いつもはランチで利用することが多く、
お一人様か、少人数の友人たちと一緒のことがほとんどなのですが、
実は夜のディナーも本当にお勧めで、4人以上のグループで、
ある程度、小食ではないお腹の余裕があるガチマヤー(食いしん坊)であれば、
パーティープランコースがベストかなと思います。
勿論、単品やセットなどでも十分なのですが、
4名以上で3日前の予約でしか受け付けていないパーティープランコースは、
乾杯のドリンク1杯から豪華な前菜、メイン、メイン、メイン、メイン、デザート、チャイと
とにかく普段は食べることが出来ないトルコの定番料理のオンパレードで、
どれも日本人の口に合う料理ばかりなのです。
おもてなしの前菜(メゼ)は、1つ1つが見た目も美しい上に
どれも笑顔になってしまうほどの繊細な味付けのものばかり。
手間暇かけて作られたフムス(ひよこ豆のペースト)は口触りも滑らかで
玉ねぎやトマトのスライスと共に、ピタという薄いパンのようなものと一緒に挟んで頂くのですが、
定番の味ながら、これがとても味わい深い美味しさでもあります。
前菜やフムスだけでも、「おっ、これだけでもメインになるのでは?」と思うくらい
大満足の量なのですが、ここからが本番で、次に最初のメインの
ケバブ料理が運ばれてきました。
牛肉のケバブにトマトソース、ヨーグルトを組み合わせた独特の味で、
これをピタの薄いパンに挟んで頂きます。もう絶品。
これだけ食べたし、もうそろそろデザートかな・・・と思いがちですが、
まだまだメインが続きます、笑。
イズミールキョフテというトルコの煮込みハンバーグが登場し、
このキョフテが色々なスパイスが効いており、
ジューシーでありながら、口の中で異国を感じられるほど様々な香りや
風味がミックスされるので、キョフテだけでもメインになるくらい。
そして次にピラフのようなご飯が出てきたと思ったら、
これは「ブルグル」という挽き割り小麦を炒めたもので、
おかずと一緒に食べる、言わば、トルコの主食のようなものなんだそうです。
噛み応えもあって、程良く優しい味付けなので、
キョフテやその他のメイン料理と一緒に食べると、より美味しく感じました。
そして、まだまだメインが続き、お次はラムとチキンのシシケバブ。
立派な銀の串で丁寧に焼かれたラムとチキンも、
甘辛く、様々なスパイスがまぶしてあるため、
先ほどのブルグルと一緒に食べると、この時点で既にお腹がはちきれるくらい
トルコ料理を大満喫しているな・・・と感じました。
料理の最後にトルコの家庭料理のマントゥ。
水餃子をガーリックヨーグルトで煮込んだもので、
とても食べやすく、これもスープの残りまでお持ち帰りしたいくらい
お腹も心も喜ぶ美味しさでした。
お腹もいっぱいになったところで、やっとこさ、デザートに辿り着きました、汗。
ドンドルマという有名な、トルコののび~るアイスです。
料理全般を担当しておられる優しい旦那さんのパフォーマンス付きですが、
グループだと、みんなで賑やかに笑いながらアイスを受け取り、ホッと一息。
あれだけ沢山の料理を食べたのに、不思議とこののび~るアイスは
これまでのお腹いっぱい脳がリセットされたかのように
あっという間に完食してしまうから面白いものです。
食感もよくて、料理の口直しにもピッタリなので、
最後はデザートと一緒に提供されるチャイを飲みながら
コース料理の余韻に浸る・・・という美味しく、お腹いっぱいの打ち上げでした。
料理はもちろん、個人経営でご夫婦お2人で料理と配膳までを行っている
アットホームなお店でもあるのですが、
何より居心地よく感じるのは、もう何年も通い続けて、一度たりとも
迷惑な客に遭遇したことがない・・・という客層の良さにあります。
沖縄でも珍しいトルコ料理専門店であり、お味は間違いなく最高、
その上、ある程度、事前に予約をしておかないと、いきなりの来店では
予約でいっぱいで入店できないことがあるほどの人気店でありながら、
客層は県外、県内、外国からのお客さん問わず、
皆さん、とてもマナーの良い方々ばかりで、
これぞ、ご夫婦お2人のお人柄の力なのではないかなと感じています。
正直なところ、沖縄で外食をする際、
勿論、お店や場所、家庭の躾の違いにもよるのですが、
基本的にはマナーが悪かったり、子供連れだと子供が
控え目に言ってもクソガキ、もっと言えばお猿さんのようにギャーギャー騒いで
DQNのようなバカ親は一切注意もせず、周りの客に迷惑をかけまくる家族が
多く目立つという大衆的なお店のほうが一般的なのです。
要するに週末の夜の外食は、動物園のカオス状態覚悟でないと、
なかなか快適な外食というのは望めない環境でもあるのです。
何度でも繰り返しますが、お値段やお店の違い、場所や家庭の躾など
様々な要素の違いがあるので一概に同じだとは言えないのですが、
どうしても、沖縄の子供たちの躾という点においては、
緩すぎるというか、外食でのマナーを教えないバカ親、または
その親の親の比率が高くて、不愉快な想いをすることが多いのは紛れもない事実。
それが一般的なので、何年も通っているけれど、ランチ、ディナー共に
大人、子供問わず迷惑な家族や客に一度も遭遇していない、居心地の良い、
雰囲気の良いお店、しかもリーズナブルなお値段で最高に美味しいお店となると、
本当にレア中のレアケースだと実体験から感じています。
そのような点においても、ケレベッキは沖縄では稀有な存在であり、
これからも、この雰囲気や味を守り続けながら、
ご夫婦お2人でお店を続けていかれるのだろうな・・・と思うと、
また次にこのお店を訪れる楽しみも倍増するものです。
・・・というより、既にこのブログを書いている最中から、
「さぁ、次はどの料理を食べようかな。」と再訪のスケジュールを立てているくらい、笑。
このように様々な点からも、お気に入りのお店が
自身の中であるというのは、それだけで心豊かな生活に繋がっていると思います。
また県外からの来客があった際や、お一人様でも、
このお店に通い続けることでしょうし、その度に、心もお腹もいっぱいに満たして
日々の活力に変えていきたいなと思えるお店ですので、
機会があれば、県外、県内問わず、ぜひ、足を運ばれてみて下さいね。
*お知らせ*
*5月3日(土)、7年ぶりの沖縄ナカトリモチ勉強会、参加者募集中。
*5月11日(日)、6年ぶりの東京ナカトリモチ勉強会、参加者募集中。
*県内、県外の土地家屋の鑑定、お祓い随時受付中です。