台所のエネルギー。~お金にも、人生の運気にも影響を与えます~

山野本竜規

2015年07月15日 09:47

先日、個人的な知り合いだけで繋がっている
僕のフェイスブックの投稿を見ている友人から
「いつも食べ物の写真ばかり投稿しているよね。」という
意見をもらって、僕がまるで毎日のように
美味しいものを食べ歩く外食をしているかのような
イメージを持たれてしまっているのですが、
基本的には、ほぼ毎日自炊しております。

確かに、このブログでさえ、食べ物の写真がよく登場するので、
それが個人的な知り合い同士のSNSでの身内投稿となれば
その頻度は更に増える訳で、きっと僕の投稿を読んでいる友人、知人たちは皆、
「いつも美味しそうな食べ物ばかり、外食ばかりして良いご身分だ。」と
思っていることでしょう(笑)。

美味しい食事は、世界を救うものであり、
それに加えて親しい人たちとの楽しい会話があれば
もうそれ以上、何も言うことがないくらい、僕にとっては幸せな瞬間でもあり、
日々の活力にも繋がるものです。

ここ最近、その食事の源となる台所について
土地家屋の鑑定、お祓いの依頼主の家や、霊視カウンセリングなどで
思うところがあったので、今回は台所とスピリチュアリズムについて
少し掘り下げてご紹介したいと思います。

沖縄では台所にヒヌカン(火の神)をお祀りする家も多く、
このヒヌカンが台所にあろうが、なかろうがどちらでも構わないのですが、
その本来の意義については、しっかり意識しておいたほうがいいと感じています。

ヒヌカンというより、台所にはどのようなエネルギーが宿って、
どのような心構え、意識で、その場所を使っていくべきなのかは
スピリチュアリズムの観点から、明確にお伝えすることが出来ます。

台所は、いわば、その家のヘソであり、
エネルギーの司令室の側面を持つ大切な場所でもあります。

水回りの中でも、特にこの台所が汚れていたり、洗い物がいつまでも放置されていたりすると、
確実にその家のエネルギーは停滞していくものですし、
それに同化するように、そこで生活する人たちの運気を下げ、停滞させてしまうほど
家の中のエネルギースポットとしては、大切にしなければいけない場所の1つです。

しかも食べ物を司るエネルギーは、豊かさの象徴である
経済のエネルギーにもダイレクトに影響してきますので、
台所をぞんざいに扱ったり、汚したままにしたりすると、
やがて、その家に住む人の経済状況も悪くなっていくことがよくあります。

政所(まんどころ)は政治を司る昔の言葉ですが、
その他の意味では、家政全般を司る意味合いもあり、
家政全般の中の1つである調理をする台所を粗末に扱うことは、
その家庭を1つの城、国と捉えると、その城、国の安泰が維持されにくい状態、
即ち自分の家が不安定になるエネルギーを自ら作り出してしまうことにも繋がるのです。

昔の人たちは、水回りが滞らないように常に清浄に保つため、
その意識づけとして、台所に神棚やヒヌカンを祀ったりしながら
居住まいを正していた側面もあると思いますが、
逆に言えば、たとえヒヌカンや神棚を祀っていたとしても、
そこに心が込められていなければ、そして、台所を綺麗にする意識と行動力がなければ
それらは全て無意味なお飾りになってしまうということです。

時々、僕は料理の一連の作業とその人の運気のことについて
このブログでご紹介することがあるのですが、
実は台所での意識の保ち方、働き方によって、その人の運不運、
特に仕事面やご自身のお役目という側面で良い結果を残せる人なのか、
それとも残念な結果になる人なのかは、
見事なまでにその後の人生に表れてくるものです。

*「掃除、料理を侮るなかれ。~実は一番の幸せの近道です~」

料理の段取りが悪く、料理が出来たとしても台所はぐちゃぐちゃ、
洗い物も沢山残っているような場合は、本当の料理上手とは言えず、
しっかり逆算をして、空いた時間に使ったフライパンや
その他の調理器具などの洗い物まである程度済ませておく、
つまりは常に台所を清浄に保つ努力をする人と、そうではない人とでは
その後の仕事が上手くいく、いかない、
経済的な余裕が出てくる、なかなかそうはならない・・・など
はっきりとその明暗が分かれてくることを、僕自身、海外生活でしっかり学ぶことが出来ました。

海外で世界各国から集まった人たちと集団生活をしていた時、
僕が当たり前と思っている料理の段取りや洗い物を済ませるタイミングなど、
こちらから何もお願いをしなかったとしても
自ら動いて出来る人は、30~40人のスタッフがいた中で2名ほどしかおらず、
これには逆に僕のほうがビックリしました。

自分の使ったコップや皿は洗わないで何日も放置したり、
洗い物が嫌だから、料理だけをして、それ以外の仕事は全て他の人に押し付けるような
ワガママなタイプが多くて、「これが欧米的な調理スタイルなの!?」と
僕のほうが勘違いしてしまうほど、そのような意味で残念な人たちが多かったのです。


          (当時の実際の写真が残っていました、笑)

ただその集団生活を終えて帰国し、数年が経ちましたが、
当時、そのような意味での段取りとか、水回りを綺麗にする意識を持って
動いていた人と、そうではない人たちの違いは、
特に仕事面、経済面で大きな差が出ているのは事実です。

要するに、ほとんどの人が、その海外生活後、それぞれの国に戻って
経済的に苦労していたり、仕事が上手くいかなかったり、自分自身の人生を見失って迷走していたり、
消息不明の状態になったり・・・と、一体、何のために
エネルギーワークを学び、そこで集団生活を送っていたのか
元も子もないような基本的な生活がダメな人たちがほとんどでした。

これは他でもない水回りを綺麗にする意識、
そういう部分を雑用と捉えて自ら動こうとしなかった負の側面が
そっくりそのまま本人たちに返ってきただけのことであり、
こればかりは、やはり自己責任なので、誰も手助けすることなんて出来ません。

たかが食器の洗い物・・・と軽く思っている人もいらっしゃるかも知れませんが、
その食器の洗い物の積み重ねは、確実にその人の仕事運、経済運、その他の運に
良くも悪くも影響を及ぼすことになるという事実を
しっかり自覚しながら日々の家事をこなしていかなければいけません。

また、誰でも「今日は洗い物が出来ない」と疲れ果てて
翌日に持ち越すことは、どんなに綺麗好きな人だったとしても
年に1~2回くらいはあるものだと思います。

まぁ、その割合の程度は別にして、
それは、その人のエネルギーのバロメーターにもなるのです。

よっぽどエネルギー疲れをしているか、他のことや、他の人のことばかりを優先させて
自分自身の気持ちや行動を抑えている時などは強くこの傾向が出てきやすく、
そのような、あまり気力がない時は、
「あぁ、自分は今、心身共に疲れているんだな。」と自覚した上で、
しっかりとした休息を取ることによって、
未然にその後の心身トラブル悪化を防ぐことに繋がります。

逆に台所を含む水回りの手入れが億劫になってきた時期というのは、
魂のエネルギー疲れのサインでもあるので、
そのような状態になってきたら、意識的に1人の時間を作って休息したり、
あまり他人や他のことばかりに囚われず、自分自身の内面を見つめる時間を設け、
気力体力の回復に努めるキッカケにもなります。

僕は出張や旅行から戻ってきた時の荷解きや洗濯は
なるべく帰宅したその瞬間、その日のうちに終わらせるようにしていますが、
これについても、以前のブログでその理由をお伝えしました。

*「今、動く。今、やる。~後悔のない人生を送る究極の方法~」

汚れたもののエネルギーは怠惰で重くて少しでも放置してしまうと、
ずっとそのまま積み重なっていく負の側面を十分に理解しているので、
そうならないために、その日の用事はその日のうちに、
その日の整理整頓は、その日のうちに終わらせるようにしています。

整理整頓、特に水回りの中でも台所を綺麗に出来ない人たちは、
仕事も、人生もあまり発展的にはならず、
おまけに日々の色々なことでゴチャゴチャ悩みやすい
自ら色々な悩みを作り出して運気を停滞させてしまう流れを持っている人たちでもあります。

全ての人に当てはまる訳ではありませんが、おおよそにして、
クヨクヨ、グズグズ悩み続け、そのことだけに時間を無駄に費やしやすい人というのは、
それと同時に家の中の整理整頓や掃除が苦手であったり、
料理の時に同時進行で調理と洗い物などをする逆算が苦手な人の割合が高いものです。

心の中、魂の中が整理整頓されていないので、エネルギーにもそれが如実に表れ、
頭の中も整理されず、何を優先していいのか、次にどのような行動を取るべきなのか
冷静に瞬時に判断できずに、グズグズと停滞した時間を過ごしてしまうのです。

もうその時点で、自らの人生の運気を下げているようなものです。

台所は、その家のエネルギーの司令室でもあるので、
ここが滞っていたり、汚れていたりすると、家全体が淀んでしまい、
悩みも多くなるし、発展的にもなれないし、いつまで経っても
先が見えない、漠然とした不安に支配された残念な生き方を送るようになります。

1回の食事で使った食器や調理器具は、その都度洗う。
そして台所にゴチャゴチャ物を置かない。
なるべく清浄な状態を維持しておく。

とてもシンプルなことなのですが、これを毎日、毎日積み重ねていくと、
心の中にも色々な変化が出てきて、やがて、その人をより明るく発展的に
導く力となって、全ての運気が上がることもよくあるものです。

以前は、料理の一連の作業の大切さについて無頓着だった友人がいるのですが、
色々な経験を重ねて、本人の意識も変わってきたのか、
こういう作業が出来るように日々努力を積み重ねてきた結果、
仕事にしても、人生にしても、人との出会い運にしても、
より発展的に色々な出会いや次のステップのチャンスが訪れて
一歩一歩良い方向に進んでいる様子を、
その人の生き様を通して垣間見る機会がありました。

台所のエネルギーは、その位、その家に住む人の
運気の良し悪しに影響を与えるものですし、
もっと言えば、経済的、仕事運などもアップさせる大切な要になる場所だということを
忘れてはいけないと思います。

ただ、あまりにも潔癖過ぎるのも大問題で、
勿論、汚れているよりは絶対に良いのですが、
病的な綺麗好きのエネルギーは決してその人の運勢を良くする訳ではありませんから、
そのあたりも程度の問題というか、バランス感覚が問われると思います。

台所に神棚やヒヌカンをお祀りする、しないは別にして、
このような生き方、向き合い方が出来てさえいれば、
その家の台所には、確実に清々しくて温かく、豊かなエネルギーが宿り、
やがて、そこで生活する人たちの人生にも良い影響を与えてくれるものでもあります。

勿論、その逆も然り。

台所のエネルギーというものは、それだけ重要だということを念頭において
日々の生活と向き合っていけば、
おのずと運気は良くなっていくものだと感じています。

そのような意識で、改めて台所に立ってみられると、
また新鮮な気持ちで、これからの心豊かな人生の積み重ねが
出来るのではないでしょうか・・・。


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