山野本竜規の続・ナカトリモチ日記
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過去や未来に悩むのは現実逃避。~本当はラクなことなんです~

2017年11月13日

過去や未来に悩むのは現実逃避。~本当はラクなことなんです~ 過去や未来に悩むのは現実逃避。~本当はラクなことなんです~

昨日は仙台でのナカトリモチ勉強会があり、
その後、夕方前にあまりにもお腹が空いていたため滞在しているホテル近くの
牛タン屋さんに牛タン定食を食べに行きました。

焼肉店などで食べる薄い牛タンとは違って分厚く、
しっかりお肉の味も堪能できたので言うことなし。

出張中の外食はおおよそ1人になることが多いのですが、
こういう時のお1人様の利点は、周りの人と必要以上の会話をしなくていい分、
自分のペースでじっくりゆっくり
料理の味を噛みしめることができる側面があるということでしょうか。

勿論、僕は外食する際、お1人様も仲が良い人たちと楽しく会話しながらする食事も
どちらも大好きで、中には「1人で外食するのは恥ずかしくて出来ない」という人もいる中で
「どちらも楽しめたほうが得なのに。」と思うことがよくあります。

牛タンを食べる前までは勉強会の参加者の皆さんと色々なコミュニケーションを取り、
それが終わって1人になれば、今度は黙々と、じっくり食事に専念する・・・。

実はこういうメリハリ、オンとオフのスイッチの切り替わりは
誰もが無意識のうちに行なっていることだと思うのですが、
僕はどちらの時間も大切なので、どちらの時間も大好きです。

何がお伝えしたいのかと言いますと、このことからも分かるように、
僕は常に「今」がメインで生きているのだなぁ・・・と、自分で感じる次第でして。

それが仕事にしても、プライベートにしても、
少し前に起こった出来事、向き合ってきた事象に対して
次に生かすための反省や改善点を見出すことはしますが、それで終わりで
必要以上に既に起こってしまった出来事、終わっている出来事に心を注ぐことはしません。

それって、とても無駄な時間ですから。

その逆でまだ起こりもしない想像も出来ない先のこと、未来のことに
必要以上に想いを馳せてあれこれ心配したり、不安になったりすることに
心を注ぐようなこともしません。

やはり、それもとても無駄な時間ですから。

人間の感情がそう単純なものではなく、既に起こってしまった出来事である過去と、
まだ起こりもしない未来を複雑に行き来してしまうのは百も承知の上ですが、
それは自らの意志でいかようにでも、その無駄な時間を過ごす癖を
ストップする生き方が必ず出来るようになるものなのです。

誰でも同じだと思うのですが、無駄な悩みが生まれるとき、
余計なことをあれこれ考えて負の感情のドツボにハマるときというのは、
たいてい、余計で暇な時間を持て余している時です。

今、目の前にやるべき仕事や生活があって、背に腹は変えられないほど
切羽詰った生き方をしている時は、そんな余裕ぶっこいている暇もゆとりもへったくれもなく、
ただ目の前にあることだけに専念しなければいけないので、
必要以上に過去や未来に思い悩むことなんて絶対にありません。

既に起こってしまった過去のこと、まだ起こりもしない未来のことに
勝手に思いを馳せ過ぎて悩んだり、不安に感じたりするのは
突き詰めていくと、まだ暇だということ、悩む贅沢な時間と心の余裕があるからこそ出来る
贅沢病だという自覚が大切なのではないでしょうか。

何度でもお伝えするように、人の感情というものが単純なものだとは僕も微塵も思わず、
過去の出来事の思い出に心を何度も痛め、
まだ起こりもしない出来事に不安や心配を感じて常に思い悩む人たちがいることは
十分理解した上で、それでもそれは本人の心の強さ、習慣で変えることが絶対に
出来るものだということをお伝えしたいのです。

こういう部分って性格ではなく、日々の心構え、習慣でいかようにでも変えられる部分だからです。

「その方法が分からないから教えて下さい。」ではなく、
こういう気持ちの切り替えにメソッドなんて一切存在せず、
またウジウジ過去や未来のことで悩む自分の気持ちが出てきたら、
その都度、打ち消して「今、そんなことを考えても無駄、あまり意味がない。」と
今、目の前にあることに専念する習慣を何度も何度も何度も身につけていくほか、道はありません。

方法論ではなく、実践ありきなのです。

昨日の勉強会でも、参加者の方から同じような質問があったのですが、
「今の自分が順境で比較的平穏無事な生活を送っていると、
ついついその後に不幸なこと、マイナスのことが起こってしまうのではないか。
また逆境が訪れてしまうのではないかと心配になります。」という内容がありました。

これも誰もが大なり小なり、本能的に感じている部分でもあります。

幸せの中にいると、その幸せがずっと続くのか不安になる。
またこの世は良いことも悪いこともまんべんなく定期的に体験するようになっているから
今の幸せだけが続くとは限らない。
そうするとまたいつか心苦しい何かが訪れるのではないか・・・。

これって、人としてまっとうな感情だと思います。

ですが、究極を言えば、こういう気持ちや思いが強くなるときは、
よほど暇な時か、やることが他にない贅沢な時間と余裕がある時であり、
本来であれば、そんなことに思いを馳せる必要もない無駄な感情でもあります。

何故ならまだ起こりもしない先のことなんて僕たちは誰も予測できずに
やるべきことは今、何が出来るのかを考え実践することであり、
その積み重ねの先に、次の結果があるのみだからです。

そして何か起こったら、その時に考えて動けばいいだけの話。

感情論ではなく、淡々とやるべきことを
その都度実践していく理性と行動力が大切なのです。

無駄なことで悩みはじめたら「それは贅沢病だな。」という自覚が必要ですが、
ほとんどの人が自分に甘いため、悩みを持つことは当然、
悩むのは人として普通のこと・・・と自分勝手な解釈をしてしまいがち。

本当は今という時間とほんの少し先だけを見据えてやるべきことに専念さえしていれば、
必要以上に無駄な感情に支配されることはなくなるはずなのですが、
無駄な感情が出てきたときに打ち消して動く勇気と努力をしないからこそ、
ただ感情だけに流され、翻弄され、悩み続ける負の連鎖を
他の誰でもない自分自身で生み出しているだけだということが理解できれば、
おのずと、そういう無駄な習慣を省いていく生き方に変わってくると思うのです。

どうやったら悩みやすい性格から抜け出せるのか・・・・という根本的な問題については、
本人の性格は一切関係ありませんし、具体的な方法論がある訳ではなく、
「無駄なことで悩みはじめる自分に気づいたら、すぐに打ち消して今に専念する」ことを、
あくまで毎日の習慣の中で身につけていくと実践の積み重ね、
その意識があるかどうか、毎日実践しているかどうかの違いだけなのです。

やるか、やらなかったかの違いのみ。

本当にしつこいくらいに当たり前のことを繰り返しますが、
既に起こってしまった過去の出来事や、まだ起こりもしない先のことに
無駄に悩むことは、やっぱり時間の無駄使いであり、
人間は本質的に、今という時間に専念しなければいけないところから
現実逃避の1つの手段として、「無駄に悩む」というラクな方法に流されているのは
紛れもない事実。

それが本当に自分にとって無駄なことだという自覚と意識があれば、
何度もお伝えするように「本当に」その自覚があれば、
悩んで現実逃避するという無駄な生き方はしないように
そういう感情が生まれてきたら、おのずと打ち消して今に専念する努力を
誰に教わるわけでもなく、しっかりと積み重ねていくはずなのです。

悩みやすい性格、ネガティブな性格なんて関係ありません。

性格ではなく、毎日の心の習慣で変えていくものなのですから。

「そうは言ってもなかなか出来ないんです。」は全ていいわけで、
ラクな現実逃避の方法が減らされること、減ってラクできなくなるのが嫌だからこそ、
無意識のうちにやりたくない理由を並べていることもお忘れなく。

でも、何故、ここまでして心の習慣を変える努力をすることを
お勧めしているのかと言えば、やはり、そういう習慣を身につけてしまえば、
全ての人生において、もっと等身大で生きていける自由さがあるからなのです。

良いことがあろうが、悪いことがあろうが、
一時的に色々な感情が心の中を駆け巡ったとしても、
その感情だけに左右されず、どちらも本来の自分でいられる安定感とでも表現しましょうか。

そうなると既に起こってしまった過去の出来事も、
まだ起こりもしない遠い未来のことも、そこまで気にすることなく、
自然と今、自分が目の前にあることは何で、今、何をすべきで、今何をやりたいのかが
無理矢理、そういう考え方にしなくても、すんなりと出てくるようになりますし、
すんなりと動けるようになります。

今に専念することは、今を楽しむことであり、
やがてその積み重ねは必ずその先の未来に繋がります。

無駄な心配や余計な負の感情ばかりに翻弄されて生きる積み重ねと、
今に専念して、その都度出来ることを見出し、楽しみながら満足した時間を送る積み重ねと
どちらの人生が総合的に心豊かなものなのかは、
ここで明言しなくてもおのずと理解できると思うのです。

あとはそれをやるか、やらないか、習慣にするか、しないかだけの努力の差です。

カウンセリングの仕事の中で過去の失恋の痛手をいつまでも引きずっている・・・という
ご相談をお受けすることもありますが、
その人と復縁しようが、そのまま別の人生を歩もうが、
1日、1日の人生の積み重ねを確実にやっていけば、
やがて時間が全てを解消してくれることもよくあることなのです。

人は誰にでも忘れられない出来事、思い出があり、
それをなかなか忘れられないのは人として当たり前の感情なので
そのこと自体を否定する訳ではありません。

ですが、その想いが出てきた時に、果たしてそれは本当に今、悩むべきことなのか、
今、そんなことで時間を費やして目の前にあるやらなければいけないことに
専念できないのが良いことなのか、そうではないのか。

究極を言えば、そのことで命を取られる、自らの命を削るほどのことなのか・・・。

この世は自殺ではない限り、寿命の限り生き続けなければいけません。

常に悲劇の主人公を演じたがるよほどのナルシストタイプではない限り、
いちいち何か起こる度に無駄な命を削って思い悩むほどのことなんて
長い長い人生の中でそう滅多なことでは起こりませんし、
逆に言えば、寿命ではない限り、どんなに悩もうが苦しもうが死なせてもらえないのですから、
だったら自ら悩んで苦しむ生き方よりも、
感情だけに左右されず、理性で今、やるべきことだけに専念して
その積み重ねをしていく生き方を選んだほうがよほど実り豊かなものになるはずですよ。

クヨクヨ悩むのは性格云々は一切関係なく、
毎日の心の習慣で必ず変えていけるものです。

無駄な悩みが出てきたら確実に何度も何度も何度でも打ち消していく勇気と実践を
毎日積み重ねていけば、必ず無駄な悩みを自ら作り出して、
自ら首を絞めて窮屈そうに生きる無駄な人生を送ることはなくなります。

あとはそれを本気の覚悟をもってやるか、やらないか・・・。
たったそれだけの違いです。

過去にも未来にも必要以上に左右されない
1つ1つのことに今、専念できる生き方は本当にラクですよ。


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Posted by 山野本竜規 at 08:57 │心の在り方 (2,645)▼