山野本竜規の続・ナカトリモチ日記
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人生には予想外が時々訪れる。~時には良いこともあるよ~

2021年02月25日

人生には予想外が時々訪れる。~時には良いこともあるよ~ 人生には予想外が時々訪れる。~時には良いこともあるよ~

Facebookには「〇年前の今日の投稿」という思い出を通知するシステムがあり、
自身が過去に投稿したその日の内容を見ることが出来ます。
冒頭の写真は9年前、2012年2月25日の投稿に添付されていたもので、
ブラジルのリオのカーニバルで有名なリオのコルコバードの丘へ行った時のもの。

おおよそ2月の時期は南半球のブラジルは真夏で、ブラジル各地で
サンバカーニバルが行われているため、コロナ禍までは2年に1度の割合で現地まで行き、
カーニバルの様子を取材したり、実際に花道でカーニバルに強制出場させられたり・・・と
これまでの渡伯を振り返ってみても、濃密で楽しい思い出しかないくらいです。

2年に一度の割合で、いつも1月下旬~2月はブラジル行きが多かったため、
2月のフェイスブックの過去の投稿通知も、ほとんどがブラジル関係のものばかりという、笑。

これだけブラジルという国や現地で親しくなった家族のような人たちとの結びつきが出来たのも
僕自身、本当に予想外というか、自分の力、想い、行動だけでは考えられなかった出来事です。

そもそもブラジルという国は日本からとても遠い国ですし、
治安も悪く、文化も習慣も全く違う国で、踊りにも興味ないし、
たとえ海外に行くことが大好きだった僕であったとしても、治安が悪い国だけは
なるべく避けたいし、自らの意志で行くつもりなんて毛頭ありませんでしたから。

それが、偶然、会社員時代から同じ職場で働いていた宮城姉妹の姉・佳代子さん
ダンスが大好き、その頃からプロのサンバダンサーとして活躍するようになり、
その後、妹の弥生さんも会社員を卒業してプロのサンバダンサーへ転向。

友人であるお2人がとてもイキイキと活動されている様子を見ながら、
「へぇ~、サンバって歴史背景や社会事情、現地の人たちの想いまで知ると、
とても奥深い文化なんだな。」と感心するようになり、
いつの間にやら現地集合、現地解散の同行取材を重ねることになりました。

その過程で昔、日本からブラジルに渡って苦労して今の地位を築かれている
日系ブラジル人、特に沖縄にルーツを持つ県人会の方々や関係者と親しくなり
現地で何度も行動を共にするうちに、僕は益々、ブラジルという国が好きになっていきました。

本当に国自体は、時間にも仕事にもルーズで思い通りにいかないことだらけ、
治安が悪くて1人での自由行動はほぼ出来ないし、
現地では取材や撮影の仕事もあり、毎回、ハードスケジュールでクタクタになるという
思い出しかないのですが、それでも、いつの間にやらまた通いたくなる国になってしまいました。

人生には予想外が時々訪れる。~時には良いこともあるよ~ 人生には予想外が時々訪れる。~時には良いこともあるよ~

人生には予想外が時々訪れる。~時には良いこともあるよ~ 人生には予想外が時々訪れる。~時には良いこともあるよ~

現地のサンバチームに合流してカーニバル出場前の合同練習をする際は
とにかく耳がつんぎれるほどの大音量、大勢の中でひたすら自身のパートを踊り続けます。
僕は踊りは全く出来ないため、ほぼ撮影する側で様子を眺めているのですが、
それでも時々、強引に現地の知らない人たちから「一緒に踊ろう、っていうか、踊れ!」と
引っ張り出されてサンバもどきを踊る羽目になるという、汗。

こういう音楽とかダンスとか、昔から仕事で関わることが多かったにも関わらず、
プライベートではほぼ興味関心がなくて自分からやろうとも思わない分野でもあるのですが、
そこに携わる人たちの情熱とか、想いとか、人生背景とか、
そういったものを現場の空気から感じるのは大好きで、
だから僕は現場や舞台裏で仕事をしたり、
その空間に身を置いているのが好きなのだろうな・・・と思います。

人生には予想外が時々訪れる。~時には良いこともあるよ~ 人生には予想外が時々訪れる。~時には良いこともあるよ~

人生には予想外が時々訪れる。~時には良いこともあるよ~ 人生には予想外が時々訪れる。~時には良いこともあるよ~

コロナ禍までは2年に1度の割合で訪れていたブラジル。
そしてそのブラジルに行けば、家族のように大歓迎で迎えてくれる心優しい友人たちがいて、
そのウェルカムぶりにクタクタになりながらも、楽しい思い出を作ることが出来て、
「また2年後、直接会おうね!」と約束してお別れをする・・・。

本来であれば、その2年後は2020年、去年だったのですが、
去年も今年もこの状況ですから、日本国内はおろか海外なんて夢のまた夢の話で
しばらくの間はSNSやオンラインを介した交流のみ。

残念ながら去年は、ブラジルのお父さんと僕が慕っていた
沖縄にルーツを持つ大切な友人の1人がコロナに感染して亡くなってしまい、
もう二度と、あの優しい笑顔に触れることが出来ないのだな・・・と思うと
それだけで寂しい気持ちになりますが、
またコロナが落ち着いたら、ブラジルを再訪してこれまでの出会いや思い出を
沢山作ってくれたお礼を、直接伝えたいと思っています。

今年はブラジルのサンバカーニバルも、コロナ感染防止のため
多くが中止となりオンラインで過去のカーニバルを振り返るという代替案で
カーニバルを盛り上げていたようです。

いつも願っているのは、また誰もが心置きなく自由にお互いの地域や国を移動して
会いたい時に会いたい人に会い、気持ちをしっかり伝えて、
色々な経験を共有できるような世の中に戻りますように・・・ということです。

あと、基本的に自分の人生は自分で決めて、自分の意思と行動で築き上げていくものだという
考えは絶対に変わらないのですが、
ブラジルとの予想外の出会いにしても、思い出にしても、
はたまた僕自身が会社員以外の道を歩むことになった経緯にしても、
自分の意思とは無関係に、目の前に現れた道に飛び込んでみたり、
その流れに身を委ねてみると、そこから予想外に良い道が出来てくる・・・ということも、
長い長い人生の中には十分あり得るということを自身の実体験として感じています。

しっかり自分の意思と行動の積み重ねという主軸を大切にしながらも、
時には誰かに委ねてみたり、予想外に現れた選択肢や目の前の流れに飛び込んでみると、
自分では想像もしなかった色々な広がりに繋がっていくこともある。

僕の人生は基本的にその繰り返し、積み重ねなので、
今のこの世の中のご時世も、そして自身の病気療養の生活も、
自分にとっては想定外ですが、必要以上に感情をこめ過ぎず、
その流れに委ねながら、今という時間、目の前の生活と向き合っています。

人との出会いも、その他との出会いも、新しい道も、
基本は自分の意思と行動の積み重ねが大切ですが、
それにプラスして予想外、想定外に目の前に現れたご縁を繋げていくことも、
全てとは言いませんが、時には自身の人生におおいに良い影響を与えてくれることもあるものです。

これからもこのような想定外、予定外は生きている限り起こり続けることかと思いますが、
僕はこれからもその都度、それらを適度に受け入れ、受け流し、委ねながら
自分なりの生活を積み重ねていきたいなと思っています。


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Posted by 山野本竜規 at 13:34 │心の在り方 (2,645)▼