新年早々、失態を晒してしまいまして。
「もう本当に申し訳ございませんでした。」と謝罪するしか出来ないのですが、
片手で収まるほどの数の僅かな年賀状を頂いて
「松の内までにお返事しよう」とお礼の年賀状を書いていたにも関わらず、
それをずっと郵便ポストに入れるのを忘れて、気づいた時には時既に遅し・・・。
はい、今日はもう1月9日、とっくに松の内は過ぎており、
年賀状の葉書を使うのは失礼にあたるので寒中見舞いになるのですが、
年賀状を送って下さった友人、知人の皆様には
メールでその旨をお伝えしようかと思っています。
せっかく年賀状葉書を購入して、三が日のうちにお返事まで書いていたのに、
一体、もう新年早々、何をやっているのだか、汗。
今日、外出時に使用するカバンの中をチェックして発覚したのですが、
未提出の年賀状を発見した時の絶望感というか、青ざめる感覚は
いつ体感しても嫌なものですね。
ごく僅かな数の年賀状なのですが、お返事できなかった皆様、
本当にごめんなさい。また改めてメールやLINEなどでご挨拶させてもらいますね。
これでも普通に会社員をやっていたので、
年賀状には同じように年賀状でお返事するのが礼儀だということは
十分、承知しているのですが、
僕は近年の年賀状じまいが話題になる10年以上前から
既に年賀状じまいは済ませてあり、
お正月に年賀状が届いた方にのみ、お礼として年賀状を書くという習慣が
もう10年以上続いておりました。
枚数も毎年ほぼ片手で足りるくらいの僅かな数ですので、
これであれば、年賀状を書く労力もそこまで必要という訳ではありませんから、
その範囲であれば、余裕をもってお返事が出来るだろうな・・・と。
それなのに、今年はお礼の年賀状を書いて安心しきっていたのか、
それらを外出用のカバンの中に入れたまま、3日から今日の9日まで
気づかずに過ごしていたのですから、本当に何の言い訳もできないくらい
申し訳ないやら、情けないやら。
本当に僅かな枚数の年賀状だったのに、それすらまともに
お返しできなかっただなんて。
それにしても、今年のお正月は例年以上に「年賀状じまい」の話題が多く、
郵便料金の値上げと共に、多くの人たちが、その宣言のお知らせをする・・・という状況を
あちこちで垣間見ることがありました。
こればかりは本当に人それぞれですので、
今の時代に合った年始の挨拶、過ごし方をお互い認め合いながら
共存できれば理想的ですよね。
僕の場合、16年前に会社員生活にピリオドを打ち、
そこから自営業者になりましたが、それと同時に年賀状じまいをしました。
だからもう今年で年賀状じまいをして16年目。
放送局に勤めていたので、個人的な友人、知り合いを除き、
取材先や系列局の知り合いのアナウンサー、その他職員などからの年賀状を合わせると
仕事関連のみで毎年平均200枚は、その年賀状のやり取りをしていたと思います。
多分、当時の会社員、
しかも多くの人とお付き合いをしなければいけない職種の人たちであれば、
このくらいが平均だったと思うのですが、
きっと今の時代は、放送局の職員であったとしても、
特に若い人であれば、年賀状を実際に書くのは10枚~20枚というのが
当たり前になってきているようですので、これも時代の流れでしょうね。
その分、SNSなどのツールを用いての挨拶は増えたことでしょうから、
それがデジタル化されたものなのか、
実際の手書きの葉書なのかの違いのみなのだと思います。
そして、そのどちらが良い、悪いではなく、
その人にとって、一番理想的な形で清々しい年始の挨拶が出来れば
良いのではないのでしょうか。
僕個人の事情ですと、自営業者になってから、
毎年12月というのは、放送局時代以上に忙しい日々で
ほぼ休みなく年末まで働き詰め・・・ということが毎年続いています。
これはこれで本当に有難いことなのですが、
だからこそ、お世話になった方々への年賀状をお1人、お1人手書きで
書いている時間も余裕も労力もなくて、
それで早々と16年前に、年賀状じまいを決意した経緯があります。
放送局に勤務していた頃も12月は年末年始の特番やら何やらで
忙しいのは変わりなかったのですが、その合間に年賀状を書いて・・・となると
業務外とは言え、まだ若かった30代だったからこそ出来たことだろうなと。
今、同じことをやれと言われても、絶対に出来ません、汗。
年賀状じまいをやって良かったのかどうか尋ねられることも稀にありますが、
僕個人としては「本当にやって良かった。」と実感しているものの、
こればかりは、人それぞれの考え方、受け止め方があるため、
「色々な感想、考え方があっていいのではないかな。」と考えています。
やはり手書きの葉書をもらえるのは嬉しいと感じますし、
だからこそデジタル化に頼らず、郵便料金の値上げがあったとしても
葉書を使い続けたい・・・という方も多くいらっしゃるので。
デジタル化と言えば、大学卒業後に就職した放送局から
今でも数ヶ月に一度、社報が自宅に送られてくるのですが、
去年の秋あたりから、こちらもデジタル化になり驚きました。
勿論、ペーパーレスのほうが今の時代に合っていますので、
登録しているメールアドレスに、その都度、社報にアクセスするための
IDとパスワードが送られてきて、それを入力すると最新号の社報を
読むことが出来るというシステム。
(バックナンバーで過去のものも閲覧できるようになっている)
時代の流れは確実にペーパーレス、デジタル化になっているので、
その流れについていけるように、こちら側も日々、色々な常識、考え方を
見直しながら、アップデートしていかなければいけませんね。
それと同時に、デジタル推進派であろうが、アナログであろうが、
ずっと変わらない部分、変わってはいけない部分は、
しっかり守り続けていきたいと思うのも、これまた事実です。
普段、公私共に関わって下さる人たちに対する感謝の気持ち、
それを何かしらの形で伝え届ける意義の大切さや、
そのコミュニケーションを大切にし続けたいと思える心の在り方など。
物理的なものは抜きにして、その部分だけは、これからも変わらず、
しっかりと自身の心の中に留めておきたいなと常々感じています。
さて、そんなことを言いつつも、
新年早々、数少ない僅かな年賀状を郵便ポストに出し忘れ、
とっくに松の内を過ぎてしまった失態を晒してしまった僕自身、
とりあえず、その他の方法で日頃の感謝の気持ちだけはお伝えしようと思っています。
日頃の感謝の気持ちや想いを伝え届けるって、
色々な手段、方法があると思うのですが、なかなか難しいこともあるよな・・・と
感じながら過ごしたトホホな1日でした。
関連記事