ツイッターで呟いた内容が全てなのですが、補足をすると、
僕がどこに一番、憤りを感じたのかと言うと、
「会社側の明確なミスや不都合さを隠して、不躾な変更依頼をしてきた。」という点。
今朝、届いた一方的なメールは、「会議室の変更お願い」というタイトルのもの。
メール自体はテンプレ定型文で、とても丁寧。
「予約していた会議室が急きょ、賃貸契約に切り替わったため、他の部屋に変更して欲しい。」という内容でした。
一見すると丁寧で、とても申し訳なさそうな謝罪の意も記されており、
全く問題ないように思える内容でしたが、これこそ「慇懃無礼」という表現が
最適で不躾なものだと強烈な違和感と憤りを感じたのです。
慇懃無礼とは、
表面上はとても丁寧だけれど、実は尊大で失礼な態度を表す言葉ですが、
今朝、予約していた貸し会議室を管理する不動産屋から届いた
メールの内容が、まさにそれだったのです。
僕は2か月前に会議室の予約と支払いを済ませており、
参加者の方にも会場の詳細などのご案内を送り、
あとは10日後に実施される本番の日を待つのみという状況。
そんな中、10日前の今日になっていきなり「賃貸契約に決まっている部屋なので
急きょ、会議室を変更して欲しい。」と。
しかも当たり前のように「別の小さな部屋が空いています。料金も安くなります。」と
こちらの要望も何も聞かずに、一方的に案内しようとする始末。
(全て一方的なメールで一方的に伝えられた内容)
敢えて広めの大きな会議室を予約したのは、丸1日、同じ空間で
真剣に色々な話をしていくのに、狭い空間だと窮屈だと感じたから。
「別の小さな会議室も空いているし、料金が安くなります。」の問題ではないのです。
こちらの要望も、何故、広い会議室を予約していたのかなどの事情も
全く考慮することなく、いきなり一方的に「変更お願い」という言葉だけは丁寧な
不躾な依頼をしてくる時点で、担当者の人格を疑ってしまいました。
「この人、仕事できるのか?」と。
勿論、あまりにも慇懃無礼で不躾な内容に僕はそれに承服するはずもなく、
「そちら側のご都合もあると思うのですが、
あまりにも都合の良い一方的なご提案には応じられません。」とその旨を返信しました。
そこでようやく慌てて担当者を名乗る若い女性から電話がかかってきたのですが、
終始、平謝りで「こういう時は謝り倒しておけばクレーマーも納得するだろう。」というような
上っ面の「申し訳ございません。」という姿勢がバレバレで話になりません。
一般的に仕事上のミスというのは誰でもするものです。
それ自体は仕方ないし、そのことで先方に迷惑がかかるのであれば
誠心誠意謝るのは普通のこと。
ですが、中には「とにかく仰々しく神妙な面持ち、声色で謝り倒しておけば、
相手はクールダウンしてくれるだろう。クレーマーも納得してくれるだろう。」と無意識のうちに
相手に対して失礼な態度を取る社会人も一定数存在します。
そんな時は僕も「謝らなくて結構ですので、何故、このようなミスが起きたのか、
そして今後の代替案は何か、説明していただけますか?」と
敢えて事務的に促すようにしています。
ただひたすら謝り倒すというのは、本当の意味で謝っているのではなく、
なんとかその場をやり過ごして切り抜けたい・・・という場合も多々あり、
これって逆に相手を馬鹿にしているというか、本当の意味で
相手と向き合っていないのを見抜かれてしまい益々信頼を失う言動の1つだと思います。
感情ではなく、理性で対応して欲しいものです。
・・・という状況がまさに今日のメール、電話対応だったので、
僕も「上辺だけの謝罪は結構ですから、代替案の提示をお願いします。」と事務的に伝え、
「そもそも賃貸契約で大きな会議室を借りるとなると、随分前から決まっていたことであろうに、
それを10日前になって一方的に知らせてくること自体が不自然で、
そちら側に何かしらのミスがあってこその連絡遅れではないでしょうか。」という旨を確認しました。
そのミスを隠すかのように、そこには一切触れず、
「賃貸契約が決まっていまして。」では、話になりません。
担当者も僕の質問に対し、電話口でしどろもどろになりながら
答えにならない答えを伝えようとしてくるので
「そういう曖昧な態度が余計に不信感を募らせるんです。
会社側のミスがあるのであれば、何故それを伝えず隠してごまかそうとするのですか?
そこが一番、私が憤っている部分なんです。」と伝えて通話を終えました。
その後、担当者からようやくまともなメール返信が来て、
会社内の連絡漏れで、予約していた僕への変更お願いの連絡が遅れてしまったこと、
そのミスを本来なら正直に伝えるところを怠ったこと(僕は誤魔化したと思っているけど。)
賃貸契約は少し先で、余裕をもってリフォームをするために空室にした期間だったため
通常通り予約した会議室は使えるという内容でした。
他に似たようなサイズの広さ、駅から便利なアクセスなどを考慮すると、
同じ会議室のものは、なかなかヒットせず(10日前ですしね、涙)
僕も不信感はありますが、結局、そのまま同じ会議室を借りることにしました。
うーん。
確かに一件落着のはずなのですが、正直、不愉快。
勿論、海外の雑でいい加減な対応に比べたら、
まだ誠心誠意向き合って対応して下さっているのは紛れもない事実なのですが、
逆に僕が疑問を呈することなく、相手の一方的な提案に「はい、分かりました。」と
何事もなかったかのように応じていたら、どうなっていたのでしょうか。
「しめしめ、こっちのミスもバレずに、上手くメールだけで変更手続きしてくれた。
ラッキー。」くらいにしか思わなかったのでしょうかね。
でも、どのような仕事においても同じことが言えますが、
このような、のらりくらり会社側や自身のミス、不都合さを隠しながら、
そのミスの被害をクライアント側に何事もなかったかのように押し付けるような姿勢って、
絶対に信用を失う行為そのものですよ。
今回は仕方なく、この会議室を使うかもしれませんが、
今後は二度と、同じ不動産会社の貸し会議室は使おうと思いませんから。
何度でも繰り返しますが、
仕事上起こってしまったミスなどは生身の人間なので仕方ありません。
ですが、そのミスに対し、被害を被った相手に何も不都合なことは知らせず、
相手の手間と労力を使ってミスの穴埋めをさせるような仕事を舐めた真似だけは
絶対にやるべきではありません。
必ずバレますし、何よりそこで個人としての信用も、
会社や組織としての信用も失うのですから。
これはある種の腐れ縁なのかどうか分かりませんが、
この手の仕事上での不躾なやり取りで苦労し、その都度、相手を諫めるという
定番の流れは僕の場合、不動産業者が圧倒的に多いように感じます。
そもそも僕自身、これまでの経験から不動産業者自体を信用していません。
中にはまともな会社、人もいるのでしょうけれど、圧倒的にその逆のものが多いので。
*「おとり広告、おとり物件にご注意を。~沖縄の殿様商売不動産事情~」
2019年12月17日
*「物件の騒音問題と反面クソ野郎。」2023年9月2日
*「ついに逮捕!沖縄で大流行した投資詐欺組織の関係者」2019年2月13日
ネット上では一時期、何かしらの言動で炎上し、過去の不都合な内容を
いつの間にか消して知らんぷりしているのがバレて
益々、炎上してしまう「消したら増える」という現象が話題になりました。
本当は正直に真っ先に伝えなければいけないミスや不都合なことを
意図的に隠したり、なかったことにするから、余計にそこが目立ってしまい、
全ての印象を悪くしてしまうという一連の流れは、
個人でも企業でも全て同じことが言えると思います。
*「消したら増えるの法則が再燃。~後ろめたい事実を隠す人たち~」2019年4月19日
このような事例から捉えてみても、
ミスや不都合なことで相手に迷惑をかけることになる際、
何よりも正直に、誠実に、相手と向き合う姿勢が求められると思いますし、
僕自身、公私共に、こうありたいなと居住まいを正しながら生活していきたいものです。
もしそれでも相手側が理不尽な要求をしてくるようであれば、
その時は毅然とした態度で、然るべき対応をとるのみ。
色々考えさせられた1日でした。