山野本竜規の続・ナカトリモチ日記

そりゃ、折角、愛知県を訪問していたのですから地元の美味しいものを戴かないと・・・、
ということで、セントレア内にある飲食店街の中で僕がお気に入りの名古屋メシ、
矢場とんの味噌フィレカツ定食を迷わず注文しました。



値段は１７００円ちょっとと、かなり贅沢なランチになるのですが、
１０００円分の飲食券を持っていたので、実質７００円ちょっとで食べることが出来、
何も思い残すことなく、良い気分のまま沖縄に戻ってくることが出来ました。

実は今回の１泊２日の愛知県出張では、仕事を終えたあと
名古屋駅前に宿泊し、そのままディナー難民になってしまったのです（笑）。

というのも、その時、僕の名古屋駅周辺での夕食は、
去年、友人と一緒に食べて大感動した、ひつまぶしの有名店が第一候補、
というより、それ以外の選択肢は全く考えておらず、
迷わずそのお店に直行したのですが、
なんと、お店に入るまでに約１時間半待ちの大行列が出来ていたのです。

もともと行列の出来るお店で３０分位は待つのが当たり前なのですが、
その日に限って約１時間半待ち・・・。

どうやらその日は丑の日だったようで、この有名店だけではなく、
どこのひつまぶしのお店も客で一杯だったため、
結局、ひつまぶしを諦め、すぐ目についた近くにあった中華料理店のコース料理を
１人で食べる・・・という自暴自棄気味の愚行を犯してしまったのです（笑）。

わざわざ名古屋で名古屋メシを食べずに、
全国各地、どこでも食べられる中華料理を食べるだなんて
普段の僕からすると、あまり考えられないことなのですが、
まぁ、その中華料理もとても美味しかったので
「県外出張でも、たまにはこういうこともあるよね。」と
自分で自分を納得させながら翌日、セントレアまで向かったあとからの
味噌フィレカツだったので、その喜びもひとしおでした。

矢場とんも、大行列で入れなかったひつまぶしのお店と同じフロアにあったのですが、
駅前ということもあり、その矢場とんでさえ４０分待ちで、
結局、一番人が少なくて、すぐにでも食べられる中華料理店をチョイスした経緯があるため、
最後の最後で、名古屋メシにありつけたのは（しかも格安で。）、
まさに願ったり叶ったりの大歓迎の流れだったのです。

大袈裟かも知れませんが、このように、たった１泊２日の県外出張でさえも、
想定外の思い通りにいかないこともあれば、
これまた予想外の思いがけない嬉しい出来事もあるもので、
こういう部分っていくら努力しようが、頑張ろうが、時の運でもあるので
まるで人生の縮図を垣間見ているようで、とても微笑ましい気持ちになりました。

この世で人間として生きている限り、
思い通りにいくことも、その逆でいくら頑張っても努力しても
思い通りにいかないこともあれば、
その逆で、予想外の出来事をキッカケに、その人の人生が好転することなんて
よくあるものです。

以前のブログでもお伝えしましたが、
「努力は必ず報われる」という根性論、精神論だけを妄信している
中途半端な自己啓発系、ネットワークビジネス系にハマりやすい人たちも多いのですが、
いくら努力しても、いくら頑張ったとしても、それが全て結果に繋がる訳ではありませんし、
やはり、そういう現実をしっかり直視する冷静な理性や、物事の捉え方も
しっかりと身に付けておかなければ、
いつまで経っても浮ついた夢物語ばかりしか口に出来ないような
情けない人間から卒業出来ないままだと感じています。

＊「本当に幸せな人は、誰が何を伝えても同じ内容になる。」

本当に努力すべき、頑張るべきことは、
自分の才覚が何であり、どのような分野であったらその努力が形になりやすいのか、
そしてそれを自分自身や周囲の人たちの何かに役立て、貢献できる道になりやすいのかを
他の誰でもない自分自身で、徹底的に見つめ直す作業の部分ではないでしょうか。

僕がよくこのブログで、「自分の人生に欲求不満な性格ブス」とか、
「自分探しの旅ばかり繰り返す中途半端な人間」とかなり辛口で表現するのは、
まさにこういう現実を直視できずに、自分が何をやるべきなのか、
自分が何に力を注いで、自分のため、周囲の人のため、世の中のために
出来ることを実現していくのかを理解出来ていないからこそ、
中途半端に迷い、怪しい新興宗教や自己啓発、ネットワークビジネス、
怪しいスピリチュアルに、中途半端な反対運動や活動に
自分の存在価値を見出そうとして右往左往しているのが
本当に情けなくて仕方なく感じるからです。

というより、自分探しにしても、何かに中途半端にハマるのも、
全て自分の人生に余白があるからこそ出来ることであり、
本当に貧乏で、明日食べるものもままならないような生活を送っている人たちは、
今日の食べ物のことで精一杯、今日、生き抜くことだけで精一杯、
自分探しの旅だの、自己実現だの、自分の存在価値だの、
そんな悠長で贅沢な迷いや悩みなんて相手にしていられないのが現実だと思います。

要するに中途半端に迷い、悩み、自分探しを続けて
色々なところに無意識のうちに自分の存在価値を求めまくる行為そのものが、
その時点で既に贅沢であり、暇人な証拠であり、
本来、自分が努力すべき道、頑張らなければいけない道から外れているということです。

でも、それに気づかないから、または頑なに自分の負の側面の拘りから
そういうことを認めたくないからこそ、
益々、そういう中途半端な活動や思想、自分探しの旅にハマるのであって
こういう人たちは、自分で痛い目に遭わない限り、
その間違いには一生涯気づかないので、放っておくしか道はありません。

ただ、周囲の人たちにとってみればとても迷惑な話ですよね。

そんな贅沢な時間があれば、少しでも自分のため、周囲で関わる人のため、
世の中のために働いたり、お金を稼ぐことだって出来るはずなのに、
中途半端にうじうじ、グチャグチャ悩んで、無駄な時間を費やしているのですから。

ハッキリお伝えするのであれば、
こういう人たちは、本当に馬鹿だと思います。

何故なら、本来努力すべき道を踏み外して、またはそれが無意識のうちに嫌だからこそ、
そういう中途半端な思想や活動に逃げてばかりいて、
本当の自分の才覚、お役目、やるべきことに専念しようとせず、
自ら周囲の信用や、自分の人生の運気を下げてしまっているのですから
全て自業自得だと感じています。

「私のお役目って一体何なのでしょうか？」
「私は何のために生まれて、何を糧にして生きていけばいいのでしょうか？」

これから迷いに迷う１０代の若者であれば、
１００歩譲って、そのような質問をしてもいいかと思いますが、
成人して大人になったのであれば、そんなこと、赤の他人に聞くべき質問ではありませんし、
何より「他の誰でもない自分自身で考えて動いていけよ！」と
その類の質問を受ける度に腹が立つのと、残念な気持ちになるのと両方が入り混じって
本当に情けなくなります。

汚い言葉で申し訳ありませんが、「そんなこと知るか！てめぇの人生だろっ！」と
後ろから思いっ切り飛び蹴りしたくなる位、腹が立つのです。

いかにこれまで本当の意味で自立せず、他の誰かに考えを委ね、生き方を委ね、
自分自身で物事を考えてこなかったのかが、よく分かります。

このような類の質問が来た時、霊的世界も毅然とした態度で、
「この世を生きるのはあなた自身です。自分で考え、自分で行動し、自分で決めて下さい。」と
ハッキリとお伝えしてこられます。

だから、こういう質問、または基本がそのような自分探しの旅ばかりやっている人たちというのは、
霊的世界からは厳しく諌められ、それに見合った程度の運気しか呼び込めない
残念な流れになるのも当然と言えば、当然です。

あなたが本当に努力するべきこと、本当に頑張らなければいけないことを、
ちっぽけな頭でグルグル考え、悩んでいるうちは、
それはただの偽物の考え方、現実逃避の考え方、道であることがほとんどであり、
そういう道というのは、たとえどんなに力を注いだとしても、
毎日、毎日、努力を積み重ねたとしても、頑張り続けたとしても、
絶対に上手くいくことはありません。

「努力は必ず報われる」の正反対です。

努力しても、絶対に結果が出ない道をわざわざ選ぶ必要なんて、どこにあるのでしょうか。

でも、この世の７割くらいの人たちは、どういう訳か、
自分で自分の人生に制限をかけて、間違った努力をして
死ぬ直前になって「もっとあの時、ああしておけばよかった。」と後悔する人たちばかりです。

よく中途半端な人たちが自分たちの失敗の免罪符にする言葉の１つに、
「失敗は必ず次の経験に繋がる。」というものがありますが、
この世には取り返しのつかない失敗、やってはいけない失敗だって、いくらでも存在するのです。

その１つが、間違った努力、頑張り方をずっとし続けて
自分自身の人生の運気を下げてしまうこと。

後になって後悔するのであれば、失敗を悔やむのであれば、
何故、もっと早い段階で、若いうちに真剣に自分が進むべき道、
努力をしたり、頑張り続けることで、少しでも自分自身や
周囲で関わる人たち、世の中のために還元できる方向性を見出さなかったのでしょうか。

逆に言えば、本当の意味で、その人の本分を果たしている、
要するにその人の人生のお役目を理性でしっかり理解している人たちは、
自分が出来ることしかやっていませんし、
大きくブレることはありませんし、日々、色々な変化がある中でも
自分の心の中は、あくまで平和だと思うのです。

僕の場合も全く同じで、僕が一生涯かけてでも努力できる部分というのは
本当に限られたもので、
ホンモノのスピリチュアリズムをしっかりと伝え続けていくこと、
このように文章や言葉でそれらを伝えて続けていくこと。

たったこれだけの才覚しか持ち合わせていません。

それ以外の分野でいくら努力を重ねたとしても、
努力は必ず報われると信じて頑張り続けたとしても
何をやっても上手くいくはずがないのです。

でも、たった１つだけの才覚を見出すことが出来たのは、
僕にとっては本当に奇跡に近いくらい有難いことで、
だからこそ、それだけに全力を注ぐ毎日の積み重ねを
淡々と淡々とこなしていくのみでもあります。

あなたが本当にやるべきこと、報われなくても勝手に道が開けるくらいのあなただけの方向性、
努力すべき道、頑張り続ける道が何なのか・・・。

それは、他の誰でもない自分自身で見出し、行動に移していかなければいけませんが、
多くの人たちが、間違った努力ばかりをして、いつまで経っても
中途半端な自分探しの旅しか出来ない情けない状態のまま、
この世を終えるのも、これまたこの世の常です。

逆に言えば、その自分の道、お役目、方向性が分かっている人たちは、
どのような形であれ、必ずその道に進むように仕組まれていますし、
必ず、何かしらの形で、その人が活動しやすい環境を
霊的世界のエネルギーや大自然、はたまた同じような立ち位置、感性で
活動している心ある人たちが作って下さるものでもあります。

今、自分の人生、人付き合い、仕事や家庭、自分自身に疑問を感じ、
色々な人間関係のトラブル、衝突、負荷がかかっている状況と向き合い、
立ち止まっておられる人がいれば、
それは、「あなたの努力すべき方向性は本当にそのままでいいのですか？」という
霊的世界からの問いかけであり、
しっかり方向転換できる最大のチャンスでもあるのです。

本当の幸運というものは、良い運気の流れというものは、
必ずトラブル、困難という形に姿を変えて
あなたの目の前に現れるものです。

その現実をどのように捉え、向き合い、自分が信じる道に進んでいけるのかで、
その後の運、不運というもの、明暗が分かれてくるものだと思います。

良い結果、良い流れであれば、それがあなたの進む道。

そうではない結果、歓迎できない流れが続くのであれば、
もっと他に進むべき道があるというお知らせでもあるので、
あとは、そことどのように向き合い、進んでいくのか、全て本人の自己責任です。

ふと、飛行機欠航からの名古屋メシにありつけた、
ささやかな幸せを感じた出来事から、そのようなことを感じました。


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