山野本竜規の続・ナカトリモチ日記
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天国からの伝言。

2012年05月01日

天国からの伝言。先月、アメリカから帰国直後、
伊勢・熊野ツアーの仕事のために大阪出張をしていた時、
「いざ、集合場所へ!」と準備をしていたホテルの部屋で
それは、突然、やってきました。

僕の普段の感覚、感情とは明らかに違う、不思議な気持ち。
所謂、世間一般で認知されている憑依現象です。

憑依と表現すると、とてもおっかないイメージがありますが、
別にこれは、どうってことありません。

生きている人の想いであれ、亡くなった人の想いであれ、
人は、何かしらの想いを誰かに対して向けているものなので
それ自体は問題ではありませんし、
憑依現象なんて、本当に気にするほどのものではありません。

ましてや、子供の頃の霊感が強いだけの体質ではなく、
僕は今ではプロの霊能者と名乗って仕事をさせてもらっている身です。

普段は憑依の影響なんて、ほとんど受けませんし、
受けたとしても、全然気にならないタイプです。

ですが、今回は、明らかに普段とは違った感覚でした。

しかも、じんわり温かい、とても優しい感覚で
それを感じているだけで、自然と涙が出てくるくらい
大きな大きな愛情を、ひしひしと感じるのです。

「はて・・・。一体、どなたが、このような温かい愛情を
僕を通してお伝えしたがっているのだろうか・・・。」

突然のことだったので、すぐには分かりませんでしたが、
その前日、はたまたそれ以前の出来事を、
よ~く思い返してみると、いました、いました、ビンゴの方が!

アメリカ帰国直後の伊勢・熊野ツアーだったので
僕には、あまり時間的な余裕がなく、
1つお断りしていた案件があったのです。

それは、友人の結婚披露宴で、新婦の亡くなったお父様からメッセージがあれば
手紙として届けてくれないか・・・というものでした。

依頼人は、竹内清文さん。
竹内さんのブログにも、その詳細が書いてあります。)

竹内さんが、新婦の友人代表としてスピーチをする際、
折角だったら、サプライズで、子供の頃に死別している
お父様からのメッセージを紹介したい・・・という提案があり、
僕自身も、それだったら喜んでお手伝いしたいな・・・と思っていたのですが
本当に申し訳ないことに、あまりにもタイトなスケジュールで
時間がなかったために、やむなく、お断りしていたのでした。

そして、その新婦は、竹内さんも、僕も共通の知り合いである
沖縄出身で、タイ在住の浦崎雅代さん
旦那様は、タイの方で、ちょうど僕がツアーをしている時期に
沖縄で結婚披露宴を行っていました。

雅代さんとは、以前、タイと沖縄でお会いしましたが、
本当に聡明で信念をしっかり持っておられる方なので
今回のご結婚で、直接、お祝いの言葉をお伝えする機会がなく
残念に感じていたまま、僕は時間に追われて大阪へ向かったのでした。

そんなこんなで、いざ、伊勢・熊野ツアーのため
集合場所へ向かおうとしていた、その時、突然、身体がピタリと止まり
じ~んわり、温かいエネルギーが身体中を包み込む感覚になったのです。

しかも、以前、どこかで感じたことがあるエネルギー。

そう、実は以前、タイに行って雅代さんにお会いした時も、
同じ亡くなった方が、何の前触れもなく僕の目の前にお越しになって
ほんの少しでいいから、メッセージを伝えて欲しい・・・と
目の前にいる雅代さんに、語りかけていたのです。

それは、雅代さんがまだ小さな頃に亡くなった雅代さんのお父様。

その時、お父様は、
「自分は志半ばでこの世とお別れすることになったけれど、
いつでも残してきた家族のことを見守っている。
そして、自分が生前ずっと心の中で秘密にしていた夢を
今、目の前の娘が実現してくれているから、思う存分、その道を進んで欲しい。」と
雅代さんにお伝えして下さいました。

僕も、最初は何のことか、さっぱり意味が分からず、
とりあえず、そのまま雅代さんにお伝えした記憶がありますが
よくよく話を聞くと、お父様は、とても勉強や研究が大好きな方だったそうです。

ですが、養うべき、守るべき家族がいるので
自分の本心はなるべく抑えて、生きていくための、食べていくための仕事を選び、
その仕事の業務中に、亡くなってしまったそうなのです。

雅代さんは、現在、タイの大学で、地元の学生たちに
色々なことをお伝えしていく先生でもあり、
また、ご自身も、色々な勉強、研究をしっかりされている方。

自然とお父様の意志を受け継いでいらっしゃったので、
そのことが、亡くなったお父様にとっては、よほど嬉しかったのでしょう。

そのようなナカトリモチをしたのが、確か3年ほど前の話。

それから時間が経って、今回の憑依現象に繋がったのですが、
この時も、とても温かい気持ち、優しい気持ちで
しばらく動きたくなくなるほど、愛情に満ち溢れた感覚でした。

それから、その発信源が何なのか、誰なのか、
冷静に霊査していくと、「あぁ、この方だったのか。」と
以前、霊視でメッセージをお伝えしたことがある
雅代さんのお父様がお越しになっていたことに気付いたのです。

ホテルの部屋から、いざ仕事に向かおう・・・としていた直前だったので
本当に申し訳なさそうに、
「ほんの少しでいいから、今、感じていることを娘や家族に伝えてくれませんでしょうか。」と
前置きをされた上で、メッセージをお伝えして下さいました。

霊的世界のメッセージは、この世の時間とか、会話の流れのような
この世的な感覚ではなく、一気にど~んっと、まとめてやってきます。

極端なたとえで言うと、1秒や2秒の間に、その全てのエッセンスを含んだ
メッセージが伝えられ、それを受け取った側が、
ゆっくり、ゆっくり解釈して、自分なりの言葉に変えて伝えていく・・・という作業なのです。

僕も旅行鞄の中にしまっていたパソコンを取り出して、
とりあえず、受け取ったメッセージを、文章におこしていく作業を
このリアルタイムの新鮮なうちにしていこうと思い、
とりあえず、全神経を集中させて、通訳というか、翻訳というか
手紙のような書き言葉に変えて、一気に書きました。

そして、それをPCのメールから、竹内さんに送信し、
今度は竹内さんが、手書きの手紙にしたためて
披露宴当日、サプライズで発表した・・・というリレー方式。

このような人の想いを繋ぐ工程、僕は大好きです。

また、そのメッセージを翻訳しながら、
文章として書いている最中も、あまりの優しさ、穏やかさ、温かさで
自然と涙がこぼれてきます。

「あぁ、こんなにも残してきたご家族のことを
 愛おしく、大切に感じておられるんだな。」と。

その手紙の全文はご紹介できませんが、
そこには、お父様が、
雅代さんが雅代さんらしい人生を歩むことを、とても誇りに感じているということ。

お父様が生きている時代は、自分らしい人生を歩むのが難しく
自分は、それを諦めていたこと。
大切な家族と、もっともっと一緒に過ごす時間を作ってあげたいと思っていたこと。
大好きな勉強をもっとやりたかったこと。

そして、その夢を、雅代さんが叶えてくれて、
それから先の幸せを、しっかり作っていって欲しいと願っていることなど
「あぁ、これが父親の本当の愛情なんだろうな。」と感じる内容でした。

雅代さんの妹さんで、僕も以前、霊視個人セッションをさせてもらったことがある
知加子さんも、ブログで、その時のことを書いておられます。

いつもという訳ではありませんが、
僕が何故、このように亡くなった方とコミュニケーションを取れるようになったのか、
これは、やっぱり自分自身では分かりません。
これも、体質の一部だと思ってます。

何度もお伝えするように、だからと言って、いつもという訳ではありません。

本当に必要な時だけ、何度も何度でもお伝えするように、
本当に本当に必要な時だけです。

基本、この世で生活する人は、この世の世界の人、
そして、あの世に旅立った魂は、あの世の世界の魂であり、
この世の人は、あの世の人の気持ちが分からないのが当然だからです。

「亡くなった人が何を感じ、何を伝えたがっているのか。」なんて
そんなこと、誰だって一度や二度は、知りたいと思うものですが、
そこで、ズルをすることは、僕はやってはいけないことだと感じています。

誰だって、特に死別した愛おしい家族や友人が
今、どのような状態で、どこで何をしているのか、
そして、「出来ることなら、もう一度、会話をしてみたい・・・。」と
思うことがあるもの。

長い長い人類の歴史の中で、人は、誰も平等に
この心苦しさ、寂しさ、切なさと向き合いながら生きてきました。

だから、僕は霊能者ではありますが、
特別なことがない限り、そのようなズルを助長するような、
はたまた更なる依存を生みかねない霊的世界の通訳は
いくら大金を積まれたとしても、やりたくありませんし、やりません。

また、たとえ、あの世の人からメッセージが伝えられたとしても、
それを全てお伝えすることは絶対にしません。
それも、その時の状況、場合によって違ってきます。

死別した人の気持ちを知りたいのは、誰もが同じ。

ですが、よっぽど特別なことでない限り、
それを知る必要はないと思っています。

僕の父も既に他界していますが、
霊能者であったとしても、父とコミュニケーションをとろうだなんて
考えたこともありません。

やはり、あの世はあの世、この世はこの世ですから。

この世の人は、あの世の人の気持ちは分かり辛いものですが、
確実にお伝えできるのは、
あの世の人は、この世の人の生き様、心境、全て理解しているということです。

もし、本当の意味で、あの世の人とコミュニケーションを取って
喜ばせたり、安心させたいのであれば、
常日頃から、正しい想い、明るい想いを以て
自分自身の心を幸せにしていくことが、何よりの、あの世の人たちに対する
素晴らしいメッセージになるものだと確信しています。

この世の人からしてみれば、一方通行のように思えますが、
その良い想いは、確実に、あの世の住人たちに届いています。

どうぞ、そのことを忘れずに、
日々の生活で、自分が今、出来ること、
自分の幸せは何なのか・・・ということを意識しながら
一歩一歩、前進されて下さい。

今回の天国からの伝言をナカトリモチさせてもらって、
改めて、あの世の人たちからの愛情をしっかり感じさせてもらった
素敵な出来事でした。

遅くなりましたが、雅代さん、ご結婚おめでとうございます。
そして、あの世のお父様、
どうぞ娘さんとご一緒に、その先の幸せを満喫なさって下さいね。


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5月20日(日)・沖縄ナカトリモチ勉強会参加者募集中です。
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