大型連休が個人的に疲れる理由。

山野本竜規

2025年01月05日 20:41

 

ようやく長い年末年始の連休も今日で終わり、
明日からまた日常に戻るということで、
正直なところ、個人的には「やっと終わってくれたか。」という
ホッと胸をなで下ろすような感覚で日曜日の夜を過ごしています。

というのも、普段は混雑しない場所ですら人や車でいっぱいになるし、
ジムもいつもは利用しないような俄かトレーニーが激増して
マナーを含め、色々と雰囲気がいつも以上に悪くなるし、
何かと外出するのが億劫になるくらい、正月を含めた連休自体が
ざわざわした過ごしにくさを感じていたからです、汗。

大混雑する外食も避けて、数日前に大量に作った鍋を耐熱容器に小分けして
冷蔵庫で保管していたものを、その都度、電子レンジで温めて食べていたので
連休中はいつも以上に在宅率が高くなるという。


まさに今日の出来事なのですが昼過ぎにジムに行ったら、
いつも以上に混雑している上、いつもは見かけない顔ぶれの人たちが
慣れない様子で、それぞれのワークアウトに向き合っていたまでは良かったのです。

ただ慣れていないだけに、基本1回につき20分というルールを守る人たちが少なく、
いつまでも1つのマシーンを独占して、周りでそのマシーンを使いたい人たちがいるのに、
その気配にも気づかず使い続けたり、
機械をガチャガチャ乱雑に扱い音がうるさ過ぎるという光景を、
あちこちのマシーンで見かけたため、見かねて常駐しているスタッフに
注意してもらうよう促したほど。

「なんで何も関係もない僕がいちいちスタッフに注意を促す
お願いをしなきゃいけないのだろう。
というより、スタッフ、お前ら、それが仕事なんだから気づけよ!」という
少々イライラした気持ちを抱えながら、いつものルーティンをこなすというのが
今日で3日連続だったというね。

まぁ、お正月を含め、大型連休の時はいつもこんな感じで仕方ないので
半ば諦め半分というところもあり、そのような理由からも
早く平日に戻って欲しいなと思いながら連休最終日を迎え、
ようやくホッとしているところです。

小さなお子さんがいらっしゃる家庭なら、
「やっと冬休みが終わって保育園や幼稚園、学校が始まってくれる。
ようやく自分のペースで家事や仕事が出来る。」とホッとしておられる方も
いらっしゃるでしょうし、
僕のように平日も連休も関係なく働く自営業者であれば、
「やっと日常に戻ってくれる。自分のペースで動いていける。」と安堵する方も
それなりにいらっしゃると思うので、
大型連休が終わって寂しい想いを抱えておられる方には申し訳ないのですが、
僕にとっては「さぁ、いつもの感覚が戻ってくるぞ!」という楽しみしかありません、笑。

 

いつもの平日と違ってイレギュラーというか、違和感に近い
とても異様な雰囲気を感じたのが、今日のジムの締めで使ったランニングマシン。

僕が利用する時、ほとんどのマシンは埋まっていたのですが、
15分もすると、バタバタと遠くのほうからマシンを離れて空白が出来ているのが
横目で分かったのです。

それは、まるで少しずつ蜘蛛の子散らすように、いなくなる感じ。

「一体、何があったのだろうか?」

僕も自分のワークアウトで精一杯だったので、
顔をダイレクトに横に向けて、その様子を見ることはあまりできなかったのですが、
どうやら僕から一番遠く離れた同じランニングマシンを使っている
僕と同年代と思われるオジサンが原因のようでした。

横目で分かるくらい、とにかくウォーキングのフォームが独特だったのです。

そのフォームは、まるで日体大の集団行動、エッサッサを
更に100倍ほど大袈裟にしたかのように両手を前後に大きく振って、
歩幅も不自然なほど大きく、ドスドスとフロア中に響き渡るほどの振動で
時々、手だけフィットネススタジオでよくやっているようなダンスの振りを
これまた大袈裟にやっているような、そこだけ異空間というか、
「絶対、色々な意味でヤバい人だよね。」という雰囲気が漂っていたのです、汗。


(参考までに、これがエッサッサ。音量注意)

「えっ!?ランニングマシンでエッサッサ!?いやっ、それ以上に激しい動きだし、
地団駄を踏んでいるかのような大きな音と振動で、どう見ても
ランニングマシンに慣れていない人の使い方だよなぁ。」と
チラチラ横目で一番遠くにいるエッサッサおじさんの様子を見ていたのですが、
半径3mほど誰も周りに人がいなくなってしまうくらいの異様な光景でした。

僕はいつも長めにランニングマシンを使うのですが、
(ここだけは1回60分まで使用が許されている)
一番遠くにいるエッサッサおじさん、いつまであの大袈裟なフォームで
ウォーキングをするのだろうか・・・と、ある意味、野次馬根性で
時々、チラチラ横目で、その異様なフォームと雰囲気を確認していました。

だって、どう見ても、あの大袈裟なフォームでは
長い時間のウォーキングは体力が続かず難しいと素人目でも判断できるくらいの
独特かつ不気味で不自然、おまけに周りにとって迷惑な歩き方だったので
いつまで続くのか、その最後まで見届けたくなってしまいまして。

でも、他の利用客から強めのクレームが入ったのか、
エッサッサおじさんの周りに人がいなくなってから10分も経たないうちに、
いつも気が利かない(本当に働く気がないと感じるくらい気が利かない)スタッフが
止めに入ったようで、あっけなく、おじさんのエッサッサタイムも終了→からの、
ランニングマシンから強制退場、笑。

ランニングマシンを強制退場させられている人、僕も初めて見ました。

長年、同じジムを利用していますが、
あのエッサッサおじさんを見たのは初めてでしたし、
きっと年末年始でご馳走を食べたので、少しでもカロリーを消費するために
慣れないジムに通って、大袈裟で独特すぎるフォームで
ウォーキングをしていたのでしょうから、そこに悪意はないと思うのです。

だけれども、だからこそ、このようなタイプが本当に迷惑。

慣れていないのは仕方がないし、それは周りの常連の利用客も
ある程度は許容範囲で受け入れていると思うのです。
そもそも最初は自分だって、ジム利用初心者だった訳ですし。

その気持ちがあったとしても、それらの気持ちも雰囲気も
全てぶち壊してしまうほどの、大袈裟で独特で不気味で迷惑なジム利用の仕方は、
やはりマナー違反というか、そのことに気づけない時点で、
不特定多数の人が利用する施設は向いていないのだろうな・・・と。

あの独特のフォームのエッサッサおじさんには、
個人のパーソナルトレーニング利用のほうが向いているかと。

きっと周りから不気味がられるくらい独特のフォームであったとしても、
パーソナルトレーナーがいる場所であれば、
ウォーキングやランニングの理想的なフォームも丁寧に教えてもらえることでしょうから。

それにしても、あそこまで周りを不気味な雰囲気にさせる
独特なフォームの歩き方、僕も初めて目の当たりにしました。

お正月を含め、大型連休というのは、非日常であり、
いつもは接する機会がない類の人たちと遭遇する機会が増えるものですが、
明日からはまた少しずつ平穏な日常に戻っていくのかと思うと、
それだけでホッとしている自分がいます。

何はともあれ連休最終日、僕の場合は、エッサッサおじさんを始めとする
動物園のような俄かトレーニーが激増したジムで非日常を感じながら
明日から訪れる平日という待ち望んでいた日々を楽しみにする
日曜日の夜を迎えております。

明日から平日で日常に戻るという方も、年末年始しっかり働いて、
これからゆっくり休むという方も、どちらにとっても、
明日からの1日が、良い流れになるといいですね。







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