山野本竜規の続・ナカトリモチ日記

「日中の予想最高気温がマイナス３℃って、どれだけ寒いんだよ！」と
突っ込みを入れたくなるほどなのですが、逆にここまでとことん寒いと
諦めがついて清々しい気持ちになってくるから不思議です。

ちなみに昨日、沖縄の最高気温は２６度～２７度。
僕が那覇空港を出発する頃には半袖でちょうどいいくらいの暑さだったのですが、
いざ札幌に到着してみると既にマイナス３度ほどの気温になっており、
その寒暖差は約３０度。

この寒暖差を同じ日本国内で体感できるのも冬の時期ならではであり、
一番北と一番南の地域への移動があるからこその醍醐味。
もう、こうなりゃ楽しまなきゃ損ですよ、笑。





昨日、札幌に到着して今回借りているウィークリーマンションの
足りない備品などの買出しに出かけたのが夜８時過ぎだったのですが、
滞在場所がすすきのの繁華街が目と鼻の先にある交通の便は良い場所だったため、
買い物がてらキラキラ輝く街の様子を眺めていたら、
小雪が舞ってきて、僕にとっては冬を感じられる良い機会になりました。

いつも札幌滞在中、必ず一度は立ち寄る街中の温泉施設も近いため、
また時間があるときに歩いてその温泉施設まで向かい、
ゆっくり温泉に浸かってポカポカ温まった状態で部屋まで戻ろうかと考えています。

多分、感覚的には北海道って外は有り得ないくらい寒いのですが、
部屋の中に入ると二重窓などの防寒対策がしっかりされているため、
真冬の沖縄の自宅にいるよりも暖かいと感じます。

だから僕も冬の時期、札幌出張があると、
外出中の寒さだけ我慢すればあとはそこまで苦痛ではないので、
温泉の帰り道でのぼせた頭を冷やしたり、部屋のお風呂に浸かって
汗がひかない時は凍えるような冷たい空気のベランダに一瞬出て
すぐにクールダウンできる、北国ならではの楽しみを見出しながら
冬の出張を楽しんでいます。

特に札幌は賃貸にしても、ウィークリーマンションにしても
他の地域に比べて格安の値段のため、市内のビジネスホテルに同じ日数滞在するよりも
ウィークリーを借りて自由に過ごしたほうが経済的にも時間的にもエコで
札幌出張の際のウィークリーマンション滞在には随分助けられています。



今朝、目覚めてベランダからマイナス４度の外の様子を眺めてみると
空気はとても澄んでいて、下の道路は凍結しているであろう様子が伝わり、
繁華街のビル群を間近で眺めながら、とても清々しい気持ちになりました。

人と人の相性があるように、土地にもその人に合う土地、合わない土地があり、
僕は感覚的に、この札幌や北海道の清々しさが大好きです。
（東北にも同じものを感じます。）

寒さは極端にニガテな体質なのに、
場所や土地、その土地で暮らす人の雰囲気は大好き。
それが僕の場合は、北海道や東北なのです。

閑話休題。

このように仕事、プライベートを含め色々な土地に赴き、
その土地で暮らす人たちと接し、色々なことを受け取るからこそ、
理屈ではない何かで、そう感じるのだと思いますし、
これってやはり自ら体験、体感しておかないと絶対に分からないことでもあります。

ここ最近はインターネットの普及で、ある程度の情報であれば
簡単に調べれば手に入る、しかもある程度バーチャルな世界を疑似体験して
体験した気、知った気、分かった気になれる環境が整っているため、
それで全て完結してしまうリアリティのない人たちが増えてきました。

＊「心ある人との繋がりを大切に。～Yahoo!智恵袋よりも大切です～」

その全てを否定するわけではなく、知識は知識として蓄えて損はないのですが、
そこに自らの実体験、その体験から学んだこと、気づいたこと、
そこでどのような思いをもって接することが出来たのか・・・という大切なプロセスが
抜けてしまっては、知識はただの知識だけ、
だからこそ、それを実生活の「叡智」に変えることが出来ずに
人としての情が薄れた上っ面な生き方で満足するようになるのだと思います。

これはプロの伝え手としてよく実感することなのですが、
ただの上っ面の立派な言葉を並べ立てたとしても、そこに本人の実体験なり、
自らが考え、学び取った叡智なりが伴わなければ、
中途半端な人たちにしかその声や想いは届かない・・・という紛れもない事実があり、
これはおおよその聡明な皆さんであれば、
国会答弁など上っ面のことしか言えない人たちが多い場所での発言を見聞きされれば
一目瞭然だと思います。

それと同じように、今の世の中は猫も杓子も誰でも
ネット上で得た知識を、「それっぽく」語ることは出来るため、
その上っ面の詐欺師たちに騙されてしまう、同じように上っ面な人たちも多いのですが、
これは分かる人が見れば、触れれば、必ずその浅はかさを見抜かれてしまうものです。

僕がいつもこのブログで揶揄するように、
スピリチュアル業界には地元沖縄にしても県外にしても上っ面のことしか発言できない
しかも決まりきったことしか言えない金太郎飴馬鹿が沢山いて、
自らの実体験で自分の言葉で何かを伝えるという
本当の伝え方の基礎すら出来ていないコミュ障、メンヘラでも
その職業っぽく演じきってしまうことが出来るツールがネットでもあります。

例えば特に沖縄ではまともに社会に出て働けないような
コミュニケーション障害、適応障害、またはただやる気がないだけの
心の弱さを持って逃げ続けているような人たちが、
スピリチュアリストを名乗ったり、ユタやカミンチュになったりするケースが多く、
それがある程度受け入れられる文化の下地があります。

本来であれば、こういう人たちは精神科の治療や入院が必要であり、
然るべき施設でお世話になるべきなのに、
何を勘違いしたのか霊的世界に依存して、それっぽく振舞おうとする傾向があります。

勿論、この世で生きている限り、
仕事、家事、育児、その他の生活全般、その全てを経験できる人はおらず、
自分が与えられた環境の中で出来る限りの最善を尽くしていくのみなので
「全ての経験をしておきましょう。」とは微塵も感じていません。
人の身体は１つであり、経験できることも限られていますから。

ですが、まともに社会人経験もせず逃げ続けてきたような輩が、
スピリチュアリストを名乗って上っ面で得た知識のみで
それっぽく語ろうとするのは大間違いであり、
自分にそれが出来ると勘違いしているその身の程知らずの生き方そのものが
基本的に間違っているのは誰の目から見ても明らかだと思うのです。

インターネット、ブログというツールは、
嘘をつこうと思えば、また自分を盛ろうと思えばいくらでも盛る、
人を騙すことが出来るツールでもあります。

スピリチュアリズムについて、それっぽく語っている輩にしても、
ネット上ではその人物を演じることが出来、
その真意が理解できない、同じような程度のある一定の馬鹿な人たちを騙すことが
出来たとしても、しっかり実体験、人生経験、
自分の体験から得たことを言葉や生き方で伝える人たちからすれば
その嘘や白々しい自分盛りもすぐに見抜いてしまうものですし、
やっぱりそれって恥ずかしいことだと思いますよ。

何事も自分の体験から自分の言葉で語ることが出来ない人、
言葉だけでなく生き方で表現できない人というものは
所詮は二番煎じのバッタモン、金太郎飴であり、
こんな陳腐な生き方だけに満足しているようでいてはいつまで経っても
本当に心ある生き方というものは出来ないままだと感じています。

あとはそれを見抜く心の眼、感受性を周りの人が身につけるのか、
それとも同調してしまうのか・・・。

全てそれは本人の生きるセンスに懸かっていますし、
その生きるセンスというものは、バーチャルな世界では絶対に身に付かない力ですから
そこで大きな明暗が分かれてくるものだと思います。

実体験、その経験を自分の言葉や考えに変え、生き方で表現する姿勢がある人と、
そうではない人とでは、表面上は似ているように思えても
中身は全く別物だということを、あとは周りにいる人たちがいかに見抜く感受性を持てるのか。

この世には嘘も自分盛りも、正しい情報も全て含まれています。

騙される人たちは上っ面の言葉や良いものしか見えていないため、
投資詐欺だったり、うそ臭い人間に騙されるのであって、
騙す側が一番悪いのは当たり前なのですが、
それと同時に、それを見抜けなかったその人の責任でもあります。

情報過多のこの時代、どれだけその真意を見極めていけるのかが求められていますし、
そのためには自らしっかりバーチャルではない実体験、経験を積まなければいけません。

毎日、あなたがどんなことを感じ、どんな人たちと触れ合い、どんなことを考え、
どんな生き方を目指していきたいのか・・・。

それは実体験でしか気づくことは出来ません。

ふと極寒の札幌に滞在し自分の感覚を１つ１つ確かめながら、
そのようなことを感じました。


＊お知らせ＊
＊１２月３日（日）・札幌ナカトリモチ勉強会、参加者募集中です。
＊１２月２４日（日）・沖縄ナカトリモチ勉強会、参加者募集中です。
＊１２月２９日（金）・福岡ナカトリモチ勉強会、参加者募集中です。
＊山形タガマヤ村・座敷わらし体験談。
＊僕が胸を張って、皆さんにご紹介したい人。
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