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香り深き薬草の思い出。
2023年04月29日
今週火曜日に札幌出張から沖縄に帰ってきて、
翌日は朝早くから沖縄で仕事という流れで仕事のスケジュールを詰め込み過ぎたせいか、
木曜、金曜と疲れが出て、とにかく家の中で大人しく過ごしていました。
熱がある訳でもないし、風邪のような諸症状がある訳でもないのですが、
どことなく気だるい感じで、動くのが面倒で身体が重い辛さ・・・という感じでした。
2日間、ゆっくり何も用事を入れずに寝て起きてを繰り返して、
ようやく今日あたりから、いつもの状態に戻った感じです。
もう年齢も年齢だから、出張先の仕事のスケジュールを詰め込み過ぎない、
出張から帰った翌日に仕事やその他の用事を入れない・・・を
なるべく守るようにしていたのですが、今回はその全てを破ってしまったので
正直なくらい身体にその反応が出たようです。反省。
札幌出張後も沖縄ですぐに仕事があり、ようやく今日は休養日。体力的にきついので、なるべくこれからは出張後すぐに仕事や用事を入れないようにしよう。
— 山野本たつのり@ナカトリモチ (@nakatori_mochi) April 27, 2023
近所を散歩していると、そこら中に月桃(サンニン)の花。癒される。この花を見かけるようになると沖縄も、そろそろ梅雨入り。 pic.twitter.com/UyN1QP4KYo
身体が重くて辛いけれど、熱もないし、風邪やコロナでもなさそうだから
気分転換に近所を軽く散歩していたら、そこらじゅうに月桃(サンニン)の花が咲いており、
しばし見入ってしまい、それだけで心と身体がじんわり緩くなっていく感覚になりました。
亜熱帯の沖縄を中心に自生している月桃は僕の大好きな香り、花でもあり、
お祓い用のスプレーも月桃の蒸留水を使っているほどです。
ショウガ科の植物でもあるため、ほんのりスパイシーで甘い独特の香りなので
好き嫌いがハッキリと分かれるかも知れませんが、
僕はやっぱりこの香りと見た目が大好き。
そして何と言っても、様々な活用方法があるところが気に入っています。
自宅近くには月桃がそこらじゅうに自生しているため
(大きな葉が道路からはみ出してしまうほど)
葉っぱを一枚頂いて、それを綺麗に洗って、あとはお湯で煮詰めるだけで
香り深い月桃茶があっという間に出来上がります。しかもタダで。
数日間、天日干しにしてからお茶にするといいそうですが、
生葉でも大丈夫で、煮詰めると、綺麗な明るい茶色のお茶になります。
寒い時はホットで、これからの季節は冷やして飲んでも美味しいです。
ポリフェノールは赤ワインの30倍以上と言われており
抗酸化作用や殺菌作用、整腸作用などもあり、
この葉を乾燥させて茶葉用の袋などに入れておくと防虫効果もあり
色々な使い方が出来る万能ハーブでもあります。

(今日は蒸し暑いのでアイスで)
とりあえずこの3日間は近所で自生している月桃の葉から
月桃茶を作ってホットやアイスで飲んでいたのですが
ゆっくり何もせずに休んでいたのもあって、しっかり回復して
ようやくいつもの体調に戻ったGWスタートとなりました。
僕はGW期間中は依頼があった県内の仕事やオンラインで
お祓いやカウンセリングを中心に行いながら、人出をなるべく避けて過ごす予定です。
もし県外の方で沖縄に観光でお越しになる方がいらっしゃいましたら、
お土産屋さんでも普通に月桃茶は売っていますので是非一度試されてみて下さい。
ショウガ科なので生姜アレルギーがある方はご注意くださいね。
それにしても原点回帰と言いますか、
僕はもともと小児喘息を患っていて小さな頃から気管支が弱く
子供の頃はとにかく貧乏だったので、治療する薬と言えば、
大袈裟でも何でもなく、当時住んでいた自宅の庭に自生していたヨモギ茶がメインでした。
無数に自生しているヨモギを大量に天日干しして、
母が、それを網に入れて大きな鍋でぐつぐつ煮ると独特のヨモギの香りが
部屋中に漂って、それを朝昼晩、いつでも飲まされるという幼少期を過ごしました。
ヨモギ自体は嫌いではなかったし、あの独特の風味も大丈夫だったのですが、
唯一、嫌だったのが、幼稚園などで他の子たちは市販されていたであろう
美味しい麦茶を水筒に入れているのに、
僕だけいつも、ほんのり苦いその辺で採れたヨモギ茶という点。
ヨモギ茶と比べて、市販されている麦茶の飲みやすくて香ばしい風味、
あの味に憧れていた側面が強かったと思います。
安いとはいえ、麦茶の元はスーパーで買うもので、お金もかかっていますし。
一方の僕はその辺に生えている、ただのヨモギを煎じたお茶。
貧乏+ほろ苦いお茶という組み合わせに、どことなく引け目を感じていたのでしょう。
ところが、これを飲み続けて小学校に上がる6歳~7歳の頃には
見事なまでに小児喘息の症状が治まったのです。
完治とまではいかないまでも、以前ほど高熱で寝込んだり、激しい咳で苦しむ頻度が
目に見えて減ったのも、おぼろげながら覚えています。
今でもヨモギは大好きですし、沖縄ではフーチバーそばもあるくらいで
沖縄そばのトッピングにフーチバーがあると必ず多めに入れてもらうようにするくらい。
ヨモギ茶を色々な意味で苦々しく引け目に感じていた当時から40年以上が経過し、
今では自由に市販の麦茶も安価で購入できるような時代になりましたが、
改めて身近にある自然の植物の力や、適度にそれらを生活の中に取り入れる
本当の心豊かさなども、ほんの僅かですが感じ取りながら
日々の生活を楽しんでいる側面があります。
月桃やフーチバー(ヨモギ)は沖縄でもその代表格のような存在で、
少し郊外に行けば身近に触れられるものばかりで、
色々な活用方法があるので、これからも適度に取り入れながら
健康維持に努めていけたらいいなと思いました。
ヨモギ推し、月桃推し、パクチー推し・・・。
県内のファーマーズマーケットに行けば、どれも格安で手に入るものばかり。
(中にはタダのものもあるけれど)
どうも癖のある薬草系の香りのものは、お茶にしても料理にしても
個人的に大好物のようで、過剰摂取でアレルギー反応を起こさない程度に
香り深さを楽しみたいと思います。
GW期間中、お休みの方も、お仕事の方も
良い過ごし方が出来るといいですね。
Posted by 山野本竜規 at 19:46
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