聖なるダブルレインボー、突然現る。~予言通りのお導き~

山野本竜規

2014年02月16日 08:35



ブログの写真のサイズでは少し分かり辛いのですが、
これは、今日、ある地域に出かけたときに、ほんの1分足らずの間、
ちょうど古くからある神聖な教会の後ろに現れた虹。

しかも、輪が二重になっている(見えづらくてスミマセン)ダブルレインボーです。

僕自身、虹を見るのは本当に久しぶりな上、ダブルレインボー、
しかも神聖な古い教会の後ろに堂々と現れて、
1分も経たないうちにすぐに消えてしまったので
周囲にいた人は、誰も気付かずに、とてもとても得した気分になりました。

そして、「あぁ、あの予言通りだったな・・・。」と個人的にすんなりと納得がいったのでした。

「一体、何のことやら!?」と冒頭の文章だけご覧になれば
そう感じるかと思いますが、
実は、今回ポルトガル旅行をするにあたって、
その随分前、
沖縄に住んでいる心友でもあり、心から尊敬している同業者のジョン
「今度、ポルトガルとブラジルに行って来るね!」と
普通の会話をしていたところ、
突然、ジョンがどういう訳か霊視モードになってしまい
頼んでもいないのに、僕を守っている守護霊団から伝えられてくる
旅先でのメッセージを届けてくれたのです。

僕とジョンは、同業者。

霊視やリーディングは仕事以外の時には滅多に使わないのが普通であり、
その塩梅というか、距離感もお互いよく知っているからこそ
時々、こうやってお互いが何か感じ取ったことをシェアすることがあります。

その時(もう1ヶ月以上前の話。)、ジョンが
「ポルトガルでは、既に君を手招きしている良いスピリットが複数いて、
大歓迎しながら待っているよ。
古い教会か修道院に行ってみれば、そこで何があるのか分かるから。
そして、そこで受け取ったことを、しっかり書き留めておくといいよ。」と
さらっと伝えてくれたのでした。

スピリットとは、自然霊であったり、霊的世界のエネルギーであったり、
色々な霊的存在を指す言葉なのですが、
ジョンや僕にとっては日常茶飯事の事象なので
そのことで、あまり騒ぎ立てることはありません。

だから、ジョンから聞いたそのメッセージも、
「まぁ、ポルトガルで教会や修道院に行く機会があるかどうか分からないけれど、
そんなことがあったら、
そのスピリットたちから真摯にメッセージを受け止ろうかな。」という軽い気持ちで
あまり深くは考えておらず、ジョンには申し訳なかったのですが、
実際、ポルトガルに到着してからは
すっかりそのことを忘れていたほどだったのです(汗)

実は、今日、リスボン郊外の街を効率よく回る少人数制のツアーに参加して
周辺の地域を回っていたのですが、
その最後の最後の場所が、冒頭の教会の後ろに
ダブルレインボーが出現した場所だったのです。



土曜日は、朝から快晴。
最大8人乗りの小型のバンに乗って、世界から集まった人たちと一緒に回るツアーで
値段も安かったことから、何も考えずに申し込みをしたのですが、
集まった連中は、お世辞にもお行儀が良い人たちとは言えませんでした。

今回のメンバーは僕とイギリス人の女性が1人の参加。
そしてスペイン語を話す水商売の女性と、その人にぞっこんな
あまりもてそうもない髪が薄い横柄なイギリス人のおじさんの
旅行中限定の訳あり現地即席カップル、
また、同じくスペイン語圏のあまりお行儀が良いとはいえない中年カップルと、
担当のガイド兼運転手という計7人で回る珍道中。

こればかりは、その時の巡り合わせというものがあるので
ある程度は仕方のないことなのですが、
一緒に居合わせた瞬間から、「あぁ、こりゃ、この人たちとは絶対に合わないな。」と
本能的に感じる何かがあったので
適度な会話と挨拶を済ませたら、あとは助手席を確保して
1人、のんびり一番前の席で過ごすことにしました。

車中は、ガイドさんが、英語とスペイン語で
要所要所の観光案内をしてくれるのですが
スペイン語圏の人たちが、時間は守らないわ、大声で喋るわ、
マナーも悪いわで、ガイドさんも少し呆れ気味。

「いつも、こんな感じなんですか?」と尋ねると、
そのガイドさんは、「いやっ、ここまで大変なことは滅多にないよ。」と
本音を漏らしたくらい、残念な感じの人たちの集まりでした。

そんなメンバーを乗せたバンは、リスボンから北上し
約1時間で、ファティマという場所に到着。

ここは、その昔、小さな3人の子供たちの前に、
聖母マリアが出現して神託を伝えた・・・と言われている
世界中のカトリック教徒だったら誰もが知っている場所・・・らし・・いのです。

毎年、ある特別なお祈りの時期になると、
ポルトガル国内のみならず、世界中のカトリック教徒が
このファティマに集結し、ファティマ渋滞が起こるそうなので
とても有名なところなのでしょうね。

僕は、ツアー内容にこの場所が含まれていることを知らず、
僕が宿泊しているホテルのフロントで大雑把に、
「リスボン近辺の観光地に効率よく行けるツアーに行きたいのですが。」とだけ伝えて
申し込んだので、あまり詳細を把握していなかったのです。

相変わらず、行き当たりばったりの旅です。

 

だだっ広い、とにかく広い敷地に立派な教会などの建物があり、
ある一角(といっても、そこもデカイ)に人だかりが出来て
ちょうどミサか何かの最中だったのでしょうけれど、
あとからガイドさんに尋ねると、どうやら、そこが、聖母マリア出現の場所だったようです。

その一角だけあまりにも人が多すぎて、僕は避けて通ったため、
実際にこの目でその場所は見ていません。

カトリック教徒でもなければ、宗教そのものに関心がないので、
あまり見るものがなく、唯一、その立派な建物の美しさには、
素直にいいな・・・と思えましたが
正直なところ、10分も経たないうちに飽きてしまい(笑)、
観光客がわんさかいる敷地内から出て、
少し離れた場所で1人で休憩することにしたのです。

 

もともと、このファティマの施設以外は何もない
長閑な田舎の村なので、一歩、施設の外に出ると
とても静かで、のんびりした雰囲気が漂っていて、
どちらかというと、僕は、こちらの景色と雰囲気に感動しました。

・・・というより、施設の外に出て大自然を感じているときにこそ、
僕の独特のセンサーがピンと働いてしまい、
「あぁ、この辺りは、とても崇高なエネルギーが宿っているな。」と
ある種、特別なクオリティの雰囲気を感じていました。

それらを言葉で表現するには限界がありますが、
とにかく、崇高でとても静かで穏やかで特別な何かなのです。

それらを感じて、のんびり何もせずに過ごす時間が
どれほど平和で穏やかで幸せな気持ちだったことか・・・。

今回のポルトガル旅行では
自らの意志でわざわざ教会に行くことはないと思っていたのですが、
こうやって思いがけず、ファティマという世界的に知られた聖地に
足を運ぶことが出来て、これだけでも幸運だったと思っています。

ファティマの教会の建物は立派で、
そこを目指して世界各国から真摯な気持ちで
この聖地を訪れる人たちがいるのも十分承知な上なのですが、
やっぱり、施設の外の大自然のほうが、よっぽど落ち着いて
エネルギーの流れは断然良いと感じたのです。

その昔、ここがファティマ騒ぎになる前までは
本当に何もない、ただの田舎の村だったそうですから、
聖母マリア様も、そういうエネルギーの流れが良い場所を選んで
何かしらのメッセージを純粋な子供達に伝えられたのでしょうね。

僕は施設の外でのんびり過ごしてリフレッシュしてから
時間と通り、待ち合わせの車まで戻ったのですが、
案の定、他のメンバーは全員遅刻(汗)

どうやら、相当、敬虔なカトリック教徒のようで
大興奮して「マリア様のお膝元でお祈りすることが出来たわ!」と
ぎゃーぎゃー騒いでいたので、
心の中で、「お前ら、マリア様に祈る前に、マナーと時間を守れ!」と
1人でツッコミを入れながら、(たぶん、ガイドさんも同じ気持ち。)バンは次の場所へ・・・。





大西洋沿いにある、夏場はリゾート地として賑わう
ナザレという街。

丘の上から眺める街並みも絶景でしたが、
実際に海沿いのナザレの街に入ってみると、とても素敵な場所で
とてもよかったです。



このナザレという街のおばあちゃんたちは、
皆、オリジナルの伝統的な衣装を着ており、
あるおばあちゃんに「写真撮ってもいいですか?」と尋ねると
笑顔で、スカートを上げて素足を見せるセクシーなポーズをしてくれるので
しっかり撮影させてもらいました。
本当に可愛らしいおばあちゃんたちでしたよ。



このナザレでは1時間半の自由時間(ランチタイム含む)があったので
それぞれが好きなお店でランチを楽しみ、街の散策をしたのですが
ポルトガル自体、新鮮な海の幸が豊富で
写真のいわしの塩焼きも、ポルトガル人の大好物らしいのです。

味付けは塩だけ。日本人には懐かしい味付けで、
とても美味しかったので、ついつい、
いつもの癖で、綺麗に骨を並べてご馳走様。

もともと魚大好きで、子供の頃から骨についた身を残さず
食べてしまうほどだったので、
こうやってビフォーアフターを披露すると、
特に外国人は、とても喜んでくれます。

今回も、お店の人が、「アメージング!」を連発してくれて
僕の心もお腹も大満足。
海沿いの街・ナザレは、とてものんびりして長閑で
また訪れたいな・・・と思った場所でした。



そして、最後にやってきたのが、
オビドスという古い城壁に囲まれた小さな集落。

実際に城壁を歩いて街の全景を眺めることが出来る
誰が訪れても間違いなく楽しめる古い町並みが広がっていて
僕も夢中で、街の中を歩き回りました。



ここまでご紹介すると、純粋に旅行を満喫しているように思えますが、
観光自体はとても楽しくて良い思い出になったものの、
1つだけ嫌だったのが、同じグループの人たちのこと。

ファティマの時から遅刻はするわ、所構わず大声で話すわ、
とにかくマナーの欠片もない人たちばかりで
「こんな人たちと無理して仲良くしなくてもいいだろう。」と
自分の中で割り切って自由時間の時は1人行動をしていると
陰でコソコソと「あのアジア人、感じ悪いよね。」とか
「○○だから。」とか、日本人の差別用語を英語で聞こえるように言っているのを
何度か聞いてしまい、
その場で抗議しようかと思ったのですが、折角の旅行が台無しになるのも嫌だったので
無視して1人行動をするようにしていたのです。

ナザレの食事の時も、5対1。

別に無理して皆で一緒に食事をしなくてもいいはずなのに、
やっぱり嫌な連中は嫌な連中同士で集団になってしまい
僕も絶対に、嫌なグループに迎合することだけはしたくなかったので
多勢に無勢で、ツアー中、なんだか嫌な空気と雰囲気だったのです。

ガイドさんは、そのことに気付いていて
「あんなマナーの悪い人たちのことは気にしなくていいから、
好きなように過ごして下さいね。」とフォローしてくれたのですが、
実は僕、これが外国人であろうが、日本人であろうが、
場所がどこであろうが、こういうことが昔はよくありましたし、
今でも、時々ですが、同じような想いをすることがあります。

絶対に大多数の多勢に属することが出来ず、
かならず孤立するか、無勢の部類に属するかのどちらかで、
この生き方というか、流れについては、僕自身割り切っているところがあって
「そうでもしないと、信念は貫いて生きていけないからな。」と
いつも、そういう場面に直面すると
冷静にそのことを判断するようにしています。

去年まで暮らしていたオーストラリアの集団生活でも
状況は違えど、全く同じような環境、立場でしたし、
僕の人生は、いつでもこういう無勢の中で
自分なりの人生を築き上げていく連続です。

「多勢に属せないのは、残念かも知れないけれど、
これが僕の人生だし、それが嫌いではなく好きなところがあるから。」と
今回も嫌な連中を背にして、自由行動をしていたのですが、
最後の最後、オビドスを訪れた時に、その差が歴然と出ました。

それまでずっと晴れていた天気が、一気にどんより雲になったかと思うと
突然通り雨が降ってきたのです。
時間にして1~2分だったと思います。

僕も近くの軒先で1人雨宿りをして、また雨が上がった途端、
ふと目の前の建物に目をやると、
ブログの冒頭でご紹介したとおり、ダブルレインボーが現われたのです。

しかも、この虹、40秒ほどで消えてしまいました。

周囲にはこの時、誰もおらず、皆、雨宿りのために
店や建物の中に避難していて、誰も虹のことには気付きませんでした。
僕がもし、嫌々ながらでも、他の人たちと一緒に行動していたら
絶対に出会えなかった光景なのです。

40秒ほどの短い時間だったため、
しっかり目に焼き付けて、数枚の写真に収めるのがやっとだったのですが
気付けば、その建物は、オビドスの集落内で一番古い教会でした。



虹を見たのも本当に久しぶり、しかもダブルレインボー、
そして集落の人たちから大切にされてきた神聖な古い教会。

また思い返してみれば、ファティマの存在すら知らなかったのに
偶然、そこに連れていかれて、
施設の外で崇高なエネルギーの流れを感じることが出来たのも、
今、思い返せば、偶然ではなかったような気がします。

これこそが、大自然からのメッセージそのもので、
ここで何を受け取ったのかは、僕の中だけに留めておきたいと思いますし、
実は、それ以外にも、僕の中で、色々なミラクルが起こったのでした。

帰国したら、ジョンにしっかりこのことを報告しようと思っています。

人は、どんな人にでも与えられた宿命のようなものがあります。

多勢を好んで長いものに巻かれて生きる素材なのか、
無勢を好んで自らの力と信念を大切にして生きる素材なのか、
それは、その人それぞれの魂の素材、身の丈、目的がありますから
人によって全く違うものだと思います。

ですが、やはり、どんな不利な状況、
あまり歓迎できないような環境に身を置いたとしても、
自分の信念や自分の気持ちを曲げてしまうことだけは
絶対にしてはいけないと思うのです。

それを守り続けるが故に、この世においては時々、
色々な不都合が生じることもあるのですが、
その都度、霊的世界が「それで間違いないんですよ。」という後押しを
色々な現象を通して教えてくれるものです。

今回のツアーで、そのことを色々な角度から再度
気付かせてもらえたような気がします。

ポルトガル滞在も残り少なくなり、
そろそろブラジル行きの準備を始めなければいけません。

ポルトガルで感じたこと、心に残ったことは
ここではご紹介できないくらい沢山あって
そのくらい、とても有意義な時間を過ごさせてもらっています。

さっ、明日は日曜日(現在、こちらは土曜日夜12時前)。
この素直で穏やかな心の状態で、
引き続き旅の続きを楽しみたいと思っています。


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