえ、仏壇・位牌が守れなくても、
お墓参りに行けなくても、
行事に参加できなくても、
しっかり、ご先祖様たちに対する
感謝の気持ちを向けていれば、
それだけで、十分、通じるものです。

物質だけに囚われて、
狭い領域で生きる人生は、
今の時代、今の人たちには合いません。

どうぞ、勇気を出して
その狭い領域から、脱却されて下さい。

今日、午前中にお越しになられた方の
最初のメッセージが、まさに
「枠を超える勇気を持つ。」でした。

どんどん、枠を超えていきましょう!


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