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母、新月に覚醒。~満月、新月が人に影響を与える作用~
2025年01月08日
去年、福岡出張最終日の大晦日に
全ての仕事を終わらせた後、少しの時間だけ弟夫婦と母が暮らす家に
挨拶がてら立ち寄って、一緒に年越しそばを食べたのですが、
相変わらず、先代の死後、迎え入れた2代目のワンちゃんも元気そうで何よりでした。
あと母は16年前、突然、原因不明の脳炎で意識不明の重体に陥り、
数ヶ月、生死の境を彷徨った後、奇跡的に回復しましたが、
重度の高次脳機能障害で要介護になり、ほとんど言葉を発することがなくなり
意思疎通が難しい状態が続いています。
それでも、年齢の割には元気で食欲旺盛、弟夫婦の話から
日々の介護の苦労と共に、母のお茶目な様子なども笑い話と共に
伝え聞くことが多いので、本当にこちらも元気で何よりだと感じました。
基本的に自ら何かしらの意思表示をすることはなく、
介護施設のデイケアサービスやお泊りサービスを利用しながら
静かにボーっと過ごすのが、今の母の日課。
幸い、家族の顔や存在は認識できるので、挨拶をしたら
しっかり返してくれるのですが、それ以外の意思疎通はなかなか難しく
会話は成り立たないため、その点、介護と向き合う弟夫婦は、
「母が何を考え、何を求めているのか分からないなりに向き合うしかない。」という
葛藤と共に、日々の生活を送っています。
基本的には365日、このような感じなのですが、
ごく稀に母が覚醒することがあり、それが満月や新月あたりということを
以前のブログでもご紹介したことがあります。
*『満月と認知症。~「満月のせい」も選択肢に入れましょう』~2021年5月27日
大晦日に母の介護話を
明るく笑いながら話してくれる(大変なことだらけなのに)弟夫婦が、
「そういえば、最近、またお母さんが覚醒してね。」という話になり、
その時に撮影したスマホの動画を見せてもらったのですが、
「あぁ、これ、病気になる前の母と変わらない話し方だ。」と
微笑ましい気持ちになって、母を含め、その場で皆でその動画を眺めたという、笑。
いつもはほぼ無言、無表情、時々、笑顔(食べ物を前にすると笑顔になる)という
日々なのですが、スマホ動画の中の覚醒した母は、それはまぁ、よく喋る喋る。
どうやら新月の日だったようで、
普段、介護施設の職員さんたちも、無言、無表情の母しか知らないので、
興味津々で「えっ?覚醒したお母さん、どんな感じなんですか?」と
そのスマホ動画をみんなで眺めるほどの注目度だったそうで。
ちょうど覚醒した新月の日は、お泊りサービスの日だったようで、
突然、スイッチが入ったかのように、当日担当の職員さんに対して、
饒舌にあれこれ話をし始めたようで、これには当直の職員さんがビックリ。
「あの無言で無表情のお母さんが、こんなにもよく喋るなんて、
もしかして、これは何かの病気なのではないか・・・。」と逆に心配して
弟の奥さんに施設から連絡が入ったほどのイレギュラーだったそうです。
念のため施設に駆けつけてみると、年に一度あるかないかの
覚醒母ちゃんモードで、「耳が聞こえにくい!」など普段は
自ら訴えることがない様々な身体の症状のことや、意思表示を
ほぼ一晩中、喋りまくっていたそうです。
あまりにもいつもの無言、無表情の母と違ったため、
念のため急遽、病院で色々な検査をしてもらっても特に異常なし。
まさに新月や満月の際、認知症や高次脳機能障害の人たちが覚醒して
何かしらの反応を起こす現象そのものだったようです。
今回は久しぶりの覚醒ということで、きっと母も普段、無言、無表情な分、
ここぞとばかりに元気だった頃のお喋り母ちゃんモードになっていたようで、
あまりにも興奮して、あれこれ喋り倒すため、少しだけ鎮静効果のある薬を処方され
そのまま帰宅。
そして、その薬が効いてきたのか、帰宅した途端、
本当にロボットの電源が切れて、パタリと動かなくなるように、
母も力が抜けて、ダランと脱力してしまい、それを弟夫婦で支えながら
なんとかベッドまで運んだ・・・という顛末。
1つだけ良かったのは、普段は自ら身体の症状について言葉を発しない母が、
「(片)耳が聞こえにくい」という主張をしたため、気になって耳鼻科に連れて行ったら、
なんと大きな塊の耳垢が、たっぷりと詰まっていて、
それを2日間かけて耳鼻科で除去した途端、耳の聞こえが良くなり、
コミュニケーションもスムーズになった・・・という利点があったそうなのです。
汚い話、実際に母の片耳に詰まっていたその耳垢の画像を見せてもらいましたが、
「えっ!?これ、耳垢じゃなくて、の塊みたいな色と大きさなんだけど!」と
その色と大きさに驚いてしまったほど。
高齢者や小さなお子さんなどは、半年に一度くらい耳鼻科で耳掃除をお願いすると
定期的にチェックしてもらえるので、
これからは母も耳鼻科で耳の確認をしてもらうようにしたとのことです。
耳掃除って、基本的には不要で、自然と耳垢が落ちていくという話は
どことなく知っていたのですが、頻繁な耳掃除は、綿棒などで耳の中に耳垢を
押し込んで、それが詰まってしまうということもあるらしいので、
その塩梅が難しいところです。
それにしても、耳鼻科で巨大な耳垢を除去した途端、母の耳の聞こえが良くなり、
話の聞こえ方が良くなったおかげで、家族も介護職員さんたちも
コミュニケーションがスムーズになったというのは、
新月の覚醒のお陰だったのかも知れません。
認知症や高次脳機能障害のように意思疎通が難しい人たちの場合、
ごく稀に新月や満月前後で、覚醒したかのように饒舌になったり、
いつも以上に行動範囲が広がったりするというケースがあるため、
年間の満月、新月カレンダーを参考にしながら、時々、その言動をチェックしておくことも
時には役に立つのかも知れませんね。
あと、この新月、満月は、病気を患っている人たちだけでなく、
日常生活を問題なく送ることが出来る人たちにも大なり小なり影響を与えることがあります。
いつも以上にイライラしたり、食欲が増したり、
気が大きくなってしまったり、その逆で、理由もなく気分が落ち込んだり・・・。
人によって、時期によって様々な症状が出てきますが、
それも一過性の「満月、新月の影響だ。」と、物理的な理由が作用していることが分かれば、
そこまで悲観的になる必要はないということが理解できてくると思うのです。
2025年1月の満月は、ちょうど1週間後の14日。
そして新月は29日。
この前後3日を念頭において、自身の気持ちの変化、
体調の変化を観察していくと、たとえ大きなブレが生じたとしても
必要以上に狼狽えることはなく、「あくまで満月のせい、新月のせい」と
客観視できる材料の1つになるのではないでしょうか。
家族の介護、はたまた介護施設に勤めておられる方の間では
比較的、よく知れ渡っている、当事者の新月、満月覚醒の事実。
それぞれの生活に当てはめてみて、自身の体調、心境の変化を観察してみるのも
たまにはいいのかも知れませんね。
Posted by 山野本竜規 at 06:13
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