山野本竜規の続・ナカトリモチ日記
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人生初のショッキングな経験、大歓迎です。

2015年01月13日

人生初のショッキングな経験、大歓迎です。海外旅行、しかもそれが初めて訪れる国となると
まるで子供時代の遠足の時のようなワクワク感があって
色々な人生の初体験が出来るものでもあります。

今回のブダペスト滞在でも、こういう初体験だらけが多く
僕にとっては、とても良い刺激と思い出になっています。
写真の青色のパッケージも、その1つです。

少なくとも貧乏人出身の僕からすると、
とてもグルメでお金の余裕のある人たちが好んで食べるイメージが
勝手に出来上がってしまっている珍味、キャビアです。

僕が滞在している宿から徒歩3分のところに、
ブダペストでは一番大きな屋内市場があり、
ここは地元の人、そして観光客にも大人気の場所で地域の暮らしの
生活感がそのまま漂ってくる最高のスポットでもあります。

その市場で、僕はキャビアが売られているのを発見して
その値段を見て驚いてしまったのです。

僕が購入したのは、小さな60g入りくらいのものですが、
ロシア産のもので約1500円ほどでした。

勿論、キャビアにもピンきりがあると思うのですが、
もともと物価が安いハンガリーで1500円という食品は
そう滅多に存在するものではなく、
(500mlのペットボトルの水が30円くらいの物価ですから。)
とりあえず、日本でロシア産のチョウザメのキャビアを1500円で
食べられることはまずないかな・・・という軽い気持ちで、
人生初のキャビアを購入したのでした。

ちなみに38年生きていて、キャビアを初めて口にしたのが、つい先月のこと(笑)

年末の忘年会を兼ねたランチで、
沖縄本島中部にある恩納村のメニューのないビストロ、皿の上の自然さん
お邪魔した際に、シェフの那須さんが特別に前菜の盛り付けに
提供して下さったのがキャビアだったのですが、
キャビアというものは、ほんの少し、ちょっとだけ味わうものなんだな・・・と
このとき初めて知ったのでした。

このお店でいつもキャビアが出るという訳ではなく、
その時、その時に厳選されて仕入れた新鮮な食材の中の1つに
キャビアがあっただけ・・・ということだと思いますので、
その時ランチを戴いた僕たちは本当にラッキーだったと思っています。

人生初のショッキングな経験、大歓迎です。

この前菜の上に黒っぽく添えられているのがキャビアです。
もともと全体の前菜の味自体が繊細で素晴しく美味しかったため、
(全体の前菜、繊細・・・なんだか早口言葉みたいですね。)
このときのキャビアはそれを引き立てるための
縁の下の力持ちのような役割だったかと思います。

やはり貧乏人出身のためか、こういう食べ物にはご縁がなく
前菜の美味しさは言うまでもなく素晴しかったのですが、
キャビア単体の味自体、そこまで深く感じることが出来ず・・・(汗)
正直のところ、「塩辛い、ほんの少しのスパイスのような役割なのかな。」程度にしか
僕の味覚では感知することができませんでした。

それから年が明けて冬休みに入りハンガリーにやってきて、
まさか、このブダペストがキャビア、フォアグラがお土産として安く手に入り、
それらが人気であるということを全く知らずにやって来て、
ついつい、その値段の安さに飛びついてしまいました。

ただ、市場でキャビアを購入したまでは良かったのですが、
宿に戻って、キャビアの蓋を手で開けようとするけれど、
どうにも、こうにもならなかったのです。

結局、何度トライしてみても、うんともすんとも言わなかったので
宿の受付スタッフのお姉さんに助けを求めて、「これ、どうやって開けるんですか?」と尋ねると、
大笑いされてしまい、「これはね、手ではあけられないのよ!」と
ホテルの食堂からあるものを持ってきて、手渡してくれました。

そう、人生初体験のキャビアだった僕は、
こういう上等なものには、それ専用のキャビアオープナーという
缶切りのような器具が必要であることを全く知らなかったのです(汗)

人生初のショッキングな経験、大歓迎です。 人生初のショッキングな経験、大歓迎です。

あまりにせわしかったので、そのキャビアオープナー自体を
写真に収めることが出来ませんでしたが、
ほんっと、日本の缶切りのようなもので、それを蓋に突き刺すと、
そのうち全ての蓋が、パカっと開くようになります。

キャビアの蓋を開けるために四苦八苦してから約30分後、
ようやく、真打ち登場といったところでしょうか(笑)。

受付のお姉さんが気を利かせて小さなスプーンを用意してくれたので、
受付のお姉さんや、その他のスタッフが見守る中、
人生初のスプーン山盛りキャビアを口の中へ運ぶと・・・。

「・・・・・・・・・・・。」

塩っ辛いし、ヘンに生臭いし、僕が想像していたよりも遥かに美味しくなくて(笑)、
「これだったら、日本のイクラのしょうゆ漬けのほうが断然美味しい!」と感じて
(完全に貧乏人の発想です。)
「So So」(まぁまぁ、より以下の味だね。)と伝えると、周囲のスタッフたちは、これまた大笑い。

「そうでしょ!?キャビアってブダペストを訪れる外国人が
よく安からといってお土産用に買っていくのだけれど、
そこまで美味しいものだと思わないよね。」と
周囲のスタッフたちとケラケラ笑っていて、僕も「同感!」となり、
その場は和やかなムードで、お開きとなりました(笑)。

人生初のショッキングな経験、大歓迎です。

ちなみに、ハンガリーはフォアグラも有名で、とても安く手に入ります。
この小さな缶で、約100円ほど。

ただ、僕はもともとフォアグラ自体、大好物という訳ではないので
試しに小さいものを食べてみると・・・。
実は、こちらもアンキモのような味で、そこまで感動的に美味しいという訳ではなく、
「キャビア」「フォアグラ」=「高級珍味」というネームバリューに酔って
美味しいと感じている人も多いのではないかな・・・と、
ふと冷静になって感じる自分がいました。

きっとこの2つに関して言えば、僕は自らの意志でお金を払ってまで
購入することはもうないだろうな・・・と思います。

この時点で、完全に世界3大珍味とは、ほぼ無縁になってしまいました(笑)。

人生初のショッキングな経験、大歓迎です。 人生初のショッキングな経験、大歓迎です。

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それにしても、キャビアやフォアグラが売られている、
(季節によってはトリュフもあるそうです。)
ブダペストの屋内市場は、見ているだけでも、本当に楽しめます。

パプリカや果物、ハンガリー特産のサラミ類、
地下には魚、2階には特産品のお土産コーナーと
ちょっとした食堂など、ここだけでハンガリーの生活臭を感じられる
僕にとっては、とても良い思い出となる場所でした。

ちなみに、今回、ハンガリーで色々な食べ物を試してみたのですが、
僕個人としては感動的に美味しいというものに出会うことが出来ず、
その状態で、そろそろ、この国を離れなければいけません。

僕は食べ物の好き嫌いがほぼ存在しないので、
案外、どのような味付け、食材でも普通に食べることが出来る体質なのですが、
ハンガリーの料理は、どれも強烈に脂っこくて、強烈に濃厚な味付けか、
あとはとても強烈に塩っ辛い味付けか・・・というものが多く、
毎日食べることは出来ないものばかりでした。

人生初のショッキングな経験、大歓迎です。 人生初のショッキングな経験、大歓迎です。

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これも、極寒のハンガリーだからこそ、
冬の時期にエネルギーをしっかり溜め込むための調理方法だと思うので、
こういう食文化を実際に体験できたことは、僕にとってはとても良い経験です。

あと冬の時期というものは、全体的に味付けが濃い目になる傾向にあります。
だから、今度は別の時期に訪れてみようかな・・・と思っています。

そう、旅先では、美味しいものに出会うことも素晴しいのですが、
こうやって、「うわっ、しょっぱっい!」とか「脂っこい!」とか
「こりゃ、ダメだね。」という食べ物の出会いも、これまた良い思い出になるのです。

そして意外に、そちらのほうが、印象に残っていることが多く、
時々、思い出したかのように、その時の味を
「あれは不味かったね~。」と愛着を込めて言えるので
僕は、こういう経験も個人的には大好きなのです。

これは人生でも全く同じことが言えますよね。

楽しい思い出も、しっかり心の中に良い思い出として残るものですが、
それ以上に大変だった経験、思い出などは
時間が経って、冷静にそれらを振り返ることが出来るようになった時、
愛着を込めて「あの時は、大変だったよね。」と笑って言える時期が
必ずやってくるものです。

その時、ようやく過去の浄化、昇華が自分なりに出来て、
大変だった経験は、マイナスではなく、プラスに変わる瞬間になり、
そういうチャンスは、自ら時間をかけて作っていくものだと感じています。

過去の辛い出来事に囚われて下を向いてばかりいる人、
大変さや悩みや心苦しさだけに意識を向けて前を向こうとしないでいる人は、
本人が変わろうとしない限り、一生、そのままだと思います。

時間が解決してくれるのは事実ですが、
その経過を上手く利用して、タイミングを見計らい、
自ら前へ飛び出すチャンスを作らなければ、やはりいつまでも
過去のマイナスを引きずることになると思うので、
こればかりは、全て他人の責任、周囲の環境の責任ではなく、
他の誰でもない自らの生きる力の責任だと感じています。

さて、そろそろ僕はこの国を離れて、次の場所まで移動します。

まだまだ僕の旅は続きますので、その旅先から色々感じたこと、
思うところをお伝えしていきますね!

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