山野本竜規の続・ナカトリモチ日記
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座敷わらしにお礼のご挨拶を。

2019年09月27日

座敷わらしにお礼のご挨拶を。 座敷わらしにお礼のご挨拶を。

病気後の療養と遅い夏休みを兼ねて、先週末の福岡出張後は
台風を避けるように福岡→東京→山形というルートで飛行機と新幹線を使って
山形県の座敷わらしが住む宿・タガマヤ村に滞在していました。

もう何度も滞在しておりますが、実は9月末の秋の季節は初めてで、
訪問と当時に香り始めたキンモクセイの香りを楽しんだり、
山形の秋の味覚、アケビの肉詰めや濃厚な味の枝豆などを堪能し
ゆっくり過ごすことが出来ました。

そして、いつ訪問しても清々しい雰囲気は、第二の故郷ではないけれど、
まるでお祖母ちゃんの家に帰って来たかようなホッと和ませてくれる
不思議な力を持っているのだろうな・・・とつくづく感じます。
今回は福岡や東京でいつもお世話になっている友人たちと一緒に賑やかに過ごし、
最終日だけ1人でのんびり滞在するスケジュールでしたが、
いよいよチェックアウトの時間が迫ってきて、1人で宿の簡単な掃除やゴミ出し、
片付け、荷造りなどに追われている慌ただしい時間帯に、
勝手に座敷わらしの間のオルゴールが鳴り始めて、慌てて手を止めて
携帯片手に動画撮影を開始し、座敷わらしの間に向かいました。



本当はずっと勝手に鳴り続けるオルゴールの前にいたかったのですが、
チェックアウトの時間が迫っており、山形から仙台空港に向かう直行便のバスに
間に合わせなければいけなかったため、
オルゴールが鳴り続ける中、チェックアウトの準備を済ませる・・・という。

そして全ての片付けが終わり、「さてもう一度、本格的に動画を撮影しようかな。」というところで
ピタリとオルゴールが鳴り終わり、これがお別れの挨拶がわりなんだろうなと
1人でニヤニヤ笑いながら、宿を後にしました。

座敷わらしにお礼のご挨拶を。 座敷わらしにお礼のご挨拶を。

座敷わらしにお礼のご挨拶を。 座敷わらしにお礼のご挨拶を。

もともと豪農の住宅ということもあり、建物自体が広くて立派で
古民家であるにも関わらず、全ての手入れが行き届いているため
床も家具も調度品も台所、水回りも全てがピカピカで全く古さを感じません。

これもここの管理人である半助さんの丁寧な手入れの賜物なのですが、
このような心ある方が毎日、絶えず訪れる宿泊客のお出迎えをしてくれるのであれば
本当に安心して宿に泊まることが出来ますよね。

座敷わらしにお礼のご挨拶を。

1年先まで予約がいっぱいで1日1組限定、敷地丸ごと1棟貸し切りのため、
なかなかその予約が取れずに、予約が取れたらラッキーなのですが、
他の宿泊客がいないため、
とにかく気心知れた友人たちや1人で過ごすには最適の空間です。

座敷わらしにお礼のご挨拶を。

9月末のこの時期は、お彼岸を終えて涼しくなり、
一気に秋めいてきて、秋の豊かな実り、自然を体いっぱいに感じることが出来ます。

今回も滞在中に色々な体験をした友人たちも多く、
それは怖いというよりは、本当に心和む嬉しい現象なので、
あの不思議な感覚を、親しい人たちを含め心ある人たちに共有してもらえたらいいなと
常々感じています。

座敷わらしにお礼のご挨拶を。 座敷わらしにお礼のご挨拶を。

心配していた体調も夜に喘息の症状が少し出て咳込むくらいで、
それ以外の日中は声枯れをすることもなく、微熱が出ることもなく
不思議なくらい穏やかに、のんびり過ごすことが出来たので大満足です。

実は8月、東南アジアへ海外出張の際、体調を崩して入院中、
意識が朦朧としている中、ちょっとした体験がありまして。

色々な病気の合併症の症状が重症でその山場を超えた直後、
夜、病室で寝ていたら、病室の外の廊下で複数の子供たちがキャッキャッと笑いながら
走り回る音が五月蠅くて看護師を呼んだことが複数回ありました。

その時は、東南アジアの病院なので入院患者以外のお見舞いの家族が来ているのか、
看護師が子供を病院に連れてきているのかと思っていて、
正直なところ、あまりにも五月蠅かったのでイライラしながら看護師さんに
「子供たちが五月蠅いので静かにするよう注意してもらえますか?」と伝えました。

ところが深夜の時間帯に楽しそうにはしゃぐ子供たちなんているはずもなく、
看護師さんも「あんたのただのせん妄症状だろう。」と最初は相手にされなかったのですが、
3回目に賑やかに深夜の廊下でばたばたしている時、
ちょうど検温の時間帯で僕だけでなく、
看護師さんも一緒に廊下の外ではしゃぐ子供たちの声を聞いて「ほらね。」となりました。

僕は座敷わらしちゃんたちだと思っているのですが、
不思議な現象に驚いた看護師さんのほうが怖がってしまい、
瞬く間にナースセンターの噂になったという、笑。

そのような経緯もあって、今回は病気後、無事に退院、帰国し
少しずつですが体調も戻りつつあるので、そのお礼を兼ねてご挨拶がすることが出来たので
個人的には本当に良かったと思っています。

山形、いつ訪問しても良いところだな・・・と感じています。

さて、来週は東京出張を控えているので、
ゆっくり体調を整えながら次の仕事に取り組んでいきたいと思います。


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